北八甲田 周遊(高田大岳、大岳、井戸岳、赤倉岳)
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- GPS
- 27:39
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,471m
- 下り
- 1,469m
コースタイム
- 山行
- 4:27
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 6:13
- 山行
- 3:56
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 4:56
天候 | 11/20 晴れ時々ガス、11/21 ガス後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
酸ヶ湯〜仙人岱:下部は凍結しきれておらず、氷混じりのぐちゃぐちゃ帯が所々に。地獄沢の木の橋は凍結しておりアイゼンがないと危険。 仙人岱〜小岳:樹林帯は分厚い氷が張っておりアイゼン必要。 小岳〜高田大岳:ノートレースだったが、ラッセルは脛丈程度。コル付近の水溜まりは完全凍結しておらず避けて笹藪を通った方が無難。高田大岳までの上りはアイゼンがあれば問題ない。 仙人岱〜赤倉岳:風が強かったが問題ない。大岳から鞍部避難小屋までの沢にそこそこ雪が吹き溜まっていて道が分かりにくい。アイゼンはいる。 宮様コース:笹藪が迫り出し、足元はぐちゃぐちゃ帯が続く。凍結はほとんどしていない。 毛無岱:ひたすら木道。上毛無と下毛無間の急な階段は凍結するとかなり危険。 |
その他周辺情報 | 酸ヶ湯 (タオル付き1000円) |
写真
とはいうものの雪も最大脛丈で道もはっきりしているので問題なし。
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
1/25000地形図
コンパス
ロールペーパー
ファーストエイドキット
筆記具
保険証
携帯電話
計画書
ザック
ザックカバー
タオル
防寒着
雨具
スパッツ
帽子
登山靴
時計
非常食
カメラ
日焼け止め
サングラス
ストック
軽アイゼン
テルモス
アウターシェル
目出し帽
手袋(インナー+ミドル+オーバー+替え)
シュラフ
シュラフカバー
エアマット
ホッカイロ
ケータイ用バッテリー
歯ブラシ
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---|---|
共同装備 |
ガスヘッド 1 TK
ガス 2 TK, KF
コッヘル 1 YK
シャベル 2 SS, TK
灯油 1 TK
ツエルト 1 SS
|
感想
青森在住のTYさんの計らいで青森遠征に行ってきました。
まずは八甲田です。当初は野湯をベースに北と南を日帰りで巡ろうと思っていましたが、南八甲田は行程が長く、藪や泥がひどいということで、北八甲田のみとしてゆっくり避難小屋泊まりで行くことにします。
初日。
天気はまずまず。大岳もよく見え、雪もいい感じについていて綺麗。酸ヶ湯駐車場で早速準備し、今日泊まる仙人岱ヒュッテまで向かいます。下部は凍結しつつあるも歩きやすい。トラバースを過ぎると地獄沢に入ります。ここは日陰になっており結構凍結している。木の橋も二箇所あり、凍結しているためかなり慎重に渡る。周りのハイマツやダケカンバには樹氷がつき始め飴細工のようでとても綺麗です。振り返ると南八甲田の櫛ヶ峯が白く輝いている。そうこうしているうちにあっという間に仙人岱ヒュッテに到着。外観は古いものの中はとても整理されていて綺麗な小屋です。今晩は地元の山岳会の方々が宴会をしに来るということで賑やかになりそう。
我々もザックをおろし、サブザックに必要なものを詰め小岳、高田大岳に向かいます。小岳までは皆行くようで踏み跡もしっかりしている。ただ、思った以上にルートが凍結しておりアイゼンをつけて登って行いきます。小岳に上がると大岳、井戸岳、赤倉岳がよく見えとても良いロケーション。記念撮影にはちょうど良いです。KFさんはここから小屋に戻るということでTYさんと高田大岳に向かいます。
小岳より先はノートレース。最大脛丈ほどのラッセルなので問題はなし。高田大岳を目の前にしながら降っていきます。コル付近のぬかるみゾーンは凍結し切れておらず、氷に乗るとズボッと泥に落ちてしまうので縁を伝ってなんとか進みました。登り返しは急登であるものの道は悪くなく、高田大岳に到着。我々だけしかきていない!と思ったら、谷地温泉から上がったと思われる足跡が。まあ、しょうがないですね。
高田大岳からの景色も素晴らしく、十和田湖や八戸方面までよく見える。日が出ているためか気温もそこまで低くなく写真を撮りまくり40分程ゆっくりしてしまった。
そのまま来たルートを戻り、アイゼンが片足壊れた以外問題なく小屋に戻る。すでに宴会が始まっており、到着早々そこに混ぜていただく。皆さん良い方ばかりでこの晩は本当に楽しい時間を過ごさせていただきました。
2日目。
朝はあいにくガスの中で何も見えず。行程も短いのでゆっくり出ることに。気圧配置的には悪くないはずなので山でガスが湧いてると予想していたが、案の定、出る頃には小屋付近は上がってきた。ただ、大岳はガスの中。出発早々、修理したアイゼンが外れ直すのに手こずる。。。やっぱりプラベルトはダメですね。
KFさんの針金とスパッツを駆使してなんとかアイゼンを直し、再出発。大岳に取り付くと結構風が強い。あたりも樹氷が発達しつつあり、5cmほどの海老のしっぽができている。眺望はイマイチだがこれはこれで幻想的です。山頂からの火口を楽しみにしていましたが、ガスガスで全く見えず。風も強いので体感的に-10℃ほど。寒いので記念撮影をして早々に下山を開始します。コルまで降る道は先行者のトレースがあったので楽させていただきました。
鞍部避難小屋で少し休憩。かなり立派な小屋で3階まである。が、ストーブはなく広過ぎてちょっと寒そう。仙人岱の方が人気というのも頷ける。ガスガスなのでKFさんはここから下山するということで、TYさんと2人、井戸岳と赤倉岳を目指します。相変わらずガスの中でなかなかの強風。寒くて鼻が痛いので目出し帽をつけて進みます。井戸岳、赤倉岳を早々に通り過ぎ、稜線の端っこにある祠に着くと急に青空が見えてきた。八甲田の神様のお恵みか、ここから急にガスが晴れ始め下のロープウェイ駅や毛無岱が一望できました。そこからは幻想的な景色の中の下山となり、本当に素晴らしかった。コルまで降った後はぐちゃぐちゃ道のトラバース(宮様コース)と毛無岱の木道を下るだけで、あっという間に酸ヶ湯温泉まで下山することができました。
初めての八甲田でしたが、本格的な積雪前のちょうど良い山と青森の山岳会との楽しい宴会を堪能できた素晴らしい山行でした。
翌日は岩木山。低気圧接近前に行って帰ってこれるか?
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