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Yamareco

記録ID: 433806
全員に公開
ハイキング
富士・御坂

【雪解け作戦】本社ヶ丸・清八山・三ッ峠・霜山・天上山【丙44.3】

2014年04月26日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:18
距離
21.6km
登り
1,988m
下り
1,749m

コースタイム

日帰り
山行
6:55
休憩
0:24
合計
7:19
6:14
18
6:32
64
7:36
21
7:57
7:58
45
8:43
8:54
24
9:18
9:19
72
10:31
10:34
10
10:44
10:47
7
10:54
7
11:01
11
12:08
35
12:43
12:45
8
12:53
12:56
17
13:13
20
護国神社
13:33
河口湖温泉寺
天候 晴れ 昼前から雲増える。
過去天気図(気象庁) 2014年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
往路:JR笹子駅
復路:富士急河口湖駅
コース状況/
危険箇所等
道の状況:
三ッ峠北面の守りは固し。
最初は舗装路、続いて沢沿いの道。その後、陵線まで急登が続く。
陵線に上がると以降は細かいアップダウン。
一通り歩いた後に、三ッ峠直前で標高1480mから約300mの急登。
御巣鷹山以降南側の道は楽。
雪解けの泥濘も大したことなし。
朝焼けの笹子駅を出発。
2014年04月26日 06:14撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 6:14
朝焼けの笹子駅を出発。
この熊は目つきが怖い。
2014年04月26日 06:16撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 6:16
この熊は目つきが怖い。
若芽の奥に残雪。
2014年04月26日 06:24撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 6:24
若芽の奥に残雪。
舗装路の終了。
2014年04月26日 06:32撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 6:32
舗装路の終了。
沢と出会う。
2014年04月26日 06:33撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 6:33
沢と出会う。
道の上にも雪が。厳重警戒だ。
2014年04月26日 06:37撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 6:37
道の上にも雪が。厳重警戒だ。
雪が多かったからか、水の勢いも旺盛だ。
2014年04月26日 06:39撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 6:39
雪が多かったからか、水の勢いも旺盛だ。
滑滝
2014年04月26日 06:41撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 6:41
滑滝
沢を離れて尾根を目指す。
2014年04月26日 06:47撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 6:47
沢を離れて尾根を目指す。
時は晩春。緑がどんどん増えていく。
2014年04月26日 06:52撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 6:52
時は晩春。緑がどんどん増えていく。
朝から汗だく。無雪期の歩き初めとしてはハード過ぎたか・・・。
2014年04月26日 07:02撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 7:02
朝から汗だく。無雪期の歩き初めとしてはハード過ぎたか・・・。
鉄塔下で一休み。
2014年04月26日 07:07撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 7:07
鉄塔下で一休み。
間もなく林道に出る。
2014年04月26日 07:13撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 7:13
間もなく林道に出る。
紫が疲れを癒す。
2014年04月26日 07:15撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 7:15
紫が疲れを癒す。
滝子山
2014年04月26日 07:17撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 7:17
滝子山
尾根筋に乗る。以後、急登が続く。
2014年04月26日 07:21撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 7:21
尾根筋に乗る。以後、急登が続く。
陵線に到達。
2014年04月26日 07:36撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 7:36
陵線に到達。
稜線から滝子山
2014年04月26日 07:37撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 7:37
稜線から滝子山
鶴ヶ鳥屋山は遠くから眺めるだけで引き返す。
2014年04月26日 07:40撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 7:40
鶴ヶ鳥屋山は遠くから眺めるだけで引き返す。
朽ちた軌道跡
2014年04月26日 07:45撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 7:45
朽ちた軌道跡
本日の主目標、三ッ峠。なお、富士山はまだちょろっとしか見えない。
2014年04月26日 07:50撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 7:50
本日の主目標、三ッ峠。なお、富士山はまだちょろっとしか見えない。
岩の細かいアップダウンが続く。
2014年04月26日 07:53撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 7:53
岩の細かいアップダウンが続く。
角研山。
2014年04月26日 07:58撮影 by  DSC-WX200, SONY
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角研山。
本社ヶ丸北面の鉄塔までは意外と早く到達した。
2014年04月26日 08:08撮影 by  DSC-WX200, SONY
1
4/26 8:08
本社ヶ丸北面の鉄塔までは意外と早く到達した。
鉄塔から三ッ峠
2014年04月26日 08:09撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 8:09
鉄塔から三ッ峠
本社ヶ丸への第一急登。
2014年04月26日 08:14撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 8:14
本社ヶ丸への第一急登。
本社ヶ丸への第二急登。
