雪の丹沢主脈を南北に踏み潰す(大倉BS-塔ノ岳〜丹沢山〜蛭ヶ岳〜姫次〜黍殻山〜焼山-三ヶ木BS)

2022年02月12日(土) ~ 2022年02月13日(日)

• GPS: 13:30
• 距離: 35.1km
• 登り: 2,350m
• 下り: 2,433m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:33
• 休憩: 1:14
• 合計: 6:47

距離 14.6km 登り 1,870m 下り 483m

8:41 大倉バス停
8:45 大倉山の家
9:03 9:04 観音茶屋
9:18 雑事場ノ平
9:22 見晴茶屋
9:40 一本松
10:00 駒止茶屋
10:09 堀山
10:16 10:25 堀山の家
10:45 天神尾根分岐
11:08 11:19 花立山荘
11:29 花立
11:34 金冷シ
11:51 12:19 塔ノ岳
12:20 尊仏山荘
12:43 12:44 日高
12:55 12:57 竜ヶ馬場休憩所
12:59 13:00 竜ヶ馬場
13:16 みやま山荘
13:18 13:19 丹沢山
13:22 13:23 みやま山荘
13:24 丹沢山
13:42 13:46 早戸川乗越
13:59 14:01 箒杉沢ノ頭
14:07 14:16 不動ノ峰休憩所
14:20 不動ノ峰
14:36 棚沢ノ頭
14:52 鬼ヶ岩ノ頭
14:57 14:58 鬼ヶ岩
15:04 15:06 中ノ沢乗越
15:24 15:25 蛭ヶ岳山荘
15:28 蛭ヶ岳

2日目

• 山行: 5:27
• 休憩: 1:08
• 合計: 6:35

距離 20.5km 登り 490m 下り 1,956m

7:34 蛭ヶ岳
7:43 7:49 小御岳
7:58 ポッチノ頭
8:14 8:16 地蔵平
8:25 地蔵平道標
8:34 原小屋平
8:56 9:03 姫次
9:06 東海自然歩道 最高標高地点
9:20 9:21 八丁坂ノ頭
9:30 青根分岐
9:40 大平分岐
9:44 大平分岐下 水場
9:59 黍殻山
10:16 平丸分岐
10:33 鳥屋分岐
10:43 11:18 焼山
12:20 12:21 焼山登山口
12:34 12:49 焼山登山口バス停
13:58 13:59 青山バス停
14:09 三ヶ木バスターミナル

大倉BS〜三ヶ木BSまで、丹沢主脈を南北に縦走してきました。

1日目は塔ノ岳まではとても多くのハイカーさんで賑わっていました。塔ノ岳→丹沢山→蛭ヶ岳と進んでいくにつれて、ハイカーさんの数はどんどんと減っていきました。

2日目は誰ともスライドせず。

天候

1日目：晴れ
2日目：曇り→雪→雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

1日目：渋沢駅→大倉BS
2日目：三ケ木BS→橋本駅

コース状況／危険箇所等

2/10の降雪で積雪30〜40cm、吹き溜まり70〜80cm程度。
主脈は全コースでトレースありです。

1日目は駒止茶屋手前〜ゴールの蛭ヶ岳までチェーンスパイク使用。結果的にはチェーンスパイクで行けてしまいましたが、丹沢山から先、蛭ヶ岳まで向かうのなら現状では12本爪アイゼンの方がベターではあると思います。

2日目は蛭ヶ岳山荘出発時より12本爪アイゼン使用。チェーンスパイクだと危ないと思います。姫次〜焼山方面はトレースはあるものの、場所によってはあまり踏まれていないので、踏み抜きや足捌きが大変な場面が多々ありました。一番しんどかったのが黍殻山への登りでした。

