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Yamareco

記録ID: 4306048
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大峰山脈

大峰奥駈道

2022年05月19日(木) [日帰り]
 - 拍手
camino0819 その他1人
GPS
--:--
距離
18.0km
登り
1,609m
下り
1,444m

コースタイム

日帰り
山行
9:36
休憩
0:59
合計
10:35
7:00
50
7:50
7:50
25
8:15
8:25
85
9:50
10:05
20
10:25
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155
13:00
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64
14:04
14:10
15
14:25
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23
14:48
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42
15:30
15:30
47
16:17
16:25
20
16:45
16:50
15
17:05
17:20
15
17:35
17:35
0
17:35
ゴール地点
奥駈に魅せられている友達をつれ、区切りながら奥駈道をすべてつないでいます。
昨年の玉置神社〜七越峰〜秋葉山に続き、今回は行仙〜玉置神社とつなぎました。
全体的に長めな行程な上、岩場がまだ不安という友達に合わせ、笠捨山から下の葛川辻からは一旦奥駈け道を離れ、かつての生活道であり、村人の参詣道でもあった葛川古道(郵便古道)を利用し、葛川の集落経由で再び奥駈道に戻るという行程をとりました。山深い紀伊山地には熊野古道だけでなく、無数の集落道、参詣道があり、今回も改めて道の歴史の深さを知ることができました。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
玉置山駐車場に1台をデポし、もう一台は国道425号白谷トンネル東側出口付近に駐車。
コース状況/
危険箇所等
尾根上はの奥駈道、谷あいの等高線に沿う旧生活道(郵便古道)は、地元の保存グループのお陰でとても歩きやすく、整備されています。ただ、痩せ尾根や大雨による崩落個所も所々で見られます。
その他周辺情報 十津川温泉、熊野本宮周辺の各温泉(川湯、わたらせ、湯の峰)
おくとろ温泉 など
国道425号白谷トンネル東口付近の行仙岳登山口。
今回はここからスタート。
この国道は「日本三大酷道」にも数えられるほどの険しい道ですので、走行の際には注意を。
2022年05月19日 07:08撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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5/19 7:08
国道425号白谷トンネル東口付近の行仙岳登山口。
今回はここからスタート。
この国道は「日本三大酷道」にも数えられるほどの険しい道ですので、走行の際には注意を。
登山口から約50分で、行仙岳手前で奥駈道に合流。
ここから鉄塔のある行仙岳までは約5分。
2022年05月19日 07:59撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 7:59
登山口から約50分で、行仙岳手前で奥駈道に合流。
ここから鉄塔のある行仙岳までは約5分。
行仙岳山頂。鉄塔があります。
(今回、写真を撮り忘れたので、季節が違う過去のものです)
2009年04月12日 08:22撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
4/12 8:22
行仙岳山頂。鉄塔があります。
(今回、写真を撮り忘れたので、季節が違う過去のものです)
行仙岳から戻り、そのまま奥駈道を南に向け、ひたすら歩きます。尾根上で東側が開けた場所からは、ふもとの下北山村奥地地区から和歌山県北山村、三重県尾鷲市〜熊野市にかけての山々が一望できます。まさに紀伊半島らしい光景!
2022年05月19日 08:01撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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5/19 8:01
行仙岳から戻り、そのまま奥駈道を南に向け、ひたすら歩きます。尾根上で東側が開けた場所からは、ふもとの下北山村奥地地区から和歌山県北山村、三重県尾鷲市〜熊野市にかけての山々が一望できます。まさに紀伊半島らしい光景!
行仙宿山小屋。
地元の保全団体が自費で建てられました。トイレも整備されています。
2022年05月19日 08:29撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 8:29
行仙宿山小屋。
地元の保全団体が自費で建てられました。トイレも整備されています。
山小屋から先の広くなだらかな尾根。
2022年05月19日 08:49撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 8:49
山小屋から先の広くなだらかな尾根。
八大金剛童子の靡きにあるスギの老木。
2022年05月19日 08:55撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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5/19 8:55
八大金剛童子の靡きにあるスギの老木。
笠捨山までの稜線からも、尾鷲、熊野方面の山並みが大変美しいです。遠くは大台ケ原まで見えます。
2022年05月19日 09:14撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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5/19 9:14
笠捨山までの稜線からも、尾鷲、熊野方面の山並みが大変美しいです。遠くは大台ケ原まで見えます。
山小屋から先は、小さなピークをいくつか経て、本日の最高峰である笠捨山(1352m)まで急な登りが始まります。
2022年05月19日 09:21撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 9:21
山小屋から先は、小さなピークをいくつか経て、本日の最高峰である笠捨山(1352m)まで急な登りが始まります。
標高1352mの笠捨山。この山は台形をしており、周辺の山々からもすぐに形がわかります。
2022年05月19日 10:10撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 10:10
標高1352mの笠捨山。この山は台形をしており、周辺の山々からもすぐに形がわかります。
山頂の祠には、このようないわれがあります。
2022年05月19日 10:02撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 10:02
山頂の祠には、このようないわれがあります。
笠捨山から20分ほど下った葛川辻。
今回はここから「湯便古道」をたどり、玉置山に向かいました。
2022年05月19日 10:33撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 10:33
笠捨山から20分ほど下った葛川辻。
今回はここから「湯便古道」をたどり、玉置山に向かいました。
葛川辻への道標。
2022年05月19日 10:33撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 10:33
葛川辻への道標。
葛川辻からふもとの葛川集落まではこのような古道が残っています。約2時間半歩きます。この古道はふもとから奥駈道上の笠捨山や地蔵岳にお参りしていた参詣道であったほか、名の通り郵便配達の人が頻繁に行き買った道と言われています。
余談ですが、この古道をさらに北山川まで下りきったところが、三県境で有名な瀞八丁です。
2022年05月19日 10:50撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 10:50
葛川辻からふもとの葛川集落まではこのような古道が残っています。約2時間半歩きます。この古道はふもとから奥駈道上の笠捨山や地蔵岳にお参りしていた参詣道であったほか、名の通り郵便配達の人が頻繁に行き買った道と言われています。
