富士山（御殿場ルート）

2013年11月24日(日) [日帰り]

• GPS: 12:16
• 距離: 18.8km
• 登り: 2,385m
• 下り: 2,379m

コースタイム

4:25 御殿場口駐車場（スタート）
6:14 中継小屋跡地
10:01 わらじ館
11:23 長田尾根の碑
12:18 御殿場口頂上
12:21 富士宮口頂上
12:43 剣ヶ峰
16:07 中継小屋跡地
16:35 大石茶屋
16:41 御殿場口駐車場（ゴール）

歩行距離 18.8km
累積標高 2343m
11/24の歩数計の歩数 31588歩

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

11/25 12:00より太郎坊入口〜御殿場口新5合目は冬期通行止めです
本日は穏やかでしたが12本爪アイゼン、ピッケル必携です

写真

11/24 4:18

御殿場口5合目駐車場からの夜景

11/24 5:36

ISO感度を犠牲にすればアイソン彗星が撮れたかも…

11/24 6:14

いつも登りの中継地点に利用させてもらっていた中継小屋跡地、来年ここにトイレができるとか

11/24 6:24

朝日で紅富士に

11/24 6:24

おはようございます

11/24 6:25

日が昇っても月が綺麗に見えていました

11/24 6:37

アイソン彗星!?
ウソです、ただのヒコーキ雲です

11/24 8:28

登山道はこんな感じ

11/24 9:45

日ノ出館、大学の山岳部がテントを張っていました

11/24 10:01

わらじ館

11/24 10:10

遭難者を迎えに来た静岡県警航空隊のふじ2号

11/24 10:22

当日はヒコーキ雲がよく見えました

11/24 11:23

長田尾根の碑

11/24 12:15

御殿場口頂上までもうちょい

11/24 12:18

御殿場口頂上です

11/24 12:22

富士宮口頂上、浅間大社奥宮

11/24 12:24

天気も風も穏やかなので剣ヶ峰へ

11/24 12:43

剣ヶ峰です

11/24 14:57

下山はガスが少し発生

11/24 15:29

大砂走り、ガスはそれほど濃くないがかすかに硫黄っぽい臭いが…

11/24 15:55

影富士と山中湖

撮影機器：

Canon PowerShot SX40 HS Canon

感想

nanamine

富士宮口が予定より早く冬期閉鎖になった為、今月は御殿場ルートで
御殿場口新五合目駐車場に着いたらすでに沢山の車が…
ほとんどの方々はアイソン彗星目当ての人達でした。
すぐ横にいた方に話しをさせてもらったら昨日も来たそうで、どこらへんに見えますか？と聞いたら親切にもipadで星座のアプリを見せてくれてまだ地平線の下ですねと教えてくれました、最近のアプリは凄い！
準備を済ませ富士山に歩を進めるも、ちょっと登ったらすぐ振り返り東の空を眺めてアイソン彗星が見えるか探しましたが結局自分にはどこにあるのかさっぱりわかりませんでした。
しばらく天気が良かったせいか雪はだいぶ溶けており、夏道がしっかり出ていたので極力夏道を利用しました（来月には雪で埋まってしまい歩けなくなるため）
六合目辺りの山小屋の前では大きな声で準備体操をした後、テントから出発する元気の良いグループがいました。
テントに残った方に話を伺うと明治大学の山岳部で雪上訓練に来たとの事でした。

そして少し登ると上の方から降りて来る人がいました、速いですねもう山頂に行ってきたんですか？と聞いた所、「いえ、警察です」と…
昨日、御殿場六合目付近で遭難者の遺体が発見されたが日没のため麓に降ろす事ができず、本日降ろすという事を昨日のネットのニュースで知っていたので警察の方に聞いた所、これから遺体を降ろす準備をしてヘリで搬送するとの事
登山道の下を見ると数名（おそらく静岡県警）の方が準備されている最中でした。
帽子を脱ぎ手をあわせご冥福をお祈りしました。
登りを再開しましたが、その後も2名ほどの警察の方が下に降りて行かれました。
しばらくして静岡県警のヘリ（ふじ2号）が到着して、ホバリングしながら遭難者を吊り上げて機内に運び入れた後に飛び去っていきました。
再度ヘリに向かって手をあわせました。