焼山からの下りの樹林帯内でミニデブリあり。トラバース沿いに発生していたので、少量の雪でも歩いている際に直撃してたらそのまま流されてしまってヤバそうでした。

写真

2/12 8:09

新宿から小田急に乗って、遥々やって参りました渋沢駅！

2/12 8:09

駅を出ると青空に映える丹沢の峰々ドーン！
バスに乗って大倉を目指します。

2/12 8:41

大倉BS到着！
たくさんのハイカーさんが出発の準備をされていました

2/12 8:41

自分もトイレを済ませて、レッツラゴー！

2/12 8:45

今年はたくさん見ているロウバイ🌸

2/12 8:47

取り付きに到着！
ここからまずは塔ノ岳まで6.4kmですが、頑張って行きましょう！

2/12 8:53

噂の大倉尾根(バカ尾根)が始まります！

2/12 9:09

序盤は気持ちのいい樹林帯

2/12 9:19

雑事場の平から先で徐々に雪が見られます

2/12 9:20

たまに平らな道があると嬉しい

2/12 9:22

見晴茶屋を過ぎると...

2/12 9:23

バカ尾根っぽくなってきた！

2/12 9:30

バカ尾根と言ったらこの木道

2/12 9:53

雪も増えてきたのでチェーンスパイク装着

2/12 9:59

駒止茶屋
ここでチェーンスパイクを装着される方が多かったです

2/12 10:40

気温も上がり汗だくに💦

2/12 11:03

振り返ると伊豆半島

2/12 11:08

花立山荘まで来ました！
とても多くのハイカーさんで賑わっていました

2/12 11:28

だるまとアヒルの雪だるま

2/12 11:48

富士山ドーン！

2/12 11:51

塔ノ岳ゲッツ！

2/12 11:52

方位盤

2/12 11:56

南アルプスも見えました

2/12 12:02

ここでランチタイム

2/12 12:18

何度見ても素晴らしい富士山

2/12 12:21

丹沢山方面へ向います

2/12 12:23

ここからは人も減り、雪もこれまでより深めに

2/12 12:24

ようやく来れた丹沢主脈線です！

2/12 12:35

富士山に向かってDIVE TO BLUE！
撮っていただいたお姉さん、ありがとうございました！

2/12 12:45

丹沢山へと続く稜線

2/12 12:47

ずっと富士山がサイドから応援してくれています🗻

2/12 12:57

眼下に広がる関東平野
いつもと見える雰囲気も違います

2/12 13:17

丹沢山ゲッツ！

2/12 13:18

これで日本百名山は31座目

2/12 13:22

雪だるまとみやま山荘

2/12 13:23

ハートフルな雪文字

2/12 13:24

蛭ヶ岳へ向けて進みます！

2/12 13:27

更に雪は深くなりますが、トレースはあるのでそのままチェーンスパイクで進みます

2/12 13:32

たおやかな稜線です

2/12 13:35

遠くに男体山を始めとする我らが日光ファミリーもうっすらと見えました！

2/12 13:43

雪庇もありました

2/12 13:53

普通に雪山ですね

2/12 13:55

シュカブラとアニマルトレース

2/12 14:01

気持ち良くなって、クールダウンがてら雪にダイブの跡

2/12 14:08

不動ノ峰休憩所

2/12 14:11

建屋の裏側に木の枝からのつらら〜

2/12 14:17

これまで歩いてきた稜線を振り返ります
良く歩いたな〜

2/12 14:19

だが、しかし、蛭ヶ岳への道のりはまだまだあります！

2/12 14:24

再びの富士山🗻

2/12 14:26

進めども進めども、なかなか辿り着かない蛭ヶ岳
道が地味に巻いているから、歩いても歩いても近づかない感じがしました

2/12 14:31

トレースはありますが、足も雪に取られて思うようには進みません

2/12 14:33

でもずっといい景色だから頑張れます！

2/12 14:56

ビクトリーーー！！！

2/12 14:58

なんて空の青さ！

2/12 15:02

鎖場はかなり慎重に下りました
この日一番の難所だったと思います

2/12 15:27

蛭ヶ岳山荘を通過して...

