奥大日岳・龍王岳〜浄土山＊化粧直しした新雪の立山めぐり

2022年05月01日(日) ~ 2022年05月03日(火)

• GPS: 12:41
• 距離: 17.5km
• 登り: 1,366m
• 下り: 1,359m

コースタイム

1日目

• 山行: 0:28
• 休憩: 0:08
• 合計: 0:36

距離 1.4km 登り 29m 下り 89m

9:14 室堂
9:20 ホテル立山
9:27 みくりが池
9:31 9:39 みくりが池温泉
9:50 雷鳥荘

2日目

• 山行: 5:39
• 休憩: 0:40
• 合計: 6:19

距離 7.7km 登り 709m 下り 709m

4:56 雷鳥荘
5:02 5:08 雷鳥沢ヒュッテ
5:44 5:45 新室堂乗越
6:13 6:14 室堂乗越
7:07 7:22 ２５１１ｍピーク
7:28 7:31 カガミ谷乗越
8:09 奥大日岳
8:26 8:34 奥大日岳三角点
8:52 8:55 奥大日岳
9:23 カガミ谷乗越
9:31 ２５１１ｍピーク
10:02 10:03 室堂乗越
10:34 新室堂乗越
10:50 浄土橋
10:59 11:01 雷鳥沢ヒュッテ
11:15 雷鳥荘

3日目

• 山行: 4:37
• 休憩: 1:07
• 合計: 5:44

距離 8.3km 登り 637m 下り 581m

7:43 雷鳥荘
8:03 みくりが池温泉
8:20 8:21 立山室堂山荘
9:29 9:34 一の越山荘
10:17 10:22 浄土山南峰
11:02 11:09 龍王岳
11:19 浄土山南峰
11:38 12:17 浄土山
12:28 12:29 浄土山南峰
12:46 12:55 一の越山荘
13:26 室堂
13:27 ゴール地点

天候

1日目：くもり時々みぞれのち雪
2日目：晴れのちくもりのち雪
3日目：くもりのち晴れ（AM強風、ガス）

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

◆立山駅駐車場
https://www.alpen-route.com/access_new/access/parking.html
・無料
・トイレあり
※当日6時半頃到着した時点で駅前の駐車場は残り数台でした。ただ、この駐車場は1台のスペースが狭いので、ゆったり停められる裏の駐車場に停めました。

コース状況／危険箇所等

＜室堂〜雷鳥荘＞
・雪が緩んでいたり、ないところもあり、この日はつぼ足で行きましたが、連日の雪と冷え込みで冬の装備は必須です。

＜雷鳥荘〜奥大日岳＞
・取り付きへのショートカット、およびテント場からのルートにも大きなクラックがあるため注意。
・室堂乗越先のピークを巻くトラバースと、カガミ谷乗越先の雪庇を避けるトラバースは、いずれも落ちたらアウトなので要注意。12本アイゼン、ピッケルは必須です。
・この日は新雪15〜20cmで、気温も低かったためアイゼンが効きましたが、緩むと上記トラバースはかなり危険かと思いますので慎重な判断を。

＜雷鳥荘〜一ノ越〜龍王岳〜浄土山北峰＞
・全区間で大きな危険箇所なし。12本アイゼンは必須です。
・龍王岳の取り付きは正面にあります。五色ヶ原へ行く踏み跡が濃いので釣られないように。
・龍王岳は岩場が多いので足の置き場に注意してください。
・浄土山南峰〜北峰までは緩やかな稜線歩きで危険箇所なし。
※当初、浄土山から室堂山〜国見岳へ抜ける予定でしたが、浄土山の急下りに雪が着いて、岩場やハイマツの踏み抜きが危険なため今回は断念、ピストンで戻りました。国見岳からの縦走は反時計回りが良さそうです。

その他周辺情報

◆立山黒部アルペンルート
https://www.alpen-route.com/index.php
・立山〜室堂（往復6,320円）
・Webきっぷを事前予約
※先日の土砂崩れでケーブルカー区間の臨時便バスが出せないため、当面はかなりの混雑が予想されます。

◆らいちょう温泉　雷鳥荘
http://www.raichoso.com/
・相部屋で1泊2食付10,350円、1泊夕食のみ9,250円（モンベル割引あり、1泊につき500円引き）
・館内の売店はPayPay使用可能。
・缶ビール350ml500円、モーニングコーヒー100円（いずれも現金のみ）

