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Yamareco

記録ID: 440896
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

乗鞍岳(大野川尾・高天ケ原・剣ヶ峰・大日岳:県境尾根を途中から登る)

2014年05月03日(土) ~ 2014年05月05日(月)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
42:49
距離
27.1km
登り
1,835m
下り
1,826m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

(1日目)12:20東大ヒュッテ口-14:55テント(林道終点)16:30-17:10大野川尾17:55-18:10テント
(2日目)5:20テント-5:45稜線-8:35高天ケ原8:40-9:40剣ヶ峰9:55-10:15大日岳11:00-11:30高天ケ原-13:40大野川尾14:25-14:40テント
(3日目)5:35テント-7:05東大ヒュッテ口
天候 (1日目)曇り時々晴れ(2日目)晴れ(3日目)雪又は雨
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東大ヒュッテ口に広い駐車場あり
コース状況/
危険箇所等
林道は途中で崩れている個所があります。通行に支障はありませんが、いつまた崩れてくるか分からない状態です。足早に通り過ぎました。
県境尾根は、高天ケ原への登りが急です。特に凍結していた朝は慎重に登りました。12本爪アイゼンが必要です。
その後の高天ケ原の尾根も谷側が切れ落ちていて、どこまで地面なのか分からず不気味です。ハイマツ帯のすぐ横を歩きました。
剣ヶ峰の登りは直登しようとしましたが、急なので途中から大日岳との鞍部に進みました。鞍部からも岩場の登りです。
東大ヒュッテ口から登ります。
道路の向かいに駐車場があります。
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東大ヒュッテ口から登ります。
道路の向かいに駐車場があります。
東大ヒュッテに来ました。
東大ヒュッテに来ました。
ヒュッテを過ぎると直ぐに林道に出ます。
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ヒュッテを過ぎると直ぐに林道に出ます。
林道をしばらく行くとゲートです。
林道をしばらく行くとゲートです。
途中でがけ崩れ。岩が落ちて来そうなので足早に通過。
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途中でがけ崩れ。岩が落ちて来そうなので足早に通過。
林道の終点辺りにテントを張りました。
ここをベースに乗鞍岳を目指します。
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林道の終点辺りにテントを張りました。
ここをベースに乗鞍岳を目指します。
夕方に晴れて来たので大野川尾に登りました。
山頂は広く、どこが頂上か分かりません。
夕方に晴れて来たので大野川尾に登りました。
山頂は広く、どこが頂上か分かりません。
大野川尾の頂上付近から。一瞬、乗鞍岳の頂上部分が見えました。
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大野川尾の頂上付近から。一瞬、乗鞍岳の頂上部分が見えました。
テントからの乗鞍岳。
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テントからの乗鞍岳。
テントからの穂高岳。日没頃に雲が取れました。
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テントからの穂高岳。日没頃に雲が取れました。
朝、稜線に登る途中から穂高の方面。
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朝、稜線に登る途中から穂高の方面。
そして、稜線に出ると御嶽山がお出迎えです。
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そして、稜線に出ると御嶽山がお出迎えです。
今日は、乗鞍岳もすっきりと見えます。
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今日は、乗鞍岳もすっきりと見えます。
中央アルプスと鎌ケ峰。
中央アルプスと鎌ケ峰。
ここから見る鎌ケ峰は立派な山容です。
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ここから見る鎌ケ峰は立派な山容です。
高天ケ原が近づいて来ます。
急な雪の斜面を登れるか、心配です。
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高天ケ原が近づいて来ます。
急な雪の斜面を登れるか、心配です。
南アルプスも見えて来ました。
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南アルプスも見えて来ました。
樹林帯を抜けると突然現れる雪の急斜面。
ガチガチに凍ってます。
樹林帯を抜けると突然現れる雪の急斜面。
ガチガチに凍ってます。
急斜面を登り切り、来た方向を振り返ります。
急斜面を登り切り、来た方向を振り返ります。
次は、高天ケ原の尾根に向かいます。
次は、高天ケ原の尾根に向かいます。
谷側が切れ落ちた尾根を登ります。
谷側が切れ落ちた尾根を登ります。
高天ケ原の頂上の一角に到着です。
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高天ケ原の頂上の一角に到着です。
高天ケ原から御嶽山。
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高天ケ原から御嶽山。
頂上部分をアップで。
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頂上部分をアップで。
南アルプスと中央アルプス。
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南アルプスと中央アルプス。
北側には北アルプスも見えます。
