大弛峠から北奥千丈岳〜奥千丈岳〜大ダワ

2022年06月18日(土) [日帰り]

• GPS: 08:04
• 距離: 15.0km
• 登り: 1,087m
• 下り: 1,078m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:52
• 休憩: 1:04
• 合計: 7:56

距離 15.0km 登り 1,087m 下り 1,086m

5:31 大弛峠
5:39 5:43 夢の庭園
6:00 前国師ヶ岳
6:03 6:04 三繋平
6:09 6:11 北奥千丈岳
6:51 奥千丈岳
7:32 7:42 白檜平
8:07 8:08 ゴトメキ
8:42 トサカ
8:52 9:28 大ダオ
9:43 トサカ
10:37 10:38 ゴトメキ
10:56 10:58 白檜平
11:57 11:58 奥千丈岳
12:52 13:02 北奥千丈岳
13:06 三繋平
13:10 13:11 前国師ヶ岳
13:24 13:26 夢の庭園
13:34 大弛峠
13:35 ゴール地点

天候

曇り
朝5時半　気温10℃
日中も15℃に届かず

アクセス

利用交通機関：

自家用車

大弛峠駐車場　50台ほど駐車可　トイレあり
※朝5時15分時点で満車で長野県側の未舗装林道に10台ほど路駐。下山時は山梨県側に500m下辺りまで路駐あり。

コース状況／危険箇所等

・大弛峠〜北奥千丈岳
整備されたコースで難所無し。人も多く眺めも良い

・北奥千丈岳〜奥千丈岳〜シラべ平
急な下りの箇所がいくつか、倒木地帯がいくつかあるが通行に支障無し。ピンクテープも豊富
シラべ平で林道にぶつかる。

・シラべ平〜ゴトメキ〜大ダオ
地図では不明瞭と記載されていたり破線ルートだったりするが、全体的によく整備されておりピンクテープも豊富。
尾根を折れるなど間違えやすい場所にはロープも張ってある。
近年整備されたか。

その他周辺情報

花かげの湯　大人3時間510円

写真

6/18 5:21

大弛峠、5時15分到着。
既に50台以上の車が駐車場にあり満車。
長野側の未舗装林道にも20台ほど車の列が出来ていた。
いや〜この時間に満車とは…

6/18 5:31

予報に反してドン曇り！
気温は10℃で肌寒い。
ダウン着てる人も居た。

6/18 5:32

トイレを済ませ5時半登山開始。
眠いし曇りだしでテンション上がらず

6/18 5:32

小屋の脇を抜け先ずは奥秩父最高峰、北奥千丈岳へ向かう

6/18 5:33

北奥千丈岳までは非常に整備されたルート。
しかし体が重い！
3時間くらいしか眠れなかったからな…完全に寝不足の影響だ

6/18 5:47

視界が開けるが、空は一面の曇り
金峰山は見えてるな

6/18 5:47

五丈石と朝日岳

6/18 6:00

前国師岳通過までに二人ほどすれ違う

6/18 6:03

国師ヶ岳と北奥千丈岳の分岐。
流石にこの時間だと人少ないな

6/18 6:07

青空の爽やかな朝を満喫する予定だったのに…

6/18 6:09

国師ヶ岳の向こうに甲武信ヶ岳が見える。
朝日で雲が色づいてるが、晴れる気配はないな…

6/18 6:09

前国師岳の向こうには男山と天狗山、御座山が見える。
雲が分厚く浅間山や八ヶ岳は見えず

6/18 6:09

金峰山の左側には茅ヶ岳が

6/18 6:09

北奥千丈岳到着。
身体が重くここまで30分以上かかってしまった。
山頂には人影無し

6/18 6:10

北アルプスや南アルプス、富士山などは全く見えず

6/18 6:11

さて、ここからは初めて歩くルート
ここまでと比べて明らかに人通りが少なそうな道だな…

6/18 6:13

GWに黒金山から奥秩父主脈方面を見た時、（北奥千丈岳には何回か行ったけど、奥千丈岳には行った事ないな…）と休憩中地図見ながら思いついたのが今回の山行の発端だ。
西沢渓谷方面から登りルートで歩くのがスタンダードだと思うのが、今回は北奥千丈岳からピストンで計画してみた。

