三峰神社〜芋の木ドッケ〜雲取山〜飛龍山〜丹波天平〜お祭BS
- GPS
- 14:58
- 距離
- 28.3km
- 登り
- 2,039m
- 下り
- 2,540m
コースタイム
- 山行
- 4:38
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 5:35
- 山行
- 7:51
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 9:13
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
霧藻ヶ峰の手前から積雪があり、途中で軽アイゼンを装着した。白岩小屋で25僂寮兩磴あり、軽アイゼンもしくはチェーンスパイクが必須。主な登山ルートは、トレースがあるが、芋の木ドッケへの登り&下りは、一人のトレースが合ったのみで、しかも途中でなくなっていたので、地図を頼りに登った。 雲取避難小屋〜三条ダルミ間は、三条の湯からの登山ルートであるため、しっかりとしたトレースが付いている。三条ダルミ〜飛龍山間も、トレースが残っている。前飛龍までは軽アイゼンもしくはチェーンスパイクが必須。ミサカ尾根の途中まで雪がある。熊倉山でチェーンを外した。 サオラ峠〜丹波天平の区間は、落ち葉がコースに堆積しており、落ち葉の下棒や石に注意が必要。後山の旧住居跡の前後は、登山道が不明瞭な個所があるので、注意して歩きたい。また後山から親川BS間の登山道は、左側が切れ落ちたトラバース区間や急な下りがあるので、注意して歩きたい。 |
その他周辺情報 | 雲取山荘:電話 0494-23-3338(予約用)1泊2食 8500円 弁当 1000円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
軽アイゼン
シェラフカバー
ゲーター
ネックウォーマー
|
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感想
12/12〜12/13にかけて、山仲間と一緒に三峰神社〜白岩山〜芋の木ドッケ〜雲取山〜飛龍山〜熊倉山〜丹波天平〜お祭BSというコースを1泊2日で縦走してきた。このコースは、以前から歩きたいと思っていたが、なかなか計画が具体化できなかったプランの一つだった。今回山仲間が単独行で挑戦するという話を聞き、山仲間の写真撮影役として同行させてもらい、このコースを歩くことができた。
当初の計画では、雪山縦走ということまで考えていなかったが、雲取山荘に宿泊予約を入れた際、軽アイゼンを携行するようにとの助言をいただき、一応冬装備を考慮して出かけた。しかし、三峰神社の登山口から和名倉山を望むと、山頂から中腹にかけて白くなっており、当初の想定が甘かったことを実感した。白岩山目指して登って行くと、前日雲取山荘に泊って下山してきた方々から山頂では数十僂寮兩磴あると聞かされ、飛龍山コースの積雪状況が気になった。
標高1500m辺りから登山道に雪が現れ、何とかツボ足で登って行ったが、徐々に雪も深くなってきたため、白岩の肩の手前辺りで軽アイゼンを履くことにした。軽アイゼンを履くと、スリップの心配がなくなり、安心して登ることが出来た。途中の白岩小屋では、積雪量が25冂になっていた。
メインの登山道は、大勢の登山者が踏み固めてくれているため、アイゼンを利かせて登る分には歩き易かった。
白岩山を過ぎたあたりで、巻道を進むか芋の木ドッケ経由で行くか判断を迫られ、これまで登る機会が無かった芋の木ドッケになんとか登ろうということになり、1〜2名のトレースが付いているコースに足を踏み入れた。しかし、子のトレースが途中でなくなってしまったため、GPSと地図でルートを切り開き、何とか芋の木ドッケの山頂に到達することが出来た。芋の木ドッケから雲取山へのルートも、トレースは、猟をしている方のトレースらしく、犬の足跡が付いて全く別の方向にいっていたため、こちらも尾根筋に沿って下り、巻道に合流することができた。その後、大ダワを経て女坂を登り、ほぼ予定通りの時間に雲取山荘に着くことが出来た。
翌日は、当初弁当にしてもらって早出をする計画だったが、山頂の日の出が6:38で小屋の朝食が5:30だと分かったため、朝食を戴いてから出発する計画に変更した。冬山装備に時間がかかり山荘を出発したのは、6:16になってしまった。それでも、なんとか日の出直前に雲取山山頂に着くことが出来、雲取山山頂からの荘厳な日の出を体験でき、感無量だった。
今回の山行の一番の目的は、飛龍山に登ることだったが、このコースを歩く方は、少なく、トレースがあるかどうかが一番の問題だった。三条ダルミで飛龍山へのルートを見ると、確実にトレースが残っていたため、計画通りに飛龍山に向かうこととした。飛龍山は、三ツ山を含めると大きな山容で狼平までは、なだらかな縦走路だった。軽アイゼンも良く効いたので、常に左手に富士山や奥多摩や奥秩父の山並みを眺めながらの贅沢な縦走路を楽しんだ。狼平〜三ツ山〜北天のタルの区間は、三ツ山の険しい山腹を巻くように登山路がつけられているため、多くの木橋が掛かっており、濡れているとスリップが怖い区間になるが、雪が付いていたため、アイゼンが良く効き、危ないと思う箇所は殆どなかった。なお、熊笹が登山路を覆っている場所があったが、雪があってトレースがついていたため、迷わずに済んだ。
標高2000m近くで山頂への近道の分岐があり、近道の急斜面を登って尾根に出たところで三条の湯からピストンで登ってきた方とスライドした。この日飛龍山ルートに入ってすれ違ったのは、この方々だけだった。
飛龍山山頂は、周囲をもみの木に囲まれており、眺望が全くないところだった。しかし、長いこと登りたいと思っていた山頂だったので、飛龍山山頂に到達できたことに格別の情感を覚えた。山頂は、日が入らず、風もあって寒いため、早々に下山の途についた。
下山ルートは、前飛龍〜熊倉山を経て、サオラ峠〜丹波天平〜親川
に下るコースを歩くことにしていた。前飛龍の先の露岩帯は、眺望が優れており、富士山のみならず南アルプスの峰々がくっきりと見え、素晴らしい光景だった。
熊倉山の登りまで雪があったが、熊倉山から先は、南斜面で雪が無さそうだったので、熊倉山山頂でアイゼンを外した。ここまで雪山縦走を助けてくれたアイゼンに感謝した。一方、アイゼンを外すと足が軽くなり、下りのスピードを上げることが出来、雪山歩行による当初の計画からの遅れを一気に挽回することが出来た。サオラ峠〜丹波天平の区間は、紅葉樹林帯の中のなだらかな登山路で、新緑もしくは紅葉の時期に改めて歩きたいなとおもった。
今回は、山仲間の計画に相乗りさせてもらうことが出来、念願の飛龍山〜丹波天平を歩くことが出来、大満足の山行になった。
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