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Yamareco

記録ID: 4269366
全員に公開
雪山ハイキング
朝日・出羽三山

天空の銀の庭でした 葉山(長井,草岡↑勧進代↓)

2022年05月07日(土) [日帰り]
 - 拍手
blueblu その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
10:51
距離
18.0km
登り
1,104m
下り
1,107m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:54
休憩
1:50
合計
10:44
5:36
10
草岡登山口駐車場
5:46
5:46
97
大石神社
7:23
7:23
8
7:31
7:40
76
休憩
8:56
9:00
51
勧進代コース分岐
9:51
9:51
31
P1201
10:22
10:49
25
11:14
11:33
12
11:45
12:28
10
P1237
12:38
12:39
23
13:02
13:02
19
P1201
13:21
13:21
45
勧進代コース分岐
14:06
14:13
34
休憩
14:47
14:47
34
勧進代コース登山口(林道合流)
15:21
15:21
59
勧進代コース登山口(林道ゲート)
16:20
草岡登山口駐車場
天候 快晴,午後遅くに曇り・弱いにわか雨。長井市の平地の最高気温27度。無風〜弱い風。
過去天気図(気象庁) 2022年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・草岡コースの入口の駐車場利用。ここは北側から入ると車が木の枝にこすれません。
・長井市HPの下記の案内が詳しいです。
https://www.city.nagai.yamagata.jp/intercity_tourism/tourism_spot/5688.html
コース状況/
危険箇所等
・草岡コースでは標高930m以上,勧進代コースでは標高800m以上で,連続した雪上歩行になりました(全体の3/5くらいは雪道)。雪はほどよくしまって,登りは壺足のみ,下りはアイゼン着用しました。念のため持参したワカンは使いませんでした。
・雪のない区間は道幅広く明瞭でよく整備されています。雪上区間はGPS利用おすすめします。勧進代コースの雪道の下りでは,標高1000m付近の尾根筋が曲がるところでそのまま直進しないようご注意。赤テープはていねいについています。
・草岡からの道は会津に移封された上杉家(ここで弥彦山の山城跡とつながりますね〜)が開いた「朝日軍道」の南端部分であり,長年の水利事業のために大事に使われた道とのこと。広くきれいな道筋に感謝と歴史への思いを抱いて歩きました。
その他周辺情報 ・道の駅「川のみなと長井」は新しい施設です。
・地ビール「長井ブルワリークラフトマン」
・白鷹町の加茂川酒造さんの「手造り純米  加茂川」は普及価格帯のアイテムですがすっきり+余韻の風味で自分,愛飲してます。今年(2022年)2月に蔵元さんが破産して新会社に移行したそうです。応援したいです。
まだ雪の残る中腹の美しい芽吹きのブナ林をぽつぽつ登っていくと,
2022年05月07日 08:06撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/7 8:06
まだ雪の残る中腹の美しい芽吹きのブナ林をぽつぽつ登っていくと,
やがて木もまばらになっていき,
2022年05月07日 08:41撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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やがて木もまばらになっていき,
ゆるい起伏が幾重にも続く山頂平原に達します。下界が視野から消えたそこは,
2022年05月07日 12:28撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/7 12:28
ゆるい起伏が幾重にも続く山頂平原に達します。下界が視野から消えたそこは,
里と隔絶した天空の銀色の庭なのでした。
2022年05月07日 12:36撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/7 12:36
里と隔絶した天空の銀色の庭なのでした。
朝いち,雪どけの奔流をたどっていくと,大石大明神様が迎えてくれます。その名の通り,この山地をつくる花崗岩の巨石がご神体でした。哀草果の歌が添えられています。葛の花あはれみにつつ入る山はおちくる水の石にたぎちて(※茂吉ではありませんでした)
2022年05月07日 05:46撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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朝いち,雪どけの奔流をたどっていくと,大石大明神様が迎えてくれます。その名の通り,この山地をつくる花崗岩の巨石がご神体でした。哀草果の歌が添えられています。葛の花あはれみにつつ入る山はおちくる水の石にたぎちて(※茂吉ではありませんでした)
朝日に輝く広葉樹の森の歩きやすい広い道を登っていきます。
2022年05月07日 06:46撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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朝日に輝く広葉樹の森の歩きやすい広い道を登っていきます。
山向こうの水を里に引くために人工的に掘られた水路「オケサ堀」(伝17世紀?開削)を通過して,主稜線に入ります。
2022年05月07日 07:21撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/7 7:21
山向こうの水を里に引くために人工的に掘られた水路「オケサ堀」(伝17世紀?開削)を通過して,主稜線に入ります。
登るにつれ,ブナの新芽が,
2022年05月07日 08:04撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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登るにつれ,ブナの新芽が,
どんどん芽吹き始めに近くなっていき,森の色が変わっていきます。
2022年05月07日 08:19撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/7 8:19
どんどん芽吹き始めに近くなっていき,森の色が変わっていきます。
飯豊が見えてきました。言葉にならない...っす。
2022年05月07日 08:40撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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飯豊が見えてきました。言葉にならない...っす。
P1201を越えるとそこは天空の庭への入口,大朝日が呼んでいます。(呼んではないかも(^^ゞ)
2022年05月07日 09:56撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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5/7 9:56
P1201を越えるとそこは天空の庭への入口,大朝日が呼んでいます。(呼んではないかも(^^ゞ)
蔵王と最上川。
2022年05月07日 10:03撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/7 10:03
蔵王と最上川。
