硫黄岳(美濃戸口〜北沢ルート経由)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,422m
- 下り
- 1,411m
コースタイム
2日目: 6:15赤岳鉱泉-6:35道間違え-8:40 赤岩の頭(5分休憩)-09:15硫黄岳山頂-10:30赤岳鉱泉(3時間休憩)-14:20美濃戸口(5分休憩)-15:10美濃戸
天候 | 1日目: 曇り(夜中は雪) 2日目: 雪のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:行きの逆。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
赤岳鉱泉までの道のわかりやすさに関しては、目印があり分かりやすいです。 凍結状況について言えば、それほど危ないところはありませんでした。 赤岳鉱泉から硫黄岳に関しては、トレースが複数ある場合に道迷い注意です。 雪状況ですが、1日目夜に雪が降り積雪があった翌日ほとんどのトレースが無い状態となりました。 |
写真
感想
約1か月ぶりとなる今回の山旅は八ヶ岳です。そして更新も約1か月ぶり。
下山後更新を後回しにしていたら、あっという間に木曜日になってしまいました。。。
久々の山旅は、土曜日に赤岳鉱泉泊、日曜日に硫黄岳〜横岳〜赤岳を周回する、というプランです。
そして今回参加のメンバー紹介!今年の冬山ではいつも一緒だった山パートナーのAちゃん、頼もしくて信頼できるJ先生、そして優しくて癒し系のAAさんです。同世代4人で1泊2日のテント泊となります。
1日目の歩きは美濃戸口から赤岳鉱泉までの3時間だけ。
遅めの出発にしようという事で、集合時間もそれに合わせます。おかげでしっかり睡眠がとれました!
美濃戸口にバスが付いたのは約13時。
こんなに遅い時間に歩き始めたのって、登山やるようになって以来初めてかも!
とりあえず暗くなる前にはテント場に着きたいので、最初から遊ぶことなく歩き、明るいうちに到着です。
この週末にはアイスキャンディカップがあったので、テント場が混雑していないか少し心配でしたが、大丈夫でしたー。山小屋でそれぞれカレーや牛丼を作ってもらっている間にテントを立てます。
前日泊まった人が雪壁を作って、床を平らにならしていてくれていたので、雪かきしないですみました!
ラッキー☆
そして小屋食を食べてからテントに戻り作戦会議。
硫黄岳の頂上手前のところは雪崩の可能性もあるので、朝の気温が低いうちに登る、
そして地蔵の頭に10時30分までに着かなければ、赤岳は断念してそのまま下りるという事になりました。
作戦会議が終わったら、私とAちゃんはテントに戻ってちょっと早い消灯。この日、思ったよりもテント内が温かくてしっかり眠れました。そして翌朝、夜から朝にかけて一晩中雪が降り続いていたため、テントが雪にまみれ。
起きてテント内が少し狭くなった気がしてたのは、周りの雪に圧迫されて狭まってたからだったんですね。
早朝、J先生とAAさんは2つのテント周りの雪をどかしてくれていたそうです。ありがとう!
そして起きてすぐにご飯・準備をし出発しますが、行く手が雪に阻まれます。やっぱり雪はきついです・・・
靴の重さもあると思うけど、雪に足がとられると結構体力が奪われてすぐに苦しくなります。
そして追い打ちをかけるように道間違い。別のトレースにくっついて行ってしまいました。
地図にも「踏み跡注意 沢筋に入らぬこと」との注意書きがっ!まんまと行ってしまいましたっ。
AAさんがGPSでチェックしてくれて途中で間違いに気づきました!助かったー。
(2か月近く前に行ったのに全然覚えてなかった!私ったら何て記憶力が無いんだろう・・・トホ。)
もちろんこのまま行けば大同心の登攀コース。無理(^_^;)。すぐに引き返します。。
そして今度は間違えないようにちゃんと沢を渡ってから樹林帯の登りに入ります。
J先生、Aちゃんはペース乱さず一定のスピードで歩き始めますが、私は登りが続くとすぐにへたばります。
どんどん遠ざかっていく二人の後ろ姿をを見てすごい体力だと感心しっぱなしでした。(゜-゜)
そして歩き始めて1時間くらい経過した頃、雪の下の氷が滑り始めたのでアイゼンを装備しまた歩き始めます。
しばらくすると、AAさんの具合が悪くなってしまいました。ここから自分だけ引き返すとの事。
ただ、山頂まであと3、40分のところなので、薬を飲んで様子を見て、行けそうなら行くとの事。
そして、この後のルート、トレースが無いところを登ります!雪に埋もれて四つんばい。もう全身運動(笑)
何とか稜線に出ます。良いのか悪いのか、この日の風はそれほどでもなく、雪も風に飛ばされずにしっかり残っていました。ここまでも結構時間費やしたし、この先も雪が残ってるだろうという事で、急遽硫黄岳往復プランに変更です!あとはもう時間もたっぷりあるので、のんびりと硫黄岳を目指し、メンバー全員揃っての硫黄岳登頂!
朝出発してからここに来るまでの間、万全な状態で歩いても結構キツイこの雪、体調が良くないAAさんは相当しんどかったはず。全然愚痴や泣きごとを言わず、歩きながらひたすら自分自身と戦っていたと思うと、ほんと感動ですよね!そして、Aちゃんは今回の山旅を最後に数年間、海外に行ってしまいます。
Aちゃんとはいくつかの山旅を共にして、最高の山友ができたと喜んでいたのですが、あっという間にお別れの時期が来てしまいました。これから一緒に行きたい山とかいっぱいあったなという気持ちと、これまでの山旅を思い出したりしたらちょっと切なくなりました。
束の間が過ぎ、下山の時間。雪道を登るのは結構息がきれるけど、下るのは結構楽しい♪
前回同様、今回も尻セードでショートカットを利用し、早めに赤岳鉱泉に到着すると、アイスキャンディカップの本選が行われていました。すごいノリノリの音楽が流れていて、いい感じです。自然と気分も上がります。
目前でアイスクライミングは初めて見て、その迫力さにドキドキ。見てるの面白〜い。
そんなアイスキャンディカップも終わり、赤岳鉱泉でごはんを食べて、テントをたたみ、いよいよ登山口まで下山です。結構スイスイ歩いて1時間40分後にお風呂。
バスの待ち時間まで1時間以上あるので、ゆっくりお湯に浸かりました!!
茅野駅に戻ってからは食糧や飲み物を買い込み、電車の中で打ち上げ!達成感の後のこの時間、何気に好きです。
結果的には硫黄岳の往復となりましたが、おかげでアイスキャンディカップも見れたし温泉も入れたし、早く帰れたし、大変満足出来ました。でもいつか冬の横岳も目指したいなと思いました!
おしまい。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する