ヤビツ峠-地獄沢橋-大山北尾根
- GPS
- 04:19
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 824m
- 下り
- 1,275m
コースタイム
天候 | 雨のち晴れのち曇り一時雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復) 大山ケーブル 12:42発 伊勢原駅北口行きバス 約25分 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ヤビツ峠から門戸口までの旧道は、荒れているものの道標、赤テープあり、迷わずに歩ける。 前の人の後ろをついて歩くだけはつまらない人には、道を探しながら歩けるので楽しいかも。 地獄沢橋の取り付きは、標識があるので、見落とさずにはすみそう。 一ノ沢峠への分岐までは急登です。長いゴムの階段がありますが、丸太の階段よりも歩きやすい。 西沢ノ頭からは細尾根があるので、気をつけて歩きましょう。 |
写真
感想
朝、電車に乗ってしばらくしたら、雨が降り出した。
雨の予報ではなかったはずだが、当日のチェックは怠っていた。
フリーパスも買ってしまったので、いまさら引き返すのももったいない。
仕方ないから、このまま雨でも合羽着て登るか、と一時あきらめたが、
秦野駅に着いたときには、雨も上がり、北の方は晴れていて山頂まで見渡せていた。
暮れに計画した大山北尾根だったが、その時には雪でバスが蓑毛までしか行かず、岳ノ台を歩いているうちに、たっぷりの雪に、もう歩き満ちてしまったので、北尾根はパスして歩き慣れた表尾根に向かった。
今回、岳ノ台を回らず、北尾根だけを目指すこととした。
ただ、ヤビツ峠からは、いつも歩いている車道ではなく、ヤビツ旧道を折角だからと歩いた。
これが、思わぬ掘り出し物。
臨時バスが出て3台の乗客がヤビツ峠で降りたのに、おそらく門戸口への道を歩き出したのは、僕一人だったよう。
踏み跡はしっかりあるものの、沢を何回か渡りながら、荒れた道を赤テープを頼りに歩くのは、車道を黙々と歩くのとは大違い。
日陰には雪が残り、ところどころは雪の上を歩く、変化のある道でした。
左の崖の上には、いつも歩いている車道のガードレールが。
そっちを歩くのはもったいないよ、とご満悦。
門戸口からは県道秦野清川線の舗装道路を歩いていると、路肩の下を川が雪を削って流れているところ、雪の厚さが1mくらいもあるところがあり、びっくり。
除雪した雪が重ねられたところかもしれないが、標高500m超のところに、こんなに残っているとは。
地獄沢橋の登山口は、手製の標識で、すぐに分かります。
破線ルートなので、一般登山道にある道標とは違いますが、取り付きとしては、問題なし。
地図からすれば、尾根を登っていけばよい、分かりやすいルートですが、歩き始めの一歩は、何通りかの踏み跡があり、少し戸惑った。
どちらに歩き始めても、上の方に向かっていけばよいので、それほど心配したわけではないのだけれど。
歩き始めてすぐに、三椏の大群落。そう、大群落と呼んでいいほどの三椏たち。
満開の三椏の花をつけた枝を掻き分けながら、歩いていくのです。
丁度朝日を受けて、逆光で美しい三椏の黄色の中を進んでいく。
少し登って振り返ると、一面の三椏たち。
写真には収めたものの、とても表現できてません。残念。
バリエーションルートなので、ほとんど人が歩いていません。
でも、踏み跡はしっかりしていて、とても歩きやすいコースです。
急登でもあり、高所トレーニングにも良いところです。
少し後を3名のパーティが歩いていて、同じようなペースなので、休憩のたびに抜いたり、抜かれたりしていました。
地獄沢橋の取り付きに熊注意の看板があったので、熊鈴をつけて歩きました。
一人だと、これが怖いです。
下りの単独の方と、2名の方とすれ違いましたが、単独の方は、僕と同じような熊鈴をつけていました。
一ノ沢峠への分岐となる913峰のすぐ先にある新多摩線16号鉄塔は、一気に視界が開ける絶好の眺望です。
風が抜けるので、夏ならさらに気持ちが良いでしょうが、この日はじっとしているには少し寒いくらいでした。
二ノ塔、三ノ塔、烏尾から塔ノ岳、丹沢山までが良く見えます。
横浜など東からは大山にさえぎられて見えない表尾根の東端がよく見えます。
下の方は神奈川の美林50選に選ばれている針葉樹林ですが、少し登るとブナの広葉樹林になり、葉を落とした今の時期は、枝越しに丹沢山から三峰の稜線を見ながら歩くことができます。
ミズヒノ頭からは、長い急登もなく、快適な尾根歩きです。
ところどころ両側の切れ落ちた細尾根もあり、退屈しません。
大山山頂への数あるルート中では、アクセスが悪いところだから破線になっているのでしょうが、歩きやすさは一般登山道並みです。
それにしても、西沢ノ頭の辺りで雨かな?っと思ったけど、滞空時間が長いな、でも風が強いからかな、などと思っていたら、白いものが地面に落ちてきたのは、驚きだった。
寒いはずだ。
背中は汗びっしょりだが、他の部分は寒くて脱げない。
だんだん降りも強くなってきて、山頂で早めのお昼を食べていたときには、相当な量の降りになってきた。
春山の格好しかしていなかったので、あまりゆっくりもせず、最短距離で暖かいところまで行こうと、表参道を駆け下りていった。
トレランの人みたいに走ったわけではないが、寒かったので、跳ねるように下りていった。
下社まで30分くらい跳ねていると、だいぶ体も温まったので、結局温かい飲み物も調達せず、ケーブル下からバスに乗って帰りました。
朝は雨、上り始めは晴れ、曇ってきたかなと思ったら、山頂近くでは一時雪。
今年初の単独山行は、何でもあれ、の天気の一日でした。
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