大朝日岳(小国口-角楢-祝瓶山周回)
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- GPS
- 16:31
- 距離
- 27.4km
- 登り
- 2,692m
- 下り
- 2,666m
コースタイム
- 山行
- 6:37
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 7:38
- 山行
- 7:33
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 8:49
復路の北大玉山分岐から祝瓶山方面へのコースは、赤鼻から長井方面へのエスケープが不便(下ってからの交通がない)ため、祝瓶山分岐まで登り切り、鈴振尾根の急坂を下りきる必要があります。
体力、天候、時間次第で、北大玉山から角楢小屋下山(こちらも急坂&怖い吊り橋あり)、もしくは、小国口下山の再考もありと思いました。
天候 | 10/3 曇り後晴れ 10/4 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山口にポストとトイレあり(届け用紙がなくなってました)。 ・角楢小屋コースの麓から3,4番目の吊り橋はかなり傷んでます。 ・大玉沢吊り橋〜北大玉山分岐、祝瓶山の鈴振尾根ともにかなり急坂です。 ・北大玉山から大玉山の下りまで稜線の東側にコースが作られており、少々歩きにくいです。今年は仮払いもしてないようです。 ・あまり人が歩かないためクモの巣多いです。 |
その他周辺情報 | 「りふれ」で汗を流しました。300円 |
写真
感想
朝日連峰の未踏コースチャレンジとして、未踏区間の角楢小屋〜北大玉山間と祝瓶山の鈴振尾根を歩くことができる、小国口からの角楢小屋〜大朝日岳〜大玉山〜祝瓶山を周回コースにしました。このコース、いろいろあってちょっと感想長めです。
20年ほど前に現在の大玉沢吊り橋のワイヤー運びをお手伝いしたものの完成を見ず下山し、いつかは完成後の橋を渡りたいと思いつつ、機会を逃していました。最近、他の方の記録で、3つ目の吊り橋とあわせてかなり傷んでいるとの情報があり、通行可能なうち(橋が落ちる前)にと思い、往路で通ることにしました。
1日目
台風が寒気を引き込んだ影響で朝まで雨、20年ぶりで不安でしたが登山口に無事到着。日帰りで同じコースを歩かれる方と駐車場でお会いし少し安心。
角楢小屋コースは稜線取り付きまで4つの吊り橋があります。2つは踏み板タイプですが、残り2つはV字で足元に10cmほどの丸太を取り付けたタイプ。
問題の後半2つの吊り橋ですが、ワイヤーの緩みと切れ、踏み板(幅15cm)が一部落ちています。ようやくで完成した橋と対面することができましたが、20年という歳月を感じる山行となりました。
大玉沢から先がいよいよ未踏コース。急とは聞いていましたが、噂通りかなり急な登りが標高差で600mほど続きます。蛇引清水を過ぎて傾斜がゆるみますが、最後標高をあげながら北大玉山の分岐に合流。
このころには天候も回復傾向で、ちょうど見頃の紅葉が圧巻でした。1500m付近が紅葉のピークで、自分が歩くコースだけでなく、遠く御影森コースも稜線が赤くなっているのがわかります。
平岩山手前の分岐までは、朝にお会いした単独行の方とすれ違ったのみでしたが、分岐からは日帰り周回の方とすれ違うようになり、一気ににぎやかに。最後、標高差300mを登り切って山頂到着。
天気はすっかり回復し、山頂には次々と登頂者が。小屋が込みそうなのであまり長居せず小屋におり、2階の空いている場所を確保することができました。この日、60名くらいは泊まっていたと思います。久しぶりの混んだ大朝日小屋でした。
この晩、天気はいいものの風がつよく、また、換気のため一部窓をあけており、体は疲れているもののなかなか寝付けませんでした。
2日目
長丁場のため、前の晩にお湯を沸かして水筒にキープし、朝食はどこかでとることにして5時過ぎに小屋を出発。風がかなり強いものの、天気は快晴。山頂で日の出を見て、6時前には山頂を出発。
朝日を浴びて、稜線の北東側の紅葉がより鮮やか。平岩山分岐で、御影森コースを下山する方と別れ、気合をいれて下山開始。
途中のエスケープが困難なため時間設定して歩いていましたが、予定より早く北大玉山分岐に到着したため祝瓶山まで行くことに決定。大玉山のきつい登りも、素晴らしい紅葉のおかげで順調にクリアし、赤鼻の分岐まで到着。ここからは、祝瓶山までの標高差400mの急登が待ち構えています。
この区間、痩せ尾根のためかなり高度感がありますが、一歩登るごとに景色がひろがり、気持ちのよい登りでした。分岐に到着すると待っていたのは祝瓶山南面の圧巻の紅葉でした。この2日間で一番かも。圧巻の紅葉におなかいっぱいで、山頂はパスして下山することにしました。
分岐前後で6名ほどの日帰りの方とすれ違いました。みなさん、今日の天気と紅葉に大満足の様子でした。このコース、ようやく人に会えました。
下山につかった鈴振尾根は、祝瓶山のメジャーな登山コースなのですが、これまた急なコースでした。感覚的には中ツル、御影森、日暮沢より急と思います。この日は下りで風もあったのでまだましでしたが、大荷物での下りはかなりヘビーでした。
駆け降りるように下ってようやく角楢小屋コースとの分岐に到着。分岐すぐに小沢があり、冷たい沢水で顔を洗うことができます。
その後、ブナ林の小路を15分ほどで大石橋を渡って無事登山口に到着。
いやあ、長かった。少し不安があったのですが、北大玉山分岐からなんとか歩き通すことができました。
吊り橋との再会、圧巻の紅葉、未踏コース踏破、一期一会etc 充実した山行となりました。これまでの山行でも充実感はかなり高めでした。
登山道を整備されている方、山小屋関係者、お会いした方々、ありがとうございました。
コメント
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しかしおっくんのこのコース凄いですね…紅葉の色付きも最高ですが丸太の吊り橋怖すぎです😅
お互いに無事に下山出来て良かったです。
今回、初めてのソロでしかも避難小屋泊…不安もありましたが過ぎてみたら最高の大朝日岳登頂ができました。
山を愛する人に悪い人はいないって…今回もそう思いました。
また、どこかでお会いできるのかなぁ??…これからも息子さんと山歩き、楽しんで下さいね♪
コメントありがとうございます&先日はお疲れ様でした。
また、その後も東北遠征続けられているようですので、東北の秋を満喫していただければ幸いです。
hana356さんくらい歩かれていれば、朝日鉱泉からの鳥原ー御影森周回で良かったと思います(古寺ではきっと物足りなかったのでは)。朝日鉱泉からの登山者でも往路/復路どちらか中ツルを使う方が多く、外周を周回する方は少ないです。自分もどちらかは中ツルを選ぶかな。
特に御影森は静かで景色が良くて朝日の魅力満載のコースです。が、行程が長いためオススメするのに気を使います。正直、オススメして良かったか少し不安だったのですが、2日目の大朝日岳からの下りの足取りを見て、hana356さんなら大丈夫と確信しました。たぶん、小国下山でも問題なかったと思います。
100名山完登後、また朝日・飯豊にあそびに来てください。たぶんあと20年は通っていると思うので。100名山制覇、陰ながら応援させていただきます。
最後に、最終の街が仙台なら牛タン・蠣、山形なら芋煮、そば、ラフランス(出荷は11月かも)あたりを是非楽しんでいってください。
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