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Yamareco

記録ID: 3771974
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ハイキング
甲信越

金城山(観音山コースピストン)

2021年11月21日(日) [日帰り]
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GPS
08:09
距離
11.0km
登り
1,244m
下り
1,229m

コースタイム

06:28 駐車スペース
06:31 金城山登山口
06:41 東屋(紅葉亭) 06:42
06:50 二合目(石仏群) 06:52
06:59 三等三角点(雲洞)
07:22 三合目
07:45 四合目
08:13 五合目
08:24 六合目
08:45 七合目
09:14 滝入コース分岐
09:36 八合目
09:57 九合目
10:21 金城山山頂 10:27
10:40 金城山避難小屋
10:42 金城山最高点
10:46 水無コース九合目 11:13
11:17 イワキ頭分岐 11:27
11:30 金城山避難小屋
11:50 金城山山頂 11:51
12:26 八合目
13:19 六合目
13:44 四合目
14:20 二合目
14:33 登山口
14:35 駐車スペース

注:金城山の山頂標は避難小屋の西側にある岩壁(百間ベザイ)の上にあります。GPSで確認をすると、最高点は避難小屋の東側イワキ頭への分岐辺りになりますが、最高点は薮で展望はなく標識のようなものはありませんでした(見つかりませんでした)。百間ベザイの上は狭くチョット恐い感じがしますが、展望は素晴らしく、金城山の山頂と呼ぶには相応しい場所だと思います。
天候 朝ガス、のち曇り一時晴れ(朝駐車場2℃)
過去天気図(気象庁) 2021年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
■往路:都内(0:26)−首都高速−外環自動車道−<大泉JCT>−関越自動車道−<塩沢石打IC>−県道28号線−<早川>−国道129号線−県道28号線−登山口駐車スペース(4:21/239km)

■復路:登山口駐車スペース(14:51)−県道28号線−国道129号線−<早川>−県道28号線−<塩沢石打IC>−関越自動車道−<大泉JCT>−外環自動車道−首都高速−都内(19:43/473km)

■駐車場:県道28号線の金城山登山口から50メートル程先に進むと山側に6〜7台の駐車スペースがあります。
マップコード:駐車スペース:417 061 129*88
金城山観音山コース登山口:417 061 042*50
コース状況/
危険箇所等
■登山口−山頂
登山道には(一合目は見つかりませんでしたが)二合目から九合目の標識が付けられています。
登山道はよく整備されていて、刈り払いも行われています。四合目の手前辺りから急坂となり、長い急坂には何本ものお助けロープが掛けられています。それでも七合目までは2足歩行で歩ける斜度です。
登山道は粘土質で落ち葉が堆積しています。雨は降らなかったようですが、朝ガスに包まれて登山道と落ち葉は降雨後のように滑りました。
七合目を過ぎるとそれまでとは変わり、お助けロープにクサリも出てきます。ストックは七合目で仕舞った方がいいかもしれません。
思った以上にタフな登山道を這い上がると、百間ベザイと呼ばれている岩壁の上に出ます。展望も素晴らしいですが、高度感もハンパではありません。この岩壁の上に山頂標があります。

