タンボ平から内蔵助谷への紅葉周回山行
- GPS
- 12:03
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 2,277m
- 下り
- 2,542m
コースタイム
- 山行
- 3:41
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 4:22
天候 | 両日晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
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感想
紅葉の季節が始まった。穂高涸沢でも見頃とのニュースだが、僕のお気に入りは内蔵助谷。岩山と紅葉の組み合わせに残雪が加わる。それを独り占めする熟達向けルート。コロナの情勢が沈静化し、アルペンルートでは富山と近隣県民限定の黒部湖往復半額チケット販売が再開した。これを利用することと、浄土山の小屋に泊まれる僕の特権を活かした計画を考えた。黒部湖起点の周回は、大町から入る人はやるだろうが、富山から入る人は費用面から普通はやらない。
当初は黒部湖から出発する完全周回を考えていた。初日黒部湖になるべく朝早く着きたいのだが、木曜日にWEB予約できた立山ケーブルは8:20出発。始発の6:40かそれに近い時間に乗り換えられないかと、早く来てみたが変更できるのは7:50以降。対して変わらないのと、変更手数料500円かかるのでそのままとした。これで黒部湖まで行くと10時を過ぎる。それでは浄土山に着くのが遅くなるので、今回は黒部平でアルペン乗車は打ち切りにし、黒部湖-黒部平間の約2時間を短縮した。
室堂周辺の立山西側と比べて、東側の紅葉が素晴らしいのは大観峰に着くと一目でわかる。一般観光客は、ロープウェイ乗車中と、黒部平から見上げるタンボ平の紅葉を楽しめる。黒部平から黒部湖周辺はまだ色づいてない。登山者は見頃の紅葉の真っただ中に踏み込んで行くのだ。
黒部平から、最初は空も見えない樹林帯内を行くが、標高を上げて樹高が低くなると見通しが次第に良くなり、稜線方向の紅葉やロープウェイの行き来を眺めて歩くようになる。標高2000mを越え、タンボ沢の通過から東一ノ越直下までが紅葉も最高潮であった。上から下りてくる登山者は少なくなく、10pt近く会ったように思う。東一ノ越にも多くの人達がのんびり過ごしていた。青空と紅葉、後立山のパノラマ、眼下に黒部湖と極上の休憩地だった。
東一ノ越からは眺めが一変し、雄山谷越しに龍王岳、鬼岳、獅子岳を望み、一ノ越へとトラバース道を行く。一ノ越で途端に人口密度が上がり、雄山へと登山者が群がっているが、僕はそちらへは明日、今日は反対側の浄土山へ。30分ほどで浄土山南峰の、富山大学施設に到着。ワンゲル部員10人以上が、小屋管理で換気設備の整備、部屋床のワックスがけ、薪材の日干しなどを手分けして行っていた。まだ十分明るいので、僕は龍王岳へ散歩、下りて来ると霧が上がって来て夕景はなくなった。
翌日、未明に外に出ると星空が広がっていた。夜明け前の黎明の中、浄土山を後にして一ノ越に向かう。土の部分は踏むとザクッと音がして踏み込め、霜柱が出来ていると分かる。寒くて、下りで始まるのでなかなか体が温まらない。雄山に登っている間に、龍王岳に、そして薬師岳に朝日があたり出した。西斜面にいるので昇る太陽は見えない。雄山に着いて日射しを浴び、ようやく体も温まった。
雄山から大汝山、真砂岳と人の行き来が多い。真砂岳から内蔵助山荘への下り道に入ると急に人がいなくなる。内蔵助山荘は営業終了しているが、まだ小屋締め作業中なのか小屋の人は中にいて、発電機も作動していた。
内蔵助カールの紅葉については、ウラシマツツジなどの背の低い植物が所々で色づいている程度で大したことは無い。カールより下の急坂地帯に入ってからが紅葉の本番。歩いている周囲の木々も綺麗だが、北側の真砂尾根2584p南面の紅葉が良い。木だけが並んでいるのではなく、岩稜とのマッチングが素晴らしい。急坂地帯を抜けると沢越え、ここには例年秋でも残雪がある。白い残雪、紅葉の山肌、白基調で紅葉が混じる岩稜、それに青空が付いて最高の景色の独り占めである。ただ今年の残雪はかなり少ない。
内蔵助平まで下りてくると、紅葉は局部的になり、それより下は始まっていない。なので気分的には消化試合。内蔵助平の橋から黒部川への道に入ると、この谷で初めて、それも立て続けに3ptと出会った。いずれも中年からご年配の男女ペア。そして以後ダム下までまた誰にも会わなかった。内蔵助平に10時半だから黒部ダムは7時頃の最初のバスで来たのだろう。
黒部川への道はアップダウンが多くて下り方向でも楽ではないとの印象があり、去年テン泊装備で通った時はその通りだった。今回荷物が軽いので大分楽に感じた。出会い手前のガレ場も、以前より縮小して楽勝だった。黒部川沿いに出れば、この時期は整備完璧な遊歩道、観光放水中のダムが見え、橋を渡って最後の休み、一気にダム上へと登って実質行動終了となる。後は観光客に混じってダムを歩き、ロープウェイでは昨日の登路を俯瞰するなど、余韻に浸りつつ帰って来た。
コメント
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ダンボ平は色とりどりで最高の紅葉でしたね。
途中、スライドしてたんですね?
残念、気が付かなかった
青服に青ザックのボロボロのおっさんを見かけませんでしたか?(笑)
今、思い起こせば樹林帯でNishidenさんっぽい方とすれ違ったような・・・。
それにしても、いつもながらの凄い健脚ですね。
またどこかでお会いできたらよろしくしてください。
GPS記録と記憶を突き合わせれば、11:33に標高2140mで僕がタンボ沢に下りようとし、raubouさんが沢から登り返しているときじゃないでしょうか。
2016年5月に鍬崎山で会って以来だったのにね。
それにしてもタンボ平の紅葉は最高で、良い時期に行きましたね。
田圃平、たんぼたいらですよ。
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