針ノ木岳BC マヤクボカールと大雪渓をライド
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- GPS
- 07:43
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,540m
- 下り
- 1,524m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス | 扇沢の市営無料駐車場は5時半ごろで数台の空きがあり駐車できたが6時前には満車のようでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
扇沢⇔雪渓末端(大沢小屋近く)は雪融けが急速に進行しているのか枝漕ぎが大変。 下りは疲れているところに、ボードを着けたり外したりで修行でした。 |
写真
感想
先週は至仏山に行こうと尾瀬戸倉のゲートまで行きながらスタートしようとしたらボードのビンディングを家に忘れてくる大チョンボ。おそらくお山ライフ最大のミスで情けなくDNS。尾瀬から下道で千葉まで帰りました。今回は先週のチョンボを取りかえす山行にしようと選んだ行先は北アルプス・針ノ木岳。
3年ぶりの針ノ木岳。前回は計画では今回と同じルートだったが、2500mのマヤクボカールまで登ると吸い寄せられるようにクライマーズライトの傾斜の緩いマヤクボのコル方面に行ってしまった。稜線まであがりボードをデポして登頂に挑んだが山頂直下の10m程度のトラバースにビビり敗退・・・。今回はカールからクライマーズレフトの山頂の肩まで登りそこから登頂し3年越のリベンジを狙う。
今回は巻機・米子沢でご一緒したshzさんとmiccyanと再コラボ。心強いメンバーといっしょだから今回は登頂しなきゃ。扇沢のトロバス記念館前に集合して7時前にスタート。雪は多いと聞いていたが、ここ数日の高温で融雪が進んだのか扇沢の雪は少なくかろうじてシール歩行できる程度しかなかった。それでも進むにつれて雪は多くなるが融雪で立ち上がってきた枝に難儀。枝漕ぎをしながら進むが下山の滑走はかなりの修行モードになりそうなことを覚悟する。
1時間ほどで雪渓末端まで進み一服。ここで雪渓を登る先行者さんが見えた。結構な人の数。今日は賑やかな山行になりそうだ。ここまではトラバース気味にきたが雪渓に入ると広いボトムを進んでいける。上りのペースが上がり程なくして先行グループに追いついた。
ペースを落とすことなくガンガン登り針ノ木峠方面との分岐付近で一服。ここでshzさんが “ここから急斜面でシートラに換装するならここか、カールの底しかないけどどうする?” と尋ねてきた。前回は2500mのカールの底までシール登高だったが、今回はカチカチとまでは言わないが固めの斜面で、何より先行者のほとんどがシートラしていたことから、ここからシートラで行くことにした。
ほとんどの人がシートラで登っていたので急斜面はトレースが階段状になっていて歩きやすかった。標高があがるにつれ周囲の峰々が見えるようになってきた。青空はないが高曇りという感じで遠方まで視界はきいていてテンションが上がる。2500mのおわんの底で一服してゴタテ主稜線の針ノ木岳の肩をめざす。進むにつれてますます斜度は急になり稜線直下はジグをきって登る。この辺りまでくると下を見るのは怖いので足元と前だけを見て進む。もう数十メートルで稜線というところで、持病?の太もも内側が攣る症状があらわれた。(汗)もうここは行くしかないので騙し騙し歩を進めてなんとか稜線上に立つことができた。
稜線上からは今まで見えなかった立山連峰や読売新道、裏銀座の峰々、遠くは槍や頚城山塊まで見通すことができた。立山連峰でも剱・立山は針ノ木岳が遮って見えないので山頂まで上がって拝もう。ボードをデポして最後の上り。肩から山頂まではピックを使って三点支持で急斜面を登る。登りきった所が針ノ木岳山頂だった。3年前のリベンジを果たし感無量です。目の前には神々しい剱・立山がそびえたつ。青空はないけど素晴らしい景色で来てよかった。
登頂した後はお楽しみの滑走です。shzさんとmiccyanは山頂真下のルンゼを落とすエキスパートコースを行くという。私はルンゼは怖いので肩まで戻りそこからカールを滑走します。カールの中とマヤクボ沢、雪渓上部のライドは最高でした。雪渓下部になると速い二人についていくのがやっとで足もパンパン(汗)デブリもでてきて、ふんばりがきかなくなってきた。それでもなんとか雪渓末端まですべりきって一服。
最後は予想通りの枝漕ぎトラバースに難儀。3回くらいボードを外しては着けての作業で見込み通りの修行でした。それでも扇沢に戻って終了したときは達成感につつまれた。やっぱ山滑走は最高です。
今回は終始メンバーとチームで行動したが山頂滑走についてだけは他の二人はルンゼのエキスパートコース、私は肩からの安パイコースだった。二人にはルンゼを落としたことを記録してほしいし、私は滑ってもいないのに記録上ルンゼを落としたことにするのもなんかイヤなので記録は別々に作成することにしました。
当日、針ノ木岳山頂で一緒になり、カメラマンを務めさせていただきました。
3人のうち、先に出発していったのがhoyanさんだったんですね。
昨年、香澄公園の花菖蒲園の日記にもコメントさせていただいたし、ヤマレコのプロフアイコンが特徴的なので、存じておりました。
実際にお会いできて嬉しいです。
あの日はもし青空だったなら文句無しだったので、そこだけがちょっと残念でしたが、ガスることもなく風も弱かった(午後から強まりましたが)し、見事な展望を楽しめたので、良かったですよね。
山頂で写真を撮っていただきありがとうございました。
曇りながらも視界がきいて北アの絶景が拝めてよかったですね。
ご近所にお住いのようなので、日常の街中でもスライドしてるかもしれないですね。
高頻度でお山に行かれているようなので、またどこかでお会いできたらいいですね。
コメントいただきありがとうございました。
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