6泊)奥秩父主脈縦走
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- GPS
- 44:53
- 距離
- 71.3km
- 登り
- 5,373m
- 下り
- 4,820m
コースタイム
- 山行
- 5:09
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 5:23
- 山行
- 7:15
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 7:57
- 山行
- 7:26
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 8:38
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 5:49
- 山行
- 7:39
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 7:59
- 山行
- 7:12
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 8:30
天候 | 晴れたり曇ったり雨パラリ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
さまざま |
その他周辺情報 | 平日が多い行程なのに、けっこうハイカー(時にはトレイルランナーも)がいらっしゃるのにオドロキ。緊急事態宣言明けを待ってたんですかね?(オマエモナー) |
写真
感想
緊急事態宣言明け、仕事もおおむねヒマ、満を辞して乗れこのビッグウェーブ(?)。というわけで、いよいよ6泊で「奥秩父主脈縦走」の決行です。
【1日目】
電車の時間を間違えて、まるまる2時間をロス(我ながら先が思いやられる)。
で、留浦(とずら)行きのバスに乗車、バス着後さっさと歩き始める。気温が低いのはありがたいが、どんより曇り。時間ロスで気がせくのか、それとも久々の18kgザックが重すぎるのか、息が切れる。いつもは楽しい石尾根も今日はツラ。それでも小雲取山を越えて、雲取山荘へのまき道に入ったらその原生林的な森に魅せられてリラックスできました(←15時には着けるメドが立ったから)。
【2日目】
昨夜、雲取山荘・テン場では度々突風が吹き、熟睡は得られませんでしたが、山中の峰々を越えて風がやって来るサウンドがなかなか愉快でした。
さて、今日ピークを踏むのは雲取山のみにもかかわらず、すでに疲労感がハンパない(←まだ2日目)。「なぜこんな修行をしなくてはならんのか」「ココからの下山ルートは…」と、帰りたがるもう一人の自分を「あと二時間歩き続けるだけだから…」などとナダメスカシ、なんとか進む。とは言え今日のルートはあまり代わり映えしない雰囲気・歩きづらい道でさらに修行感が増しました。明日は山ノ神土から先はお初の道。どうなるか。
夜、地震があったんですね。翌日甲州市が見えるポイントでネット繋がったら、子供たちから心配のLINEが来ててビックリ。
【3日目】
将監小屋・テン場の昨晩は穏やかな夜で、よく眠れました。
朝は雲はあるものの快晴。疲労感もあまりなく、気分良く出発。
前回、和名倉山へ行った時は悪天候だったので初っ端からレインウェアを装着していたので忘れていたのが、笹藪の茂り具合。山ノ神土から先は藪漕ぎに近い印象が強かったのですが、すでに山ノ神土までに腰までの笹藪の朝露で、下半身はビチョビチョ(靴の中は水が入った長靴状態)。ちょっと引き返してレインパンツを履けばよかった。
それでも唐松尾山辺りから尾根に乗ると、道の雰囲気も変わってきて、飽きることなく歩き続けられました。時折開けた場所が現れるととても気持ちよく、特に笠取山を過ぎてからはその素晴らしい景色のおかげで、身体はツラくても気分はよかったです。つくづく人間は気分の生き物だなーと思います。また今日は積極的に水分を補給したのもよかったようで、この二日間よりずっと好調でした(それなりにヘロヘロ)。やはり、1〜2泊程度の山行とは違い、長いスパンで身体のコンディションを維持できるように考えることが大事なようです(でもまだウンコが出ないンだよねー)。そんな長い行程と湿ったソックスのため、踵が靴ずれなりかけ、テーピングを施しました。