2014年04月26日 08:20撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 8:20
本社ヶ丸への第二急登。
陵線での残雪。
2014年04月26日 08:27撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 8:27
陵線での残雪。
歩いてきた陵線。
2014年04月26日 08:29撮影 by  DSC-WX200, SONY
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歩いてきた陵線。
本社ヶ丸への第三急登。
2014年04月26日 08:30撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 8:30
本社ヶ丸への第三急登。
遂に富士山とご対面。
2014年04月26日 08:40撮影 by  DSC-WX200, SONY
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遂に富士山とご対面。
本社ヶ丸
2014年04月26日 08:43撮影 by  DSC-WX200, SONY
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本社ヶ丸
黒々とした三ッ峠と真っ白な富士山。
2014年04月26日 08:44撮影 by  DSC-WX200, SONY
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黒々とした三ッ峠と真っ白な富士山。
奥は御坂山地?
2014年04月26日 08:45撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 8:45
奥は御坂山地?
本社ヶ丸から北方
2014年04月26日 08:45撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 8:45
本社ヶ丸から北方
滝子山方面は白んできた。
2014年04月26日 08:45撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 8:45
滝子山方面は白んできた。
本社ヶ丸の頂上部は岩の塊だった。
2014年04月26日 08:55撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 8:55
本社ヶ丸の頂上部は岩の塊だった。
富士山に雲がかかってきた。
2014年04月26日 09:05撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 9:05
富士山に雲がかかってきた。
所々こういう箇所があるので気が抜けない。
2014年04月26日 09:05撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 9:05
所々こういう箇所があるので気が抜けない。
清八山へ向かう途中、岩場で展望が開ける。
2014年04月26日 09:08撮影 by  DSC-WX200, SONY
1
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清八山へ向かう途中、岩場で展望が開ける。
清八山へ向かう途中、男女ペアにあった他は誰一人他に歩く者無く、静かで落ち着いた山行を楽しむ。
2014年04月26日 09:11撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 9:11
清八山へ向かう途中、男女ペアにあった他は誰一人他に歩く者無く、静かで落ち着いた山行を楽しむ。
清八山への登り。
2014年04月26日 09:16撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 9:16
清八山への登り。
清八山
2014年04月26日 09:18撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 9:18
清八山
清八山から西方
2014年04月26日 09:19撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 9:19
清八山から西方
清八山以降、どんどん高度を下げていく。
2014年04月26日 09:34撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 9:34
清八山以降、どんどん高度を下げていく。
途中の鉄塔から東側
2014年04月26日 09:36撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 9:36
途中の鉄塔から東側
同じく西側
2014年04月26日 09:37撮影 by  DSC-WX200, SONY
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同じく西側
1480mのボトムから三ッ峠まで300mの急登の始まり。
2014年04月26日 10:01撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 10:01
1480mのボトムから三ッ峠まで300mの急登の始まり。
荒涼たる岩場の急登
2014年04月26日 10:05撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 10:05
荒涼たる岩場の急登
千段の滝というのが気になるな。今度来る時見に行くか。
2014年04月26日 10:29撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 10:29
千段の滝というのが気になるな。今度来る時見に行くか。
三ッ峠の一角である御巣鷹山に到達。
2014年04月26日 10:31撮影 by  DSC-WX200, SONY
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三ッ峠の一角である御巣鷹山に到達。
雪に覆われた三ッ峠主峰
2014年04月26日 10:34撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 10:34
雪に覆われた三ッ峠主峰
富士山はちょっと残念。
2014年04月26日 10:34撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 10:34
富士山はちょっと残念。
三ッ峠山主峰到達。
2014年04月26日 10:45撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 10:45
三ッ峠山主峰到達。
富士山方面の雲は増える一方だ。
2014年04月26日 10:45撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 10:45
富士山方面の雲は増える一方だ。
三ッ峠下の山小屋と、御坂山地
2014年04月26日 10:46撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 10:46
三ッ峠下の山小屋と、御坂山地
三ッ峠から御巣鷹山
2014年04月26日 10:46撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 10:46
三ッ峠から御巣鷹山
そこそこ賑わう山頂部
2014年04月26日 10:47撮影 by  DSC-WX200, SONY
