光岳
- GPS
- 27:55
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 2,079m
- 下り
- 2,052m
コースタイム
13:30〜14:20光小屋-14:30〜15:00光岳-15:15光小屋(泊)
6/14(日):5:40光小屋-7:50〜8:00易老岳-9:30〜40面平-10:45易老渡
天候 | 6/13(土):曇りのち晴れ 6/14(日):曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年06月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
易老渡への道は落石などがあり、悪路です。パンクしないかビクビクでした。 易老渡は私のカーナビでは認識せず、案内してくれませんでした(;_:) 事前に他の人の山行記録などで道を確認しておいた方がよいかもしれません。 飯田方面から来た場合、152号線を南へ向かって上島トンネル手前を右側へ曲がれば (南アルプス登山口の看板あり)後はだいたい道沿いに進めば着きます。 私たちは話に夢中でこのトンネルを通り越してしまい、30分くらいウロウロと彷徨うことになりました(TT) ほとんど雪はありませんが、三吉平を越えた辺りから残雪があります。 ピッケル・アイゼンは必要ないですが、所々腐っていてハマります。 危険ではないですがちょっと疲れます。 温泉は、私たちはまたここでも彷徨い、温泉難民になりました。、 結局天竜峡の公共の湯へ入ったのですが、狭くて古かったです・・・。 かぐらの湯が一番近くてよいみたいです。 |
写真
感想
今週末、山に行きませんか?
行く行く〜(* ̄▽ ̄*)!と返事をしたものの天気が微妙。
二転三転、行き先が決まったのは前日のお昼でした。
南アルプスは聖しか行ったことがありません。
標高差が大きく、つらかったことを覚えています。
そして今回は光・・・雪はないと思うけど、標高差的には結構しんどそう。
他の人の山行記録を見てみても、
『ものすごくつらい』『百名山のくせに地味』『労力からすれば割に合わない』
『・・・もう二度と登らない!!!!』
えーと・・・かなりマイナス意見が多いようです(;一_一)
実際、どんな山なんでしょうか?
最後の百名山として登る方が多いといわれるこの山、
かなり早い段階で登れる機会が訪れたことはラッキーです。
6/13(土)
夜21時半に待ち合わせて、飯田インターを無事通過、
ここから途中までは順調に行くものの、
実際に登山口の易老渡はナビに設定できていないのです。
登山口と思われるポイントを無理矢理設定したものの、
ナビには認識されず、かなり遠い地点を勝手にゴールに設定されてしまいました。
一応行き方の地図は持って行ったのですが、
とっても分かりやすい目印の上島トンネルをすっかり見落とし、
かなり通り過ぎて時間をロスしてしまいました。
実際は上島トンネル手前(飯田方面から行った場合)を右折して、
トンネルの上を通ってぐるっと回る形で、山道へと入っていきます。
ここから先は、聖のときに実際にパンクした悪路です。
そして私の愛車、初山道となります。がんばって!!
所々に落石によると思われる石がゴロゴロとしています。
道路の陥没もあるのでゆっくり行かないと車がバッコンします。
夜だったので道は見えにくい上に、
シカやらタヌキやらがピョンピョン通り過ぎるので、その度にびくびく。
なんとも肩のこるドライブとなりました(私は車酔いでダウン)。
なんとかパンクもせずに無事登山口に着いたのは深夜2時。
車は4台くらい停まっていたでしょうか?
急いで準備をして車中泊となりました。
6/14(日)
6時15分起床。空は・・・雲はあるものの晴れています!