明日は甲武信小屋までグッと高度を上げる。
【4日目】
雁坂小屋テン場は静かで落ち着いたイイところでした。秩父の川又から入る計画もすでに立ててたり…。ただ昨夜は例によって風が強く、熟睡はかないませんでした。
朝は曇り、というかガスの中。それでも出発、雁坂峠まで来ると山梨側からの強風でガスが流れる様に遭遇、素晴らしい景観を堪能できました。しかし、しばらく進んで雁坂嶺で朝食をとっていたらアッという間にガスに覆われ、山梨側からの強風と相まってガスが流れ続け、今日の目的地、甲武信小屋まで小雨がぱらつく事はあっても晴れ間はまったくありませんでした(天気予報とまったく違う!)。開けたスポットがそこかしこにあったのに残念です。
今日のコースは所々に露岩帯やシャクナゲのトンネル、開けた笹原、苔に覆われた倒木帯などが交互に現れるカンジで奥秩父感が著しかったです。東破風山の登りはキツかった。でも今日の行動時間は短いので、甲武信小屋テン場でゆっくり休息。
この旅では激しい運動ゆえあまり食欲が出ないのですが、小屋に着く直前でナゼかめっちゃ空腹感。チェックインと同時にうどんを注文。ほぼ「どん兵衛きつね」でしたが、うまかった〜。
こちらは人気の小屋なんですね、タイミングもあるのでしょうが、小屋泊は満員(コロナ対策で収容人数は少ない)。天気悪いけどテン場もぼちぼち埋まっています。日曜日でもけっこう泊まりで皆さん、山へ行ってるんですね〜。
【5日目】
夜明けとともになんとなく起き出す(テン泊者・小屋の朝食の準備の音が…)。まだ暗い空は、星が満天の晴れ。今朝はすでに腹が減ったので食事を済ましてから出発、甲武信ヶ岳へ。山頂手前〜山頂まで、快晴での遠望スポットがサイコーでした。その山頂から国師ヶ岳へのルートが見え、「ユル勾配、でも長そう」に感じました。さもあらん細かいアップダウンの道程は苔深い倒木の森、そして国師のタルから本格的な登り。「緩い、でも長い!」この縦走でいちばんツラく感じた登りでした(でもそれなりにリズム良く登れた)。ココの山頂も抜群の景色。ちょっと先の前国師の展望も、歩いてきた縦走路が見えて感慨深し。
さて大弛小屋まで下ったはいいものの、小屋はお休み(テン泊要予約の意味は?)。カレー食べたかった!
テン場は独り占めだったので、道路に面した日当たりがいいところでテント干し。明日の天気は下り坂らしいので、早く出発する予定。天気次第では瑞牆山登頂と富士見平小屋テン泊もパスして帰るかも。今日はドピーカンだけどホントに雨降るかな?(天気予報、モウ信じられない)
【6日目】
4時起床、やはり曇り。前線の高度が高い雲がやって来るカンジ。5時半出発、この旅のクライマックス金峰山へ。イイ感じの森や露岩帯、途中、良展望の朝日岳を抜け、みんな大好き金峰山山頂へ到達。五丈石の神々しさにジーンとしました(霧をまとった姿で五割り増し)。久々に感動らしい感動をしました。
さて、そこからは長い下り。天気は悪化傾向なので瑞牆山は諦め、悪天テン泊ももうイヤ。富士見平小屋はじめ、当日宿泊できるか片っ端から電話、皆さんお休みですって!(←平日だからね) 富士見平小屋でカレー食べたかった(←しつこい)。このまま帰っちゃうのはゼッタイイヤなので、増富温泉・津金楼さんへ当日予約(大人の贅沢)。で、富士見平から舗装路をテクテクしてるとバスとすれ違い「平日バス便があるんだ!」の衝撃。「途中追い越されざまに乗せてくれっかナ?」と、いらん想像をしつつ、徒歩再開、しばらくするとみずがき山荘に駐車していたジムニーシエラが横付けに停止、「乗っていきます?」
神がいた。
ありがたく増富温泉まで乗せてもらう。聞けば山好きが高じてみずがき山荘他、イロイロバイトをしつつ増富温泉をベースに山をやってるんだって!ラジウム温泉サイコー(?)!
【この山旅の総括】
満足感120%の修行山行。
一週間ぶりのビール、きくーっ!(←修行と思ってガマンしてみた)
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