ヒジキ滝・笹峠道出合（コメカイ道整備）朽木栃生より

2021年10月24日(日) [日帰り]

• GPS: 07:15
• 距離: 9.3km
• 登り: 728m
• 下り: 726m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:34
• 休憩: 2:19
• 合計: 6:53

9:21 白倉岳栃生登山口
9:30 9:30 釣瓶岳登山口
9:33 9:35 地蔵峠・釣瓶岳登山口
10:37 10:38 コメカイ道出合
12:36 14:10 ヒジキ滝
14:36 15:13 笹峠道出合
15:30 15:30 コメカイ道出合
16:02 16:07 地蔵峠・釣瓶岳登山口
16:10 16:10 釣瓶岳登山口
16:14 白倉岳栃生登山口

コメカイ道では、登山道整備をしながら進んでいます。コースタイムは、参考にはならないと思います。

天候

晴れ後薄曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

栃生橋の西詰めの広い場所に駐車させて頂きました。ヤマレコでは、白倉岳登山口と表示されます。

コース状況／危険箇所等

　朽木栃生の登山口から、コメカイ道出合までは、ハイキングコースです。多少、倒木はありますが、普通に歩けます。
　コメカイ道出合には、警告文がありますが、コメカイ道整備の為、入ります。コメカイ道は、難コースですが、トラロープ設置等の安全対策がしてあります。熟練者向きです。
　今回、ヒジキ谷の西側の稜線を、笹峠道出合に向け上っています。登山道ではありませんが、普通に歩けました。

写真

10/24 9:22

安曇川西側の駐車地を出発して、登山口へ向かいます。爽やかな、気持ちの良い登山日和です。

10/24 9:28

R-367からの登山口です。此処で、自転車で来られている大学生と、少しお話をしました。彼とは、笹峠道出合で、再度、会います。

10/24 9:35

旧集落跡の登山口ですが、直進します。

10/24 9:37

堰堤工事用の作業道から、左へ、ショートカットで、杉林を上ります。

10/24 9:42

登山道に乗りました。

10/24 10:37

コメカイ道出合です。コメカイ道は、難コースなので、警告メッセージがあります。

10/24 10:53

上って行って、最初の鞍部の標識です。鹿の角磨きで、毎年、壊されて来ています。

10/24 10:56

この日、テストを行う、GARMIN Astro 220です。駐車地の車中に、発信機をセットしてあります。ほゞ、西で、距離1.45kmです。

10/24 11:07

コメカイ道整備の為に、ヘルメット、ハーネス、スリング・カラビナ等を身に付けます。

10/24 11:30

苔むす、トチの大木です。

10/24 11:32

直ぐ近くの、この辺りで最大のトチの巨木です。いつもの様に、挨拶をして、下を通り抜けて行きます。

10/24 11:33

この日、見掛けた、只、一つのトチの実の殻です。

10/24 11:36

古のコメカイ道の姿が残っています。

10/24 11:40

レスキューポイント「地蔵峠 1」です。

10/24 11:42

此処では、1.75kmです。方位は、ほゞ、西です。

10/24 11:45

2018年、倒れたコナラの大木です。根に付いていた土が、大部分、無くなりました。

10/24 11:50

上方を迂回して来ました。両側にトラロープがあります。

10/24 11:56

ワリ谷源流部のトチの群生帯の中の苔むす巨木です。

10/24 11:56

隣のトチの大木の下のトラバース道の、落ち葉と土石を掻き出します。

10/24 12:02

転落防止の為、スリングとカラビナを使います。右は、リュックの確保用。左は、ハーネスと繋がっています。

10/24 12:11

搔き出しました。トラロープがあります。

10/24 12:16

Astro 220のMAPを見ると、コメカイ道・笹峠道も載っています。GARMIN JAPANの登山地図 Ver.2なので、載っている様です。

10/24 12:37

此処から、ヒジキ滝へ下ります。谷底まで、トラロープが設置してあります。

10/24 12:41

谷底が見えます。左岸のトチの大木を横から見ています。ある意味で、珍しい体験です。

10/24 12:45

此処は、土が雪崩で落ちて来ていますので、搔き出します。

10/24 12:49

大体、搔き出しました。

10/24 13:04

ヒジキ滝です。

10/24 13:06

ヒジキ谷の底ですが、方位は、西。距離、1.95kmで、HOLD状態です。素晴らしい性能です。昨日、発信機を交換しているので、少し電波の状態が良いのではと、考えています。