2/12 15:29

蛭ヶ岳ゲッツ！

2/12 15:30

山頂はとても開けていて、広々としたいい場所でした

2/12 15:46

蛭ヶ岳にチェックイン
寝床の準備をしておきます

2/12 17:03

ダイヤモンド富士
( ゜∀ ゜)ハッ！

2/12 17:05

DIVE TO DIAMOND FUJI！

2/12 17:12

太陽が富士山に隠れました！

2/12 17:15

DIVE TO SUNSET！

2/12 17:17

蛭ヶ岳山頂からの素晴らしいゴールデンアワーでした！

2/12 17:37

夕食はカレーです
副菜ととご飯はお変わり自由です
派手さはないですが、とても心温まる味わいでした

2/12 18:03

夕食後に見た、ブルーアワーの富士山

2/12 19:40

山荘からの夜景
広範囲のとても素晴らしい夜景でした！

2/13 6:07

おはようございます！
朝食は自炊にしました

2/13 6:32

ガスってしまって無理かなと思いましたが、この時間だけ奇跡的にガスが晴れました！
念願のご来光です☀

2/13 6:36

モルゲンロートの富士山

2/13 6:39

とても素晴らしいご来光でした

2/13 7:31

出発の準備をして山荘を後にします
大変お世話になりありがとうございました！

2/13 7:32

さっきまでのご来光が嘘のようにガスりました
気を取り直して2日目のレッツラゴー！

2/13 7:32

ちょっとだけ霧氷確認

2/13 7:34

一寸先はガス

2/13 7:41

2日目は最初から12本爪アイゼンを装着

2/13 8:20

樹林帯内の雪のトラバース

2/13 8:57

姫次ゲッツ！

2/13 9:00

広々していますが、ここには自分1人

2/13 9:02

少し休んで雪のトレイルを進みます

2/13 9:06

東海自然歩道　最高標高地点
1433m

2/13 9:19

宮ヶ瀬湖が見えてきます

2/13 9:32

黍殻山避難小屋は寄らずに通過

2/13 9:44

黍殻山を目指します！
トレースは人1人分ありましたが、消えかかっていたのでラッセルに近い状態でしんどかったです

2/13 9:57

それでもノートレースよりはとてもマシでした
踏み跡ありがとうございました！

2/13 10:00

黍殻山ゲッツ！
頑張りに反比例して、山頂自体は景色もなく思ったより地味でした

2/13 10:03

膝上のラッセルなので先行者さんはとても大変だったと思います

2/13 10:10

雪の付いた細尾根は油断すると危なかったです

2/13 10:44

焼山ゲッツ！
焼山到着と同時に雪が降ってきます

2/13 10:45

山頂には立派な展望台あり

2/13 10:46

展望台の上に登り、舞う雪越しに見る宮ヶ瀬湖

2/13 11:00

雪は降ってきましたが、ここでランチタイム
パスタとコーンスープで温まります

2/13 11:18

吹雪いてきたので、足早に西野々方面へ

2/13 11:29

九十九折りの雪の樹林帯

2/13 11:30

樹林帯のトラバース道上にミニデブリあり
歩いている時にこれをまともに食らったら結構ヤバそう❄

2/13 11:42

雪のロープ場
ここの下りは12本爪アイゼンでないとかなり危ないと感じました

2/13 11:44

雪の急坂ですが、慎重かつ大胆に進みます

2/13 12:15

焼山登山口バス停まで0.8�劼里箸海蹐泙罵茲泙靴�
この少し手前まではアイゼンは装着していました

2/13 12:24

ここから先はようやく下界の雰囲気が出てきました

2/13 12:31

ここまで来ればもう安心

2/13 12:33

土日は三ヶ木行きのバスは1日2本と本数がめちゃめちゃ少ないので、そのまま歩いて三ヶ木まで向かいます

2/13 12:34

バス停の隣の神社
この神社の裏にトイレがあります

2/13 12:44

いつの間にかアイゼンにひっかけてゲイター破ってしまっていました
ちゃんと雪山用のゲイターを持参すべきでした

2/13 12:59

あとは一般道をひたすら歩きます
道中にはちゃんとした雪だるま

2/13 13:20

地味にこういう雪の残った道が多くて歩くのにも気を使いました

2/13 14:09

そんなこんなで下山後に約1時間半歩いて三ヶ木のバスターミナルに到着！
ここから橋本駅までバスに乗り、橋本から新宿経由で埼玉に帰りました
雪の長旅、お疲れ様でした！