冬富士はほんの少しのミスが取り返しのつかない事態になるというのを改めて思いました、自分も去年の2月の富士山で雪煙を上げて向かって来る旋風に耐風姿勢をとっていたのに吹き飛ばされた事があります。
幸い、その時は無意識にピッケルを雪面に刺し10mほどの滑落ですみましたが、もし止まれなかったら確実に駄目だったはずです。

さまざまな事を考えつつ登り続け御殿場口頂上に到着、いつもだと「ウヒョー」とか「着いた〜！」とか言ったりしますが今回は、着いた…だけ
富士宮口の頂上に移動し、浅間大社奥宮にて甲斐駒ケ岳で足をケガされた方の早期回復とまた富士山でお会いできるのをお祈りしました。

山頂は風もそよ風程度で気温も思ったより高め（それでも-10℃位）で穏やかだったため剣ヶ峰まで足を運びましたが剣が峰には先行者が2名おり、なにやらボーリングのピンみたいなのを頭にかぶってお互い写真を撮っている、よく見るとボーリングのピンではなく富士山の形をした被り物！
剣ヶ峰で非常に楽しそうに写真を撮っているお二人を見て、自分も富士山に登頂するのを楽しみに今日来ていた事に気づかされました。
こりゃ是非剣ヶ峰の碑を間に被り物をしたお二人の並んだ写真を撮ってあげようと思っていたところ、向こうから撮ってもらえませんか？と声をかけてきてくれました。
はい喜んでっ！
お二人の写真を撮っていた所、自分が被っていた七峰帽子を見て「七峰縦走」完歩したんですかと聞いてこられました、話しを伺うと七峰縦走を2年ごしで完歩された千葉と茨城の方でした。
お二人の写真を撮った後、自分の写真も撮っていただき（カメラが不調でご迷惑おかけしました）少し休憩したのち下山しました。

下山ルートは穏やかだったこともあり大砂走りルートで下山（厳冬期は宝永山からの風の通り道になり、強風地帯になるので絶対近寄りませんし近寄ってはいけません）
大砂走りルートで下山したおかげでなんとか日暮れまでに駐車場に戻ってくる事ができましたが色々考えさせられる富士登山でした。

コメント

leseratte

風の万里 黎明の空
　
　nanamineさんこんばんわ。

　アイソン彗星。ベストロケーションじゃないですかーっ!!

　　２４日は土星の脇辺りなので…もう少しあがって暗いところに入ってこないとムツカシイです?!（それを待っていると空が明るくなってしまったり??）でも夜景がきれいに写っているのでいいですね。

　富士山では２度ほど不幸なシーンに遭遇してます。暴風でヘリも呼べず、習いたての胸部圧迫と人工呼吸を延々と繰り返し救援を待つ間。永遠とも一瞬ともいえないじかんのきおくが…
　こころして山に登りたいです。
　

forest1979

頂上では写真を撮っていただきありがとうございました！
nanamine様

富士山被り物を被ってた片割れです。
頂上では写真を撮って頂きありがとうございました。
この山行記録を友人から教えて貰って拝見させて頂いたら僕達の事が書いてあったのでびっくりしました！
ネットの世界は広いようで狭いですね！
来年の七峰縦走大会もまた参加するつもり（今度は一日完歩を目指して）なのでまたその時お会い出来たら嬉しいです！

nanamine

ベストロケーションでも…
leseratteさん、こんばんは
富士山御殿場ルートで振り返れば東の空に埼玉では見られない位の星が！
そんなベストロケーションでもアイソン彗星の位置すらわからない人間には豚に真珠…
スマホにアイソン彗星の位置が分かるアプリをいれたので12月に期待します（無事に太陽を通過してくれれば良いのですが）

不幸なシーンを他の方に見せないよう自分もこころして山に登ろうと思います

nanamine

こちらこそありがとうございました
forest1979さん、こんばんは
こちらこそ写真を撮っていただきありがとうございました。
剣ヶ峰の碑で楽しいのが誰が見てもわかる位の笑顔で写真を撮られているお二方を見て、自分も楽しい気持ちになる事ができました、本当にありがとうございました！
富士山帽子被りますか？と言っていただいた時、本当は富士山帽子を被りたかったんですが汗をかいていたので汚すのも悪いと思いお断りしましたが、下山時にやっぱり被らせてもらって写真撮ってもらえばよかった〜と後悔してました
来年の七峰縦走大会も参加するつもりですのでお会いできたらいいですね（参加者の多くが七峰帽子被ってますが）