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そこそこ賑わう山頂部
四季楽園で水分調達。
2014年04月26日 10:54撮影 by  DSC-WX200, SONY
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四季楽園で水分調達。
三ッ峠山頂部。こちらも岩の塊だった。
2014年04月26日 10:58撮影 by  DSC-WX200, SONY
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三ッ峠山頂部。こちらも岩の塊だった。
次はこれらの山々だな。
2014年04月26日 10:59撮影 by  DSC-WX200, SONY
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次はこれらの山々だな。
三ッ峠山荘
2014年04月26日 11:01撮影 by  DSC-WX200, SONY
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三ッ峠山荘
富士山を取り巻く雲。
2014年04月26日 11:05撮影 by  DSC-WX200, SONY
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富士山を取り巻く雲。
途中、岩が突き出ている展望所があった。
2014年04月26日 11:06撮影 by  DSC-WX200, SONY
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途中、岩が突き出ている展望所があった。
岩場から三ッ峠
2014年04月26日 11:07撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 11:07
岩場から三ッ峠
岩場から市街地
2014年04月26日 11:07撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 11:07
岩場から市街地
融雪の泥濘はそれほどでもない。
2014年04月26日 11:11撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 11:11
融雪の泥濘はそれほどでもない。
三ッ峠の南の一角、木無山。
2014年04月26日 11:12撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 11:12
三ッ峠の南の一角、木無山。
厳しい冬が偲ばれる。
2014年04月26日 11:17撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 11:17
厳しい冬が偲ばれる。
雲が増えて光量が落ちる。
2014年04月26日 11:47撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 11:47
雲が増えて光量が落ちる。
木々のトンネル
2014年04月26日 11:52撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 11:52
木々のトンネル
展望の良い鉄塔付近
2014年04月26日 11:56撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 11:56
展望の良い鉄塔付近
遂に河口湖が見えた。
2014年04月26日 11:57撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 11:57
遂に河口湖が見えた。
ウルトラ・トレイル?
2014年04月26日 12:00撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 12:00
ウルトラ・トレイル?
霜山
2014年04月26日 12:08撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 12:08
霜山
どんどん高度を下げる。
2014年04月26日 12:12撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 12:12
どんどん高度を下げる。
木無山からは幾組かと擦れ違ったが、それもすぐに無くなり、また静かな山行に戻った。
2014年04月26日 12:16撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 12:16
木無山からは幾組かと擦れ違ったが、それもすぐに無くなり、また静かな山行に戻った。
一旦道路に出る。
2014年04月26日 12:28撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 12:28
一旦道路に出る。
お、
2014年04月26日 12:30撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 12:30
お、
思いがけず、山から桜花のプレゼント。
2014年04月26日 12:30撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 12:30
思いがけず、山から桜花のプレゼント。
天上山
2014年04月26日 12:43撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 12:43
天上山
天上山の正面は富士山だが、今回は残念。
2014年04月26日 12:45撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 12:45
天上山の正面は富士山だが、今回は残念。
この時期に関東周辺で満開の桜を見られるとは思ってもみなかった。
2014年04月26日 12:52撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 12:52
この時期に関東周辺で満開の桜を見られるとは思ってもみなかった。
カチカチ山展望台。ロープウェイ?何それ?
2014年04月26日 12:53撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 12:53
カチカチ山展望台。ロープウェイ?何それ?
富士吉田市街
2014年04月26日 12:54撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 12:54
富士吉田市街
外国人率高し。日本といったらやはりフジヤマか。
2014年04月26日 12:54撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 12:54
外国人率高し。日本といったらやはりフジヤマか。
いよいよ河口湖畔へ。
2014年04月26日 12:56撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 12:56
いよいよ河口湖畔へ。
護国神社到達をもって、ほぼ下山完了。
2014年04月26日 13:13撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 13:13
護国神社到達をもって、ほぼ下山完了。
最後は河口湖温泉寺で締め。
2014年04月26日 15:27撮影 by  DSC-WX200, SONY
4/26 15:27
最後は河口湖温泉寺で締め。
撮影機器:

