記録ID: 4084651
全員に公開
ハイキング
北陸
2022年春の能登半島『猿山』〜「のと猿山雪割草のみち」を散策〜
2022年03月17日(木) ~
2022年03月21日(月)
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 04:21
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 596m
- 下り
- 584m
コースタイム
1日目
- 山行
- 3:42
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 4:21
距離 9.0km
登り 597m
下り 599m
___【 今回のコース 】___
3月17日と3月21日の2日間、猿山を訪問しました。掲載した写真(スライド)は、両日のものを織り交ぜて載せてあります
(開始):P地点(深見)⇒O地点⇒N地点⇒旧I地点(※1)⇒M地点⇒L地点⇒K地点(標高323mのピーク)⇒J地点(標高321mのピーク)⇒I地点⇒H地点の猿山山頂(標高332.5m)⇒A地点(猿山口※2)⇒B地点(猿山岬灯台)⇒C地点⇒D地点+E地点⇒G地点+F地点(欣求峠)⇒I地点⇒J地点⇒K地点⇒L地点⇒N地点⇒旧I地点(※1)⇒N地点⇒O地点⇒P地点(深見):(帰投)
※1:旧I地点とは、昨年(2021年)までの「猿山自然歩道」マップ上でI地点だった所です。現「のと猿山雪割草のみち」マップでは、N地点から少し海側に下った場所で、NとMの間に位置ししています。この旧I地点は、現在でも、雪割草とキクバオウレンの群生地です。
※2:猿山口は「娑婆捨峠」に位置しています。2018年の事ですが、従来のA地点(猿山への直登口)が、約100m西側に位置する、現在のA地点(猿山口)に移動されています。猿山直登ルート(AからHへのルート)の登り始め部分が変更になったおかげで、A地点から少し登るだけで、雪割草の花に出会えるようになりました(登り初めの急登が群生地になっています)。
3月17日と3月21日の2日間、猿山を訪問しました。掲載した写真(スライド)は、両日のものを織り交ぜて載せてあります
(開始):P地点(深見)⇒O地点⇒N地点⇒旧I地点(※1)⇒M地点⇒L地点⇒K地点(標高323mのピーク)⇒J地点(標高321mのピーク)⇒I地点⇒H地点の猿山山頂(標高332.5m)⇒A地点(猿山口※2)⇒B地点(猿山岬灯台)⇒C地点⇒D地点+E地点⇒G地点+F地点(欣求峠)⇒I地点⇒J地点⇒K地点⇒L地点⇒N地点⇒旧I地点(※1)⇒N地点⇒O地点⇒P地点(深見):(帰投)
※1:旧I地点とは、昨年(2021年)までの「猿山自然歩道」マップ上でI地点だった所です。現「のと猿山雪割草のみち」マップでは、N地点から少し海側に下った場所で、NとMの間に位置ししています。この旧I地点は、現在でも、雪割草とキクバオウレンの群生地です。
※2:猿山口は「娑婆捨峠」に位置しています。2018年の事ですが、従来のA地点(猿山への直登口)が、約100m西側に位置する、現在のA地点(猿山口)に移動されています。猿山直登ルート(AからHへのルート)の登り始め部分が変更になったおかげで、A地点から少し登るだけで、雪割草の花に出会えるようになりました(登り初めの急登が群生地になっています)。
天候 | 17日:晴れ時々曇り/21日:雨時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
