一期一会、いろんな顔をみせてくれる二度目の冬季西穂高
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 1,090m
- 下り
- 1,100m
コースタイム
9:56西穂高口ー11:06西穂高山荘11:50ー13:23独標ー14:41ピラミッドピーク15:09ー15:53独標16:06ー16:56西穂高山荘
二日目
6:42西穂高山荘ー7:46独標8:12ー8:50ピラミッドピーク9:04ー9:34独標ー10:45西穂高山荘ー11:42西穂高口
天候 | 初日小雪のち曇り時々晴れ 二日目快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
夏の歩行者用近道は踏み跡無いのでラッセルです! |
コース状況/ 危険箇所等 |
ロープウエイ西穂高口駅に登山届ポストがあります、ここから西穂高山荘まではマーキングも沢山あるので道迷いの心配はなさそう、丸山辺りは傾斜がゆるくて尾根が幾つかあるのでガスとかホワイトアウト時は気をつけないと違う尾根に行ってしまう恐れがあるかも!先日も降り口が分からず何組かうろうろしたらしい! 独標直下はアイゼン・ピッケルが無いと危険!雪質に寄って難易度が変わります、初日は新しく降ったのが固まって無くてアイゼン効きにくかった! 二日目は夜半の寒気で締まって良く効いた! 独標から先に行く人はあまりいないので踏み跡少ない、強風で上高地側に雪尻が延びてるので風下には近寄らないように! 今回の一番の難関はピラミッドピーク手前の尾根に吹き溜まって壁のようになった所! 初日は一人では雪と一緒に谷に落ちそうだったので西に巻いて尾根を登ったが浮石だらけで別の意味で怖かった! 二日目は前日独標で会った高山の方が切り崩してくれたので直登できた! ピラミッドピークから先は数日前?に行ったらしい踏み跡があったが途中で消えていて危険な香りがぷんぷんしてたので結局二日とも西穂高岳には到達出来なかった! 去年は踏み跡あったので私でも行けたんですが・・・・やはり力量不足は否めませんでした!(笑) |
写真
感想
去年の同じ時期西穂高岳に登って素晴らしい景色を見てから、もう一度ここに帰って来たいと思っていた!
しかし冬季3千m級の雪山!なめてかかると命にかかわる!二月までは機会に恵まれず、数日前から予報の気圧配置をチェックしていると3日の午後から4日の午前中にかけて高気圧が穂高の真上にくる!
絶対に晴れるパターン!ということで日曜の午後から出掛けた!
スライドショー2編
https://www.youtube.com/watch?v=ojtGhtgDo0U
https://www.youtube.com/watch?v=eK7ij-CeQlA
高知から650km約9時間!夜半に深山荘前の無料駐車場に到着して車中泊、ロープウエイの始発に乗るべく七時前に起きて準備!
そうしてると此方にやってくる人が!?なんでも駐車場の雪だまりにハマって動けなくなったそうです!(+_+)そこは前日自分もハマりそうになった所でした!
しばらく何度か押してもダメだったが、丁度登山で雪洞を掘るのに買ったブラックダイアモンドの携帯スコップでタイヤの前後にハマった雪を取り除いたらあっさり脱出できた!
その方に乗り場まで乗せていって貰ってラッキー!
しかし人気のロープウエイ駅で
大勢の団体に先を越されて始発に乗れず3便くらいになった!
山荘迄の雪道は踏み跡しっかりあって時々日も射してテンションあがります!
しかし登りキツイ!
山荘にチェックインして、独標辺りまでと登ります、薄日が差すもののほとんど周りは見えず横も下も上も真っ白で方向感覚麻痺しそう!
道標のポールを頼りに独標直下に、
去年より雪は少ないのに土日に積もったらしいのが締まってなくて
登りにくい!独標に上がったが誰もいません、この辺りからガスが切れ始め周りが見えてきた!
小屋泊りなので先に行ってみる、ピラミッドピーク手前の尾根で困った!張り出してきた雪が壁のように立ちはだかってる!
あと2mくらいまで登った所で、崩せば抜けれそうだが雪と一緒に谷に落ちたら春まで見つからないかも?!