◆ティーラウンジりんどう
https://h-tateyama.alpen-route.co.jp/restaurant/lounge.php

◆ゆ〜ランド　立山吉峰温泉
https://www.yoshimine.or.jp/?page_id=37
・日帰り温泉620円（モンベル割引で560円）

写真

5/1 6:20

＜1日目＞
立山から入る時はここで食料調達
今回はジビエでなくイカマヨとフキノトウと、割とノーマルなおにぎりにしました

5/1 9:20

ケーブルカーと高原バスで一気に室堂へ
お天気はみぞれ混じり
ホテル立山裏にいた雷鳥たん

5/1 9:33

エンマ台近くの茂みでつがいの雷鳥たん

5/1 9:35

ダイフクが出てきた〜

5/1 9:37

まん丸でカワイイ

5/1 9:39

男子は凛々しい

5/1 9:51

今回は2泊お世話になります
立山の定宿、雷鳥荘

5/1 10:01

たいして歩いていないけどまずはコレ

5/1 12:16

ランチにピザと持参のワイン
翌日のランチもピザとビール
サクサククリスピー生地で美味しいのです♪

5/1 17:48

1日目の夕食
鍋が焼肉に変わってた
お天気悪いので部屋でゴロゴロ映画三昧＆温泉三昧

5/2 3:11

夜は晴れて満天の星空
久々の天の川

5/2 4:32

＜2日目＞
朝から快晴
昨日の雪で真っ白にお化粧直し

5/2 5:09

真冬に逆戻りの寒さ
そして新雪ふかふか、概ね15cmほど積もりました

5/2 5:12

あの頂に近づく決心をして歩き出す

5/2 5:13

神秘的な時間

5/2 5:16

ショートカットで取り付くルートにはクラック
朝から飛びました〜

5/2 5:26

中心付近の崩落から繋がるクラック

5/2 5:26

前を行くガイドさん付パーティ
この先、このパーティのトレースに助けられました
ありがとうございました

5/2 5:45

神々しい立山の朝

5/2 5:47

稜線に乗るとこの雄大な景色
シスパーレかと思った

5/2 5:48

剱も見えてきた

5/2 5:48

振り返ると剱御前へ続く稜線

5/2 5:53

ちょっとしたナイフリッジ

5/2 5:56

手前のピークを巻くようにトレースがある
実際はもう少し上に付いたトレースを歩いた
トラバースから稜線復帰する斜面が急で雪面も固くてちょっとドキドキ…

5/2 6:03

逢えてうれしいよ〜
少し離れて見守る

5/2 6:07

おひさまおはよう〜

5/2 6:38

この稜線を歩きたかった
いつも雷鳥荘のお風呂から見ていた憧れの稜線♡

5/2 6:40

立山には雲がかかってしまった

5/2 7:11

ここで引き返そうかずっと迷っていた
私が行っていいものか…

5/2 7:12

今にも崩れそうな雪庇
先頭のガイド付パーティが歩くトレースを見つめて、自分が行けるか慎重に判断

5/2 7:14

魅惑の稜線

5/2 7:19

クラックを避けるようにハイマツ帯の向こうへ
急登に加え苦手なトラバース

5/2 7:30

稜線付近にはトラバース中のパーティ
その後をご夫婦のパーティが進む
どうする、私

5/2 7:42

下りのことを考えて不安でいっぱいだったけど、天気、気温、雪質と、実はこんなにいい条件はないかも

5/2 7:54

ということで、勇気を出して進むと決断
この急登の先、トラバースは本当に緊張した…

5/2 8:07

先頭はもうすぐ山頂
私もあの稜線を歩けるのかと思うとうれしくて泣きそう

5/2 8:07

アルペンルートの雪の大谷が見える

5/2 8:12

山頂稜線に乗り、少しだけ緊張から解放される
後はまっすぐ歩くだけ

5/2 8:26

無事に奥大日岳山頂に到着！
でも帰りの不安で落ち着かない…笑

5/2 8:27

山頂からは剱がどーん
左に白馬など、右に五龍がひょっこり

5/2 8:34

深い谷間には称名川
その奥は鍬崎山かな

5/2 8:48

立山をバックに
あぁ、登れてよかった

5/2 9:36

さぁ帰ろう
帰りも慎重に

5/2 10:20

サンダーバードで仕入れたフキノトウのおにぎり
めっちゃ美味しかった〜

5/2 10:25

雷鳥坂は大賑わい

5/2 10:52

クラックを避けて雷鳥沢に下りたけどここにもあった^^;
うっすら繋がっているところから渡る

5/2 11:16

無事帰還
そしてヤマテン予報通り午後から吹雪に

