石尾根を雲取山まで巻かずに行こう♪
- GPS
- 15:45
- 距離
- 31.1km
- 登り
- 2,853m
- 下り
- 2,224m
コースタイム
三ノ木戸山登山口 0:59
三ノ木戸山分岐 2:03
狩倉山 2:51
六つ石山 3:08
将門馬場 4:01
水根山 5:09
鷹ノ巣山 5:41
日陰名栗山 6:41
高丸山 7:26
七ツ石山 8:35
雲取山 10:04 (休憩、朝食)
雲取山荘 10:25 10:43発 (トイレ、お茶購入)
大ダワ 10:57
芋ノ木ドッケ 11:50 12:04発(長沢背稜偵察)
三峰への登山道分岐 12:20 12:24発(休憩、昼食)
白岩山 12:28
前白岩山13:17
お清平 13:48
霧雲ヶ峰 14:05
奥宮入口 14:48
三峰 15:03
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
車で奥多摩へ、氷川駐車場の無料解放を利用。 【復路】 予定外のコースへエスケープしたため以下を利用 西武バス15:45三峰神社発西武秩父行き 西武秩父鉄道17:10(西武秩父→東飯能) JR八高線(東飯能→拝島) JR青梅線(拝島→奥多摩) 奥多摩で車回収して自宅21:30着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★道の状況★ 【六ツ石山まで】 雪は六ツ石山の手前で出てくるので分岐でチェーンスパイクとスパッツ装着。 【鷹ノ巣→七ツ石分岐】 鷹ノ巣山頂から先はトレースあるものの、つぼ足、踏み抜き地獄、無雪期より2〜3割増しの時間かかります。計画作成時に要注意。 【七ツ石分岐〜雲取山】 良く踏まれており、歩き易い。圧雪されて踏み抜きないです。 【雲取山荘〜芋ノ木ドッケ】 雲取から先も三峰方面は良く踏まれています。芋ノ木ドッケ方面もトレースあるので行ってしまいましたが、先行者は途中で引き返したようです。途中でトレース消えてます。芋ノ木ドッケから先はトレース無し、雪深くソロではラッセル無理でしょう。仕方なく芋ノ木ドッケから三峰方面へエスケープしました。こちらはトレース無く膝くらいのラッセル。 【三峰登山道】 良く踏まれておりアイゼンあれば問題ないです。 ★登山ポスト★ 奥多摩駅前にありますが、プリンターが不調で印刷できず提出せずに出発してしまいました。 ★下山後の飲食店★ 三峰神社近くの売店にありますが、バスの時刻が判らなかったので立寄りませんでした。奥多摩で車回収した後、赤提灯に寄りたい衝動に駆られましたが、車なので断念、まっすぐ帰宅しました。御岳のコンビニでお土産の日本酒と眠気覚ましのミントを購入。 |
ファイル |
修正後
(更新時刻:2014/04/10 08:48)
(更新時刻:2014/04/10 08:49)
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写真
装備
個人装備 |
ザック 1
非常用ツエルト 1 Fine Track
雨具上下 1 モンベルGTX
山専ボトル 1 湯0.8L
ナルゲンボトル 1 0.4L
ペット飲料 2 1L
ヘッドランプ 1
手持懐中電灯 1
救急キット 1
朝食 1
昼食 1
行動食 1
トレッキングポール 1
ドライレイヤー 1 着用
ベースレイヤー 1 着用
携帯電話 1
カメラ 1
手袋 1
ダウンジャケット 1
靴下 1 着用
ミッドカットシューズ 1 着用
着替 1
フリース 1
ハードシェル 1
GPS 1
ミドルレイヤー 1 着用
帽子 1 着用
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感想
★出発前★
さて今日のお題は「巻かないで石尾根を雲取山まで行こう」
普通は目的の山に登ることができれれば途中のマイナーなピークなんてどうでもいいじゃないですか。奥多摩で言えば最高峰の雲取山に登れればそれで満足みたいな。いやいやそれじゃアカン、ピークは丁寧に踏んでいかないと、と決めたのが今回の山行。奥多摩駅から雲取山に至る「石尾根」に普段は顧みられないマイナーピークがある。それ全部踏んで帰りは「長沢背稜」へ回り東京中のピーク踏み尽くすぞ、意気込んだものの、さて結果は?