2022年春の能登半島『猿山』〜「のと猿山雪割草のみち」を散策〜 この春(2022年)、猿山の散策ルートが変更になりました。散策路の名称も、従来の「猿山自然歩道」から『のと猿山雪割草のみち』と改められています。長年、猿山を登り続けて来ている私とっては、新鮮味のある心持ちで、雪割草の花の咲く新道を散策しました。 ※:今回は、3月17日と3月21日の2日間、猿山を訪問しました。2日間で撮影した写真を織り交ぜて構成したスライドを掲載いたしました。 ___【 登山道「のと猿山雪割草のみち」 】___ 新しくなった散策マップでは、16ヶ所のポイント(A〜P地点)を設定されています。『のと猿山雪割草のみち』では、2つの登山コース( Ν◆砲想定されます(※スライド写真に載せたマップを参照して下さい)。 崙酲冥鎮妊魁璽后 新マップで表されている「メインルート」を通行します。猿山口(A地点)から深見(P地点)を南北に縦断するコース[A−B−C−D−G−I−J−K−L−N−O−P](全長約3.9km)〜となっています。逆方向の、深見(P地点)から猿山口(A地点)に進むのもありです。 ※:マイカー2台以上のグループ登山ならば、あらかじめ車2台を南北(P地点とA地点)に配置しておけば、一方向のみの縦走登山(片道3.9km)とすることが可能です。ソロ登山(車1台のみ)ならば、南北どちらかの登山口(P地点かA地点)に、車を停めて往復登山(往復7.8km)することになります。 ◆ 峪劃瑳回コース」 猿山岬灯台(B地点)と山頂(H地点)を巡る周回コース(一周約1.9km)です。猿山口(A地点)からのスタートで、反時計回りで[A−B−C−D−G−I−H−A]と進むか、時計回り[A−H−I−G−D−C−B−A]に巡るかのどちらかになります。猿山口(A地点)近くの「猿山岬駐車場」に車を停めて、1時間あまりで、比較的手軽に周回登山を完了できるコースとなっています。ただし、花の観賞や撮影に時間が費やされるので、1時間以上の所要時間を見込んでおいたほうが無難です。 ___【 旧・猿山自然歩道からの変更点 】___ 昨年までは、10ポイント(A〜J地点)で示さていて、メインルートの全長は新ルートより0.2km短い、3.7kmでした。今年、『のと猿山雪割草のみち』ではメインルートの中央で、[海側を通る道]から山側に向かって[尾根道登る道]に変更されています。また、ポイント(地点)への記号(アルファベット)の割り振りが変更されました。[AからH地点]までは変更ありませんが、[I地点]と[J地点]の2ヶ所の位置が移動、深見登山口が[J地点]だったのが[P地点]に変更され、新たに[KからO地点]が追加されています(※スライドには新旧の案内マップを掲載しました)。 ___【 猿山へのアクセス 】___ 猿山の南北2ヶ所に登山口があります。どちらもマイカーで移動することになります。[北陸道]ないしは[東海北陸道]を経由して、[のと里山海道]を北上し「穴水IC」で降ります。 ● 猿山の南側の「深見登山口」 [のと里山海道]を「穴水IC」で降りる⇒県道1号と7号を北上⇒門前町本市で国道249号線に入り西に進む⇒門前町の「道下サンセットパーク」の手前で右折⇒海岸線の道を北上⇒深見(登山口)〜です。 ● 猿山の北側の「猿山岬登山口」 [のと里山海道]を「穴水IC」で降りる⇒県道を北上し門前町本市で国道249号線に入る⇒西に約1km進んだ所の門前町深田で右折⇒[市道まがき線]に進む⇒[おさよトンネル]を抜け⇒五十洲(いぎす)・吉浦〜を経て⇒猿山岬駐車場(猿山口)〜です。 ___【 猿山の雪割草 】___ 「猿山の雪割草」は、オオミスミソウ(大三角草)という種です。[ミスミソウ(三角草)キンポウゲ科ミスミソウ属]の変種になります。猿山での花期は、3月中旬から4月初旬だと思います。また、今の時期(3月後半)の猿山では、ユキワリソウ、キクザキイチゲ、キクバオウレン、タチツボスミレ、ヤブツバキ、エンレイソウ、トキワイカリソウ〜などの花々が私達を出迎えてくれます。ちなみに、「雪割草」は北西向きの斜面に多く群生しているようです(私見)。日本海から吹きつける湿った北風が、お好みなのかも知れません。 ___【 おしらせ(1-3) 】___ 【 1 】 2022年の『能登雪割草まつり』は、中止になりました。3月19-20日(土・日)の予定でした。 【 2 】 「猿山」は、能登半島国定公園の[特別保護地区]及び[特別地域]に指定されています。動植物(雪割草・他)の採取や環境を破壊する可能性のある行為は禁止されています。 【 3 】 雪割草の花の最盛期には、猿山岬(娑婆捨峠)側の登山口と深見側の登山口の2ヶ所で、「猿山雪割草環境保全推進協力金」=300円の徴収が行われます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
● 『急登は4ヶ所以上あり』 猿山は低山ですが、侮れません。以下の4か所が急登です(他にも部分的に急な所もあり)。あわてずにゆっくり登ることが肝要です。 ➀ 猿山口(A地点)から山頂(H地点)に向かうルートの登り始め ◆\祿篩陲虜蚤腓侶伽乎呂任△D地点からG地点までの登り ➂ M地点からL地点までの登り ぁ/叱の登山口(P地点)からの登り ● 『雨の日は滑る』 雨の日にぬかるみになる箇所や、地面が粘土質の坂道が所々ありますので、転倒に注意してください。 ● 『雪割草の花はお昼頃が見頃』 「雪割草の花」は、[桜の花]とは違い、開花しても花びらを閉じたり開いたりします。昼に花を開き夕に閉じます。花の最盛期であっても、早朝の訪問だと、花がすぼんでいます。花の群生地を巡るタイミングを考えてスケジュールしてください。 |
写真
< 2022年春改定のマップ >
新しくなった『のと猿山雪割草のみち散策マップ』です。南北に縦走する[メインルート]が、中央あたりで北東方向に登る尾根道を通行するように変更されています。
※:従来の「猿山自然歩道」のマップでは、深見登山口が[J地点]だったのが[P地点]に変更されています。また、一見何も無いところに新たに[O地点]が設定されていますが、2004年頃まで存在していた「海岸コース」が本道に合流していた地点(分岐点)になっていた場所です。将来、「海岸コース」を復活させることを見込んで[O地点]=[海岸コース分岐点]としたいのかも知れません(私見)。
新しくなった『のと猿山雪割草のみち散策マップ』です。南北に縦走する[メインルート]が、中央あたりで北東方向に登る尾根道を通行するように変更されています。
※:従来の「猿山自然歩道」のマップでは、深見登山口が[J地点]だったのが[P地点]に変更されています。また、一見何も無いところに新たに[O地点]が設定されていますが、2004年頃まで存在していた「海岸コース」が本道に合流していた地点(分岐点)になっていた場所です。将来、「海岸コース」を復活させることを見込んで[O地点]=[海岸コース分岐点]としたいのかも知れません(私見)。
< 2021年までの散策マップ >
今回の改訂版と見比べるために、上下反対にしてマップの方向を合わせてみました。また、新しく拓かれたルート(※)を赤のラインで描き加えてあります。ちなみに、猿山岬側にある駐車場の名称が、昨年(2021年)、「娑婆捨峠駐車場」から『猿山岬駐車場』に変更されています。
※:海側のルートにかけられている[歩道橋]の幾つかが崩落し始めたため、バックアップルート(新ルート)として開拓された遊歩道です。2020年春に完成していましたが、運用開始が、この春(2022年)にまで持ち越されていました。
今回の改訂版と見比べるために、上下反対にしてマップの方向を合わせてみました。また、新しく拓かれたルート(※)を赤のラインで描き加えてあります。ちなみに、猿山岬側にある駐車場の名称が、昨年(2021年)、「娑婆捨峠駐車場」から『猿山岬駐車場』に変更されています。
※:海側のルートにかけられている[歩道橋]の幾つかが崩落し始めたため、バックアップルート(新ルート)として開拓された遊歩道です。2020年春に完成していましたが、運用開始が、この春(2022年)にまで持ち越されていました。