5/2 17:41

2日目の夕食はお肉の鍋
この日も夜にかけて吹雪いていたので、部屋でゴロゴロ過ごす

5/3 6:18

＜3日目＞
初めて宿の朝ごはん
バイキング形式で、どれも美味しくて大満足！

5/3 7:32

朝はガスガスで真っ白だったのに急速に晴れてきた
テント場にはテントがびっしり

5/3 7:37

朝食後のお風呂で、ようやくこの真っ白な奥大日岳が拝めた

5/3 8:04

霧氷がキレイ

5/3 8:08

一ノ越が混む前に…とまずは龍王岳に向かうことに

5/3 8:09

霧氷ロードを歩く

5/3 8:25

また真っ白に塗り替えられた立山

5/3 8:31

この日も概ね15cmの新雪
GWに2日とも新雪を踏める幸せ

5/3 8:32

雄山は暴風で荒れてそう
幻想的な雲が漂う

5/3 9:31

一ノ越からの眺め
この手前で、奥大日岳で前を歩いていたご夫婦にすれ違いで再会
強風で登頂断念したとのこと

5/3 9:38

目指す龍王岳
風はあるけど昼から収まる予報なので進む

5/3 10:18

浄土山南峰に到着
昨日の疲れか、登りの足が全然上がらない…

5/3 10:20

薬師岳と五色ヶ原
今年は薬師登りたいなぁ…

5/3 10:20

槍から穂高がバッチリ
大キレットがえぐれてる

5/3 10:22

こちらもカッコいい山容の笠ヶ岳

5/3 10:24

龍王岳の向こうに針ノ木〜スバリ〜赤沢岳

5/3 10:42

五色ヶ原に向かう踏み跡が濃くて、別ルートがあるのかと途中まで進んでしまった^^;
取り付きは道なり正面です

5/3 10:49

あっという間に山頂到着
雄山と剱をバックに

5/3 10:54

奥大日岳のすれ違いで会話したご夫婦とここで再会
撮影ありがとうございました！

5/3 11:21

ガスったり晴れたりを繰り返しながら縦走路を行く

5/3 11:26

雄山から剱まで
最高にカッコいい稜線

5/3 11:26

剱がやっと顔を見せてくれた〜

5/3 11:33

立山カルデラを見下ろす

5/3 11:40

浄土山北峰に到着
山頂で一緒だったご夫婦と浄土山下りのルートへ行こうとしたけど、あまりの激下りと岩場とハイマツの踏み抜きが危険と判断、ピストンで戻ることに

5/3 12:17

距離は短いけど、少しの登りでも足が上がらず休み休み
こんなに調子悪いのは初めて

5/3 12:21

薬師〜黒部五郎〜笠〜水晶〜槍穂〜野口五郎
壮大な眺め

5/3 12:23

縦走路に雷鳥たん

5/3 12:24

あっという間に逃げてしまったので望遠とトリミング

5/3 12:41

雷鳥沢にはテントの花畑

5/3 12:59

一ノ越の下りは広大なバーンに

5/3 13:02

青と白の世界、今シーズン終了かな

5/3 13:24

素晴らしい雪山納めになりました♪

5/3 14:03

ティーラウンジりんどうで、ダムシフォンと水出しコーヒーを

5/3 17:58

帰り道、田んぼの水鏡は風で揺れてしまった

5/3 18:27

有磯海SAから日本海に沈む夕日
最高の3日間でした
立山の神様、ありがとう！

撮影機器：

DSC-RX100M3 SONY

ILCE-6400 SONY

感想

umi-co

今シーズンの雪山納めは大好きな立山へ。
今年は2泊でのんびり過ごします。
車窓から雪の大谷を観たいので、遠いけど富山側から入ります。

1日目はお天気が悪いので、早々に雷鳥荘にチェックイン。
映画とお酒と温泉三昧でゴロゴロと贅沢な時間。
ここでこういう過ごし方をしてみたかったので楽しい〜♪

2日目は朝から快晴、午後から崩れる予報あり。
別山や剱御前と迷ったけど、未踏の奥大日岳にチャレンジすることに。
前日の雪と冷え込みで条件は悪くなく、無事に憧れの稜線を歩き山頂を踏むことができました。
下山後間もなく吹雪いて、5月とは思えない雪景色に。

最終日はお天気が急速に回復。
稜線は昼まで強風予報だったのですが、居ても立ってもいられず早々に出発。
厳冬期と変わらない装備でまずは龍王岳へ。
そのまま積雪期限定の国見岳まで縦走したかったのですが、浄土山の激下りが危険で断念。

雪山納めは、2日とも新雪を踏める最高のコンディションで締めくくることができました。
立山の神様、素晴らしい想い出をありがとうございました！

さすがに富山は遠く、帰宅は深夜に。
疲れ切って自宅近くのインターを通り越してしまいました^^;