新緑の南奥駈道
- GPS
- 21:08
- 距離
- 36.8km
- 登り
- 3,270m
- 下り
- 3,259m
コースタイム
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 10:42
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
道幅の広いところに数台止められる。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口に登山ポストはあるが用紙はない。 時々、鎖やロープが出てくるが、それほど難しくはない。 行仙宿、平治宿、持経宿の山小屋はいずれの新宮山彦グループの方が管理してくれています。 毛布もあります。 1泊2000円です。 連休や大勢での宿泊は事前の予約が必要です。 詳しくはホームページで。http://syamabiko.web.fc2.com/ |
その他周辺情報 | 下北山には「きなりの湯」という温泉がある。 今回は北山村の道の駅の温泉に入った。 |
写真
感想
お天気がいいGW中なので、できるだけ人が少なさそうな静かな山歩きができそうな所、ということで南奥駈道を歩いてきました。
行仙岳の下の国道から上がり、奥駈道を行けるところまで北上して持経宿に戻って泊まる。できれば地蔵岳まで行きたい。
翌日は行仙岳に戻り、南下して笠捨山を往復して下山するという計画でした。
時間切れで地蔵岳の手前の般若岳で引き返しました。
奥駈道は新緑がとてもきれいで、まるで新緑のシャワーの中を歩いているようで気持ちよかったです。
すれ違う人は皆さん奥駈をされていて、男性は吉野から、女性は弥山からの人が多かったです。
白装束の行者さんともすれ違いました。
「ようお詣り」と挨拶されました。いかにも大峰らしい出会いでした。
持経宿の小屋は新宮山彦グループの方が管理されていて、この日は4人の方がいました。
すでに大きなポリタンクに水が汲んであり、水場に行かないで済みました。ありがたいです。
泊まりの登山者は10人、女性は私の他にもう一人若い方。吉野から入り、いったん山上ヶ岳の手前で天川村に下り、弥山に登り返したそうです。
皆さんお疲れで7時半には就寝でした。
遅くに一人の登山者が着きました。翌日聞いた話ですと、前夜11時に吉野を出て22時間かかって持経宿に9時に着いたそうです。翌朝も暗いうちに出発されましたが、1日で本宮まで行くそうです。
吉野から本宮まで1泊2日で歩き通す人がいるという話は聞いたことがありましたが、本当にいました!(笑)
隣の男性は玉置神社まで行くのに、夜中の12時に起きて12時40分に出発されました。気合が入っています。
でも、自分が歩いてみて、ふみ跡がはっきりしないで先のテープに頼った場所が何か所かありました。夜中に歩くのは相当慣れた人なのだろうと思いました。
また、誰かの忘れ物の大きめのポーチがあり、中には数日分の食料が入っていました。忘れた人はどうしただろうか?南下する場合、玉置神社の駐車場には売店がありますが、それ以外は本宮まで店はありません。売店も営業時間はそれほど長くないと思います。
有人の登山小屋がない縦走では忘れ物は禁物ですね。無事を祈ります。
釈迦ヶ岳以北の山はその山だけを単独で登る人も多いですが、南奥駈はほとんどの人が奥駈をする方で、強者ぞろいです。
標高は低くなり地味なコースですが、小さなアップダウンが多いです。
でも、新緑がきれいでとても気持ちのいい道でした。
笠捨山はかなりの急登が続き、皆さんペースが落ちるようです。侮れません。
でも、釈迦ヶ岳と大普賢岳も見え、大台ヶ原から南部の山並みもよく見えるとても展望のいい山です。
GWでない平日だったら、本当に会う人もなく、小屋も一人だけだったかもしれません。でも、GWだったので、適度な人と会え、小屋ではお話することもでき楽しかったです。
今回のコース、とても気に入ったので、季節を変えてまた歩きたいと思いました。
また、日の長い時期にもっと早く出て、地蔵岳まで行きたいと思いました。
二日間がっつり歩けて、体力的にも自信がつきました。
やはり、山は登れば登るだけ体力がついてくれるようです。
大峰でも、特に南部の奥駈道は修行の道。
自然と向き合い、自分と向き合う。
厳しい道の足元の小さな花、見上げた先のツツジやシャクナゲ、そして降り注ぐ新緑が癒してくれる。
山に感謝です。
コメント
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今回はがっつり南奥駈道に挑戦されたのですね。
山深い山域ではあってもGWとあって結構な登山者もおられたようで、出会いもあり楽しい山行になりましたね。釈迦が岳より北は何となく一般的な気がしますが、南奥駆となると相当な経験がないと容易には入りにくそうな気がします。
アケボノツツジやシャクナゲも咲きだし山も春がやってきましたね。
泊まり込みの山行、お疲れさまでした
4月から釈迦ヶ岳、行者還岳〜大普賢岳、そして今回の南奥駈道、と続けて大峰の山に登り修行させてもらっています。
やっと歩ける自信がついてきました。
でも、小屋泊まりの10キロの荷物が肩に重く感じられ、泊まりの縦走はまだまだだなあと思いました。
それにしても新緑が綺麗で、奥駈の人のように必死に歩くわけでもなく、マイペースで景色を楽しみながらゆっくりと歩くことができました。
山を歩けることに感謝です。
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