■山頂−最高点−水無しコース九合目
山頂からはチョットしたアスレチックを楽しみながら避難小屋に向かいます。避難小屋は冬季の雪囲いをしてありますが、板を外せば使用は可能なようです。
避難小屋から最高点に向かい、更に北方向に10分ほど行った所が水無コースの九合目です。この水無コースの九合目の場所が視界が開け、金城山で最高の展望場所ではないかと思います(個人的感想です)。
北(八海山)方向から南東(巻機山)方向まで、視界を遮るものがなくすばらしい展望が得られます。
最高点からイワキ頭方向に少し入ってみましたが、藪というより根曲がりの灌木が茂っていて尾根に出るまでチョット大変なようです。しかし、イワキ頭、南入ノ頭、割引岳に続く稜線は魅力的です。
その他周辺情報 コンビニ:最終のコンビニは塩沢石打ICを降りて、県道28号線と国道129号線の交差点「早川」にあるセブンイレブンです。登山口から2キロほど手前です。
着いた4時半頃は月もクッキリ見えていたのですが、目覚めた6時頃の周囲はガスガスで窓の外は何も見えません。6時半になりガスが薄くなってきたので出発します。
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着いた4時半頃は月もクッキリ見えていたのですが、目覚めた6時頃の周囲はガスガスで窓の外は何も見えません。6時半になりガスが薄くなってきたので出発します。
50メートルほど戻ったところが観音山コースの登山口です。
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50メートルほど戻ったところが観音山コースの登山口です。
ブルーシートが巻かれて冬囲いの準備ができています。観音様に道中の無事を祈願して登山口を潜ります。
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ブルーシートが巻かれて冬囲いの準備ができています。観音様に道中の無事を祈願して登山口を潜ります。
登山道には多くの石仏が置かれています。
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登山道には多くの石仏が置かれています。
里に近い山腹はまだ紅葉の盛りです。
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里に近い山腹はまだ紅葉の盛りです。
一合目の標識は見当たりませんでしたが、いきなり二合目の標識です。
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一合目の標識は見当たりませんでしたが、いきなり二合目の標識です。
二合目には石仏群があります。登山口から登山道にはかなりの数の石仏が置かれていましたが、二合目から先では見かけませんでした。
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二合目には石仏群があります。登山口から登山道にはかなりの数の石仏が置かれていましたが、二合目から先では見かけませんでした。
上空のガスが取れ始めました。二合目から見上げた金城山です。
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上空のガスが取れ始めました。二合目から見上げた金城山です。
山頂という感じはなく、登山道のど真ん中に突然三角点です。
基準点名:雲洞 等級:三等 標高:384.91m
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山頂という感じはなく、登山道のど真ん中に突然三角点です。
基準点名:雲洞 等級:三等 標高:384.91m
下界には一面雲海が広がっています。
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下界には一面雲海が広がっています。
ブナやオカメ類はほとんど落葉していますが、モミジはまだ残っていました。
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ブナやオカメ類はほとんど落葉していますが、モミジはまだ残っていました。
周囲のガスは消えました。雲海の中から坂戸山のようです。
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周囲のガスは消えました。雲海の中から坂戸山のようです。
七合目に到着しました。ここまで急坂にはたくさんのお助けロープがあり何とか二足歩行で歩けました。北側にはロープが張られ、雲洞コースは通行禁止のようです。
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七合目に到着しました。ここまで急坂にはたくさんのお助けロープがあり何とか二足歩行で歩けました。北側にはロープが張られ、雲洞コースは通行禁止のようです。
七合目からお助け類が掛けられた急坂を30分程登ってくると、大月、五十沢コースと記された道標が倒れていました。ここが滝入コースへの分岐のようです。
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七合目からお助け類が掛けられた急坂を30分程登ってくると、大月、五十沢コースと記された道標が倒れていました。ここが滝入コースへの分岐のようです。
分岐では北側から北東側の展望が広がり、魚沼市は雲海の下です。
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分岐では北側から北東側の展望が広がり、魚沼市は雲海の下です。
上空はガスがなく、北東側には越後三山です。なんと、2週間前は真っ白だった稜線に全く雪がありません。
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上空はガスがなく、北東側には越後三山です。なんと、2週間前は真っ白だった稜線に全く雪がありません。
八海山をアップに...
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八海山をアップに...
越後駒ヶ岳をアップに...
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越後駒ヶ岳をアップに...
中ノ岳をアップに...
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中ノ岳をアップに...
土の中からツルが伸びて葉が2枚ときれいな果樹?でしょうか、周りを見渡しても他にはありませんでした。
花は見たことがありませんがツルリンドウのようです。
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土の中からツルが伸びて葉が2枚ときれいな果樹?でしょうか、周りを見渡しても他にはありませんでした。
花は見たことがありませんがツルリンドウのようです。
九合目の先には崩壊地があり新しい道が付けられていました。積雪があると注意が必要だと思います。
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九合目の先には崩壊地があり新しい道が付けられていました。積雪があると注意が必要だと思います。
九合目から約20分、傾斜も緩んで山頂稜線に出ます。
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九合目から約20分、傾斜も緩んで山頂稜線に出ます。
山頂稜線の南東側は切れ落ちた岩場です。展望はすばらしいです。
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山頂稜線の南東側は切れ落ちた岩場です。展望はすばらしいです。
二番目の岩場ピークに山頂標がありました。数人が休めるスペースはありますが、広場というイメージはありません。
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二番目の岩場ピークに山頂標がありました。数人が休めるスペースはありますが、広場というイメージはありません。
北側のピークに避難小屋の屋根が見えます。あの辺りが金城山の最高点のようです。
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北側のピークに避難小屋の屋根が見えます。あの辺りが金城山の最高点のようです。
避難小屋と最高点まで行ってみます。振り返って、山頂標があるピークです。山頂標も怖いのか後ずさりしているように見えます。もっと前へ...
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避難小屋と最高点まで行ってみます。振り返って、山頂標があるピークです。山頂標も怖いのか後ずさりしているように見えます。もっと前へ...
これが「百間ベザイ」です。山頂標は中央奥から二番目のピークにあります。
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これが「百間ベザイ」です。山頂標は中央奥から二番目のピークにあります。
金城山避難小屋です。雪囲いの板が設置されていますが外せば小屋は利用できるようです。
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金城山避難小屋です。雪囲いの板が設置されていますが外せば小屋は利用できるようです。
最高点は通り越して水無コースの九合目にきました。ここまでは問題ありませんが、水無コースは下山禁止のようです。雲海は消えました。
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最高点は通り越して水無コースの九合目にきました。ここまでは問題ありませんが、水無コースは下山禁止のようです。雲海は消えました。
南東方向には巻機山が近いです。
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南東方向には巻機山が近いです。
巻機山の前には割引岳です。
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巻機山の前には割引岳です。
割引岳の左には巻機山と牛ヶ岳です。
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割引岳の左には巻機山と牛ヶ岳です。
北東方向には越後三山です。
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北東方向には越後三山です。
エチコマ、越後駒ヶ岳には全く雪が見えません。
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エチコマ、越後駒ヶ岳には全く雪が見えません。
中ノ岳、夏山のようです。
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中ノ岳、夏山のようです。
丹後山、平ヶ岳方面
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丹後山、平ヶ岳方面
最高点からイワキ頭への稜線に入るところに赤い目印がありましたが先は藪です。
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最高点からイワキ頭への稜線に入るところに赤い目印がありましたが先は藪です。
しかし、藪を押し分けるなんてもんじゃない、この灌木を押し分けて進むのが大変。割引岳へはビバーク1泊が必要なようです。登山道へ戻ります。
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しかし、藪を押し分けるなんてもんじゃない、この灌木を押し分けて進むのが大変。割引岳へはビバーク1泊が必要なようです。登山道へ戻ります。
右は割引岳です。左に巻機山と牛ヶ岳、手前の1475Pから割引岳への稜線が眩しいです。
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右は割引岳です。左に巻機山と牛ヶ岳、手前の1475Pから割引岳への稜線が眩しいです。
百間ベザイの岩稜に戻ってきました。山頂標があるピークに行く前に石柱が見えたピークに登ってきました。真ん中に「八海山神社」が読み取れます。
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百間ベザイの岩稜に戻ってきました。山頂標があるピークに行く前に石柱が見えたピークに登ってきました。真ん中に「八海山神社」が読み取れます。
岩場から見たイワキ頭から割引岳への稜線です。
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岩場から見たイワキ頭から割引岳への稜線です。
八合目まで下ってきました。ナナカマド越しに見上げた金城山です。
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八合目まで下ってきました。ナナカマド越しに見上げた金城山です。
七合目付近の登山道です。落葉していますがイイ感じの登山道です。
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七合目付近の登山道です。落葉していますがイイ感じの登山道です。
観音山コースの金城山は仏教...っと思いきや、鳥居に祠もありました。無事の下山のお礼参りをして登山口に戻ります。
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観音山コースの金城山は仏教...っと思いきや、鳥居に祠もありました。無事の下山のお礼参りをして登山口に戻ります。
駐車スペースに戻ってきました。隣には地元の車が1台。すでに関越の事故渋滞が始まっていましたが安全運転で帰ります。お疲れ〜...
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駐車スペースに戻ってきました。隣には地元の車が1台。すでに関越の事故渋滞が始まっていましたが安全運転で帰ります。お疲れ〜...