現在は向かって右が葉山宮(薬師如来様),左が月山宮(阿弥陀如来様)。伝承では朝日・長井葉山の信仰も月山と関連付けられているようです。お社の内側に詳しい縁起・遷宮の経緯が記されています。
2022年05月07日 10:31撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/7 10:31
現在は向かって右が葉山宮(薬師如来様),左が月山宮(阿弥陀如来様)。伝承では朝日・長井葉山の信仰も月山と関連付けられているようです。お社の内側に詳しい縁起・遷宮の経緯が記されています。
ちょっと下って奥宮を拝します。そこからの祝瓶山〜柴倉山・三体山の朝日連峰南端部と,
2022年05月07日 11:12撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/7 11:12
ちょっと下って奥宮を拝します。そこからの祝瓶山〜柴倉山・三体山の朝日連峰南端部と,
その奥の飯豊,言葉に(ry
2022年05月07日 11:28撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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その奥の飯豊,言葉に(ry
P1237に登ると,天空の庭の向こうは大朝日小朝日鳥原山の稜線と,奥に月山,画面右端の山の切れ目ごしにちょこっと葉山(村山)。
2022年05月07日 11:46撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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P1237に登ると,天空の庭の向こうは大朝日小朝日鳥原山の稜線と,奥に月山,画面右端の山の切れ目ごしにちょこっと葉山(村山)。
芽吹き・開花直後のブナと大朝日岳。
2022年05月07日 12:04撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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芽吹き・開花直後のブナと大朝日岳。
めちゃめちゃかっこいい小朝日。
2022年05月07日 11:48撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/7 11:48
めちゃめちゃかっこいい小朝日。
湯殿山・姥ヶ岳・月山の三峰。この立ち去りがたい空間をしばしたんのうしました。
2022年05月07日 11:47撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/7 11:47
湯殿山・姥ヶ岳・月山の三峰。この立ち去りがたい空間をしばしたんのうしました。
下山開始しての振り返り,視界奥の手前側に奥宮の丘と,背後にP1237。
2022年05月07日 12:55撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/7 12:55
下山開始しての振り返り,視界奥の手前側に奥宮の丘と,背後にP1237。
昼過ぎからは雲をまとった吾妻連峰。登りとは逆に,下るごとにどんどん芽吹きが進むブナ林を目指していきます。
2022年05月07日 13:01撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/7 13:01
昼過ぎからは雲をまとった吾妻連峰。登りとは逆に,下るごとにどんどん芽吹きが進むブナ林を目指していきます。
勧進代コースに入りました。森の向こうに残雪が輝きます。今日は,山形県の百名山のうち鳥海山以外はすべて完全に拝める快晴に恵まれました。
2022年05月07日 13:29撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/7 13:29
勧進代コースに入りました。森の向こうに残雪が輝きます。今日は,山形県の百名山のうち鳥海山以外はすべて完全に拝める快晴に恵まれました。
最後の林道部分からの振り返り。あの壁のような山の向こうに天空の庭があるんです。
2022年05月07日 14:53撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/7 14:53
最後の林道部分からの振り返り。あの壁のような山の向こうに天空の庭があるんです。
草岡コースの駐車場の脇に短歌。結城哀草果(あいそうか,1893〜1973)は山形で農家を生涯営んだ歌人です。
2022年05月07日 16:18撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/7 16:18
草岡コースの駐車場の脇に短歌。結城哀草果(あいそうか,1893〜1973)は山形で農家を生涯営んだ歌人です。
帰り道からの葉山。ありがとうございました。
2022年05月07日 17:07撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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5/7 17:07
帰り道からの葉山。ありがとうございました。
葉山宮さんで御札を授かってきました。
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葉山宮さんで御札を授かってきました。
今日は膨大な数のブナに圧倒されました。芽吹き・開花したばかりの姿。
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今日は膨大な数のブナに圧倒されました。芽吹き・開花したばかりの姿。
冬芽の鱗片をまき散らし,
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冬芽の鱗片をまき散らし,
雄花もあえなくばたばた落花している様子にエネルギーを感じます。
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雄花もあえなくばたばた落花している様子にエネルギーを感じます。
ひっそりとピンクのイワナシ。
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ひっそりとピンクのイワナシ。
イワウチワはあちこちに。
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イワウチワはあちこちに。
雪が消えるそばから咲いていくマルバマンサク。
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雪が消えるそばから咲いていくマルバマンサク。
中腹をいろどるムラサキヤシオ。
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中腹をいろどるムラサキヤシオ。
あちこちに落ちるイタヤカエデの雄花 フキの葉に受け止められてました。
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あちこちに落ちるイタヤカエデの雄花 フキの葉に受け止められてました。
苞に切れ目のない,オトメエンゴサク(旧名エゾエンゴサク)。
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苞に切れ目のない,オトメエンゴサク(旧名エゾエンゴサク)。
里の近くではウワミズザクラが満開でした。
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里の近くではウワミズザクラが満開でした。

感想

長大な朝日連峰が里に向かって張り出す大きな峰が葉山です。ふもとからは城塞の壁のように見えるその山上は,まだ雪をたたえて神様の庭のようになっていました。

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