夜叉ヶ池 サンカヨウと ニッコウキスゲ
- GPS
- 06:26
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 990m
- 下り
- 987m
コースタイム
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
福井県側登山道は幅も広く、よく整備されています。転倒注意の看板がこれでもか!とたくさんあり。注意は必要ですね。 稜線は痩せた岩尾根。崩れやすくはないけれど、高度感あり。高所恐怖のある人にはちょっと怖いかも。 岐阜県側登山道は岩場の湿った急斜面。お助けロープ多数あり。傷んでいるものも多いのは、まだ雪渓が多く残っていて、未整備なためか。下りの方が時間がかかった気がします。 |
写真
感想
先週のyoshikun1さんのレコのサンカヨウに誘われて
福井県の夜叉ヶ池へ行ってきました。
自宅から木之本まで高速利用で2.5時間。
帰りは湖西道路で3時間。遠い道のりでしたが、
値打ちがありました。
立派な駐車場には立派なトイレ。駐車場も含めて、
夜叉ヶ池までのたくさんの看板が印象的でした。
駐車場から橋を渡って左へ、
幅広くしっかり整備された登山道が続いています。
最初は渓流沿い。
途中から次第に渓流との落差が大きくなっていきます。
ところがいつの間にか、また渓流の横を歩いています。
樹齢300年というトチノキの巨木は、登山道より少し上にあります。
巨樹は神々しく、何かパワーを感じます。
ちょっと、寄り道。
登山道の半ばから、渓流を離れて尾根へ登っていきます。
やけに立派なギンリョウソウが目立つ樹林帯の道です。
坂をがんばって登ると、うしろの樹上が騒がしく
休憩を兼ねて じっと見つめていると、何やら居ます。
ちょっと遠いけれど、アカゲラでした。
あと1000m、あと500m、と標識に励まされ続け、
平坦な笹薮を抜けると夜叉ヶ池に到着。
4人の方が湖畔で寛がれていました。
池にはたくさんのイモリ。
よく見ると、ヤシャゲンゴロウが素早く泳いでいます。
湖畔の木には白い花のような塊がいっぱい。
モリアオガエルの卵がものすごい量ですね。
一人と湖畔ですれ違う。
次は稜線へ。痩せた岩尾根にはたくさんの花々。
峠周辺には紫色のノアザミ。
登っていくと、多くのハナニガナ。所々にアカモノ。
ニッコウキスゲは開きかけが少し。
高度感のある岩尾根を登っていくと、藪の中へ。
薮を少しくぐって夜叉丸のピーク 標高1212m。
さらに薮は濃くなる感じだし、今日はここまで。
見上げると、太陽に日暈が。
これは薄雲があるためで、悪天を予報するもの。
明日から梅雨が始まるだろうから納得でした。
こんなやせ尾根は下りの方が怖いんだ
少し強ばりつつ戻ります。
福井側登山道に比べて、稜線にはほとんど何もないのは、
補助金とか予算の関係なんでしょうね。
次はサンカヨウ!
岐阜県側へ下ります。
層状チャートの岩盤が露出する、急な岩場にたくさんのお助けロープ。
けっこう水気も多く、福井県側とは全く違う登山道です。
見上げると頭上にそびえる崖、ものすごい迫力です。
美濃帯の硬い層状チャートがこんなに塊で山上にあって
夜叉ヶ池の底になってるのでしょう。
すごい景色ですね。
雪渓が登山道を横切る所まで下ると、
かなり融雪が進んでいて、これ以上進めません。
向かいの雪渓の上の斜面にサンカヨウが咲いているけれど、
下りると登れなさそうなので、近寄れない!
戻る途中に別のサンカヨウを見つけて、
目的達成でした。
ここも登りの方が速く、池に戻ってポットのお湯でコーヒータイム。
(ここは火気使用禁止です)
ここで2人とすれ違い。
気温も上がっていて、少し脱水気味なので、
時々給水休憩しながら下山。
近いようで、遠い。そんなに遠くないけれど、
疲れた身には、まだかなと ついつい考えながら歩いていました。
樹齢400年のカツラの巨木が見えたときにはうれしかったです。
山上にある夜叉ヶ池の神秘さ
岐阜県側のチャートの大岩壁
そして雪融け直後に咲くサンカヨウと
初夏に咲くニッコウキスゲ…
魅力たっぷりの夜叉ヶ池でした。
梅雨に入る前日にサンカヨウを見るため大阪から日帰りで夜叉ケ池に行きました。高速を利用して2時間30分で夜叉ケ池登山口に到着しました。蝶がたくさん飛ぶ駐車場ではカツラの大木が迎えてくれました。しばらく岩谷川の谷に沿った山道をアップダウンしながら進みます。岩にはイワタバコを見ることができました。しばらく進むと岩谷のトチノキがあり荘厳さを感じました。夜叉ケ池までの登山道はたいへん整備されていて歩きやすかったです。途中、ギンリョウソウを何回か見ることができました。池にはイモリ、ヤシャゲンゴロンが泳ぎ、池の周りの木々にはモリアオガエルの卵がいっぱい産み付けられていました。夜叉丸までニッコウキスゲやアカモノなどを見て登ります。山頂では冠山や遠く部子山まで見渡すことができました。今回の目的はサンカヨウを見ることなので初めて岐阜県側に降りました。チャートの痩せた岩にモウセンゴケの群落を発見し、ガレ場を降りていくと切り立った夜叉壁の迫力に圧倒され、北アルプスを歩いているような高山の雰囲気を楽しむことができました。その後、雪渓が残っていて先に進むことができなくなり、谷の反対側にサンカヨウを見つけましたが、近づくことができませんでした。しかし、引き返す途中の谷筋でサンカヨウを見つけることができました。ニッコウキスゲやアカモノなど高山の植物を観察したり、モウセンゴケを見ることができ幸せな山歩きでした。
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