北側には北アルプスも見えます。
槍ヶ岳と穂高岳。
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槍ヶ岳と穂高岳。
剣ヶ峰と大日岳がそびえています。
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剣ヶ峰と大日岳がそびえています。
剣ヶ峰の登り。頂上は見えているけど遠かった。
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剣ヶ峰の登り。頂上は見えているけど遠かった。
やっと頂上に到着。
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やっと頂上に到着。
乗鞍の山々と北アルプスの景色が最高。
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乗鞍の山々と北アルプスの景色が最高。
槍ヶ岳、穂高岳、右に常念岳。
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槍ヶ岳、穂高岳、右に常念岳。
北ノ俣岳から白馬岳。
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北ノ俣岳から白馬岳。
北ノ俣岳、黒部五郎岳、薬師岳と薬師岳に重なって見えにくいけど笠ケ岳。
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北ノ俣岳、黒部五郎岳、薬師岳と薬師岳に重なって見えにくいけど笠ケ岳。
剱岳、立山、水晶岳と右に野口五郎岳。
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剱岳、立山、水晶岳と右に野口五郎岳。
白山も良く見えます。
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白山も良く見えます。
白山連峰。
笈ケ岳と大笠山。
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笈ケ岳と大笠山。
中央アルプス。
南アルプス。
蓼科山と八ヶ岳。手前に鉢盛山と小鉢盛山。
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蓼科山と八ヶ岳。手前に鉢盛山と小鉢盛山。
四阿山と浅間山。
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四阿山と浅間山。
越えてきた高天ケ原。
越えてきた高天ケ原。
大日岳へも行ってみました。大日岳頂上。
大日岳へも行ってみました。大日岳頂上。
大日岳からは御嶽山が全開です。
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大日岳からは御嶽山が全開です。
剣ヶ峰と北アルプス。
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剣ヶ峰と北アルプス。
白馬岳をアップで。
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白馬岳をアップで。
大日岳からの下り。剣ヶ峰が立派です。
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大日岳からの下り。剣ヶ峰が立派です。
虹が出ていると教えてもらい見上げると、太陽の周りとその下に二重の虹が見えました。
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虹が出ていると教えてもらい見上げると、太陽の周りとその下に二重の虹が見えました。
虹と中央アルプス。
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虹と中央アルプス。
高天ケ原の鞍部に不思議な縞模様が。
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高天ケ原の鞍部に不思議な縞模様が。
条線砂れきと言うらしいですが、自然の技はすごいです。
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条線砂れきと言うらしいですが、自然の技はすごいです。
高天ケ原の頂上付近でライチョウに会いました。
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高天ケ原の頂上付近でライチョウに会いました。
高天ケ原の尾根の雪庇。落ちたら終わりです。
高天ケ原の尾根の雪庇。落ちたら終わりです。
ハイマツ帯の横を歩きますが、午後は雪も緩んで踏み抜きが多いです。
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ハイマツ帯の横を歩きますが、午後は雪も緩んで踏み抜きが多いです。
ここのハイマツ帯でもライチョウに会いました。
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ここのハイマツ帯でもライチョウに会いました。
こちらは夫婦でした。
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こちらは夫婦でした。
早く帰れたので大野川尾で暇つぶし。
樹間から見える山のレポートです。
まず中央アルプス。
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早く帰れたので大野川尾で暇つぶし。
樹間から見える山のレポートです。
まず中央アルプス。
その隣に鎌ケ峰。
その隣に鎌ケ峰。
場所を変えて御嶽山。
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場所を変えて御嶽山。
北側の尾根に移動して、鉢盛山と小鉢盛山。
北側の尾根に移動して、鉢盛山と小鉢盛山。
南アルプス。
そして乗鞍岳です。
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そして乗鞍岳です。
テントに戻ったら乗鞍岳の上に虹のかけらが見えました。
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テントに戻ったら乗鞍岳の上に虹のかけらが見えました。