< 2022年春の新ルート >
地理院地図に、実際のルートを描き加えてみました。赤のラインが、今回、利用開始になった新道(新ルート)です。メインルートが変更になったことで、[M地点]から[F地点]までの区間が閉鎖されました。数年前から、この区間(M−F間)に架かっている行く幾つかの[歩道橋]の劣化が進んでいました(崩落するリスクが増えていました)。
地理院地図に、実際のルートを描き加えてみました。赤のラインが、今回、利用開始になった新道(新ルート)です。メインルートが変更になったことで、[M地点]から[F地点]までの区間が閉鎖されました。数年前から、この区間(M−F間)に架かっている行く幾つかの[歩道橋]の劣化が進んでいました(崩落するリスクが増えていました)。
< 猿山は双耳峰か? >
[M地点]もしくは[N地点]から、尾根道を登ると、標高約323mのピーク(仮にP323と表示)辿り着けます。[P323]からは、[J地点]の小さなピークを経由して、猿山山頂[H地点](標高332m)に登頂できます。[P323]を一つの山頂として捉えることが出来れば、主峰が「(北)猿山」で、次鋒は「南猿山(P323)」となるのかも知れません(私の妄想)。
[M地点]もしくは[N地点]から、尾根道を登ると、標高約323mのピーク(仮にP323と表示)辿り着けます。[P323]からは、[J地点]の小さなピークを経由して、猿山山頂[H地点](標高332m)に登頂できます。[P323]を一つの山頂として捉えることが出来れば、主峰が「(北)猿山」で、次鋒は「南猿山(P323)」となるのかも知れません(私の妄想)。
< 猿山岬の沖合1.8km >
〜より見上げた景色を再現してみました。「カシミール3D」のカシバード機能を使い、作画したものです。双耳峰あるいは2つの峰が連山しているように見えませんか?
※:書き入れた青色のラインは、この春、廃止されたルートです。
〜より見上げた景色を再現してみました。「カシミール3D」のカシバード機能を使い、作画したものです。双耳峰あるいは2つの峰が連山しているように見えませんか?
※:書き入れた青色のラインは、この春、廃止されたルートです。
< 鹿磯(かいそ)漁港のそば >
〜の「ノリ畑」です。岩場をコンクリートで固めて、岩海苔(ぼたのり)が繁殖しやすいようにしてあります。ウミウ(海鵜)たちがたむろしていました。
※:私はマイカーを走らせ〜[のと里山海道]⇒「穴水IC」⇒県道⇒門前町本市⇒国道249号線⇒門前町道下⇒海岸線の道⇒深見(登山口)〜と進んで来ました。
〜の「ノリ畑」です。岩場をコンクリートで固めて、岩海苔(ぼたのり)が繁殖しやすいようにしてあります。ウミウ(海鵜)たちがたむろしていました。
※:私はマイカーを走らせ〜[のと里山海道]⇒「穴水IC」⇒県道⇒門前町本市⇒国道249号線⇒門前町道下⇒海岸線の道⇒深見(登山口)〜と進んで来ました。
< 深見登山口(P地点) >
以前は、[海岸コース]と[急坂コース]の2本の登山道がありましたが、(私の記憶では)2004年頃に[海岸コース]が閉鎖されました。今は。心臓破りの![急坂コース]に進むしかありません。
以前は、[海岸コース]と[急坂コース]の2本の登山道がありましたが、(私の記憶では)2004年頃に[海岸コース]が閉鎖されました。今は。心臓破りの![急坂コース]に進むしかありません。
< ノアザミ(野薊) >
キク科ノアザミ属〜のロゼットです。殆どのアザミ属の花は、秋に咲きますが、この「ノアザミ」は春から夏にかけて咲きます。他に、春から咲き出すアザミには、「キツネアザミ(狐薊)キク科キツネアザミ属」と、食用の(栽培種の)「アーティチョーク(Artichoke/和名=朝鮮薊)キク科チョウセンアザミ属」くらいだと思います。
