松姫湖周回 - 標高差1300mの登りは、さすがにキツかった。
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- GPS
- 12:05
- 距離
- 31.5km
- 登り
- 2,765m
- 下り
- 2,760m
コースタイム
- 山行
- 9:09
- 休憩
- 2:50
- 合計
- 11:59
05:12 松姫峠
05:35 小金沢公園
06:03 深城(取り付き)
06:44 トチ平(P939.6)
07:04 七本木山(祠)
07:30 P1143
07:55 カネツケノ頭(P1268)
08:13 白草ノ頭(P1326.3)
08:50 エイベイ小屋跡
09:01 P1256
11:42 長峰分岐
12:10 天狗棚山(P1957)
12:22 石丸峠
(ランチ1時間)
13:34 長峰分岐
13:46 玉蝶山(P1720)
14:15 榧ノ尾山(P1429.4)
14:28 P1354
14:51 P1352
15:03 狩場山(P1376)
(休憩27分)
15:37 ショナメ
15:48 大ダワ
16:06 大マテイ山(P1409.2)
16:29 山沢入りのヌタ
16:52 鶴寝山(P1368)
17:17 松姫峠
天候 | 晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・深城から長峰分岐までの尾根(長峰)は、昭文社(2012)地図には載っていませんが、概ね明瞭な踏み跡があります。ただし、尾根が広くなった場所やピークからの支尾根など不明瞭な場所もあるので、全面的に踏み跡に頼ることはできません。案内板もありません。 ・長峰の標高1600m付近から、約30分ほど枯笹のヤブ漕ぎを強いられます。踏み跡不明瞭な急登に加えて、こちらに向かって伸びているため、漕ぎ方に非常に気を使い体力も消耗します。特に笹の先端が目に入らないよう注意が必要です。また、ヤブ漕ぎがこれほど長く続くと思っていなかった私は、半袖のままだったため多くの擦り傷を付けてしまいました。長袖必須です。 ・長峰分岐以降は一般登山道なので、特に問題ありません。ただ、大ダワから鶴寝山までのルートは1本ではないため、それを理解していないと、案内板が逆に混乱を招くので注意が必要です。(例:マテイ山山頂にある案内板には、左右どちらにも鶴寝山方面との案内がありますが間違いではありません。) |
写真
感想
今日は奥多摩の奥、葛野川ダムでできた松姫湖をグルっと一周するルートです。
随分前に地形図を見ていて、いつか歩こうと思っていたのですが、10時間以上かかりそうなので、日照時間が延びて時間的にも体調的にも十分な、このGWに決行することにしたわけです。
前夜23時頃に到着した松姫峠で仮眠し、翌朝5時頃出発です。天気は最高。
まずは自転車で小金沢公園まで下りますが、わざわざ600mも下から歩き始めることを思うと、「なんだかなぁ」って感じ。バイクか電動自転車でもあれば、逆回りができて楽なのに、といつも思う。
小金沢公園は、よく手入れされた綺麗な公園でした。自転車をデポし少し散策後、尾根に取り付こうとルートを確認すると、取り付き場所は1Kmほど離れた場所であることが判明し歩きましたが、なんで自転車で向かわなかったのか歩きながら自分に呆れました。
白草ノ頭を通る尾根を長峰と呼ぶようです。尾根の名称としては珍しいですね。
後半に一気の急登が控えていることは覚悟していましたが、想定外のヤブ漕ぎのせいもあって、登山道と合流する長峰分岐手前1Km付近で完全にバテてしまい、まさに牛歩状態に。
やっとの思いで長峰分岐に辿り着くと、なんとか気力だけは少し回復したので予定の天狗棚山に向けて更に登りました。
天狗棚山は山名表示もないピークでしたが、展望が開けた場所でした。富士山は?と探しましたが、あいにく小金沢山の裏になっているようで見えませんでした。予定ではここで折り返すつもりでしたが、石丸峠はすぐ近くということで欲を出し向かうことにしました。
石丸峠は鞍部の笹原状の広い場所で風も穏やかだったので、登山道から少し離れた場所でランチにしました。ランチ中にはGWということもあるのでしょう、多くのハイカーがいろんな方向からいろんな方向へ通過して行きました。ここは人気の交差点なんですね。
後半の牛ノ寝通り(これも尾根の名称?)は、基本的には下りなので、前半の足のダメージは残っていましたが、なんとか予定のルートを歩き通すことができました。
大ダワから鶴寝山までは、尾根の南側を通る日向みちと北側のルート(一部は巨樹のみち)があり、私は北側を歩きました。少し丹沢っぽい雰囲気で山歩き感がありました。
1300mの標高差でほぼ12時間の山行は、私には少しハードだった気がします。別に体力を付けたいわけでも経験を積みたいわけでもないし、多くを登りたいわけでもない。同じ12時間でも、昼寝も含めての12時間とか、もっと山での歩かない時間を満喫できる山行ができたらいいのかも。
依然として、自分が目指す山行が何なのか模索中であることを再認識させられた今回の山行でした。
コメント
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なぜそういう名前なんでしょうね、どこかの街道のような
きっと歴史を調べると分かるのでしょうけど。
松姫湖をぐるりとなんてすばらしいルートですね。
真似したい気もしますが、いかんせんスタート地点が
登りはじめちゃうと肝心の松姫湖は見えなかったのでしょうか?