感想

乗鞍岳の県境尾根は、廃道になっているので登るとすれば残雪期です。でも、野麦峠からだと途中の尾根が複雑なので、ちょっと自信がありません。そこで、乗鞍高原から県境尾根の近くまで伸びている林道を使って尾根の途中から登ることにしました。
林道から登った尾根にテントを張る予定でしたが、3日は冷え込みや風が強くなる予報だったので尾根に上がらずに林道終点辺りに設置しました。ここを拠点に乗鞍岳まで日帰りで登山する計画です。

15時過ぎにはテントを設置できたので中で寝ていると地面が揺れました。地震です。この日は飛騨地方で何度も地震があったようです。夜中も風でテントが揺れると地震かと思い落ち着きませんでした。

翌日は晴天です。1000m以上の登りになるので、できるだけ早く出発します。稜線に出ると御嶽山が目に飛び込んできます。昨日の夕方も登ったのですが展望は今一だったので、これだけでも大満足です。
稜線には昨日のものでしょうか、一人分の足跡があります。先に誰かが歩いていると思うと心強いです。

県境尾根は2300m位までは樹林帯のなだらかな尾根ですが、2300mを越えると大きな木が無くなり傾斜もきつくなります。ここは、遠くから見ても傾斜が急で、どこをどうやって登ればいいのか、よくわからない所です。
実際に斜面を目の前にすると怖気づきます。特に、朝はガチガチに凍っていたので、アイゼンとピッケルを利かせて慎重に登りました。帰りにここを下りると思うと気が重くなります。

斜面を見上げると、斜面上部のハイマツ帯の右側に人影がありました。自分は左側を登っていたので、別ルートで高天ケ原に続く尾根に出ました。
先行の方は休息されていたのか、尾根に出るとこちらの方が先になっていました。野麦峠からの縦走でしょうか、かなり荷物も重そうです。

高天ケ原までの尾根は、片側が切り立った崖です。ハイマツ帯は歩きにくいので雪面を歩きますが、どこまでが地面か分からないのでハイマツ帯の直ぐ横を歩きます。谷に落ちたら終わりです。

高天ケ原は、丸く広い頂上です。ここから見る剣ヶ峰と大日岳は、そそり立つという感じで、登れるのか不安になります。鞍部まで来ると頂上まで一登りという感じです。でも、頂上の祠は見えているのになかなか着きません。傾斜もいよいよ急になり上から小さい雪の粒がパラパラと落ちてくるようになったので、直登をやめて大日岳との鞍部から登ることにしました。

鞍部からは岩場を登り、ようやく剣ヶ峰頂上です。野麦峠からではありませんが、念願の県境尾根を歩けました。
帰りは大日岳にも寄ってみました。ここから見る剣ヶ峰は、迫力満点です。

大日岳の下りですれ違った方に太陽の周りに虹が出ていると教えてもらいました。見上げると太陽の周りとその下に二重になった虹が見えました。環水平アークと言うらしいですね。この日は全国各地で観察されたようです。

さて、いやな下りです。雪はだいぶ緩んで来たのでアイゼンを外して下ります。高天ケ原の尾根はハイマツ側を歩くと何度も踏み抜くので冷や冷やして下りました。
急斜面の所は雪が緩んだので危険度が減り問題なく下れました。途中で斜面で登って来られる方と会いました。やはり野麦峠から縦走でしょうか?

最終日は県境尾根を戸蔵の方に行ってみる計画でしたが、昼前から雨が降る予報だったので、無理せずに下ることにしました。
5時30分にテントを畳むと同時に雪が降ってきました。天気の崩れが早まったようです。雪は下の方では雨に変わりました。ノーマルタイヤで来ているので雨になってホッとしました。

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