キク科ノアザミ属〜のロゼットです。殆どのアザミ属の花は、秋に咲きますが、この「ノアザミ」は春から夏にかけて咲きます。他に、春から咲き出すアザミには、「キツネアザミ(狐薊)キク科キツネアザミ属」と、食用の(栽培種の)「アーティチョーク(Artichoke/和名=朝鮮薊)キク科チョウセンアザミ属」くらいだと思います。
< ウマノアシガタ(馬の脚形) >
キンポウゲ科キンポウゲ属。私が、今年始めてみる「ウマノアシガタ」の花です。この急登の坂道では、もうしばらくすると、2種類の黄色い花が競い合うかのように咲きほこります。その黄色の花とは、この「ウマノアシガタ」の花と、もう一つは「キジムシロ(バラ科キジムシロ属)」の花です。
キンポウゲ科キンポウゲ属。私が、今年始めてみる「ウマノアシガタ」の花です。この急登の坂道では、もうしばらくすると、2種類の黄色い花が競い合うかのように咲きほこります。その黄色の花とは、この「ウマノアシガタ」の花と、もう一つは「キジムシロ(バラ科キジムシロ属)」の花です。
< タネツケバナ(種浸け花) >
アブラナ科タネツケバナ属〜の花も咲き始めていました。「タネツケバナ」の開花は、田植えの準備を始める時期が近づいていることを予感させます。苗代に種籾を播くころに咲く花なので、「種を水に浸ける頃の花」⇒(種浸け花)〜となりました。
アブラナ科タネツケバナ属〜の花も咲き始めていました。「タネツケバナ」の開花は、田植えの準備を始める時期が近づいていることを予感させます。苗代に種籾を播くころに咲く花なので、「種を水に浸ける頃の花」⇒(種浸け花)〜となりました。
< [O地点]の出現 >
分岐も何も無い場所に、[O地点]を示す案内板が立てられています。この春、「猿山市自然歩道」が『のと猿山雪割草のみち』に生まれ変わり〜[A〜J地点]の10ポイントまでだったのが、[A〜P地点]の16ポイントに増えています。ここ[O地点]も新たに追加されたポイントの一つです。実は、「旧・海岸コース」が合流していた場所です。深浦(P地点)から急坂を登るコースはキツいので、傾斜の緩い「海岸コース」が復活されるのかも知れません(私見)。
※:2020年2月17日の写真と、2022年3月17日の撮影を比べてみました。
分岐も何も無い場所に、[O地点]を示す案内板が立てられています。この春、「猿山市自然歩道」が『のと猿山雪割草のみち』に生まれ変わり〜[A〜J地点]の10ポイントまでだったのが、[A〜P地点]の16ポイントに増えています。ここ[O地点]も新たに追加されたポイントの一つです。実は、「旧・海岸コース」が合流していた場所です。深浦(P地点)から急坂を登るコースはキツいので、傾斜の緩い「海岸コース」が復活されるのかも知れません(私見)。
※:2020年2月17日の写真と、2022年3月17日の撮影を比べてみました。
< 最初の雪割草の花 >
〜です。実は、雪割草は春になり地面から花茎を伸ばしてきた状態で既に開花しています。一つの株に大小の花頭を付けた花茎を伸ばしてきます。蕾のように見えても、昼になると花開き、夜には花を閉じます。毎日、開いたり閉じたりしながら、花びらを成長させ、花頭を大きくしてしてゆくのです。ちなみに、桜の花の場合は、一旦開花すると、散るまで開きっぱなしになります。
〜です。実は、雪割草は春になり地面から花茎を伸ばしてきた状態で既に開花しています。一つの株に大小の花頭を付けた花茎を伸ばしてきます。蕾のように見えても、昼になると花開き、夜には花を閉じます。毎日、開いたり閉じたりしながら、花びらを成長させ、花頭を大きくしてしてゆくのです。ちなみに、桜の花の場合は、一旦開花すると、散るまで開きっぱなしになります。
< 蕗の薹(ふきのとう) >
キク科フキ属。「蕗の薹」とは、本体(フキの葉)を伸ばす前に、繁殖するために伸ばした[花芽(花茎)]のことです。雌雄異株になっていて、雄株は役目をはたしてしまうと早々に枯れてしまいます。一方、雌株の方は、大きく成長し種を飛ばしてから枯れ始めます。「蕗の薹」の時期が過ぎると、地下茎から地表に葉を出して(葉柄を伸ばして)、大きな「蕗の葉」を生長させます。