6/18 6:19

踏み跡は細かったり薄い場所もあるが、よく整備されてる印象。
特にピンクテープは豊富で安心感あるな

6/18 6:23

大弛峠まで林道が開通していなかった時代は国師ヶ岳や北奥千丈岳へ行くのは至難の業だったというが、皆この道をテント担いで登ったのだろうか

6/18 6:47

荒々しい自然の奥秩父稜線でしばしば見られる巨木の倒壊現場
あの下を潜って先へ

6/18 6:50

初めて出てきた標識。
白檜平はシラベ平と読む

6/18 6:50

お、三角点だ

6/18 6:51

奥千丈岳到着！
山頂感無いし、地味〜

6/18 6:53

奥千丈岳は特に眺めも無いのですぐ先へ…
倒木のせいで明るい尾根へ。
奥秩父稜線歩きをしているとよく見る光景だ

6/18 6:55

うおぉ、激しいぜ
こう見えて整備されているのでそれ程歩きにくくは無い

6/18 6:58

天気良ければ明るい道で木々の隙間からは周囲の高峰が見えたんだろうな

6/18 7:00

またまた倒木地帯
倒木上を渡って先へ

6/18 7:13

結構標識あるな。
やはりかつてはメジャールートだったのかな

6/18 7:28

幾度か昇り降りはあるが、基本ずっと降り。
特に北奥千丈岳直下と奥千丈岳の先は下りが急で登り返す時のことを考えると鬱だ

6/18 7:30

お〜林道着いたか。
大弛峠出発から2時間経過

6/18 7:31

シラベ平。
この林道を右に向かうと柳平、左に向かうといつか登ってみたい天狗尾根の取り付きがある。
更に先は西沢渓谷へ続く道

6/18 7:32

西沢渓谷への道は過酷らしい。
流石に疲れたので10分ほど休憩、持って来たおにぎりを齧る。

6/18 7:42

休憩を終え先へ…

6/18 7:48

眺めの無いシラビソの樹林を進む。
この道は黒金山まで続いているのだが、今回は大ダオまでの予定。
黒金山から見えた草原になっている眺めの良さそうな大ダオでのんびり昼寝しよう…というのが今回の密かな目的だったのだが、寒いし天気悪いからなぁ

