近くて遠い口坊主・奥坊主を花抜峠から目指す
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- GPS
- 08:37
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 1,353m
- 下り
- 1,356m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
2台ほどのスペースあります |
コース状況/ 危険箇所等 |
花抜峠道は下半分の植林帯は問題なく歩けますが、植林を抜けた上から峠までは結構あれています。道崩れ草木の?茂で5年前に歩いた時からは廃道化が進んでいるように思います。 加茂助谷ノ頭の手前までは西側に明瞭な土倉古道があって歩きたくなりますが、山ヌケしている箇所が多くで通しでは歩けないので稜線を忠実に歩くほうがいいです。 苔平付近は尾鷲辻へ向かう方向にテープがあって気を付けないといけないです。 苔平から先は尾根が複雑に入り組んで、加えて下りになるのでルートロスには気を付ける必要があります。 口坊主の手前は細い岩場が続いて気を付けないといけないと思います。 水場は加茂助谷ノ頭のトラバース、苔平の下の尾真砂鬼丸谷んp源流がすぐ近くにあって簡単に取れます |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
テント
テントマット
シェラフ
携帯トイレ
|
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感想
5年前に同じコースで口坊主を目指し、残念ながら奥坊主で敗退。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1252647.html
今回はそのリベンジとしてテントをもって口坊主までのんびりと一泊で行く計画でした。
口坊主には10年くらい前に岩井谷の沢登りで大雨の増水で口坊主の東寄りの稜線に逃げてビバーグ。翌日に、口坊主、奥坊主を越えて花抜峠で下山をした苦い経験のある山なのですが。その時は下山するのに必死で写真の一枚も撮ることなく、もう一度ちゃんと踏んでみたいと5年前に行こうとしたのですが、地図の見た目以上に険しいルートと複雑な稜線に時間がかかり残念でしたが奥坊主で敗退。今回はテント持参というある意味せこくて安直な方法で口坊主を目指すこととしました。
が、しかし。花抜峠に到着してテントのポールを持ってくるのを忘れたことに気づいてテント類を一切をフライシートにくるんで花抜峠にデポ。クマが多い場所なので(前回も熊の親子に遭遇して焦った)食料と念のためにお酒、ヤマトのご飯はザックに入れて、時間は押していたけどなんとしてでも口坊主を踏んだという思いで駆け足な山行となってしまいました。
水は加茂助谷ノ頭のトラバースと苔平の下の真砂鬼丸谷の源頭付近で労せずにとれることはわかっていたので帰りに水を汲んで花抜峠でフライにくるまってビバーグすればいいし、天気も続く予報だったので予定通りにまずは苔平を目指しました。
この山は地図の見た目以上に山が険しく複雑。人もほとんど入っていないので踏み跡もなくて地図とコンパスが手放せません。スマホのGPSを使ってもいいのですがこの山は沢登りの時も含めて何度かビバーグを強いられている山だったので、安易にGPSに頼ると負けてしまったような気がしてあえて今回も今まで通り山行中は地図とコンパスだけで歩くようにしました。
でも、もう何度も歩いているこの台高の山でも町に一番近いのにとてつもなく深い山域でも地図を見なくても全然間違わないで歩いて行けました。前回地図にかじりついて血眼になってルートを探していた記憶がほぼ残っていてかなりいいペースで奥坊主まで迷うことなくたどり着くことが出来ました。
奥坊主に立って向かう方向を確認し口坊主を目指しますがここからが本当の核心部でした。地図では出てこないアップダウンに細い岩場の上り下り。北に真砂谷の八町滝、南に岩井谷と台高を代表する厳しい谷が切れ落ちていて相棒のヤマトは口坊主までは怖がって行くことが出来ませんでした。10年前は岩井谷の厳しさばかりが記憶に残ってこのあたりはほとんど覚えていなくて、こんなに厳しい所だったかなとバテバテになりながら、時間を気にしながら写真だけを撮って来た尾根を登り返していきました。
帰りは奥坊主はトラバースで逃げて、ヘトヘトになりながら苔平まで戻ってきました。多分歩いている時間より立ち止まっている時間の方が長かったかも。
すぐ目の前にある与八ノ高と加茂助谷ノ頭はパス。トラバース道でヤマトと沢の水をがぶ飲みして一気に花抜峠まで戻りました。
デポしてあった装備はフライシートにくるまれて出発した時のまま。安心したけどGWのこの快晴のお天気にも関わらず誰もこの山には上がってきていないんだと思うと同時に堂倉谷を挟んで見える日出ヶ岳はおそらく賑やかなのだろうと思うと急に寂しくなってやっぱりここで一泊はやめて帰ろというう気になり。そそくさとパッキングして薄暗くなった大台林道へ帰りました。
コメント
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テント、残念でしたね!でも、早く気づいてよかったです。
私はテントとポールを別のを持って中央アルプスを縦走したことがあります。
小屋に泊まれたからよかったけど・・・
5年前になるんですね!
このレコを見ると、やっぱり私には無理だと思いました。
苔平は素敵な場所でしたね。
あそこだけだったらまた行きたいです。
今度はポールを忘れないようにしてのんびりテント泊しに行きましょう!
こんにちは。
相変わらずのヌケヌケでテントのポールを持たずで結局バタバタと急ぎ足の口坊主となってしまいました。
奥坊主から口坊主へは帰りの時間を考えると向かうかどうか迷うところで、向かっている最中もなかなか近づかない口坊主に気持ちが折れてしまう可能性もあるかもと思いました。
ここはテントと粟谷小屋を使って日出ヶ岳を絡めると面白い山る気が出来るかもわかりません。
山が深すぎて急ぐ山歩きは似合わない場所だとあらためて思いました。
今回は最強のクマ除けのヤマトとクマ鈴も付けて行きましたのでクマには合わずに済みました。
口坊主への登頂寸前で撤退してきました。
ここはソロでは行きたくないところだと思いますが、ソロでテントまで用意してすごいなあと思います。
大台林道の無い時代の山を想像するとやはり森林鉄道や土倉道など興味惹かれる山域だと改めて感じました。
吉田 誠一
こんにちは
口坊主なかなか遠いんですよね。
奥坊主からが地図の見た目以上稜線が細いしアップダウンもあるので時間がかかると思います。
たどり着いても帰りが登り返しになるのでかえって苔平あたりでテントのほうが確実かなと思ってこのときは行きました。結局ポール忘れたというオチでしたが。
日出ヶ岳からというのもありなのかもわかりませんね😊
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