記録ID: 4255617
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山滑走
日高山脈
チロロ林道⇔北戸蔦別岳
2022年04月29日(金) ~
2022年05月04日(水)
- GPS
- 128:00
- 距離
- 31.4km
- 登り
- 1,497m
- 下り
- 1,483m
天候 | 後述 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
.船蹈輓啼札押璽(6:00)−(10:00)・757取水ダム(10:30)−二岐沢二ノ沢出合(12:30)=C1 2:30札幌発、Lの運転でいざ日高へ。思えば初めて日高に来たのは1年目の冬のペケレベツ岳だったな。ペケレベツがいわゆる日高と言えるのかの話は置いといて、その時から暇を見つけては日高の山行に行ってきた。その甲斐あってか、ようやくGWに幌尻周辺に行く山行を出すにこぎ着けることができた。なんとなく感慨深いものがある。ただ同時に、まだまだ道半ばであることも実感する。 チロロ林道ゲートはやはり閉まっていた。全装シートラ+ブーツを肩に食い込ませ、林道セクション開始。チロロ林道は特に崩落等なく綺麗。なんなら・757取水ダムまで除雪が入った痕跡があった。取水ダムからは夏道歩き。雪付きは、河原歩き半分雪の上半分といった具合。面倒なので全てESで突破。夏道上C800付近に左岸に2mほどの巻けない岩があり、それは上を行った。岩に直接アイゼンを置かねばならないので少し面倒。Fixは一応ついていた。予定テンバは到底たどり着けそうにないので、二ノ沢出合で行動終了とする。二ノ沢の左岸は増水に耐えられるテン場。時間あったので、魚釣って焚火で塩焼きにして食す。懐かしい夏の味。至高。 C1(5:00)−・996(6:15)−額平岳(13:15)−Λカール偵察−額平岳東テン場(14:30)=C2 2時に起床も、depa欲が湧かずウダウダしていたら若干depaが遅れる。怠惰なsLでごめんなさい。二ノ沢出合は両岸岩が立っていて、巻いた。二ノ沢もほぼ口開いているので、夏道沿いに行くのが安パイ。転石渡渉を数回強いられる。Mが失敗して靴下濡らす。沢中のルートではあるが、この時期は雪崩プレッシャーは感じなかった。結局夏道が屈曲して尾根に乗る地点(正面に滝がある)まで沢を詰め、そこから夏道のついている尾根に乗った。尾根上は風と低温でカリカリ。ESで駆け上がる。途中、腕まくりしながら登っていたMが数m滑落し、腕に擦り傷を負う。C1600付近からは黒い額平岳が良く見えた。尾根頭に乗るところは少し急になっていたのでEPに換装。Mにダガーポジションを指示するも生返事。どうやら知らないらしい。論外です。二ノ沢源頭付近は、緩いが100mほど白抜けていて楽しそうだった。額平岳への登りはハイマツ漕ぎ。夏の匂いをまといながらピークへ。額平岳は相変わらず展望のいいナイスピーク。さあ待望のカールスキーだとΛに偵察に向かうが、カリカリで楽しく滑れそうにないので諦め。北斜面のカールは条件が良くないと厳しいと学ぶ。額平岳のすぐ東のハイマツ帯の脇にテント張って沈。夕日に照らされる幌尻北カールが秀逸。 C2(5:15)−北戸蔦別岳(6:15)−Λカール上c820付近(7:30)=C3 このまま額平岳付近にいてもΛも黒澤カールも滑れるようになる見込みが薄そう。したがって北トッタ乗越を視野に入れてdepaする。アイゼンは相変わらずサクサクで気持ちがいい。ただ昨日からMのEP歩行がおぼつかない上に、乗越すならEPのミスは許されないので熱烈指導しながら進む。北トッタ直下は雪なく、植物とかザレの上をガシガシいって登頂。北トッタも周辺の山々が一望できるナイスピーク。おまけに核心やら中間ポコも一望できた。同時にMの技術じゃ無理だろうなと察する。一応Lに相談して、「うむ、無理でしょうな。」と意見も合致。北トッタ以東のカールはこれで全カット。Λカールと黒澤カールの滑降に全力を注ぐ方針となる。額平岳と北トッタの中間ポコの西側額平川寄りによさげなテン場を見つけておいたので、そこまで戻り今日は行動終了。相変わらずΛカールはカリカリ。黒澤カールは出だし急で、このMに滑らせていいものなのかはわからない。GWにテントが埋没するほどの雪は降らないだろうと予測し、テン場を1mほど掘り下げて沈。 C3(9:00)−額平岳(9:30)−・1392コルテン場(12:00)⇔周辺スキー=C4 視界なさそうなのでナチュゲ。6:00頃にウ〇コしにテントの外に出てみるとやはり一面ホワイトアウト。想定外だったのは、20cmほど降雪があったこと。しかも割と軽い雪。風が吹いて雪の再堆積が起こったらテントが埋没しかねないと判断し、・1392コルまでテントをさげることに決定。ホワイトアウト気味だが、時々現れる視界とハイマツを頼りに額平岳まで。以降は雲の高度よりも下になったためなんも。同時に雪質も湿雪へと変化。Mのアイゼン(ルームのやつ)は凄まじくダンゴになっていた。額平岳直下にある岩の基部を行くところで、アイゼンの爪が雪に取られMが2mほど滑落。雪質と装備の状態を加味して違うルートを取らせればよかったと反省。C1650付近からスキーに変更。c1392コルへは快適な尾根スキーが楽しめる。全装をコルにデポし、c1550まで登り返し数本楽しむ。やっぱり山スキー部はこうでなくっちゃ。・1392東の尾根上、カンバの大木の根元にテント張った。強さは普通くらいかな。関口の個スぺに舌鼓を打ち、沈。 C4(6:00)−・996(6:45)−・757取水ダム(9:30)−チロロ林道ゲート下山(14:30) 粘ってΛやら黒澤やらを滑る方針ではあったが、Mのアイゼンの状態が悪く、再アタックをかけるのは危険と判断し下山決定。スタッフの管理不足とはいえ、こういうのが原因で下山することになるのはとても残念でならない。運以外の部分は完璧に準備した状態で山にいくことの大事さが、改めて身に染みる。 下山はコルの北の沢を利用した。途中からV字谷がきつくなってくるため、右岸尾根を見ながら下ろしていき、いいかんじに右岸尾根末端までいけた。あとはESでザクザク来た道。行きの1.3倍くらいになった林道をドンパと共にかっ飛ばす。ゲート到着と共に雨が本降りに。テントを持っているMがまだ来ないため、ツェルト等で耐え忍ぶ。1時間弱後くらいに全員到着。雨と泥で不快な林道上にテント張り、DFギャンギャン。翌日の迎えまで時間を潰す。 |
その他周辺情報 | オベリベリ温泉 ウエスタン本店 |
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