氷ノ山 ー ガスで真っ白な絶景の日本二百名山
- GPS
- 06:57
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 850m
- 下り
- 835m
コースタイム
- 山行
- 4:20
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 5:35
・リフトトップまでリフト2本で上がっています。
・12:00前後40分程の投降(携帯捜索)はログに出ていません。携帯GPSは雪の中のため(泣)。
天候 | 曇り後昼前から晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
わかさ氷ノ山スキー場までノーマルタイヤで問題無くアクセス可能です。(私はレンタカーにスタッドレス料金+2000円/日を払いましたが、不要でした) <駐車場> 第一駐車場(600円/日)に6時前に到着。リフトは8時からですが、7時半には満車でした。ただ、氷ノ山越へ周回しキャンプ場付近に降りてくるなら、あちら方面に無料の駐車場が幾つもあります。周回するなら帰路は楽ですしね。 <リフト> チャレンジコースのリフトトップまでリフトを2本乗り継ぎます。300円 x 2回=600円。朝8時運行開始。2本目は8:20開始なのでリフトトップ8:30頃スタートが最速。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ルートは皆さんが歩かれている通りで、危険を感じる場面はありませんが、気付き事項のみ列記します。 <リフトトップ⇒氷ノ山山頂> ・最初、少し急登を15分ほど登ると、次第に緩斜面になる。ここから氷ノ山越まではスノーシューの天国。ワカンでも問題ないが、圧倒的にスノーシューが多い。山中で20名程出会いましたが、ワカンは私ともう1名。BCスキーは担ぎ3名とシール1名でした。 ・当日は視界15〜20mでガスで真っ白な絶景が堪能できます(泣)。修行登山日よりです!<やけくそ ・山頂避難小屋は中で休憩可能でした。 <山頂⇒氷ノ山越> ・コシキ岩横のトラバースは確かに狭目だが慎重に行けば危険を感じることはなく通過可能。但し、ワカン、アイゼン等の滑り止めは必要と思いました。スノーシューは幅があるので気を遣うかな。 ・雪庇歩きが連続する本来は絶景の区間なのでしょうが、相変わらず真っ白な絶景。安全のため、雪庇の端に寄り過ぎないように踏み跡を辿ること。 <氷ノ山越⇒キャンプ場⇒駐車場> ・ここが今日の一番の難所というか、道迷い箇所だと思いました。 ・GPS持っているにも関わらず、多くの踏み跡を辿ると北西へ下りすぎ。そのまま降りても今思えばよかったのですが、キャンプ場に出ることにこだわってしまい、バージンスノーの尾根をトラバースしました。この先は超急降下で全くお勧めしません。 ・キャンプ場から駐車場へのスキー場内ルートも雪で通過に時間かかるので、地元の方に教えてもらった車道歩きが早いです。 |
その他周辺情報 | <日帰り温泉> 鳥取県内の日帰り温泉は軒並み県外者お断りらしく(例外あるかも、ですが2,3電話で断られた)、岡山の湯郷(ゆのごう)温泉の「鷺温泉館」で汗を流しました。岡山の3大湯だけあって、いいお湯でした。700円。 http://yunogosagionsen.net/ |
写真
感想
三瓶山の翌日は、中国地方に残った最後の二百名山、氷ノ山です。
関西人の私は兵庫の山だと思っていましたが、冬は鳥取側からの方が多く歩かれています。
なので、今回、岡山出張の機会に三瓶山とあわせて歩くことに。
山行時間より下手したら運転時間の方が長い(有料道路使わないので)かもしれませんが、エコ登山志向なので仕方ないです。
快晴の予報でしたが、生憎早朝は小雨。スキー場に到着すると止んでいましたが、上部はガスな感じです。
リフトは8時からなので、登山届出したり時間つぶしのあと、神戸からのご夫婦に続いて3番目でリフトに乗りました。チャレンジコースのリフトトップまでもう1本乗り継ぎますが、こちらは8:20開始なので少し待って、ゲレンデトップで準備し8:30過ぎにワカン装着しスタート。
最初、結構な急登を行きます。
先行されたBCスキーを担いだ3人組を追い越させて頂き、本日の先頭ですが、踏み跡明瞭なので迷うことはありません。20分くらいで次第に緩斜面になります。
視界15〜20mの中、最初は雪庇もありますが、次第に緩斜面の平原になり、踏み跡を辿って修行登山モード。
三ノ丸避難小屋の裏で風を避けて休憩中に40代かなスノーシューの男性に抜かれましたが、しばらく緩斜面続きで氷ノ山山頂に到着。
避難小屋が裏にあり中を覗くとお二人が休憩中。1人はさっきの40代、もう一人は逆コースでキャンプ場から7時スタートで時計周りで登ってこられた30代らしき若者でした。
先頭で氷ノ山越に向かいますが、先ほどの方の踏み跡があり、しばらくで2人目も登ってこられたので、視界15mでも不安はありません。
細尾根を行くとコシキ岩の上に出てしまいました。
少し戻って、右手の急斜面を下ります。こういうところが視界15mのツライところ。