キク科フキ属。「蕗の薹」とは、本体(フキの葉)を伸ばす前に、繁殖するために伸ばした[花芽(花茎)]のことです。雌雄異株になっていて、雄株は役目をはたしてしまうと早々に枯れてしまいます。一方、雌株の方は、大きく成長し種を飛ばしてから枯れ始めます。「蕗の薹」の時期が過ぎると、地下茎から地表に葉を出して(葉柄を伸ばして)、大きな「蕗の葉」を生長させます。
< ヤブツバキ(藪椿) >
ツバキ科ツバキ属。ここ猿山では2月から3月中旬頃が、ヤブツバキの見頃です。既に、紅い花頭を落としている椿が多かったです。
※:2022年3月17日の撮影です。
ツバキ科ツバキ属。ここ猿山では2月から3月中旬頃が、ヤブツバキの見頃です。既に、紅い花頭を落としている椿が多かったです。
※:2022年3月17日の撮影です。
< N地点(分岐) >
尾根道にぶっかった所げで分かれ道になっています。右に上がり、N⇒L⇒K〜と進むのが最短ですが、私は、N⇒M⇒L⇒K〜と進み、帰りは、K⇒L⇒N〜と戻ることにしました。
尾根道にぶっかった所げで分かれ道になっています。右に上がり、N⇒L⇒K〜と進むのが最短ですが、私は、N⇒M⇒L⇒K〜と進み、帰りは、K⇒L⇒N〜と戻ることにしました。
< 昔からの花の群生地 >
〜です。昨年までは[I地点]とされていた場所で、雪割草とキクバオウレンの群生地になっています。時間がまだ早かったため、雪割草の花はあまり開いていませんでした。復路では、この辺りを通過するのは、お昼過ぎとなる予定なので、後でまた寄ることにしました。
〜です。昨年までは[I地点]とされていた場所で、雪割草とキクバオウレンの群生地になっています。時間がまだ早かったため、雪割草の花はあまり開いていませんでした。復路では、この辺りを通過するのは、お昼過ぎとなる予定なので、後でまた寄ることにしました。
< L地点 >
T字路のような分岐になっています。[M地点]から上がって来て、ここ[L地点]に到着。さらに上に進むと[K地点]、右折すると[L地点]に引き返すことになります。さて、[K地点]へと登り続けます。
※:2022年3月17日の撮影です。
T字路のような分岐になっています。[M地点]から上がって来て、ここ[L地点]に到着。さらに上に進むと[K地点]、右折すると[L地点]に引き返すことになります。さて、[K地点]へと登り続けます。
※:2022年3月17日の撮影です。
< 2番目に高いピーク >
〜が、[K地点]の後方の丘です。標高が約323mあり、仮に、[P323]と私は認識しています。なんとなく、このピーク(峰)を、「南猿山」と呼びたくなるります。猿山山頂との標高差は9mほどしかありません。ここまでくると、猿山登頂は目前です。
※:2022年3月17日の撮影です。
〜が、[K地点]の後方の丘です。標高が約323mあり、仮に、[P323]と私は認識しています。なんとなく、このピーク(峰)を、「南猿山」と呼びたくなるります。猿山山頂との標高差は9mほどしかありません。ここまでくると、猿山登頂は目前です。
※:2022年3月17日の撮影です。
< J地点 >
ここで、道が急カーブしています。実は、柵の向こう側右手の奥に進む道があります(※)。
※:2018年頃に、工事用の作業路として拓かれています。猿山の東側に通っている林道「猿山2号線」に通じていますが、通行止めです。特に、林道との接続部分がクサリ場になっていて危険です。
ここで、道が急カーブしています。実は、柵の向こう側右手の奥に進む道があります(※)。
※:2018年頃に、工事用の作業路として拓かれています。猿山の東側に通っている林道「猿山2号線」に通じていますが、通行止めです。特に、林道との接続部分がクサリ場になっていて危険です。
