冬の谷川岳一ノ倉岳茂倉岳縦走(土合から土樽へ)
- GPS
- 08:25
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 1,814m
- 下り
- 1,887m
コースタイム
- 山行
- 5:32
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 6:10
天候 | 初日 晴れ時々曇り 2日 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
土樽駅では1時間半待ち。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・一ノ倉岳まではバックカントリーの方々によるトレースあり。茂倉岳手前の鞍部分よりノートレース。 ・茂倉岳以降は巨大な雪庇。雪の自重によりクレバスが多数発生。ストックで叩きながら歩くも埋まっていたのに一回落ちた。深いので約2.5mほど。 ・茂倉岳避難小屋は分からず通り過ぎてました。完全に埋まっており掘り起こし不可。 ・避難小屋〜矢場の頭まではルート少し悩む。ピークをトラバースすると北側急斜面なので基本的に直登しました。 |
写真
感想
南アルプス敗退からはや数日。雪山が恋しくなり、前に検討していた土合から土樽への谷川岳縦走をしてみようと行ってきました。
土合駅に降りるとモグラ駅側だった。なんとなく登り線にあると思ってたのですぐに登山。ベースプラザまでは歩いて15分位で到着。
尾根が見渡せる位置まで登ると見た事の無い人の数。白い斜面にキレイに人が連なっています。肩の小屋からオキの耳までは街にいるかの様な賑やかさ。
オキの耳に着きましたが山頂の標が埋まっておりよく分かりませんので雰囲気で登頂。
ここから一ノ倉岳へは一気に人が減り、前方にバックカントリーのグループのみが見える。
一ノ倉岳もよくわからないまま登頂。バックカントリーの方々はここから湯桧曽川沿いに滑るそう。この斜面は気持ちいいだろうなぁ。
茂倉岳手前の鞍からはトレースが無くなり自分のみ。茂倉岳に登るにはせり出した雪庇を越えて登るしかない。少し恐いが楽しさが上回る。
ここは雪洞掘るのに適していた。樹林帯は抜けているが東斜面で吹き溜まりになっていた。下りながら「あそこに雪洞掘ればよかった」と思ってました。
茂倉岳ももちろんよくわからないまま登頂。南側に巨大な雪庇があり山頂に近づきにくいので、山頂は踏んだと言い聞かせトラバース気味に進む。
茂倉岳避難小屋を掘り起こして泊まろうかなと考え歩いていたが、気づいたら過ぎていた。GPSのログ見ると真上を通過していたので、掘り起こしは不可能だと判明。そのまま進む。
小屋から矢場ノ頭手前のP1683がここの核心な気がする(逆ルートなら登り口〜矢場ノ頭の急ラッセルか)。
雪の自重によりクレバスが多数あるので、ストックで叩いて割れ目を確認しながら歩く(一回落ちましたが)。
深さは最大2.5mほどですので頑張ればどうにかなる。
左の南側は雪庇で近づけないが北側は急なのでこれまた悩む。基本的にはピークは直登で通過しとけば行ける。緩いのは北側トラバースで回避。
P1683を登った所でまさか人に出会う。男女5人組パーティーでたぶん大学生山岳部っぽい。やっぱ山岳部や山岳会のキビキビ登る人たちってのはカッコいいな。
小屋以降雪洞掘ろうと思っていたが適地が見つからずこのまま降りきろうかなと考えていたら、矢場ノ頭手前で数年に一度レベルのテント適地が見つかる。
テントよりわずかに広い空間で木が四隅に生えている奇跡の場所。興奮してそのままここにテントを張りテン泊としました。
ここは万太郎山から谷川岳の尾根が目の前に広がる絶景ポイント。酒を飲みなが無音で夕日が沈むのを眺める。来た甲斐があったな。
夜19時以降何度か爆撃音が轟く。よく聞くと花火を打ち上げているようです。30分間隔で上がっていました。残念ながら花火自体は見えませんでしたので音だけ。
翌日は終始曇り空。
矢場ノ頭で標を見つけてピークに登ったのを感じる。
あとは急な斜面を昨日の大学生?グループが付けてくれたトレースをたどる。ワカン着用で脛ラッセルでしたのでさぞ大変だったと思います。ラッセルありがとう。
下山トレースを外れ新雪を下りたのであっという間に下山となりました。
今回は荷物軽くしようかと思いましたが、せっかく身体も出来てきたので21kgでセット。やはり自在に動けるのはこの位なんだと実感。
やっぱ雪山は楽しいなー。
もう少し吹雪いたのも期待してはいましたが、これはこれで楽しかった。
あーもうすぐ厳冬期が終わってしまう。
次に行くところを選ばねば。
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