今度大菩薩嶺から牛の寝通りを歩いて大マテイまでいって
小菅村に下りるという計画を夏に考えていますので、
牛の寝通りが参考になりました
長峰からは殆ど見えなかったような気がしますが、牛の寝通りからは見えたような・・・
牛ノ寝通りですが、榧ノ尾山-松姫峠間は起伏が少なく穏やかな尾根で、鶴寝山という名称もあるくらいですから、きっと、牛も鶴も眠くなるような尾根という意味ではないでしょうか?
小菅村には、山沢入りのヌタから降りるんでしょうか。そこにある案内板には、チャッカリ小菅の湯が案内されていました。
kinoeさん こんばんは!
石丸峠から大菩薩峠の稜線を歩かずに眺めるだけとは流石にkinoeさんらしいですね
恐れ入りました。
私も以前から大マテイ山周辺は気になっていましたが未だに行けていません。
kinoeさんルートのパクリは無理ですがそのうち行ってみたくなりました
naoking1さん、どもです。
大菩薩峠まで行けば赤線が繋がったのですが、とても私には体力的に無理です。
牛の寝通りを周回に組み入れると、ある程度のロングになってしまうため、縦走が中心のようですね。当日も石丸峠から牛の寝通りを歩いた人は、小菅の湯方面に下ったようでした。
穏やかな稜線歩きができる牛の寝通り、是非歩いてみてください。
コメントありがとうございました。
kinoeさん こんばんは
累積標高差 登り下りとも3000m以上ですか
自分は下りで2500mを超えると、左ひざが痛くなるようなので注意してます。
自分も石丸峠付近での笹原で、南アルプスを見ながらランチするのが好きです。
この一帯風が強いのが難点ですが、当日は穏やかでよかったですね
目指す山行が何なのか、kinoeさんと同様よくわかりません。
20代では高山ばかり行ってピークハントが中心でしたが、年を重ねるごとに変わっていくようです。ピークはさほど拘らず、そこまでの過程を重視するようになっているのは確かです。
問題が大きすぎて考えてもわからないので、あまり深く考えないようにしています。
わからないでいる方が、これからも山と長い間付き合っていかれそうです
この山域のレコに、warutepoさんからコメントいただけるとは思いませんでした。
確かに目指す山行が何かなんて、探すことに意味はないかもしれませんね。必ずしも、理想の女性が好きになるわけでもないのと、きっと同じことなのでしょう。フィーリングとか相性って奴でしょうか?
あぁ、累積標高差は、下りから600m引いてください。自転車なので。
でも、キツイことは確かでした。
kinoeさん、こんにちは
いつもながらのkinoe流の登山、感心させられます。
石丸峠、忘れもしない昨年2月の大菩薩嶺登った時の孤独な膝までのラッセルしたのがそのエリアです(写真左側より稜線へ向けて)、今見るとそんな感じなんですね、新鮮です(笑)
それにしても連休だと前日早く到着して寝る時間あるのでいいですよね、僕も久々に山を純粋に楽しめた休みとなりました。
これからも自分の目指す山行を目指して安全に頑張りましょうね
何の仰いますやら、drunkyさん。
ハシゴ登山は、とても私にはできませんよ。
確かに3連休あると、時間(体調)的に余裕を持った山行ができるので、この時とばかりのルートに挑むことになったりします。
でも余り目一杯だと、歩いた感はあるものの、今一つ楽しめてない気もするので、逆に思いっきり歩かない(休憩だらけの)山行を思案中です。
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