三頭山〜御前山【沢登り?×トレラン?】
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 1,497m
- 下り
- 2,155m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
JR奥多摩駅に下山 |
コース状況/ 危険箇所等 |
三頭沢はやたら滑る 少し結氷してたのかも 道も全体的に歩きやすく、道標も多い 鋸尾根はハシゴや鎖場が少しある |
写真
感想
晩秋、寒い、けど・・・
ちょっとでもいいから沢登りもしたいし、縦走もしたいなという欲張りなことを考えながら地図を見ていると奥多摩三山が目についた。
中高時代にどれも登ったことあるが、繋いだことはない。意外といい感じでつながっているようだ。
ということで、今度は三頭山に沢はないか調べてみると、あったあった。
その名も三頭沢。まんまである。
遡行時間はほんのちょっとだが、ちょこちょこ滝もあり、うまくやれば濡れなさそうだ。
あとは、奥多摩三山どこまでいけるかといったところか。
ということで、武蔵五日市駅からバスに揺られて都民の森まで。
平日だが、座席が埋まるくらいには登山客がいる。
都民の森で、彼らとは逆方向に道を少し下ってカーブに差し掛かったところにある道へ入る。
踏み跡で沢に降りるとハシゴのかかる堰堤が出てきて入渓となる。
さっそく沢足袋に履き替えて遡行開始。
なんとしても濡れない決意で出発。目標はひざ下だ。
最初は少し荒れ気味だが、すぐに小滝が出てくる。
意外と釜が深い。登りやすそうなのは右岸だが、釜に入らなければならない。
仕方なく左岸からへつりあがるのだが、なんか岩がツルッツルっでフリクション効かない。
別に落ちても怪我はしないが、寒くて死ぬ・
妙な緊張感とともに突破。謎に緊張した。
すぐ上の堰堤は右岸から超えて少し進むと、函地形となり中に7・8mくらいの滝がかかる。
とりあえず最初は左岸をへつっていけたが、滝の取付きはもはや腰まで浸かるような釜。
うん、巻こう。夏ならつっこみたいところだ。
巻きは左岸。そこそこの高巻き。ホールドとなるブッシュは乏しく、足元も脆いところもあるので要注意。
降り口もよく見ていかないと面倒臭そうだ。
早めに戻ることを心がけ、函の中の2つ目の滝の中段くらいにでた。
その先も小さい函地形が続きなかなか綺麗。が、よく滑る。
そんな函地形を終え、少し歩くと今度は10mくらいの滝が出てくる。
上を見上げると吊り橋が見えるので、三頭大滝の下らしい。
この滝は左岸を簡単に登れる。スリップだけ注意。
滝上に出ると三頭大滝の下へ出た。高さはあるが水量は少ないので、こんなもんかといったところ。
上から見るのとは大分印象が変わる。
とりあえず中段くらいまで登ってみるが、中段以上はけっこう立っている。
ここまでの滑りまくりな感じからして登るのはためらわれる。つららも出てて寒そうなので、左岸の灌木帯へ逃げ込む。
適当に登って行くと道へ出た。少し戻って今度は吊り橋から鑑賞。
上から見るとかなり立ってる細長い滝に見える。不思議なもんだ。
三頭大滝と森林浴についてのパネルがあった。
滝上から少し沢中をいってみるが、すぐにゴーロになってしまうったので、沢沿いの登山道を進むことにする。
さすが都民の森だけあって整備されてて歩きやすい。ところどころ自然を解説するパネルが多く見られた。
それにしても、木と見間違うようなサルナシには驚いた。
また、シモバシラの氷の花をみることができた。
そんなこんなで、登山道を登っていく。ほとんど沢沿いの道だが、最後だけ尾根に出てしまう。
せっかく三頭沢を登ったので、最後は沢を詰めようということで、沢型を詰める。
ブッシュこぎのない快適な詰め(笑)。三頭山まで直登する。
あれ、意外と人がいない。木の間からは綺麗に富士山や丹沢の山々が見えている。
軽食をとったりしていると、ちょっと先に展望台があることに気がついた。