ところでZARDの名曲「負けないで」、このサビの部分を替え歌にすると山に良く似合うのですね。
負けないで、もうすこし最後まで走りぬけて♪
どんなに離れててもこころはそばにいるわ♪
追いかけてね、はるかな夢を♪
巻かないで、もうすこし最後まで「登り」つめて♪
どんなに離れてても「ピーク」はそこにあるわ♪
登ってね、はるかな「ピーク」♪
日本へ帰国する飛行機で何気なく聞いたこの曲、なぜか「負けない」が「巻かない」で頭にインプットされ耳から離れない。今日は巻き道出てきたら、この歌口ずさんでピーク踏むぞと計画したスタートは前日の午後10時。全部ピーク踏んでいたら朝出発では戻ってこられません。午後7時過ぎに自宅を出発。よしっ、これなら遅れずに出発できる。途中のコンビニで食料と水を調達、準備万端と車を走らせた。頭の中で装備を確認。アレっ登山靴積んでいないかな。やってしまいました。車のどこ探してもない。思い出してみると手の届くものは全て積んだはず。で足は?まずい玄関に置いたままだった。運転するのに登山靴履きません。もう半分来ているがさすがにジョギングシューズで雪山へは行けない。仕方なく家へ戻り登山靴を積み再出発。はぁ〜これで出発遅れるな。
もう大丈夫。運転も順調に半分過ぎまで来た所で次の忘れ物を思い出す。「あ〜いかん、地図忘れたかも。」コンビニに車停めてザックひっくり返して確認しました。無い。いつもは出発前に計画書で確認するのに。今回はプリンター不調で印刷できずチェックせずに家を出てしまった。GPSあるけど、地図無しでは危ない。今日はやめにして帰って寝ようか。それともなぜか持ってきた日原の2万5千の地図で行ける山に変更しようか。諦めきれずにナビで書店を捜索。この時間(22時前)開いている書店なんてないよな。そうすると左手になんと書店が。お〜救いの神だ。小さな書店だと「山と高原地図」なんて置いてないがだめもとでとりあえず入ってみた。地図コーナーの棚を見ると奥多摩は欠品になっている。人気だから売れちゃったんだね。で、ふと視線を落とすとなんと奥多摩の地図は平積みしてありました。即購入。これで行ける。奇跡のようなドタバタです。
そんなこんなで奥多摩駅に着いたのは23:00過ぎ。出発は2時間遅れの23:44。この時間に登山者など歩いているわけがない。交番で呼び止められたらどう説明しようかなどと悩みつつ、悪いこともしていないのビクビクしながら前をソソッと通過。気付かれませんでした。奥多摩駅前交番が今日一番の核心部だったかもしれない。普通は林道の途中から三ノ木戸山の北を巻いて行くのだが、今日は林道終点から入る破線ルートを選択。
★ピーク達★
本日の登頂全部で18座。詳細は写真の説明参照してください。
★エスケープ★
今回のハイライトは「芋ノ木ドッケ」。七つ石あたりから長沢背稜をどうやって切り抜けるかを考えていた。エスケープの判断基準は東日原の最終バスに間に合うかどうか。間に合わなければタクシー呼んで1万以上の出費か、日原でもう一泊の選択を迫られる。頼みのトレースは途中で消え、あるのは獣の足跡のみ。なんとか芋ノ木ドッケ先の分岐までたどり着いたが、さてどうしよう。
試しに長沢背稜方面に踏み出してみたが、雪がサラサラで泳いでいるようでラッセルにならない。少し進むがこれではコースタイムの4倍くらいかかるだろう。長沢背稜のピーク達は次回に持ち越して三峰方面へエスケープ決定。コースは?一応道標の通り行けば破線ルートがある。トレースないけど距離も短いしなんとかなるだろう。良く目を凝らせば赤テープが付いている。さあ出発。丁寧にテープを追って膝の高さのラッセル開始。ところがテープが途中で途切れてしまう。どの方向にもない。尾根の方向は合っているようなので、そのまま直進するもテープ見つからない。迷ったときは戻れ。これはセオリー通り戻るか。仕方なくテープまで戻る。どうしよう。ところで俺迷ったか?GPSで現在位置判るし、来た方向も行く方向もはっきりしている。単にテープ見失っただけじゃん。迷っていない。困ったときは地図とコンパス。地図を良く眺めると尾根は1本だし、方向さえはずさなければなんとかなりそうだ。コンパスをセットして下り再開。テープ出てきました。その後はサクッと下りノーマルルートに合流。ラッセル下りで良かった。
★ナイトハイク★
夜間行動することには異論もあるだろうが、歩き慣れたコースで天候が良ければ結構楽しめます。今回は気温が高く、夜中から朝方にかけての気温の下がる時間帯でもドライ、ベース、ミッドにハードシェル重ねて汗かくくらいでした。満天の星を独占しながら歩くのも気分が良いです。特に明け方にうっすら東の空がピンクに染まる時間はなんとも言えない美しさです。曇り気味でモーゲンロートにはならなかったのが残念。
★感想★
雪の中、石尾根の全ピーク踏むのがこれほど大変だとは想像もしなかった。トレースつけてくれた先行者には本当に感謝です。芋ノ木ドッケから先は多分行けないだろうと50%の確率でエスケープすると思い準備しておいて良かった。今回は雪が深くて長沢背稜には行けなかったが、雪のない季節に両方の稜線の全ピーク辿ろうと思う。「巻かないで♫」
参考にした、とのコメントを頂きましたので覗きに参りましたが、
こちらの記録を拝見して雪山の写真ばかりなのでビックリしました。
積雪期でも歩けるのですね、憧れます。
雪の中のベンチとテーブルの写真などは、空気まで感じられるようでした。
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