< A地点に下る階段 >
猿山口(A地点)から山頂(H地点)にかけて、雪割草が生育していますが特に、[A地点]から登る坂道(階段)の最初の200mほどの部分が、密度の高い群生地になっています。
猿山口(A地点)から山頂(H地点)にかけて、雪割草が生育していますが特に、[A地点]から登る坂道(階段)の最初の200mほどの部分が、密度の高い群生地になっています。
< 娑婆捨峠 >
「娑婆捨(しゃばすて)峠」のことを「姥捨て(うばすて)山」と誤解される方がおられます。その事を嫌ってか、ここを娑婆捨峠と呼ばずに「猿山口」と名付けています。また、近くにある駐車場も「娑婆捨峠駐車場」から「猿山岬駐車場」に改名されました。
※:2022年3月17日の撮影です。
「娑婆捨(しゃばすて)峠」のことを「姥捨て(うばすて)山」と誤解される方がおられます。その事を嫌ってか、ここを娑婆捨峠と呼ばずに「猿山口」と名付けています。また、近くにある駐車場も「娑婆捨峠駐車場」から「猿山岬駐車場」に改名されました。
※:2022年3月17日の撮影です。
< 灯台の手前で横道 >
〜がでています。右手に分岐している道は、20年ほど前に、廃棄された遊歩道です。断崖のそばを通り、灯台前の広場に繋がっています。整備されていない道なので安全ではありません。
〜がでています。右手に分岐している道は、20年ほど前に、廃棄された遊歩道です。断崖のそばを通り、灯台前の広場に繋がっています。整備されていない道なので安全ではありません。
< 2次元Xバンドレーダー? >
この灯台は、海上保安庁の管轄です。巡視船に搭載されている海上捜索用のレーダーと同じ物かも知れません。2018年に能登半島沖で起きた「韓国海軍艦艇による火器管制レーダー照射事件」が、この施設の建設のきっかけになったか(私の妄想)?
この灯台は、海上保安庁の管轄です。巡視船に搭載されている海上捜索用のレーダーと同じ物かも知れません。2018年に能登半島沖で起きた「韓国海軍艦艇による火器管制レーダー照射事件」が、この施設の建設のきっかけになったか(私の妄想)?
< 360°半天球型 >
〜ライブカメラが、2012年頃に、設置されました(背の高い支柱の上部)。しかし、数年前から[ライブ配信]が休止されています。同じカメラが、A地点から山頂に登るルートにも設置されています。
※:2022年3月17日の撮影です。
〜ライブカメラが、2012年頃に、設置されました(背の高い支柱の上部)。しかし、数年前から[ライブ配信]が休止されています。同じカメラが、A地点から山頂に登るルートにも設置されています。
※:2022年3月17日の撮影です。
< 襟巻きのような >
〜「萼」と、長く伸びた「花茎」は、毛(トライコーム=毛状突起)で覆われています。『毛皮を着込んだ貴婦人』のような花たちです。
※:2022年3月17日の撮影です。
〜「萼」と、長く伸びた「花茎」は、毛(トライコーム=毛状突起)で覆われています。『毛皮を着込んだ貴婦人』のような花たちです。
※:2022年3月17日の撮影です。
< キクバオウレン(菊葉黄連) >
キンポウゲ科オウレン属〜の雌株です。雌株は[雌花]をいくつも咲かせています。この[雌花]の中央の束が雌しべです。雌しべの周りに雄しべも従えているので、厳密には雌花ではなく、[両性花]になります。
キンポウゲ科オウレン属〜の雌株です。雌株は[雌花]をいくつも咲かせています。この[雌花]の中央の束が雌しべです。雌しべの周りに雄しべも従えているので、厳密には雌花ではなく、[両性花]になります。
< ギョウジャニンニク >
(行者葫)ヒガンバナ科ネギ属〜の生える茂みの間に「雪割草」の花が咲いています。
※:ギョウジャニンニクは、山菜になります。この地方では、採取や栽培が行われていますが、猿山は保護区に指定されていますので、いかなる植物も採取禁止です。
