記録ID: 4392781
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
積丹・ニセコ・羊蹄山
蝦夷の富士山🗻は美形&美景でエェゾ〜(^○^)
2022年06月12日(日) [日帰り]
体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 08:20
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,687m
- 下り
- 1,683m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:01
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 8:21
7:44
8分
スタート地点
16:05
ゴール地点
天候 | 雲が一方に偏ってる晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自室〜豊平川通り・R230・R276・道道97・道道66〜真狩キャンプ場 【駐車場】 真狩登山口・登山者用駐車場 (40台程度。トイレはキャンプ場兼用で整備良い) (7:00到着時に先着25台程度) 【復路】 往路をピストン |
コース状況/ 危険箇所等 |
【真狩登山口P(a)〜南コブ分岐(b)】 すっきりした駐車場から、ゆったりしたオートキャンプ場のなだらかな斜面を登って、樹林帯に入ってまもなく登山口の入山届ボックスがある。 緩斜面の広めの登山道を直登風に詰めて南コブの分岐標識がある。 【〜真狩六合目(c)】 少しずつ斜度が上がり、足元には常に何かの花かフキが群生している。 ほぼ樹林帯だが、時々、噴火湾や洞爺湖方面を見下ろせる景観があり、真狩が最人気なのだなと納得できる。- 【〜真狩九合目(d)】 傾斜度が上がり始めて樹高が下がりはじめる。樹林の構成にナナカマドが存在感を強める。 八合目を過ぎるとトラバース調となり、これまで下草的な存在だったチシマザサが山肌の色となり、ハイマツやシラカバの幼木を引き立たせる。 浸食の激しい山肌の窪みには雪渓が急峻な縦筋を伸ばし、その先には、豊穣な後志の平原、アンヌプリ・イワオヌプリ等のニセコのゆったりとした山並みを遙か下に見下ろして、振り返れば洞爺湖と噴火湾の青色がチラリとする。この高度感のある景観は、遊覧飛行機にでも乗っているような優雅さである。 9合目手前のトラバース路は、山頂部が青空と雲の交差の中に見え始めたくらいだが、もはや、この時点で羊蹄の秀麗な姿と、そこにいる自分がオーバーラップして最高の気分になる。 いやはや、3000m級の山々のほとんどを登ったが、標高1700くらいでこんな気分になったのは初めてだ(^○^) いずこの山も、それぞれに独特の魅惑があるが、今回も新たな魅惑をいただけた(^-^) 【〜真狩コース下山口(e=お鉢の縁)】 九合目あたりで避難小屋との分岐。ハイマツの低いトンネル状態の道。 何年か前にNHKで羊蹄山の特集を視たとき、避難小屋前で色んな人の話を聴いていたので、そこに立ちたい気持ちがあったが、雲の流れが速いので「雲さんに包まれる前にー」との思いで、小屋の姿を確認してメインルートに戻った。 ハイマツトンネルを抜けてキバナシャクナゲが飾った尾根上と思ったら、もうひと登り。山頂直下の急斜面は標高差30mくらいの雪渓の直登で、上端に至ったらトラバース調の斜め道でお鉢の上へ。 うはは!火口壁の上は別世界だわー(^○^) 【〜喜茂別コース下山口〜△羊蹄山】 腹が減ったので、早くトップピークへ行きたい。 ちょうど、駐車場で声を掛けてくれた“せっきーさん”チームが到着し、その高速の後塵を拝しながら周回へ。 雪化粧の深い火口を見下ろしながら、ザレ&ガレた火口壁を登り、岩稜になった火口壁最高部はトップ・イン・アウトを繰り返しながら渡り、喜茂別ルート分岐を過ぎ、山頂部はいかにも溶岩が固まったヤセの火口壁。 尻別を遙かに見下ろし、徳舜瞥&ホロホロ、樽前&風不死・支笏湖を挟んで恵庭岳・・・雲は浮かんでいるけど広々と見渡す景観はたまらん〜 【〜△真狩岳〜京極ルート下山口】 火口壁の吊りを渡って1等三角点のある真狩岳へ。山頂部より少し広めのピークはお鉢を挟んでニセコ・積丹の山並みが雲間から覗いて二重の波に見える。 