雲取山〜石尾根【3度目の正直】
- GPS
- --:--
- 距離
- 32.5km
- 登り
- 2,379m
- 下り
- 2,658m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
高丸山〜六ツ石山間に真新しい倒木がいくつかあった |
写真
感想
台風一過の晴天とバイトの休日が重なったので、過去2回訪れたものの晴れたピークに立てなかった雲取山を目指すこととする。
最後に行ったのは、もう9年も前になる。
あわよくば、大雲取谷でもと思って一応沢装備も持参。
バイト後に電車に揺られて奥多摩駅まで。前回と同じくステーションビバーク。要は野宿。
寒いけど、お湯を沸かして湯たんぽにしたら大丈夫だった。
朝6時、始発のバスの乗り込んで、日原を目指す。
登山者が3人。みなどこへ行くのだろうか。
日原から日原林道を歩いていく。
日原川の高いところに付いている林道だが、時折見える日原川はとても深い峡谷で、なかなか見事流れだ。
奥多摩の黒部とでも名付けたらどうだろうか。
1時間半ほどで、富田新道の入口だ。ちなみにここから大ダワ林道も伸びているが、現在は通行止め。
富田新道に入って直ぐに大雲取谷を吊り橋でわたる。ここが入渓点だが、見た瞬間に水量とその深さに遡行は速攻で断念する。
そのまま、富田新道で雲取を目指す。
しかし、11月になろうというのにこの辺りは葉が青々としている。いったいいつになったら紅葉が始まるのか。
最初のほうは傾斜がきついが、ガンガン登って標高を稼ぐ。
すると、徐々に葉が色づいてきた。赤や黄の紅葉が青空に映えている。
この辺りが1500〜1700mくらいが最盛期といったところだ。
1700mを超えると尾根は緩やかになる。その代わり、葉は散り気味。
日差しが暖かく歩いていて気持ちがいい。
そんなこんなで小雲取山へ辿り着いた。
どうでもいい話だが、北海道でいたのでどうしてもポン雲取と読みたくなってしまう。
で、あっという間に雲取のピークへ。
三度目の正直。ようやく晴れたピークに立つことができた。
富士山や南アルプス、大菩薩や奥秩父の山々が見渡せる。
9年前に歩いた長沢背稜、初めて登った御前山を始めとする奥多摩三山も望むことができる。
さて、出発してから4時間あまりで付いてしまった。
当初の計画では、七ツ石から鴨沢を目指す予定だったが、それではあまりもあっさりした山行になってしまうので、鷹ノ巣山を経由して、奥多摩駅を目指すことにする。
ひょんなことで、石尾根縦走に切り替わった。このルートも9年前に長沢背稜からつないだルートだ。
当時は2泊3日でいったルート。そのうちの2日を1日で行く。
そもそも最初に雲取を目指した時なんて、初めてのテント泊山行でひぃひぃ言いながら登ったものだ。
あの頃から成長したのか、あの頃がショボショボだったのか、荷物が軽いためか。
それにしても、カラマツの紅葉が綺麗だ。
小ピークやポコに律儀に巻き道がついているが、ひよらず一個一個登っていく。
こっちのほうが律儀か。眺めもよく、振り返れば雲取を望むことができる。
少し、ハイペースで来たせいか高丸山のあたりからコンタ上げがしんどくなってくる。
日陰名栗山のあたりには真新しい倒木もあった。前回か、前々回の台風によるものだろうか。
なぜか日陰名栗山のピークには大量のモグラ塚があった。
ところどころにある美しい紅葉を見つつ、鷹ノ巣山を目指す。
前回来た時は名の通りタカを見かけたが、今日はカケスばっかりだ。
ここからはもう下り一辺倒だ。
落ち葉や枝で、ポコを巻く道より尾根上を行く道が不明瞭になって分かりづらい。
カラマツから混交林に移行しかかってるところで、ふとキノコが目についた。
なんと、ハナイグチ。ずっと北海道のカラマツ林で探しても見つからなかったのに、こんなところでお目にかかれるとは。
無駄に1人で興奮する。その後も注意していくといくつか見つけることができた。
もうあとは、滑ったりしながら下っていくだけ。
下るにつれ季節は逆行し、再び葉が青々としたころに人工林に突入し石尾根の入口である羽黒神社に辿り着いた。
あとは奥多摩駅まで疲れた足を引きずって辿り着いて、電車に転がりこんで家路についた。
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