感想

冬季、大雪に阻まれた笹子山行。雪解けを期待して再び降り立つ。

【笹子駅〜沢筋】
最初は舗装路だが、ある程度上ると山道に入る。暫くすると沢と合流し、沢を右に左に渡りながら歩いていく。雰囲気が清冽で良い。最後の滑滝もグッド。
他の山行者無し。

【沢筋〜陵線】
沢を離れて尾根筋へ。若木若芽が縦横無尽に伸び、冬の倒木もそのままで歩くのが厄介である。整備された道をメインに歩く人は、このような冬が明けたばかりの道を歩いてみるのもたまには良いかもしれない。
尾根まで急な登りなので汗が噴出する。本格的な歩き初めにしてはハード過ぎたかなとついつい思ってしまうが、足を止めることなく、ゆっくりと、しかし着実に歩を進める。展望は概ね木の枝越しとなる。
他の山行者無し。

【ヤグラ〜清八山】
陵線に登ってしまえば、以後のアップダウンは陵線に至るまでのアップに比べればどうということはない。しかし、細かいアップダウンの中にも岩場をよじ登る必要がある箇所があったりと油断は禁物である。
本社ヶ丸は陵線を歩いていると前方に見え、標高差を感じるが、幾重の急等に耐えて歩き続けると意外と早く着いた。
本社ヶ丸で軽い食事休憩をとる。本社ヶ丸からの展望は南北西とほぼ万遍無いが、今回は空がしらみがちだったのが残念。11月くらいに来ればちょうど良いのかもしれない。
ここまで他の山行者は無かったのだが、清八山に至る途中で男女ペアと擦れ違う。御巣鷹山直前まではこの2人にしか会わず、静かな山行を楽しめた。それにしても山ブームは終わったのかと思えるほど人がいない。奥多摩・丹沢辺りに集中してしまっているのだろうか。せっかく山の日もできるのにな。しかし、8月か。山開きの多く開かれる7月1日の方が適していると思うが、いろいろと問題があるのだろう。
岩の露出した道を経て、松の生えた清八山へ。富士山の雲は増えつつあった。

【清八山〜三ッ峠】
この区間については陵線に上がった直後から一目瞭然だったのだが、三ッ峠の直前まで高度を下げ、その後、ズドンと高度を上げるというハードルートとなっている。清八山から下りながら、「一体どのあたりまで下るのだろう」と不安になる。結局最低点は約1480m。三ッ峠までは約300mだ。私は歩くことに集中し、とにかく空が開けるところまで休まず歩くこととした。それが功を奏したのか、はたまた心地よい山風のおかげか、或いはようやく体が山に慣れてきたためか、御巣鷹山はへばることなく到達。
この頃になると御巣鷹山から下ってくる者もちらほら現れるようになった。御巣鷹で一息入れたあと、いよいよ主峰へ。

【三ッ峠〜下山】
三ッ峠は登山者で盛況であったが、昼前だし、もっと人がいるのかなと思っていた割にはそれほど多くない。富士山を見るには三ッ峠から上り始めないとなと思いつつ、山小屋へ。
ここで水分を調達し、セーブしていた水分摂取量を増加。いよいよ元気になる。やはり水分補給は体力維持のための肝である。
木無山分岐で天上山を経て河口湖ルートをとる。山頂にも一定程度の登山者がいたが、このルートでも反対側から次々と三ッ峠を目指して登ってくる。しかし、それでもそれほど多いとは思わなかった。三ッ峠といえば二百名山だったと思うが。大型連休の前哨日でこのくらいか。丹沢や奥多摩はどのような状況だろうか。近々行ってみることとしよう。
天上山まであと少しといった所で、高校の登山部と思しき一団と、外国人のパーティと擦れ違ったが、既に12時を過ぎており、三ッ峠到達の頃には完全曇りなんではないかと残念に思った。
それ以前に、あちらに到着するのは15時以降か。下山とか大丈夫かしら。いや、山荘に泊まるのかな?きっとそうだろう。うん。
最後の最後、天上山でも富士山は雲に隠れていたが、無事な山行の御礼を山々に告げて下山に移る。山々は桜の花をもって私を迎えてくれた。
かくして、無雪期山行の事始は山々の息吹に守られて成功裏に、かつ無事に完了した。
仕事が忙しくなってきて山にも行ってられないかと思っていたが、やはり山に入ると落ち着き、心の整理、ある種のデトックスができる。
山々に感謝、身体に慰労の言葉をかけて次の山行へとつづく。

〜おしまい〜

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