余談ですが、この古道をさらに北山川まで下りきったところが、三県境で有名な瀞八丁です。
昭和51年に設置されたという花こう岩の道標が残っています。
2022年05月19日 11:15撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 11:15
昭和51年に設置されたという花こう岩の道標が残っています。
古道にはこんな巨岩が至る所で見られます。
2022年05月19日 11:17撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 11:17
古道にはこんな巨岩が至る所で見られます。
岩盤を切り開いた道。野面乱層積の石垣も見られます。
2022年05月19日 11:43撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 11:43
岩盤を切り開いた道。野面乱層積の石垣も見られます。
気持ちのいい小さな滝があります。
2022年05月19日 12:08撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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5/19 12:08
気持ちのいい小さな滝があります。
2022年05月19日 12:12撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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5/19 12:12
2022年05月19日 12:26撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 12:26
葛川地区の水源にもなっている立派な滝。
2022年05月19日 12:43撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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5/19 12:43
葛川地区の水源にもなっている立派な滝。
ここで林道に出ます。
2022年05月19日 13:01撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 13:01
ここで林道に出ます。
瀞八丁から12劼盪咳にある葛川地区。
2022年05月19日 13:12撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 13:12
瀞八丁から12劼盪咳にある葛川地区。
葛川地区の風景。天空の隠里という雰囲気です。
ここは十津川村営バスが走っています。
2022年05月19日 13:26撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 13:26
葛川地区の風景。天空の隠里という雰囲気です。
ここは十津川村営バスが走っています。
村道をしばらく歩き、「玉置山登山口」というバス停付近から再び奥駈道の尾根に入ります。
2022年05月19日 13:33撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 13:33
村道をしばらく歩き、「玉置山登山口」というバス停付近から再び奥駈道の尾根に入ります。
この道標が目印ですが…
2022年05月19日 13:34撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 13:34
この道標が目印ですが…
奥駈道へとアクセスする約30分の登山道は斜面崩落で所々荒れています。
2022年05月19日 13:41撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 13:41
奥駈道へとアクセスする約30分の登山道は斜面崩落で所々荒れています。
蜘蛛の口靡きで再び奥駈道と合流します。ここからはひたすら玉置山に向けて奥駈道を歩きます。
2022年05月19日 14:04撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 14:04
蜘蛛の口靡きで再び奥駈道と合流します。ここからはひたすら玉置山に向けて奥駈道を歩きます。
蜘蛛の口靡きから先はゆるやかに高度を上げながらこんな道が続きます。
2022年05月19日 14:48撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 14:48
蜘蛛の口靡きから先はゆるやかに高度を上げながらこんな道が続きます。
2022年05月19日 15:14撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 15:14
途中から奥駈道の古道は林道に沿うように続きます。
奈良県が設置した奥駈道用の石の道標が、この辺りにはかなり多く見られます。
2022年05月19日 15:27撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 15:27
途中から奥駈道の古道は林道に沿うように続きます。
奈良県が設置した奥駈道用の石の道標が、この辺りにはかなり多く見られます。
花折塚の近く。
30分ほど先に迫った玉置山の鉄塔が見えます。
2022年05月19日 15:32撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 15:32
花折塚の近く。
30分ほど先に迫った玉置山の鉄塔が見えます。
花折塚。
2022年05月19日 15:33撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 15:33
花折塚。
2022年05月19日 15:33撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 15:33
玉置山にごく近い林道合流点には、世界遺産の大きな石碑があります。
2022年05月19日 16:17撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 16:17
玉置山にごく近い林道合流点には、世界遺産の大きな石碑があります。
この前にある展望台からは、三重県熊野市の丸山千枚田が遠くに見えます!!
2022年05月19日 16:19撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 16:19
この前にある展望台からは、三重県熊野市の丸山千枚田が遠くに見えます!!
玉置山まで最後の登り。綺麗な尾根が続きます。
2022年05月19日 16:37撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 16:37
玉置山まで最後の登り。綺麗な尾根が続きます。
十津川村側には雄大な山並みが広がります。
2022年05月19日 16:33撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 16:33
十津川村側には雄大な山並みが広がります。
玉置山の鉄塔。
2022年05月19日 16:44撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
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玉置山の鉄塔。
玉置山(1076m)山頂。
お疲れ様でした。
2022年05月19日 16:45撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 16:45
玉置山(1076m)山頂。
お疲れ様でした。
玉置神社。
2022年05月19日 17:22撮影 by  Canon EOS 80D, Canon
5/19 17:22
玉置神社。

感想

奥駈に魅せられている友達をつれ、区切りながら奥駈道をすべてつないでいます。
昨年の玉置神社〜七越峰〜秋葉山に続き、今回は行仙〜玉置神社とつなぎました。
全体的に長めな行程な上、岩場がまだ不安という友達に合わせ、笠捨山から下の葛川辻からは一旦奥駈け道を離れ、かつての生活道であり、村人の参詣道でもあった葛川古道(郵便古道)を利用し、葛川の集落経由で再び奥駈道に戻るという行程をとりました。山深い紀伊山地には熊野古道だけでなく、無数の集落道、参詣道があり、今回も改めて道の歴史の深さを知ることができました。

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