6/18 7:51

ゴトメキ、とある。
木に半分埋もれた標識

6/18 7:55

シラベ平まで下りが続いたが、ゴトメキまではまた登り基調。
シラベ平までより更に人通りが少なそうな雰囲気だ。

6/18 7:55

年代物の標識。苔が生えてる

6/18 8:03

晴れた奥秩父、木漏れ日の中静かな尾根歩き…などと妄想してたんだがなぁ
実際は肌寒いドン曇りの尾根歩き…

6/18 8:05

ゴトメキが近い。最後の登り

6/18 8:06

ゴトメキ到着

6/18 8:06

御止木って書くのか。
標高2230m…北奥千丈岳から370mも降って来た

6/18 8:06

ゴトメキは分岐になっていて、

左に折れれば大ダオ方面
右に折れれば遠見山、大烏山方面と案内あり。

遠見山方面は山と高原地図にはルートが載っていないがどんな道なんだろうか

6/18 8:07

トサカ→45分
大ダオ→1時間10分
黒金山→2時間10分
20分←白檜平

6/18 8:08

全然天気良くならないなあ
時々太陽出そうにはなるんだが…

6/18 8:12

錆びたワイヤーが落ちていた。
ここら辺も昔は人が入り経済活動が盛んだったのだろう。
林業とかかな

6/18 8:14

奥秩父は苔の宝庫

6/18 8:17

ピンクテープがこれでもか！とあるので迷わないが、少し過剰な気もする

6/18 8:26

長々と続いた降りが終わる。
植生が変わり足元が笹に。
広い尾根に樹木は疎になった。

6/18 8:27

北側を見れば奥秩父の稜線。
あれは破風山辺りかな？

6/18 8:30

厳しい自然に稜線上の木々が立ち枯れ、陽が当たるようになり笹が繁茂するのは奥秩父で良く見る風景だ

6/18 8:34

地図上、不明瞭とある辺り。
笹原の中踏み跡が曖昧になり、尾根も広いので道が分かりにくい。
この辺りは数年前の台風19号の被害だろうか。
倒木だらけだ

6/18 8:44

前方に見えて来たあの山は…

6/18 8:45

黒金山だ！
遂にGWに登った黒金山を反対側から見ることに。

6/18 8:46

そしてあれは乾徳山！

6/18 8:46

山頂付近の岩陵帯が目を惹く

6/18 8:50

大ダオの笹原と黒金山。
黒金山からは大ダオは直接見えないらしい

6/18 8:51

北側の奥秩父稜線、水晶山や古札山辺りかな

6/18 8:52

ここまで来る間鹿のフンだらけだった。
もし晴れてても昼寝するのは厳しかったかも…

6/18 8:53

大ダオ到着。登山開始から3時間20分。

ここが今日の目的地。
かなり早いが昼休憩にしよう

6/18 8:53

なんでここだけこんな開けてるんだろう

6/18 9:03

今日はカップスター塩味とおにぎり
風が冷たいので上着を羽織る。
虫が多くてウザいな

6/18 9:04

休憩中一瞬太陽が顔を出しそうになるが……ダメ！

6/18 9:22

北奥千丈岳以降一人もすれ違わなかったが、なんと大ダオで休憩中ソロ男性が通り過ぎて行った。
どこから来たのだろうか…？

6/18 9:28

30分ほど休憩したが、寒いしそろそろ帰るかな。
天気良ければここから富士山見える筈なんだが、今日は無理そうだね

6/18 9:29

大ダオから見た甲武信ヶ岳

6/18 9:29

さて、出発だ。
行きは降り基調で北奥千丈岳から2時間45分で大ダオまで来たが、帰りは登りになるから＋1時間くらいかかるかもな

6/18 9:32

下り時は笹に隠れた木の根や石で足を取られまくった場所だが、登りでは気にならないな

6/18 9:35

黒金山を振り返る

6/18 9:38

晴れてれば気持ちよさげな道なんだよなー

6/18 9:56

遠見山へ続く尾根が見える

6/18 10:01

鹿の骨？が落ちていた

6/18 10:03

いよいよ斜度が急になり始める。
とは言え後は同じ道を帰るだけだから気は楽だけど

6/18 10:20

ガイドロープとピンクテープで道迷い無し。
かつてはこんな親切な道じゃなかったそうだが

6/18 10:38

ゴトメキまで戻る。
大ダオから1時間10分ほどかかった

6/18 10:40

次はシラベ平への降り

6/18 10:55

20分弱でシラベ平へ

6/18 10:58

かつての林業の跡かな

6/18 11:23

シラベ平からは緩急つけつつも只管登り坂が続く

6/18 11:26

この辺りは一旦なだらか

6/18 11:36

また急な登り

6/18 11:47

木々の隙間から金峰山五丈石。目立つなあ

6/18 11:50

倒木地帯を抜ける

6/18 11:57

奥千丈岳通過。
シラベ平から約1時間かかった。
まだ先は長いぞ

6/18 12:00

昼になってしまった。
奥千丈岳を少し過ぎた場所で降りて来たソロハイカーとすれ違う。
しかしこんな時間からどこまで降るつもりなんだろうか…

6/18 12:06

岩に分かれ道のペイントがあるが、右方向には道が見当たらないな

6/18 12:15

このルートいちの激しい登り返しが始まる

6/18 12:19

急な登りは結構長い

6/18 12:27

急登を登り切り一旦なだらかに

6/18 12:28

巻いてる感じに道が降り始める。
やめろ、登りが大変になるだろ！

6/18 12:42

北奥千丈岳への最後の登り開始

6/18 12:45

険しくなるが木々が薄くなり山頂が近いことを窺わせる

6/18 12:46

北奥千丈岳手前の岩場から

6/18 12:46

北奥千丈岳が近づくと巨岩が多くなる

6/18 12:47

ふう、13時前に帰って来れたな

6/18 12:48

人の話し声が聞こえてくる。
あの岩の向こうが山頂か

6/18 12:57

北奥千丈岳まで帰還！
帰りは3時間20分かかった。

金峰山と小川山の向こうにうっすらと八ヶ岳が

6/18 12:57

暫し休憩…
行きと違い休憩中の人は多く、また次々と新しい人がやって来た。

6/18 13:02

全然天気良くならなかったな
御座山の向こうに行きには見えなかった浅間山見えてるが

6/18 13:04

休憩を終え出発。
結構消耗してるが、後は消化試合だしまあ大丈夫だろう

6/18 13:06

国師ヶ岳は今回行かなくて良いか…曇ってるし

6/18 13:09

前国師へ

6/18 13:10

前国師岳付近では休憩中のハイカーが何組か居た

6/18 13:11

絶対晴れた日にリベンジ来てやる〜

6/18 13:12

遭難碑なんてあったんだな。
昔国師ヶ岳で亡くなった人がいたらしい。

6/18 13:18

疲労した身体に優しい木階段

6/18 13:33

大弛小屋通過

6/18 13:34

ふう、無事下山

6/18 13:41

この時間になってもあまり車減って無いな
山梨県側にも500m位路駐の列が出来ていた。
登山ではなく観光やツーリング、長野側のダート道に挑むライダーなど様々な人たちが訪れている様だ

6/18 14:48

花かげの湯で汗を流す。

撮影機器：

iPhone 12 Apple

感想

kukaminn

GWに黒金山山頂から奥秩父方向を眺めた時、国師ヶ岳や北奥千丈岳へ繋がる長大な肢尾根を見ていつか歩きたいと温めていた計画。

毎年誕生日に一人で山に行っているのだが、今年のセルフ誕生会登山は北奥千丈岳から大ダオまでの静かな山歩きにしよう。
誕生日当日は雨予報なので前日の土曜日に早起きして…
木漏れ日のシラビソの森を鳥の囀りを聞きながら歩いて、ゴールの大ダオの草原で1時間くらい昼寝をしよう。
その時間確保のため少し早めに出発するか…


などと妄想しながらやって来た大弛峠だが、実際はドン曇り、気温10℃の寒さ（地上は23℃くらいだった）で朝はダウン着てる登山者も見かけた程。
しかも雨予報だった翌日は晴れたという…

なんとも締まらない誕生日登山になってしまったわ。
晴れ登山至上主義の私にはイマイチ盛り上がりに欠けた山行であったが、今後行きたいルートもいくつか出て来たので、またリベンジに来よう。

とりあえず7月頭の埼玉県最高峰登山に向けゆっくり体を癒すとするか…