丹沢)蛭ヶ岳〜丹沢山〜鍋割山〜大倉
- GPS
- 07:02
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 605m
- 下り
- 1,970m
コースタイム
- 山行
- 5:06
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 7:00
天候 | 腫れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰路は大倉バス停から渋沢駅へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし |
写真
感想
蛭ヶ岳山頂からガスの中を丹沢山へ出発。日射しが強くなるにつれて、ガスは次第にかすれていき、青空が広がっていきました。けっこうな上り下りをくり返しながら、このとんでもなく複雑な地形の成り立ちに想いを馳せました。
500万年程前、フィリピン海プレートの北上によって日本列島に衝突して合体した火山島が、100万年前の伊豆半島の衝突によって、上昇してできた丹沢山塊。大きな力によってズタズタに切られて圧縮された、メランジュを彷彿させる複雑な地形。伊豆半島から、箱根、愛鷹山、富士山と一列に並んだ火山も壮観でした。実物の持つ迫力はすごいですね。来てよかったです。
そしてますますフィールドアスレチック感あふれる登山道。崩れやすい急傾斜地にたくさんの人が歩くのだから、自然のままでは保たない、土砂流出を防ぐために必要だとよく分かります。若い頃、北アルプスの雲の平を歩いた時、ちょうど木道を建設中でした。木道のない所とある所の歩行速度が倍ほど違っていて、まるで高速道路のようだと思ったことを想い出しました。保護のために、莫大な費用と人力を注ぎ込んでいる所がうらやましい。関西の古くからの登山道の多くは洗掘が進み、歩きにくくなっている所も多く、その両側へと登山道が広がっています。個人的には、道ではないところを歩くのも好きなのですが、多くの人が利用するところはやっぱり整備が必要だと思います。それに歩くのがとっても楽ですね。階段ではつい心拍をギリギリまで上げてしまいます。初心者でも歩きやすいのもいいと思います。
どうしようかと迷っていた鍋割山荘の鍋焼きうどん。食べる方向で行くことにしました。鍋割山稜に入るとブナの疎林で、とっても気持ちのいい道に。たくさんの小鳥が遊んでいる所もあり、何枚か写ったのを見るとコゲラでした。
10時に鍋割山荘に到着。11時から営業と張り紙があり、多くの人が山頂付近にいるのを見て、またどうしようかと。写真を撮ったり、ヘリの荷下ろしを見ていたりしていると、いつの間にか時間が経過していて、山荘入口で何か人の動き。様子を見に行ってみると準備が始まったよう。マスクをして待機していると、受付開始。ラッキーなことに一番で熱々の鍋焼きうどんをいただきました。さすが名物、おいしかった。
ここの水ボランティアの仕組みも素晴らしいですね。大阪なら割引券か何かがもらえると考えるところですが、お礼の声は聞こえるけど誰が持ってきたかはわからない。これも江戸っ子の潔さなのでしょうか。気持ちいいです。ほんとに無償のボランティアなんですね。私もこの道から登るなら、持って上がります。たぶん。
鍋割山から尾根をまっすぐに下る道は、普通の登山道。平日なのにけっこうな人が登って来られているのも驚きでした。手頃なハイキング道で山頂では富士山を見ながら「鍋焼きうどん」。自分で担ぎ上げた資材や食材で、ずっと営業を続けておられる小屋主 草野さんのおかげもあって、とっても魅力的な山ですね。
二俣からの林道はペースを上げるモチベーションがなくて、のんびり歩いて大倉バス停へ。ここの長さがちょっと残念でしょうか。
新幹線で缶ビールを飲みながら、丹沢主脈の山行を振り返り、
大阪の自宅には18:30に帰宅。意外な近さに小さな驚きがありました。
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