鳥海山 北面ルンゼ滑走 中島台起点標高差1778m 百名山56座目☆
- GPS
- --:--
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 1,779m
- 下り
- 1,767m
コースタイム
天候 | 晴天 時折突風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
朝も夕方も空き有りました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ハイク ・獅子ヶ鼻湿原辺りまで雪は殆ど無い。そこから一段斜面を上がりブナ林に再びなると雪が残りスキー、シューで歩ける。(ここからピークまでMSRのスノーシュー・ライトニングアッセントで問題なく歩けました。) ・沢は稲倉岳の稜線からは土砂を含んだデブリや落石が多く流れ込み、反対側の斜面はクラックだらけ。左右がら危険要素が見られるので最初から鳥海山を進行方向にすると左側の台地を沢に沿うように歩いた方が危険が少ないと思われる。ただし台地もクラックが入る場所が有ったので気を付ける。 滑走 ・新山と七高山の間に有るルンゼ状の地形を落とした。最初はカリカリだがエッジは噛む感じ。斜度は唐松Dルンゼ入口や焼岳南面からカールに落とす斜度よりかは緩いかと思った。七高山に近寄りすぎると雪が窪んでいて落ちてしまうのでしっかり確認しながら滑る。 再び中島台に帰らなければいけないのである程度楽しんだら新山直下の雪渓に岩の隙間を見てトラバースし、数ターンしまた適当なところでまたトラバースして隣の雪渓へ、その時藪の隙間をうまく超える必要があるが、結構スムーズに行った。そこも数ターンして、ここから行に歩いた台地に向け怒涛のトラバースをする。この時、命の危険を感じる場所を3ヶ所通過した。ハイク時に地形で隠れて確認できなかった所だ。 3ヶ所とも同じような地形でボール状の地形の上を通過時で厳ついクラックがことごとく入っていて、ちょうどクラック上をトラバース気味に滑らなければいけない感じ。切るような感じになってしまうので可能な所はクラックを縦に通過するように心がけたが、本当に怖かった。斜度もそこそこでボール状の方を見ると落ちそうなので進行方向だけ見て滑走した。今回の反省ヶ所です。この時期ルンゼを滑って中島台に帰るのは無理と判断した方がよさそう。 ・その後ハイクした所に合流し下山。最後の斜度の緩いブナ林で道を間違え適当に斜面を下りてきたが、その斜度の緩いブナ林は広く間違えやすいので意識して滑りましょう・・・。 ・温泉 湯ノ台温泉300円くらいだったような。 |
写真
感想
5月連休は本来、白馬鑓温泉にいつものS君達と滑る予定であったが4月最後の週末に怪我をしたらしくキャンセルの連絡がきたのがGWの2日前、急だな・・・。もともと鑓温泉の後、一人で雨飾、常念を狙う予定だったのでそこに行くか、山岳会の穂高岳の集中山行に行くか、山岳会別部隊が鳥海山滑走に空きがればそこに行くか、東北に滑り行くと言う山ボード仲間と現地合流するか悩んだ結果、一番行きたいけど一人じゃ行くの大変な鳥海山ツアーに混ぜてもらう事になった。
鳥海山は8年位前に小学校引率ハイキングで、9月の雪渓が残る所まで歩いた事が有るが詳しくは覚えていない。それ振りだ。今度こそピークハントをするぞ!
2日仕事が終わり22時に光が丘で集合し自分の車に5人で出発、東北道は早速渋滞していてやっとSAに到着。Mさん車も合流し仮眠、8時頃再出発をするが全然進まない、高速を降り五色沼を通り米沢を抜けリフレッシュドライブ山形上山ICで高速に乗りやっと山形へ、遠い・・・。買い出しなどをして秋田の仁賀保高原キャンプ場で宿泊し宴会をしてこの日はそれで終了。
4日、やっと山に登れる!ちゃんと計画書を見ないでここまで来たが何と凄く長いルートではないか!!富士山並みの高低差&距離長い。うえ〜(>_<)出発時間も遅く最初からピークは諦めモードのメンバー、俺はピークハンター&百名山も目指している、最初はおとなしく一緒に歩いていたが森林限界前に絶対こりゃ無理だと思いソロで行く事を志願し一人行動へ。千蛇谷滑走予定だったが森林限界から見た鳥海山にルンゼが見えるでは無いか!S君がいたらまじっすか!行きましょう!!と必ず言っているな行くしかないなと滑走ポイントを決める。まあ沢はデブリとクラックが多く危険な匂いがプンプンだったし、ピストン嫌いだしね。
斜面を直登し会う人と話したり励まされたりしながら何とか新山に登頂、自分にしては飛ばしたので本当に疲れた登りだった。百名山56座めです。本当にうれしいっす!
滑走するルンゼは2人位のラインが確認できた。登りのトレースも有る。では行きましょう、
久しぶりのソロ滑走だが、今年の硬くて急斜面の焼岳、不帰Dルンゼに比べると雪も斜度も許容範囲内で怖くはなかった。ただビビりなのでピッケルは保険で手に持って滑りました。滑りながら隣のルンゼにスイッチを2回していくのですが途中このルンゼを上がる人がいて慌ててラインを変える。気が付くの遅くて済みません〜
その後怖いトラバースをしブナの森で休憩しのんびりルーファイして帰ろうと思ったらメンバーに会ってしまった(笑)あ〜あ休憩できない・・・。緩斜面のブナの森はボードにきつくストックで漕いで疲れる。おまけに行き
ルートじゃない所に入り込みクライムダウン。皆を待っているとブヨ攻撃!幸い木道の近くだったので慌てて駐車場にもどり慌ただしい下山になってしまった。
温泉に入り、この日も同じキャンプ場で泊まることになった。キムチ鍋をMさんがひっくり返しえらいこっちゃの夜飯になった(苦笑)自分は車中泊だら良いけどキムチテントくさー!!
今回のトレースが自分の記録で本州最北になりました。もっと北は遠いいな。
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