武甲山〜大持山・小持山
![情報量の目安: A](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_A2.png)
- GPS
- 07:05
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,180m
- 下り
- 1,356m
コースタイム
- 山行
- 6:01
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 7:05
天候 | 晴〜曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
帰り)名郷⇒さわらびの湯⇒飯能駅(国際興業バス) |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な所はなく、全体に安心して歩ける縦走コースと言える。 武甲山からシラジクボへの急坂と小持山と大持山間の岩場が注意箇所。 登山ポストは一の鳥居登山口にある。武甲山山頂に綺麗なトイレがある。 アフターの温泉はさわらびの湯がある。 |
写真
感想
武甲山を秩父側から見ると頂上からバッサリ削り取られた山容が何とも痛々しい。しかし、かっての標高1336mが1304mになった今でも存在感があって一度は登ってみたい山であることに変わりはない。
その武甲山からアカヤシオを訪ねて小持山から大持山を廻る山行に出かけた。
西武秩父駅からタクシーで表参道登山口、一の鳥居に着くと、連休中とあって駐車場は満杯。多くの家族連れとともに杉林の中の参道を登っていくことになった。
大杉の広場の杉林を抜け、頂上直下の急坂を登るとコバイケオソウの群落が見えるとすぐに武甲山頂上広場に達する。ここは大勢の人で賑わっている。広場の奥に御嶽神社があり、その先北側展望所が最高点のあるところだ。
展望所の眼下は石灰岩の削られた跡が白い絶壁状になっていてここまで進んでいるのかという思いにかられる。
でもその先に大展望が広がる。手前には秩父の町並みの風景が、その中に羊山公園のシバザクラの赤紫が豆粒大に見えて印象的だ。
前方には秩父、奥武蔵の山並みが望め、春霞のふわりとした展望が広がる。ぼんやりしたなかに榛名、赤城、浅間の山々がかすかに望めて素晴らしい景観を与えてくれる。
展望を満喫して頂上広場に戻り一息入れた後、小持山に向かう。すると一転、人影が消え、静かな山歩きとなった。
武甲山の参道でも感じたが、このコースはニリンソウ、カタクリ、フデリンドウ、スミレなど意外なほど春の花が豊富で花の山と呼んでも良いくらいだ。
武甲山からの急坂を下ってシラジクボの鞍部に達する。ここから見る武甲山は採掘の跡がない昔ながらの端正な姿を見せてくれて嬉しいかぎりだ。
イラジクボから登り返していくと本日のメイン、アカヤシオが目に入る。旬の時期がすぎたのか赤色が薄くなりピンク色になっているが、これはこれでとても綺麗だ。とすぐに小持山に着く。
頂上付近はあちらこちらでアカヤシオが咲いている。そのアカヤシオの一角の下で贅沢な(?)昼食をとる。
小持山からは岩場の痩せ尾根を通過するが、ここで奥多摩などの眺めが楽しめる。この辺りはアカヤシオに変わってミツバツツジが彩りを与えてくれる。
大持山は林に囲まれているが、奥多摩の長沢背稜などが望める。
大持山からブナ林を抜け妻坂峠分岐に来るとそこは南東面が大きく開けた展望所になっている。ぼやっとした奥武蔵の山並みを楽しんだ後は鳥首峠を経て下山にかかる。
鳥首峠までは気持ちのよい尾根道、峠からは急な斜面を下っていくとセメント工場沿いの道になる。この後通過する白岩の廃村と合わせ歩いていてあまり楽しくないところだ。
渓流沿いの林道に変わり、付近は大きなキャンプ場に大勢の人がいて相当賑わっている様子だ。
この後、名郷でバスに乗り、さわらびの湯で汗を流してから帰路についた。
好天の中、充実した山歩きを楽しめたと思う。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する