撮影機器：

SO-01M Sony

感想

kagerobo

念願の丹沢主脈縦走へ！
冬の連休中に丹沢に行こうと思い、雪山と化した丹沢に乗り込んできました！

欲張り縦走系の内容で登ろうとコース設定。早い段階で蛭ヶ岳山荘の宿泊予約も入れていましたが、2/10の降雪で事態は一変。思ったよりも雪も積もったようで不安もありましたが、情報収集して思い切って予定通りのコースで行ってきました。

塔ノ岳まではとてもたくさんのハイカーさんで賑わっていましたが、それ以降はどんどん人の数も減っていきました。噂のバカ尾根（大倉尾根）も雪が付いてよりしんどく感じられましたが、『苦しけりされど登りたし』の栃木の女峰山のバカ尾根（黒岩尾根）の方が個人的にはしんどかったなと感じました。

塔ノ岳から先の稜線沿いの景色はとても素晴らしく、丹沢の醍醐味を感じることができました。特に、丹沢山〜蛭ヶ岳の景色はとても素晴らしく、心から来て良かったなと思えるものでした。目指しているわけではないですが、丹沢山で日本百名山も31座目となりました。

宿泊地の蛭ヶ岳山荘では皆さんに良くしていただき、とても素敵な時間を過ごすことができました。この日の宿泊者は12名。気さくな方ばかりで、山談義も楽しかったです！スタッフの皆さんはじめ、宿泊された皆様、大変お世話になりありがとうございました。

夕焼けに沈みゆく富士山、夜景にそまる関東平野、ご来光にモルゲンロートの富士山、全て最高でした！

2日目は誰ともスライドすることなく1日を終えました。こんなこともあるんだなと思いましたが、この日の天候を考えるとそれも納得でした。雪→雨と帰りは結構大変なコンディションでしたが、それも含めてとても楽しい初丹沢でした。

今度は鍋割山に鍋焼きうどんを食べに行きたいです。

コメント

ABASHIRI

縦走お疲れ様でした。

今の時期は丹沢も程々の雪があり、間近に見る雪稜の富士を拝みながら踏破する醍醐味を味わうのは丹沢は最適だと思うのです。

自分も昨年末にkageroboさんの半分程度の距離でしたが蛭ヶ岳をほぼピストンで登り黍殻山避難小屋泊をしました、とても綺麗でトイレも有り快適でしたよ。

最近は筑波山ばかりなので、そろそろ奥秩父へと計画しています。奥秩父は快適な四里観音や樺小屋などの素晴らしい避難小屋が多く、最初から避難小屋泊を計画としてはダメなのでしょうが、そのうちお会いしそうですね。

その際は、よろしくお願いいたします。

kagerobo

ABASHIRIさん

こんばんは🌙

黍殻山避難小屋はとても綺麗みたいですよね。
さすがです、泊まられていらっしゃいましたか！

奥秩父もいいですよね💡避難小屋もいろいろあるんですね！避難小屋ってより冒険感があって楽しいですね！

またお会い出来ましたら嬉しいです！

テヘ

この時期にあのコースを縦走とは天晴れ^o^

こんにちは😄
丹沢の主脈を南北縦走、しかも雪山の最盛期に( ・∇・)
二日目は誰とも会わず、それはそうですよ中々の強者で無いと(*≧∀≦*)

川崎市在住には何度か丹沢行きましたが全て日帰り、然も夏から秋のヒルが少ない時期に。
丹沢大好きの先輩が、目をつぶっても歩けるとかほざいてましたが^o^
神奈川県民は皆大好きな山塊ですね(^｡^)

kagerobo

teheさん

こんばんは🌙
ただでさえタフなコースでしたが、雪もドッサリで初丹沢はなかなかの修行になりました👍

2日目は誰ともスライドしませんでしたが、トレースはあったので安心して歩けました。ソロで雪山に入る栃木の山の時のような不安感は少なかったです。やはり人気の山域なんだと思いました！

最近は電車とバスでアクセスする登山も増えましたが、周回じゃなくて縦走で抜けるスタイルもいいなと思っています☺️