10/24 13:10

下段より、ヒジキ滝です。

10/24 13:12

右岸のトラロープ・ハーケンを確認します。大丈夫です。此処で、東側からの登山者から、声が掛かりました。ヒジキ滝で、他の方に合うのは初めてです。

10/24 13:28

分かり難いですが、登山者の方が、ヒジキ滝の写真を撮られています。

10/24 13:30

右岸のトチの大木です。昨年は、谷に、トチの実が、沢山、落ちていましたが、今年は、不作の様です。残念です。

10/24 13:38

登山者の方が、西に登られています。

10/24 13:54

左岸のトチです。毎年、空一杯に枝を拡げます。

10/24 14:10

今回は、ヒジキ谷の西側の稜線を、笹峠道出合に向けて上ってみます。

10/24 14:13

驚いたのは、東側に、ヒジキ滝の上方を迂回すると思われる、杣道が残っていた事です。

10/24 14:13

反対の西側にも残っています。

10/24 14:22

急斜面を迂回する為に、この古道を、少し西に進みました。この写真の辺りから、左に上っています。良く昔の姿が残っています。今後のテーマが出来ました。

10/24 14:25

稜線に入ると、タヌキの糞です。これは、ドングリの未消化分でしょうか？

10/24 14:30

歩き易い稜線を、P-732に向かって上っています。

10/24 14:36

P-732です。

10/24 14:42

笹峠道出合です。此処で、朝、朽木栃生の登山口で出会った大学生が、武奈ヶ岳〜釣瓶岳を回って下って来られました。もっと、登山技術を学びたいと云う、お話しをされていました。

10/24 15:24

2018年の倒木帯の迂回路に入ります。

10/24 15:30

コメカイ道出合まで、下って来ました。

10/24 15:58

畑谷の砂防堰堤の工事現場です。この日は、休工の様です。

10/24 16:01

朽木栃生の古い墓地の傍を通らせて頂きます。一礼をして通ります。

10/24 16:12

R-367を横切り、駐車地に戻ります。正面、中央に白倉岳です。少し色付いて来ました。この日も、無事、下山出来ました。感謝です。

撮影機器：

COOLPIX P340 ニコン

装備

個人装備

ヘルメット ハーネス ザイル 30ｍ/10m カラビナ スリング ナイフ 携帯用鋸 ピンクのテープ 雨具 食料 非常食 飲料 レジャーシート ヘッドランプ 予備電池 地図（地形図） コンパス GPS3台 筆記用具 スマートフォン・予備バッテリー 時計 タオル ファーストエイドキット ゴム付き軍手 山仕事用手鋸 唐鍬

備考

持っていって良かった物は、ヘルメット、ハーネス、スリング・カラビナ、唐鍬です。安全確保して作業が出来ました。

感想

youtousha

　今回は、秋の、一回目のコメカイ道整備でした。これから、季節が進むと、落ち葉がビッシリと溜まりますので、再度、整備が必要かと、考えています。
　GARMIN Astro 220の、機能テストも行いました。通常、ハンターが使用する機種ですが、我々、通常の登山者の遭難対策としても、有効ではないかと考え、テストを行い始めているところです。GPSMAPシリーズや、etrexシリーズと比較すると、メカニズムが、二重で、複雑なので、先ず、構造・機能の勉強が、必要と感じているところです。
　今回、ヒジキ谷の西側の尾根を、先ず、P-732へ上り、更に笹峠道出合まで、進んでみました。途中、コメカイ道から登り始めた所で、ヒジキ滝の上方を迂回するのでは？と考えられる古道の跡が残っていました。これは、小生にとって、コメカイ道に関する、新しい発見です。今後、機会をみて、実際に、歩いてみたいと考えています。矢張り、ヒジキ滝を迂回するルートが存在していたのか？と、ある意味で、納得出来ました。
　こうして、迂回ルートらしい古道の跡を、実際に見てみると、以前、朽木栃生の旧庄屋さんの方に、迂回ルートの存在を、伺った記憶が蘇って来ました。これで、また、今後、コメカイ道・ヒジキ滝を訪ねる楽しみが増えて来ました。