ちょっと下って登攀最短の京極ルート分岐に至る。ここは、ミヤマキンバイの聖地のような群生に包まれていた。 【〜火口中央道分岐〜旧羊蹄小屋跡〜(e)】」 火口壁はちょっと太いヤセ尾根の状態で続く。 寄生火口(母釜・子釜で2つある)との分岐(_亳の間でショートカットor比羅夫側への大回り)は△愎覆漾△海譴泙神稾詫佑隆鸚顕亳を周りながら、比羅夫ルート近くで石狩・積丹方面への展望を堪能。かなり雲が出て雲海状態になっているが、空が青いので絵になりすぎる。 ハイマツ道から雪原を渡り旧小屋跡に緩く登り返すが、残っている基礎は大きめで、今の避難小屋よりもかなりの大きな宴会ができたのだろう。 そこからは登ってきた真狩ルートへの分岐点まで一気に下る。 【〜(c)〜(b)】 登ってきた道をテンポ良く下る。 山菜を採取しているヤマッパートリオとキリモミ状態で行き会うが、下りの速度は半端ない。最近、ゆる山で鈍っていた私には良いリハビリになった。 【〜南コブ〜(a)】 裾野の緩斜面になった2合目あたりで南コブへ分岐する。 お世話になったトリオとお別れし、里山チックなトラバース道へ。歩く人が少ないのか、メインルートに比べて草が多く土が剥き出しになっている箇所はない。コブの手前で木段(かなり古い)の急登となり、周回路との分岐点から少しのところに南コブ展望台がある。 洞爺湖・火山山脈・噴火湾の対岸(駒ヶ岳)が見えるが、当然に山頂と比べて目線が低いので、相応の景観である。ただ、ハルゼミが大合唱しているのが、なんとも心地良い。 周回路で駐車場へ戻るが、“緑の底の底の底”って感じの森を下っていく。刈払をしたばかりだが、かなりアバウトで道筋が分かりにくい。途中で沢筋側に刈り込んでおり、間違えてそっちへ進んでしまうくらい、正規ルートは笹に埋もれている箇所もある。 ベンチを過ぎたら道は緩斜面で太くなるので間違えようもないが、各所に倒木があり、乗り越えるのにちょっと難儀する。 途中で駐車場へ90℃分岐するが、直進の周回路は笹に埋もれているので分岐を間違えることはなかろう。一旦下ると、あとは緩い登り調が続き、仕上げはゆるりとくだって駐車場に至る。 あぁ、ほんとに良い山だった(^-^) 京極も、比羅夫も、喜茂別からも登ってみたいものだ。 |
その他周辺情報 | 【買物】 喜茂別のセイコマがラスト。 【温泉】 今回は自室に戻ってから。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック:チャチャ35
靴:ツォロミーブーツ4
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感想
『蝦夷の富士山🗻は美形&美景でエェゾ〜』
6/12(日)は、後志の貴婦人に謁見し、完全な円錐の美峰は「見て美形・登って美景」で「足元にも美恵」が居並んでいました(^○^)
【山行記】
“しりべしやま”や”こうほうようていざん”の名前があるけど、アイヌの人々は“マッカリヌプリ”とか“マチネシリ”と呼んだそう。
ゆったり裾野は新緑の中に足元の彩り。
きっぱり山腹は香りにむせて夏色が揺れる。
すっきり山頂は青と白が恍惚を織り成す。
アイヌの人々が女性の名前に例えたのは、きっと、あの美しい姿にオーバーラップしたのだろうね(^-^)
<Special Thanks>
気の良い地元ヤマッパートリオに、お鉢周回しながらビューインフォと道内山々の見所をご教示いただき、下山も楽しませてもらいました(^○^)
(^-^)せっきーさん
(^-^)やまいっしょさん
(^-^)ありすさん
とっても嬉しい時間でした。こっちではソロ旅ばかりでしたが、久々のメンバー山行気分でゴキゲン満載です。ぜひ、またご一緒させてくださいm(_ _)m
【羊蹄山・最高標高点】
頭を雲の上に出し〜♪(^O^)
お鉢の向こうに後志・桧山の山々ー
振り返れば噴火湾と胆振の国ー
くるりと回って支笏湖・恵庭岳・札幌を取り囲む空沼岳と余市岳の縞模様ー
ご一緒させていただいたトリオさんのご説明で行きたくなるとこ多過ぎ (^▽^;
【南コブ・ピーク】
少しのトラバース&登り返しで裾野の小ピークへ寄り道。
ハルゼミの合唱シャワーが妙に心地良い♪
見返すと夏色コントラスト!
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