【雪解け作戦】本社ヶ丸・清八山・三ッ峠・霜山・天上山【丙44.3】
- GPS
- 07:18
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 1,988m
- 下り
- 1,749m
コースタイム
天候 | 晴れ 昼前から雲増える。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:富士急河口湖駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道の状況: 三ッ峠北面の守りは固し。 最初は舗装路、続いて沢沿いの道。その後、陵線まで急登が続く。 陵線に上がると以降は細かいアップダウン。 一通り歩いた後に、三ッ峠直前で標高1480mから約300mの急登。 御巣鷹山以降南側の道は楽。 雪解けの泥濘も大したことなし。 |
写真
感想
冬季、大雪に阻まれた笹子山行。雪解けを期待して再び降り立つ。
【笹子駅〜沢筋】
最初は舗装路だが、ある程度上ると山道に入る。暫くすると沢と合流し、沢を右に左に渡りながら歩いていく。雰囲気が清冽で良い。最後の滑滝もグッド。
他の山行者無し。
【沢筋〜陵線】
沢を離れて尾根筋へ。若木若芽が縦横無尽に伸び、冬の倒木もそのままで歩くのが厄介である。整備された道をメインに歩く人は、このような冬が明けたばかりの道を歩いてみるのもたまには良いかもしれない。
尾根まで急な登りなので汗が噴出する。本格的な歩き初めにしてはハード過ぎたかなとついつい思ってしまうが、足を止めることなく、ゆっくりと、しかし着実に歩を進める。展望は概ね木の枝越しとなる。
他の山行者無し。
【ヤグラ〜清八山】
陵線に登ってしまえば、以後のアップダウンは陵線に至るまでのアップに比べればどうということはない。しかし、細かいアップダウンの中にも岩場をよじ登る必要がある箇所があったりと油断は禁物である。
本社ヶ丸は陵線を歩いていると前方に見え、標高差を感じるが、幾重の急等に耐えて歩き続けると意外と早く着いた。
本社ヶ丸で軽い食事休憩をとる。本社ヶ丸からの展望は南北西とほぼ万遍無いが、今回は空がしらみがちだったのが残念。11月くらいに来ればちょうど良いのかもしれない。
ここまで他の山行者は無かったのだが、清八山に至る途中で男女ペアと擦れ違う。御巣鷹山直前まではこの2人にしか会わず、静かな山行を楽しめた。それにしても山ブームは終わったのかと思えるほど人がいない。奥多摩・丹沢辺りに集中してしまっているのだろうか。せっかく山の日もできるのにな。しかし、8月か。山開きの多く開かれる7月1日の方が適していると思うが、いろいろと問題があるのだろう。
岩の露出した道を経て、松の生えた清八山へ。富士山の雲は増えつつあった。
【清八山〜三ッ峠】
この区間については陵線に上がった直後から一目瞭然だったのだが、三ッ峠の直前まで高度を下げ、その後、ズドンと高度を上げるというハードルートとなっている。清八山から下りながら、「一体どのあたりまで下るのだろう」と不安になる。結局最低点は約1480m。三ッ峠までは約300mだ。私は歩くことに集中し、とにかく空が開けるところまで休まず歩くこととした。それが功を奏したのか、はたまた心地よい山風のおかげか、或いはようやく体が山に慣れてきたためか、御巣鷹山はへばることなく到達。
この頃になると御巣鷹山から下ってくる者もちらほら現れるようになった。御巣鷹で一息入れたあと、いよいよ主峰へ。
【三ッ峠〜下山】
三ッ峠は登山者で盛況であったが、昼前だし、もっと人がいるのかなと思っていた割にはそれほど多くない。富士山を見るには三ッ峠から上り始めないとなと思いつつ、山小屋へ。
ここで水分を調達し、セーブしていた水分摂取量を増加。いよいよ元気になる。やはり水分補給は体力維持のための肝である。
木無山分岐で天上山を経て河口湖ルートをとる。山頂にも一定程度の登山者がいたが、このルートでも反対側から次々と三ッ峠を目指して登ってくる。しかし、それでもそれほど多いとは思わなかった。三ッ峠といえば二百名山だったと思うが。大型連休の前哨日でこのくらいか。丹沢や奥多摩はどのような状況だろうか。近々行ってみることとしよう。
天上山まであと少しといった所で、高校の登山部と思しき一団と、外国人のパーティと擦れ違ったが、既に12時を過ぎており、三ッ峠到達の頃には完全曇りなんではないかと残念に思った。
それ以前に、あちらに到着するのは15時以降か。下山とか大丈夫かしら。いや、山荘に泊まるのかな?きっとそうだろう。うん。
最後の最後、天上山でも富士山は雲に隠れていたが、無事な山行の御礼を山々に告げて下山に移る。山々は桜の花をもって私を迎えてくれた。
かくして、無雪期山行の事始は山々の息吹に守られて成功裏に、かつ無事に完了した。
仕事が忙しくなってきて山にも行ってられないかと思っていたが、やはり山に入ると落ち着き、心の整理、ある種のデトックスができる。
山々に感謝、身体に慰労の言葉をかけて次の山行へとつづく。
〜おしまい〜
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