感想

紅葉の「百間ベザイ」を見たい...として登りたい山リストに加えてあった金城山/ きんじょうさん (1369m)、紅葉の最盛期は狭い岩稜は激混みだろうと思い、紅葉の時期をずらしたこのタイミングで行くことにした。

10月の末に行った未丈ヶ岳から見たエチコマや荒沢岳の稜線は真っ白だった。標高は低いにしても11月後半、場所柄雪はあるだろうと冬靴に12爪アイゼン、ピッケルも準備した。

登山口に着いたのは4時半チョット前、上空に雲は見えずほぼ満月の月が煌々と輝き好天を予測させてくれる。
明るくなってから出発するつもりで仮眠をしたが、6時頃目覚めたとき車はガスにスッポリ包まれ窓の外は何も見えない。
朝食を摂り出発の準備をしていると6時半ガスが薄くなり始めたので登山口に向かった。

登山道はよく整備されていて歩きやすかったが、四合目から先は急坂も多く粘土質の登山道は滑るので、特に下りはお助けロープの世話になった。
七合目から先は地形図のコンター通りに急登で傍の笹や灌木を掴みながら体をひきあげた。

頂上稜線の岩場百間ベザイは想像よりも規模が大きく高度感もあったが、展望も素晴らしいものだった。
割引岳、巻機山が思ったよりも近くに見え、イワキ頭から続く稜線も魅力的でいつか歩いてみたい。

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