【谷川岳】天神平からトマノ耳まで
- GPS
- 05:04
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 903m
- 下り
- 974m
コースタイム
- 山行
- 3:32
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 5:05
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前日に積雪があったようですが、朝の9時半時点で立派なトレースがついていました。多少、風はありましたが、快適な登山日和でした。 |
写真
装備
個人装備 |
メリノウールの肌着
ダウンベスト
化繊のフリース
タイツ
ズボン
靴下×2
予備靴下
グローブ
インナーグローブ
予備手袋
ダウンジャケット
レインジャケット
ゲイター
ネックウォーマー
ニット帽
靴
ザック
サブザック
輪カンジキ
ガスバーナー
昼食
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
笛
LEDランタン
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
山と高原地図
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック×2
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感想
冬の青春18きっぷ山行、2回目は雪の谷川岳に行ってきました。ロープウェイを利用して、天神尾根をピストンするオーソドックスな谷川岳の雪山ルートです。ワカン、チェーンスパイク、ダブルストックという装備だったので、クラストした急斜面などが出てきたら即時撤退のつもりでしたが、結果的にトマの耳まで前進することができました。
【天神平〜熊穴沢避難小屋】
ロープウェイから下りると、身支度を調えて出発です。ルート上には きれいなトレースがついており、沈み込みもほとんどなかったので、しばらくはツボ足で行くことにしました。すぐに暑くなってきたのでベースレイヤーとミドルレイヤーの間に来ていたインナーダウンのベストを脱ぎます。熊穴沢避難小屋までに何ヶ所かあるトラバース状の細いトレースの上を歩くのが、この日歩いた中で一番怖かった場所かもしれません。
【熊穴沢避難小屋〜天狗の溜まり場】
避難小屋はまだ雪に埋もれていませんでした。ここから先は完全に尾根道となるのでチェーンスパイクを装着していきます。なお、すれ違った人の足回りはほとんどがアイゼンでした。ワカンをザックに括りつけている人は何人かいましたが、足に装着している人は見かけませんでした。スノーシューを履いていたのは山スキーの人が一人だけ。あとはスノーボードを担いだ人がスキーブーツのツボ足で登っていました。
天狗の溜まり場から先は徐々に傾斜が増していきます。ときおり振り返り、帰りに下りられそうか慎重に確認しながらの登高となりました。肩の広場の直下までくると、踏み跡はあたり一帯に拡がるようになり、皆さん思い思いの場所を登って行きます。自分は先述のスノボの人のつけた踏み跡にキックステップを刻んで ここをクリアしました。
【肩の広場〜トマノ耳〜肩の小屋】
肩の小屋(冬期休業中)も完全には雪に埋もれておらず、通常の出入り口が利用可能でした。先に休憩していこうかとも思いましたが、ひとまずトマノ耳まで行くことにします。わずかな登りでトマノ耳に到着しましたが、次なる問題はオキノ耳まで行くかどうかです。見た感じ「行って行けないことはないかな」という印象でしたが、ここで強烈な風が吹き付けてきました。自分の装備はチェーンスパイクにダブルストックです。「装備に不安がある以上、この辺が潮時かな」というのが自分の出した答えでした。オキノ耳には無雪期に登頂したこともあるし、無理をすることもありません。
トマノ耳から引き返すと、肩の小屋で昼食休憩です。ちょうど良く小屋の前のベンチに空きがありました。ダウンジャケットを羽織り、取り出したSOTOのバーナーでお湯を沸かしてハチミツのたっぷり入ったカフェインレスコーヒーを淹れ、コーヒー片手にアンパンにかぶりつきました。
【肩の小屋〜熊穴沢避難小屋〜天神平】
昼食休憩を終えるといよいよ下山開始です。斜面にかかとを落とし込むようにして、足場を刻みながら下っていきます。天狗の溜まり場あたりまで来れば傾斜も緩やかになってきますが、その辺りから熊穴沢避難小屋付近にかけての場所で、チェーンスパイクに付着した雪がダンゴ状にまといつくようになりました。逆にいうと、スパイクにダンゴができたのは帰路のこの区間だけでした。ときどきストックでダンゴを落としながら、軽快に高度を下げていき 熊穴沢避難小屋を経て、天神平まで下山しました。
コメントありがとうございます。はい、本当にすばらしい青空でした。
ガイドブック等にはアイゼンとピッケルが必要と書いてあるコースなんで、この時期なら持っていった方がいいとは思いますが、この日の登りではほとんどの人がダブルストックでした。下りだとピッケルを使っている人もチラホラいるという感じです。状況によっては熊穴沢避難小屋や天狗の溜まり場での撤退も考えていたので、この日は「たまたまピッケルなしでも行けた」と思った方が間違いがないと思います。
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