薬師岳 今シーズン最後の有峰林道で折立から


- GPS
- 12:32
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 1,772m
- 下り
- 1,757m
コースタイム
- 山行
- 10:19
- 休憩
- 2:12
- 合計
- 12:31
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
今シーズンは11月12日までです。会社勤めの人は11月6日・7日が最後でしょう。 前日の17:25過ぎに小見線の亀谷料金所に到着すると「通行止め」の電光掲示とゲート閉鎖。落石か何かあったのか? これはDNSかと一瞬頭をよぎったが係員が出てきて対応してくれた。19:30を過ぎたら通さないとのこと。お上のお達しで通行可能時間は20:00までというのは有料道路全体が通行できなくなるので、目的地までの所要時間を先読みして、ゲートは19:30に制限してている。 前泊の人は念のため19:15までにはゲート通過が必要です(東谷はさらに早い)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・折立〜太郎平小屋 折立キャンプ場横のトイレはすでに閉ざされていますが、登山道入口側はまだ使えます。自販機は撤去済み。すでに山小屋もクローズで冬期モードです。 標高を上げるにつれて周囲の木々や笹に雪が見止まられるが標高1869mの三角点までは積雪はなし。ただし、霜柱が凄かった。 標高2150m位から雪が繋がり出す。踏み跡が夏道沿いについていて問題なし。標高2200mを超えると、早朝はトレースを歩くよりもよりもトレースのないところを歩いた方が楽でした。木道利用時は踏み抜きや滑るので注意。 ・太郎平小屋〜薬師岳山荘 太郎平小屋からキャンプ場までの木道も踏み抜き跡あり。アイゼンの跡もありましたが、雪が締まっていたのでこの日は使わなかった。キャンプ場までの下りも慎重に行けば問題なし。 薬師平への登り返しは、川の水が凍結しているところが多数あり。沢は完全凍結ではなく水の音がしたので補給は可能だと思います。標高2400mまでは岩の乗り越えと雪面通過が連続します。トレースは明瞭ですが雪が固く滑りやすいところがあります。気になる人はアイゼンを使ってもいいと思いますが、自分はアイゼン無しでクリア。薬師平は日差しが強く雪が腐りやすいので注意。黒部五郎岳、北ノ俣岳が良く見えます。 やがて、空が近くなると稜線ぽくなってきます。薬師平までは尾根伝いにトレースが続いています。夏道を外れハイマツ帯を通過しているトレースは踏み抜きに気を付けましょう。 帰りは暑さで雪が緩んで歩きにくくなり、キャンプ場手前の坂はまだ凍結している部分が残っていて慎重に下る。ここはチェーンスパイクをつけても良かった。 ・薬師岳小屋〜山頂 風が強かったので山荘でウィンドブレーカーをつけました。 基本的には稜線沿いにトレースは付いています。 踏み跡はしっかりしているのでここもアイゼンは付けませんでした。 風が強いので地面が出ているところもある。 山荘から避難小屋までがしんどいが、そこを超えると尾根の西側をについた道を緩やかに登り上げると山頂に到着。 |
写真
感想
先週も別件で有峰に来ていて、山の上部は雲の中。
条件が良ければ薬師岳へ行くことに決め、その通りになってしまった。
薬師岳から赤牛岳の姿を見ること、薬師如来への参拝、冬装備の慣らし運転なども兼ねて、今回は目的が重なったので行くしかない。
晴天の冬山は雪の条件で左右されるので、今回は夜半スタートのため前泊する。
仮眠して準備をするが、早すぎるとカチカチ斜面で大変、結局3時前にスタート。空は満天の星だが地面は氷と霜の世界。あまりぺースが早いと汗をかくのでゆっくりペースで標高を上げる。出発時、靴のインソールを忘れたことに気付く。登りはいいが下りは靴下の予備を重ねて対応すれば何とかなるので、そのままスタート。
それにしても冬道具をつめてきて荷が重く腰が痛い。
標高2000mを過ぎると真冬の世界に一変し雪が繋がり出す。
五光ベンチでウィンドブレーカーと手袋なども交換して耐寒装備。生き返る。
太郎平小屋手前で夜明けだが、モルゲンロートはいま一つ。
雪は固いがそのまま歩く。キャンプ場を過ぎ核心の谷間の登りは慎重にこなす。
所々凍っていたがウィペットがあれば大丈夫であった。ここもアイゼンは使わなかった。薬師平から稜線に出ると後続が一名、写真を撮る間に先行された。
今日は、天候に恵まれ写真ばかり取っていた。風もあまりない。
さすがに薬師岳山荘辺りでは風が出て寒かったが防寒装備をし直して出発。
避難小屋まで疲労感で足が重くなったが、そこを超えると山頂まではすぐであった。
雲はなく、視界はオールクリア、見たかった赤牛もOKであった。
五色ヶ原方面から縦走してきた山行も記憶の世界。
景色を堪能して下山開始。太郎平小屋で昼食を取り、足を痛めないように遅めのペースで下山する。
今シーズン、お世話になった山々にご挨拶もできたが、重めの装備で明日は筋肉痛だろう。そろそろ、山スキーにワックスをかけておこう。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する