立山(室堂から雄山・大汝山・富士ノ折立周回)
- GPS
- 06:16
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 783m
- 下り
- 786m
コースタイム
- 山行
- 5:17
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 6:15
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
---|---|
アクセス |
写真
感想
大事だなと思ったので一番先に書きます。真砂岳から大走りで降りる場合、アイゼンは必要と思います。出来ればピッケルも。雪渓降りの下の方はチェーンスパイクでは全く歯が立たたず、滑落しました。雪を腕でかきこむ姿勢はスピードは落とせますが止まる事は全く出来ませんでした。
怪我も痛みも全くなしなので結果早く降りちゃった位の話なのですが一つ間違えれば大変な事に。
登る方がいるかどうかわかりませんが登るなら12本アイゼンとピッケルいると思います。
ベテランの方がみたら何やってんのって話になると思いますが、恥を偲んで書いておきます。
では本題。当初立山は夏に一泊して浄土山、立山三峰、真砂岳、別山と周回しようと考えていたのですが、仕事の関係で今年の夏は土曜日休みが無くなりそう。立山の日帰りプランを考えてながら皆さんの先週の日曜日のレコを見ていたら、まだ雪山だけど立山に絞ればそれほど日帰りは難しくなさそう。スマホで黒部立山アルペンルートの始発の予約を取ることに。
名古屋からだと扇沢も立山も大して時間は変わらないのですが、始発の室堂到着時間が立山からの方が早い、乗客の数も少ない、一番大きいのが乗り継ぎの数が少ないとの理由で私は以前から立山駅派。今回も立山駅から乗ります。
出発前装備について車の中で迷う。冬用のコパ付きシューズにするか夏用トレッキングシューズにするか、アンダーウェアはきなくていいか、ピッケルはいるのか、結局周りの人の様子を見て夏用シューズ、ピッケルはなし、シューズがコパなしなのでコパ対応の12本アイゼンは置いて行くことに。これが後から痛恨のミスになります。
臨時便も出たおかげで8時には室堂駅着。すぐに一ノ越目指してスタート。遊歩道はすぐに雪原になり室堂小屋辺りのトラバース前でチェーンスパイクをつける。が、チェーンスパイク、ツボ足と全く変わらん。ザラメの雪質のせいか歯がききません。一ノ越手前から遊歩道が出てきたので一ノ越でチェーンスパイクは外す。
天気は快晴。登山者も夏の渋滞思えば少なくて快適。雄山の社務所も大汝山の休憩所もまだ営業時期ではないですが、夏に来た時に山バッチ等購入済み。(雄山単独の山バッチは確か社務所で、大汝山の山バッチは大汝山休憩所にしか無かったはず。単独に拘らなければ立山駅でも室堂駅でも売っていたはず)
大汝山から富士ノ折立へ向かう途中、稜線上の雪原が現れますが、雪庇です。木々の生えているキワを歩くように。間違っても踏み跡の無い外側には入らないように。
さて、下山の話ですが、皆さんの最近のレコを見ても大走りから降りた人の記録がなく、現在道がどうなっているか不安でした。大汝山の山頂でお会いした方に聞いたら同じ下山ルートを計画しているとの事。心強い思いがしました。
大走りに入ると直ぐに雪面。その方はアイゼンを装着、サクサク降られていましたが私は前述の様にチェーンスパイクしか無い。装着して怖々進むが最初のうちはなんとか降りれる。降りの最後のの方で急勾配になっていきチェーンスパイクが全く効かなくなり始める。ここまで降りて来て引き返すのはもう無理。注意して先に行かれた方の踏み跡をトレースしながら一歩一歩進むが最後30mくらいで滑って滑落。うつ伏せで雪をかき集めようとするが止まらない。途中で突然加速する。とりあえず加速を止めるのと下に岩やクラックがないか見てコースをコントロールしようとあがく。下についてしまえば勝手に止まるが正直やらかした感一杯で凹む。後で気づいたがクラックの脇を滑り落ちてた。危ない。
実は途中でヒップソリで降りる事も頭をよぎったのですがやった事もないし止まる自信が無い。結果は同じですが意図してやるのとミス済むのとは話が全然違う。反省です。
この後雷鳥見てもみくりが池温泉で温泉に入るかどうか葛藤している時もみくりが池の絶景見ても滑落した事実が頭の中でずっと尾を引いてモヤモヤ。実体験で貴重な経験が積めたと割り切る事にしました。次回に活かそう
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する