さんざん迷ったあげく、下の傾斜の緩い所を西にトラバースして尾根を登った!コース外なので浮石だらけ、ひとかかえ位の岩が幾つもぐらぐらするのには参った!
苦労の末ピラミッドピークに到達!
お祝のようにガスが晴れ雲海の中から乗鞍・白山。笠が岳・杓子岳、そして白煙をまとった西穂高岳が姿をあらわした!
誰も来そうに無いのでセルフで自分撮り!(笑)ガスが吹き荒れる山頂で絶景を独り占めです!
この時点で3時前、これ以上先に進むのは無謀なので下山開始!
降りてる途中で独標にひとり上がってきてます、もときた所を怖々降りて後はスムースに独標へ!
上がって来てた人は高山から友人ときたがその人が来ないので待ってたようです!
いろいろ話しながらしばらく居たが結局その人は途中で帰ったみたい!(^u^)
独標から下は来た時以上のガスで全く視界なし!5時頃山荘に戻った!
平日なので部屋は3人奈良からと松本の方でした、松本の方は写真撮影でフィルムの大判カメラ!(@_@;)機材がどっさり!デジカメでそこらじゅうバシャバシャ撮りまくりの私には真似が出来ません!
翌朝同室の二人は朝ごはん抜きで登ってました!こちらはゆっくり腹ごしらえして外に出るともう日が昇ってた!(笑)
それは素晴らしい晴天です!
ザックは山荘にデポして登りますが、あまりに綺麗な景色にカメラとビデオを撮るのに忙しくて脚が止まります!
夜半の冷え込みで雪が締まって昨日より登り易く1時間半ほどで独標へ、後から6〜7人登ってきた、女性二人をアンザイレンでけん引してきたヒトも!
あまりの天気の良さに今日もピラミッドまでは行ってみる!
昨日独標で一緒になった方も来てます!ピラミッドピークの手前尾根では先行で雪壁を突破して貰った!(^v^)
後からもう一人来たヒトはなんと67歳!白出沢から奥穂高・ジャンダルム・西穂を日帰りで廻った事のある元気なおじさんでした!
今日は三人なので代わる代わるで素晴らしい景色を背景に記念写真をたくさん撮った!
今日も先に進むのは危険と判断して9時過ぎ下山開始、
最後に降りてきたおじさんが独標直下でスリップするアクシデントも
大事には至らず11時頃山荘へ!
デポしてたザックをピックアップして穂高口駅に12時前に着き、丁度出るところだったので待ち時間なしで乗れた!
今回は夕日は見れなかったが、初日と二日目で全く違った景色をみせた西穂高!同じように見えて二度とめぐり合うことのない風景と人との出会いを感じさせてくれた!
駐車場での人助けのご褒美か?丁度ピークでガスが晴れて景色を見れた!
泊りのヒトは少なかったが多くの方といろんな話を聞けて楽しかった!
感謝かんしゃの二日間でした!(^^♪
写真はフルサイズ一眼で撮った1327枚から選んでアップしてます、是非元サイズでご覧ください!(^_-)-☆
チョット順番は変ですが動画の連続再生、FH/D動画です、回線速度が許せば高画質で!
http://www.youtube.com/playlist?list=UUX7_Fk9YsygcfGfFEXtJ9CA
nekoさんアップを待ってました!!
西穂お疲れ様でした。西穂高岳まではやはり難しそうですね。
いや〜素晴らしい写真です!雲海と白い山々!
ちょっと危なそうですけど、自分も行くのが楽しみです。
去年の方がもっと積もってたと思うが?数日前に積もったのが固まってなくて踏み込むと崩れる状態だったので、自分の技量ではピラミッドピークから先は危険と判断しました!
二日目は時間も十分余裕あったんですが、最近買った遭難って本を読んでたら、迷いのあるときに無理するとろくな事がない?!ようなのでやめました!(笑い)
kazusanpoさんはいつごろ行くのでしょう?あそこはホントに天気次第で激変するので、よい日を選んで西穂の山頂、もしくは間の岳まで行ってください!
白銀の別世界がkazusanpoさんに微笑んでくれますように!
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