期待を高めつつ、6時50分出発。
橋を渡り、すぐに急登が始まります。
最初はいつものペースで進んでいたものの、30分くらい経ったころから
なんだか・・・・気持ち悪い(;_:)
胃が痛くなることはよくあるけど、この気持ち悪さは・・・
後で気づいたのですが、どうやら昨日の車酔いが残っていたようです。
気のせいかと思ってがんばっていたら、どんどん悪化。
休憩して胃薬をのんでみたものの、あまりよくならない。
いつもの鈍足が更にカメとなり、のったりのったりと進む。
『気持ち悪い。気持ち悪い』と呪文のようにブツブツと唱えながら、
永遠と続く急登が本当に地獄のように感じました。
ペースを乱しているのを申し訳ないと思いつつ、
つらすぎて人のことを考えている余裕すらない状況でした。
コースタイム的には15時小屋着目標にはギリギリの出発時間だったので、
気持ちだけが焦ります。
面平までコースタイム2時間のところ1時間半で着けたことで気持ちの余裕が
少しだけ出来ましたが、それでもこれからも更に急登は続きます。
ちなみにずっと樹林帯のため、景色のご褒美は全くありません。
下界では晴れていた天気も高度を上げるたびに曇っていきます。
聖岳が見えるポイントがあるとのことですが、今日は曇っていて見えません。
まぁ今日は景色を楽しんでいる余裕などなかったので(笑)
暑くなかったのが逆にありがたく感じました。
コースタイム的にはもうすぐで岩場のコルかなぁと思っていた時に、
小さな広場が現れました。
休憩しようかと座ってみたら、ここが易老岳でした・・・。
これまた・・・とっても地味です。
眺望は全くなく、ただ木を横たえたベンチがあるのみです。
私の勝手な想像で、登山口の名前にもなっているくらいの山だから、
ここはかなり景色がいい頂上なのかと思っていただけにかなり拍子抜けでした。
ちなみに岩場のコル付近にはヤセ尾根が少しだけあります。
思ったよりも早く着けた事で随分肩の荷が下りました。
病は気からとはよく言ったもので、途端に元気になりました。
(本当に気分が悪かったのかさえ怪しいくらいの回復力です・・・)
ここからは尾根の稜線、最高の展望!・・・の訳はなく、
また景色も何も見えないだらだらとした下りがあり、そしてまた登ります。
途中から雪が残っている沢づたいに歩くのですが、
腐っているところもあって時々ハマります。
最後のこの登りがまた疲れた体にはこたえます。
雪は危険なところはないのですが余計に体力を使うのでしんどいです。
雪道を登りきったところで水場に到着、ジャジャバ出ています。
ここから15分で光小屋です。
13時30分光小屋到着!他に先客はいませんでしたが、
この後2人+1人到着し、合計5人で広々と使うことができました。
とてもキレイで寒くもなく、快適な小屋でした。
もう歩く力もないくらいに疲れていたのですが、
不思議なもので、一休みしてコーヒーを飲んだらムクムクと力が沸いてきました。
なんだか空も晴れてきたので、光岳に行ってみることにしました。
光小屋付近は風が冷たかったのですが、光岳頂上付近は無風、そして無人。
またしても眺望も何もなく、とっても地味な頂上でした。
ここから10m行くと展望台・・・ということで行ってみると、
こちらは眺めのよい岩場になっていました。
晴れてポカポカ暖かい、快適な展望台でしばらくゆっくり過ごしました。
ただ、富士山側は雲がたくさんで残念ながら見えません。
これから夜にかけて雲はあるものの晴れていたため、
明日の景色に期待をかけ、今日はご飯を食べて19時に就寝しました。
6/14(日)
4時起床。見事に・・・・白い(/-_-\)
というわけで、迷わず二度寝に突入です。
4時半。明るくなってきましたが・・・相変わらず真っ白です。
仕方がないので朝ごはんを食べて、5時40分出発。
ガスガスの中を進みます。
視界が悪いうえに雪道の下り。
私一人ではルートを探せずに迷っていたかもしれません。
今回も一緒に行ったAさんに全てお任せでした。すみません(T_T)
雪道は下りのほうが嫌らしく、腐っている上に所々凍っていて滑ります。
気を使う雪道が終わり、土の登山道に戻ってほっとしたのもつかの間、
急登な所はもちろん下りも急で、しかもザレていて滑ります。
ストックを使いつつ、時々ズルッと滑りつつ、慎重に下ります。
かなり膝に優しくない登山道でした。
もちろん帰りも景色のご褒美はありません。