みんなこっちにいたのね。
展望台は東に開けているので、御前山や大岳山がよく見える。
この前、石尾根を歩いた時も思ったが大岳山はわかりやすい形をしている。
これから向かう方だがどこまでいけるかな〜。
適当にピークをあとにする。一瞬、どっちに下るか迷った。
最近の朝トレランの影響下、下りではスピードが上がる。あっというまに標高を下ろす。
しかし、都民の森は道がいろんなところから入ってきて分岐が多い。看板がしっかりしているので、問題はないが面倒だ。
鞘口峠を過ぎ、なだらかな尾根を進むと石尾根がよく見えるところがあった。
雲取山から鷹ノ巣山まで1ヶ月前に歩いたところを綺麗に望むことができた。
風張峠まで奥多摩周遊道路のすぐ脇を歩く。
月夜見山の手前で再び登山道に入るが、一瞬伐採道に入りかける。
道が不明瞭になり尾根上からどんどん離れるので気がついた。適当に尾根上に出たら正しい道があった。クワバラクワバラ。
そんなこんなで、マイナーピーク?月夜見山へ。特に何もない。ささっと通過。
さぁ、次は御前山だといきたいが、小河内峠までは下らなくては。面倒だがしょうがない。
バーっと進んでいく、標高をおろしたほうが紅葉は綺麗だ。というか上の方は全部散っていて落ち葉が降り積もった道がいい感じなくらいだ。
途中、尾根上と巻きと道が分かれているが日和って全部巻きを選ぶ。
小河内峠からは登りとなる。さすがにギアチェンジがしんどくなってきた。
山と高原の地図には惣流岳の手前に危険マークがあるが、どこのことだったんだろう。
ひいこら言いながら惣流岳を登る。最後の方は階段が整備され、柵もめぐらされていた。御前山までこんな感じ。植生回復中らしい。シカと人間両方なのだろうか。
惣流岳からひと踏ん張りで御前山へ到着。
何を隠そうこの山、13年前に初めて登山をした山だ。
急登に苦しめられ、雨に濡れて寒さに震え、少なくとも最高の登山と言えるものではなかった。
訪れるのはあの時に登って以来だ。どうころんで、こうなったが分からないが、その13年間いろんな山に登った。
いつも快適、楽しいばかりだと言えるものではなかったが、どれも思い出に満ちている。
その始まりの山を踏んだ。湧いてきた感情はなんてことのない通過点だなといったものだ。
そう、通過点。これからもいろんな山に登っていこう。
と、まぁそれらしいことを考えて大ダワ目指して下って行く。
しかし、この道は段差やアップダウンが多くて下りづらい。ここまでの疲れが出てきてペースも上がらなくなってきた。
大ダワについた時点で3時前、残念ながら大岳山は無理そうだ。
かつて、御前山を目指したところに使った鋸尾根を下って思い出を振り返るとしよう。
最初の鋸山の登りは急登すぎてつらい。こんなところで、こんな登りがあるとは・・・。気合で登る。
鋸尾根はその名の通り、岩がボコボコ出ている。途中、ハシゴや鎖場もある。
中盤はなだらかな尾根だが、所々急。今下ってみてもしんどそうなので、当時はもっとしんどかったのだろう。
スギ林の林床の低木が紅葉している。沈みかけの太陽に照らされ林内ともどもいい雰囲気だ。
ウラハグサの草紅葉も綺麗だし、標高を下ろすとちょこちょこきれいな紅葉も見れる。反対側の石尾根も夕焼けに染まっている。
そんな風景を楽しんでいると愛宕神社へ着いた。今日の登山のお礼参りをする。
愛宕神社のちょっと下には長〜い石段が続いている。ここは、昔の記憶にも鮮明に残っている箇所だ。しょっぱなからしんどかった。
山と高原の地図には石段の数まで書いてあるので、数えながら下ったらその通りだった。そりゃそうか。
そして、奥多摩町へ。今回は前回行きそびれたもえぎの湯に行くことにする。
きれいな渓谷を望めるもえぎ橋を渡り、もえぎの湯へ行き汗を流し、奥多摩をあとにした。
次は丹沢あたりにいきたいな〜。
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