(行者葫)ヒガンバナ科ネギ属〜の生える茂みの間に「雪割草」の花が咲いています。
※:ギョウジャニンニクは、山菜になります。この地方では、採取や栽培が行われていますが、猿山は保護区に指定されていますので、いかなる植物も採取禁止です。
< N地点×4回 >
ここ[N地点]では、往復登山では必然的に2回通行することになりますが、今回は、[旧・I地点]の群生地を2度見するため、[N地点]を4回通過しました。
※:雪割草の花は、正午近くにならないと、花が開ききった状態(満開)になりません。満開のタイミングを見計らって、復路では、[L地点]⇒(N地点から旧・I地点まで往復)⇒[N地点]⇒[O地点]⇒[P地点]〜と寄り道をして下山しました。
ここ[N地点]では、往復登山では必然的に2回通行することになりますが、今回は、[旧・I地点]の群生地を2度見するため、[N地点]を4回通過しました。
※:雪割草の花は、正午近くにならないと、花が開ききった状態(満開)になりません。満開のタイミングを見計らって、復路では、[L地点]⇒(N地点から旧・I地点まで往復)⇒[N地点]⇒[O地点]⇒[P地点]〜と寄り道をして下山しました。
< キクザキイチゲ >
(菊咲一華)キンポウゲ科イチリンソウ属。基本、白い花なのですが、この場所の「菊咲一華」は、紫がかっている花が見られます。今回は、開ききっていないのが残念でした。
(菊咲一華)キンポウゲ科イチリンソウ属。基本、白い花なのですが、この場所の「菊咲一華」は、紫がかっている花が見られます。今回は、開ききっていないのが残念でした。
< 急登の下り口 >
〜で渋滞しました。九十九折りの急坂を下ります。最後の土壇場では注意して歩きます。直線距離では、あと150m位なのですが、ジグザクに進むので350mほど歩き、一気に高度を100mも下げることになります。
〜で渋滞しました。九十九折りの急坂を下ります。最後の土壇場では注意して歩きます。直線距離では、あと150m位なのですが、ジグザクに進むので350mほど歩き、一気に高度を100mも下げることになります。
撮影機器:
装備
個人装備 |
小型ザック
キャップ
軍手2
スマートホン
GPS機能付きウォッチ
予備電池
トイレットペーパー
レインウエア(上)
ビニール傘
タオル2本
おにぎり
水1L
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感想
___【 良かったこと 】___
● リニューアルした散策路=「のと猿山雪割草のみち」を、2度にわたって歩き通せた。
● それなりに綺麗な花たちに出会えた。
___【 悪かったこと 】___
● 天候には恵まれなかった。
● 雪割草の花のピークには、まだ時期が早かった。
___【 最後に 】___
私は18年以上は、猿山に通っています。ちなみに、登山回数のマイベストスリーは、1位:七尾城山/2位:猿山/3位:医王山〜です。現在までの「猿山の散策路」の変遷が、ぼんやりと記憶に残っていますが歳月とともに薄れてきています。幸いにして数年前から、このヤマレコに記録するようになり、自分自身の備忘録としてと、世間への情報発信に、役立たせて頂いております。今後も、猿山に通い続けて(お世話になって)いこうと思います。
___【 昨年の猿山の記録のリンク 】___
● 2021年春の能登半島『猿山』パート(掘法狙祿篩陲硫屬聾飽きません〜
2021年4月1日(日帰り)
https://yamare.co/3034053
● 2021年春の能登半島『猿山』パート(供法狙祿篩陲硫屬真っ盛り〜
https://yamare.co/2989930
● 2021年春の能登半島『猿山』パート(機法狙祿篩陲硫屬魑瓩瓩董
https://yamare.co/2952509
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