丹沢表尾根縦走、塔ノ岳は寒かった
- GPS
- 09:11
- 距離
- 19.6km
- 登り
- 1,785m
- 下り
- 1,774m
コースタイム
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 9:09
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
○小田急線 5:12 登戸 − 5:55 本厚木 5:59 本厚木 − 6:15 秦野 ○神奈川中央バス 6:35 秦野 − 6:58 蓑毛 <復路> ○神奈川中央バス 16:18 大倉 − 16:34 渋沢 ○小田急線 16:40 渋沢 − 17:37 登戸 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○蓑毛〜ヤビツ峠 県道が凍結しているため、ヤビツ行きのバスはすべて蓑毛止まりです。 蓑毛からヤビツ峠への登山道は山の法面を九十九折で登って行きます。 霜は降りていますが、滑りやすいところもなく歩きやすいです。 ○丹沢表尾根(ヤビツ峠〜行者岳) 表尾根に上がると雪が深くなるので、アイゼンは必須です。 烏尾山から行者岳に登り返すところは急斜面の上、カーブになっています。 慎重に歩かないと曲がりきれずに直進すると滑落します。 雪のおかげで殆んどの鎖場は鎖を使わずに通過できますが、行者岳から下るときの鎖は流石に鎖を使わないと下りられません。雪のせいで足場が分かりにくなったです。 ○新大日〜塔ノ岳 新大日から先は登り返しが少ないので行者岳までのコースよりも歩きやすいです。 木ノ又小屋をすぎたところに崩落個所の迂回路がありますが、道が狭い上に他に比べて雪が深いので注意してください。 ○大倉尾根 基本的にはひたすら7km下り続けるだけですが、泥濘が酷いところが多いので滑って転ばないように気をつけてください。 ○アイゼン 登りは富士見橋を渡ったところから装着 下りは花立山荘前で外しました。 花立山荘より下にも凍結箇所が結構あったので、アイゼンを外すタイミングはコース状況により判断してください。 <Record> ※大倉尾根でGPSが停止したので距離と大倉尾根のトレースがおかしいです。 出発時刻/高度: 06:58 / 312m 到着時刻/高度: 16:19 / 296m 合計時間: 9時間20分 合計距離: 19.63km 最高点の標高: 1470m 最低点の標高: 296m 累積標高(上り): 1687m 累積標高(下り): 1703m ●総歩数(Door to Door):47,586歩 |
写真
感想
2014年の登り初めは丹沢表尾根から塔ノ岳を目指す事にしました。
ヤビツ峠から登りたいところですが、路面凍結のせいでバスがヤビツまで行かないので蓑毛からのスタートです。
蓑毛でトイレと身支度を整えてバス停向いの道からヤビツ峠を目指します。
朝日を浴びながら歩くこと約1時間で県道に合流し、ほどなくヤビツ峠に到着。
ヤビツ峠は路面は除雪されているもののカチカチに凍結していました。
スタッドレスかチェーンがないと厳しいのが分かります。
蓑毛から歩いて体が十分温まったので、街歩き用に着込んでいたフリースを脱ぎました。
ちなみにロングTシャツ、Tシャツ、フリース(モンベル)、フリース(ユニクロ)、パーカー(モンベル)と着ていて、ここで脱いだのはユニクロのフリースです。
県道を30分弱歩き富士見橋を左に折れたところが、表尾根への登山口です。
(塔ノ台経由で登る場合は、県道を反対方向に進みます)
登山口の舗装路がツルツルに凍っていたので、ここでアイゼンを装着。
アイゼンは、モンベルの8本爪の軽アイゼンです。
アイゼンが効いて快適に歩いていたのですが、林道を越えて二ノ塔に向かう途中で右足に違和感があり、足元を見ると、なんとアイゼンが脱落しているではないですか。
アイゼンがないとこの先進めないので、探しに戻ることにしました。
50mほど戻ったところで、下から男性が上がって来たので、アイゼンが落ちていなかったか訊ねたところ、幸いにもこの男性が拾ってくれていて、どこかで会えるかもと持って来てくれていました。
アイゼンを拾ってくれた男性に感謝です。
アイゼンの留め具のゴムバンドが緩んでいたようなので、両足ともしっかり締め直し、再出発です。
二ノ塔までは登りもそんなにキツくなくアイゼンでロスした時間を除くとほぼコースタイムで到着しました。
二ノ塔から次に目指す三ノ塔が目の前に見えるのですが、三ノ塔の手前に谷があるのが分かります。
アップダウンが多いとは聞いていましたが、結構下るんですね。
三ノ塔はとても眺望がよく富士山が目の前に見えていましたが、残念な事に富士山山頂に雲がかかっていました。
三ノ塔を目当てに登る人がいるのがよく分かりす。それほど気持ちの良い山頂でした。
三ノ塔から烏尾山、行者岳と登り下りを繰り返しながら進んで行きますが、指導標を見ると時間の割に距離が全然稼げないので疲れが増します。(ほぼCT通りに進んでいます)
奥高尾の高速コースに慣れているので、奥高尾の距離と時間とどうしても比較しちゃうんですよね。
ちなみに三ノ塔から塔ノ岳までは距離にして4km。これは景信山から陣馬山の5.7kmより近いですが、時間は1時間くらい長くかかります。
行者岳が近づくにつれ、道がだんだん険しくなってきます。
そして本日のハイライト行者岳からの下りの鎖場を迎えます。
雪のせいで足場が分かりにくいのが恐怖を煽りますが、落ち着いて足場を確保しながらどうにか下りました。
行者岳を越えるとあとは一気に塔ノ岳を目指すだけと思い、軽快に歩を進めてます。
木ノ又小屋でコーヒー300円という幟に目が奪われ寄り道しちゃいました。
冷えた体に熱々のコーヒーが染み渡ります。
木ノ又小屋の主人と奥さんは気さくな方なので、結構居心地が良かったです。
木ノ又小屋で元気をもらいラストスパートです。
約30分で塔ノ岳に到着。蓑毛から約6時間半よく歩きました。
塔ノ岳は大倉から登って来たと思われる人で賑わっていました。
富士山が正面に見える場所を確保し、食事タイムです。
サーモスに入れて持ってきたお湯でカップラーメンを作ります。
自宅でお湯を入れてから9時間経っていますが、カップラーメンが作れるくらいの温度が保てるサーモスって凄いです。
風を浴びて寒かったですが、山頂で食べるカップラーメンは美味しかったです。
とは言え、寒さは半端ないので、食事を終えてひと休みしたら早々に下山に入ります。
帰りは定番の大倉尾根へ下ります。
大倉尾根はダラダラと続くバカ尾根などと言われたりもしますが、木道だったり、階段だったり、尾根道だったりと多少なりとも変化があったので、どうにか飽きずに歩く事ができました。
16:18大倉バス停到着。
妻に下山報告を済ませて渋沢行のバスに乗り込みました。
今夜は酒が美味そうです。
お疲れ様でした。
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