コシキ岩のトラバースは思った以上に幅があり、斜度も少なかったので慎重に行けば問題ありませんでした。
氷ノ山越までは晴れていれば絶景区間なのでしょうが、今日はガスで真っ白な絶景です。修行登山とも言います(笑)。氷ノ山越から大勢が登ってこられます。
氷ノ山越避難小屋の裏手をまわって急降下になります。
しばらく踏み跡を辿って下りますが、その先でGPSを確認すると本来のルートから右にずれていることに気付き、キャンプ場へのルートに復帰すべく、バージンスノーの尾根を乗り越えます。
しかし、その先が超急降下。
最も急降下部分は、踏み跡が2人分確認できるのですが、柔雪の足場が崩れ5mほど尻セード、というかプチ滑落です(泣)。この時は気付かなかったのですが、この時点で携帯を落としていたようです。
何とか下り切って位置確認を、と思って携帯が無いことに気付きます。
雪に埋もれている可能性もありますが、仕方なく100〜150m柔雪の超急登をキックステップを効かせながら登り返します。一番怪しい滑り台の箇所もつぶさに観察しますが見つかりません。その先、最後に携帯GPSを確認した地点まで戻りますが、やはり見つかりません。
仕方なく半ば諦めて戻りますが、最初の滑り台地点でまたも滑ってしまったのですが、その勢いで埋もれていた携帯が出て5m程滑って落ちました。何と2度目の滑りで掘り起こされて出てきたようです。
本当に神様っているんだな、と大げさに響くかもしれませんが、真剣に感謝します。
その先もキャンプ場手前まで踏み跡2人分、最後キャンプ場へは踏み跡ゼロでした。
何とかキャンプ場に出ましたが、ここからのルートも夏道とは違い、右往左往する羽目に。予定していたルートが雪で埋まって歩けない。最終的に地元の方に車道を歩くのが遠回りでも早いと教えてもらい、何とか駐車場まで戻りました。
あまりキャンプ場へとこだわらず、素直に踏み跡に従って下れば1時間半近く早かったですね、完全に下調べ不足でした。
今回はガスで真っ白な絶景で、氷ノ山越からの最後の下りで悩まされましたが、元関西人の私としては学生時代にスキーに来た氷ノ山を、40年近く振りに残雪の時期に歩くことができ、感無量でした。
鳥取の日帰り温泉は他県はお断りらしく、仕方なく岡山へ。湯郷温泉で汗を流しましたが、岡山の3大温泉らしくいいお湯でした。
岡山空港でレンタカーを返却し、岡山名物の「蒜山焼きそば」を楽しんで帰京しました。
生憎のお天気の中でもきっちり山頂を踏んで、素晴らしいです
携帯は出てきて良かったですね!
私も栃木の山で、雪の中カメラを落としたことがあり、諦めきれずに何度何度も往復して何とか見つけた時には、(神様有難う!!!)と思いました。
普段はあまり大切にしていない神様ですが、こういう時には神にもすがりたくなりますよね
携帯だとカメラよりも切実ですよね。。
GPSが使えないとか、地図が見られない
出張先からの帰りの交通機関の予約状況とか、考えると色々恐ろしいです。
本当に見つかってよかった
関西人(元)としては学生時代にスキーに行った山に”うん十年振り”に行けて感無量でした。
でも、行きはよいよい、携帯はホント最低に落ち込んでました。
今や携帯が無いと生活できないといっても過言ではないくらいなのに、軌道修正を繰り返すため一時的に出しやすいズボンの後ろポケットに安易に入れてしまい、急に急斜面が出てきたので入替を失念したのが敗因でした
携帯カバーが白のマーブル調だったのも見つけ辛かったのだと思います。
車に携帯をもう1個持ってたので、もう一度戻って鳴らそうとかも考えてました。
で、たまたま2度目に同じところで滑って雪の中から出てきたのはホント神様だ
と思いましたヨ
そういうときはストラップ必携ですね
コメントありがとうございました。
積雪期の山行中に携帯が見つかって本当に良かったです!
わたしも、春の残雪期の至仏山で滑走中に携帯を無くしたことを思い出しました。
下山後に気がついたのですが、なんと拾っていただいて、鳩待峠の小屋の方より後日連絡をいただきました😃
無くしてからの数日は大変不便で、当日の写真などが確認出来なかったことが一番辛かったです。
見つかってからは、同じく神様っているんだなぁ〜と思いました。
紛失時は、派手な色のカバーを付けていたので、もしかしたら真っ白な雪面でもスキーヤーかボーダーの方に拾っていただけたのかなと思いました。
派手な色のカバーとストラップはおすすめですよ😁
氷ノ山山行おつかれさまでした。
いや〜、携帯をお尻ポケットに無造作に入れてたとは、何ともお恥ずかしい
柔雪でプチ滑落するほどの急斜面に全集中してしまい、やっと下り切ったところで気づいたのですが、実は一瞬、ここを登り返すくらいなら そのまま捨て置こうかと思った程でした
でも、更新も不便&高価なので、仕方なく四つ足キックステップで150m程登り返しました。下りで再度プチ滑落で掘り出せてよかったです。
ari3850さんは奇特な方に拾われたのですね今は何でも携帯だから無かったら不便ですよね。
私も目立つ色のカバーとストラップ導入しようかな
コメントありがとうございました。
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