でも、見渡せば大木から木漏れ日が差していたり、可憐な花が咲いていたり、
キツツキ、フクロウ(?ホーホー言ってました)、セミも鳴き、小さな楽しみはたくさんあります。
時期的にもまだ暑くもなく、顔にまとわりつく虫もいませんでした。
百名山なのに、びっくりするくらい静かな山行を楽しめたことは良かったです。
そして、ミズナラの森は、とても神秘的で素敵なところでした。
が、やっぱり一言で表すなら『地味』な山でした。
アクセスも悪く、行きも帰りもしんどいです。
他の方が山行記録に書いていた感想もうなづけます。
私の場合は体調が悪かったこともあり、色々な意味で忘れられない山となりました。
でも、また晴れていたら印象はきっと変わったことでしょう。
ちなみに山を下りてからも温泉難民となり、更に思い出深い山行になりました。
今回、私が見たかった景色は小屋からの富士山と、木道からみた小屋の景色。
残念ながらどちらも今回はかないませんでした。
というわけで、いつか南アルプス縦走のときにまた来ようと思います。
光岳だけ登ることは・・・しばらくはないかな(笑)。
珍しく天気外れですね。
ドライヴも難儀した様子で・・・
'07に易老渡から聖へ登った時を思い出しました。
乗用車には酷な道ですね。最新の道路情報が必要です。
見事にピンボケな花、群生してるのを生で見ると綺麗でしょうね。気持ちは伝わります。
けど、デジカメに伝わらないのもわかります
南アの醍醐味は赤石や悪沢ですかね。
聖の頂上から見た山塊が忘れられません!!
光はやっぱ登らないかな。
梅雨の中、雨が降らなかっただけヨシということで(^-^;)
私、天気運はあまり良くないんですよ。
仕事がある土日に限ってものすごく晴れたりして、
ひとり職場で悔しがって泣いています(;_:)
ただ、天気が悪いと分かるとすぐ中止するので(笑)、
今までの山は結構晴れてますね〜。
赤石、荒川、塩見・・・南アルプス北部には行った事がありません。
いつか縦走してみたいです。
あの花は、あまりに小さすぎたため、
カメラに大きく収めようと欲張ったところ、
見事にぼんやりしてしまいました。
私の想いはデジカメには受け入れられなかったようです。
来週はずっと延期していた山に行ってきます。
今度こそ行けるかな?
天気運良くないのですか
山行記録は晴れのイメージが印象にあったもので・・・
延期していた山?気になります。
晴れるといいですね。
山行記録楽しみにしてます。
花の写真も楽しみにしてますよ
気をつけて!
Shin1さん
天気は微妙ですが行くことになりましたので、
また山行報告しますね。
梅雨とはいえ、雨が降るとまた天気運を恨みそうなので、
なんとか晴れ間が見えてくれるといいんだけどなぁ。。。
花の写真は・・・今度こそピンボケにならないように頑張ります(笑)。
Y-chanさん
南アルプスにお住まいとは・・・とても羨ましいです。
美濃戸、易老渡とも運転はお任せだったので
実ははっきり覚えてはいないのですが( ̄  ̄;)
美濃戸の方は、土道でデコボコしている感じで、
車のお腹をこすってしまうような道でしたっけ・・・?
易老渡は、道自体は舗装されているのですが、
落石で、大きな岩から細かい石までゴロゴロしています。
落石の状況によっては特に問題ないのかもしれませんが、
この落ちている石がとがっているのか、パンクしたという話をよく聞きます。
(実際、聖へ行く時に私たちの車もパンクしました)
特に夜に通ると、思わず大穴が開いていたりして怖いです。
Y-chanと申します。
南アルプス北部方面に住んでいるので、
北部は良く行きます。
南部も塩見、悪沢、赤石までは登りました。
ヤマレコの登録は最近なので、登録していませんが、、。
ところで、大変失礼ながら、
易老渡までの道というのは、相当の
悪路のようですが、例えば、八ヶ岳の
美濃戸口から美濃戸までの林道とか、比較すると
どんな感じなのでしょうか?
私はスバルのForesterに乗っていますが、悪路が
嫌いです。
Y-chan
情報ありがとうございます。
ますます光岳、聖岳が遠くなりそう、、、。
美濃戸までの道は、おっしゃるとおり、それでも
皆さんよく突入されますです、、、。
光、聖岳は静岡から入ろうかな、、、。
Y-chan
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