【過去レコ】 紅葉登山 山伏
- GPS
- 06:40
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 927m
- 下り
- 932m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
幸田文記念碑公園 駐車場 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は感じられなかった。 門野の湯(身延町) http://www.town.minobu.lg.jp/kanko/midokoro.php?id=99 |
写真
感想
【2014. 3. 4】
当時友人に送ったメールが見つかったので、ほぼ原文のまま掲載することにします。
『念願の山伏(ヤンブシ、2014m)に11月の林道閉鎖前にと登ってきました。
静岡市から梅ヶ島温泉までは一年中車で入れるのに山梨側は僅かな距離をそれも道路の近くの沢を工事をしているからと春先から安倍峠が不通で、一度静岡の林務事務所に「山梨側は関係無いから止めておくのか、せめて土曜日曜だけでも通せたらどうだ?」と文句を言ったことがある因縁の山で、工事の終わる10月まで待ってようやく登れます。
早川の雨畑から林道を走り簡単に登ることも出来たのですが、意地でも梅ヶ島から日本三大崩れの大谷崩れを見ながら登ろうと思っていました。
何回も通った南部と身延ですが、この山は特に遠いので朝5時半に出発します。
本栖湖から身延に入り大城の交差点までが1時間半、そこから県道808号線で急峻な安倍峠にかかります。
ここでは何時もそうなのですが、峠のポイントに大勢のカメラマンが山から出る日の出を撮ろうと狭い道路上に待ちかまえています。
初めて来た梅ヶ島温泉を通り越し、大谷嶺の登山口幸田文文学碑駐車所に着いたのが8:15です。
家を出てから2時間45分、その内の1時間は林道走りであった。
土曜日だけあって車が4台留まり、丁度6人のパーティが登り始めるところだ。
駐車場で大谷崩れを撮っていると、さらに2台留まり賑やかな山が連想される。
さて、大谷崩れは富山の鳶山崩れと長野の稗田崩れと並び、日本三大崩れと言うそうです。
どうりで、なかなかの大崩落です。
この大崩落1.8Km、標高差700mを新窪乗越まで、だら石の中を一気に登り上げます。
まるで仙丈ヶ岳の藪沢カールを登っている様で、大変ですがアルペン気分満点です。
また、まだ早いと思っていた紅葉も盛りで、思わぬ徳をした様な気分です。
先に行った6人のパーティを追い越し新窪乗越までは1時間半、既に8人ほど休んでおり聞けば5人は山伏に向かうという。
後ろの組もほとんどが大谷嶺で終わるなかを山伏まで行くらしい、同じ方向に行く人がいるだけでも少し心強い。
快適な尾根道を1時間半で、山伏山頂に到着する。
山伏山頂は熊笹に覆われておりかなり広く、ヨモギ峠からと大笹峠からと私の来た新窪乗越からと登山道が三方から交差している。
南側は既に霧に覆われて富士山は見えないが、北側には見たことのない南アルプスの山々が勇壮な姿を見せている。
何時か私も登ることが出来るであろうか?
聖岳・赤石岳・荒川岳の日本100名山と、上河内岳・笊ヶ岳の日本200名山、それに青笹山・布引山等の名山の数々。
今日は一人なのでビールは無く、大きな握り飯を一つ立ち食いして新窪乗越にとって返す。
折角遠くまで来たのだからと、大谷嶺の登りに取り付く。
登り出しで大谷崩れの縁を登り上げる。
下の方から凄い勢いで、霧が湧き上がってくる。
大谷嶺には新窪乗越から45分で登ることが出来る。
霧が出てきたせいか、こぞって下山にかかった様で大勢の下山者と擦れ違う。
急登で根っ子とロープで両手杖では登り難く、疲れもあって無様な格好の太ったオジサンに見えたのだろう。
3人ぐらいから「山頂はもう少しだ」と励まさられ、その度に礼を言うも複雑な気持ちがする。
案の定、山頂には人っ子一人いない。
やはり、南斜面は霧が湧き上がっており、何も見えない。
たまに霧で見えなくなるものの、北側は山伏同様に素晴らしい南アルプスの山々が展望できる。
この山々に登るには、テントを背負って重装備でかからなければ登れないなどとフッと考えたりする。
霧がひどくなってきたので、もう一つの大きな握り飯を頬張り、杖をたたんで早々に山頂を後にする。
新窪乗越からは、まさに霧の中に飛び込む様な急坂下りで10m先が見えない。
霧の中から不意に熊でも現れはしないかと思いながら、急ぎ足で駐車場まで下りきる。
休憩込みの6時間半、おそらく5時間半は歩いていたと思う。
登山地図のコースタイムが7時間10分なので、今日は一人でかなり無理をした様だ。
17:00で安倍峠が通行止めになるので、梅ヶ島温泉には寄らずにいつもの身延の高齢者専用施設「門の湯」を目指す。
安倍峠の頂上三分の一ぐらいは凄い霧で先が見えず、崖に落ちるのではないかと思いながら車を運転する。
「門の湯」で疲れを癒し、ユックリと家路についた。』
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