記録ID: 447595
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
常念岳〜蝶ヶ岳(三股から周回・常念小屋泊)
2014年05月13日(火) ~
2014年05月14日(水)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 2,406m
- 下り
- 2,406m
コースタイム
【1日目】6:20登山口〜11:50前常念岳〜14:20常念小屋(テント泊は中止)
【2日目】4:30常念小屋出発〜6:10常念岳6:40〜10:05蝶槍〜10:40蝶ヶ岳11:45〜13:00まめうちだいら〜14:30登山口
【2日目】4:30常念小屋出発〜6:10常念岳6:40〜10:05蝶槍〜10:40蝶ヶ岳11:45〜13:00まめうちだいら〜14:30登山口
天候 | 【1日目】雨→晴れ(主稜線は暴風) 【2日目】おおむね晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【三股〜前常念岳】 ・半分以上が夏道、雪が残るところも朝だったためか踏み抜きはほとんど無し ・前常念手前のイワゴロの急坂は、完全に夏道出てます 【前常念岳〜常念小屋】 ・高山帯の尾根歩き、展望が良い道です ・前常念から八合目までは、腐れ雪の踏み抜き地獄でした ・八合目から常念小屋まで雪は僅かしかありませんが、一日目はとてつもない暴風で、立って歩くのもままならない状況でした 【八合目〜常念岳】 ・短い区間ですが、早朝は雪がしまっていたのでアイゼン・ピッケル使用 【常念岳〜蝶槍】 ・展望の素晴らしい道、特に槍穂のスケール感は圧巻です ・南斜面は夏道、北斜面はおおむね雪道、蝶槍に登る斜面だけアイゼンを使用しました ・樹林帯の雪は腐ってますので、時間帯によっては大変そうです 【蝶槍〜蝶ヶ岳】 ・アップダウンが少なくて気持ちの良い道、もちろん素晴らしい展望です ・雪はほとんどなく、夏道が出ています 【蝶ヶ岳〜三股】 ・まめうちだいらまでは完全に雪道です、通ったのが昼間だったのでユルい雪でしたが、締まっていると怖そうなトラバースがいくつかあります ・樹林帯で展望はありませんが、下の方は花がいっぱいで癒されます |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
撮影機器:
感想
一日目、今まで来たハイシーズンとは打って変わって、車もまばらな三股駐車場を6時20分に出発。今回は久々にテントを担いでの登山。朝は雨がちらついていましたが、天気予報通り8時には晴れ間が覗き始めました。
しかし、前常念までの苦しい登りを終えて、後はのんびり稜線歩きだと思っていたのは大間違いでした。前常念から八合目までは腐った雪の踏み抜き地獄。やっと八合目に着いて大展望を満喫するはずが、今度は立って歩くのもままならない、恐ろしいほどの暴風。悪あがきせずにテントは諦め、小屋泊まりに変更しました。小屋泊まりには重すぎる荷物は、トレーニングと思うしかありませんね。ちなみにこの日の宿泊者は4名、一部屋を独占でした。
二日目、いち早く小屋を発ち、常念岳から蝶ヶ岳への縦走を目指します。東の空には雲が多くてモルゲンロートは見れませんでしたが、西の展望は良くて天候は悪くないです。スケールの大きな北アルプスの絶景を眺めながらの稜線歩きは最高。しかも蝶ヶ岳に着くまで、雷鳥とイワヒバリ以外には誰にも会わない静かな山歩きで、雄大な景色を独り占めしている気分でした。
蝶ヶ岳からは名残を惜しみつつ下山、楽しい時間はあっという間に終わってしまいますね。最後は綺麗で可憐な花たちが迎えてくれました。
帰ってから、この山行で一番良かった景色がどの場面か考えた時、思い出したのはあまりの暴風でカメラすら取り出せず、岩にしがみつきながら仰ぎ見た槍ヶ岳の雄姿でした。厳しくも美しかった白い頂、きっと忘れることは無いでしょう。
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暴風の中、岩にしがみついて仰ぎ見た槍ヶ岳の勇姿。
想像しただけでもゾクゾクします。大変お疲れさまでした。
雄大な山々を眺めながらの縦走も憧れてしまいます。
暴風、正直言って怖かったです
八合目にある大きめの岩に隠れながら
戻るべきか進むべきかで大いに悩み、危険を身近に感じました
北アルプスをなめちゃいけないと、つくづく思いましたよ
とんでもない風だったにもかかわらず
槍ヶ岳が完全な青空の中にそびえていたのは、印象的な光景でした
暴風の中のテント泊は怖いですね。
結果、貸切個室の布団で寝られて
体力回復に、大いに役立ったのでは?
さすがアルプス、展望が、広大ですね。
槍の写真、ぜひいつかリベンジを。
moroさん おはようございます
とってもいい景色のお写真ばかりで1枚1枚 じっくり見ちゃいました(p_-) 私は 常念小屋と常念岳の間から見る大天井岳への山々してる稜線や 穂高のお山たちが大好きです こういうお写真見ると 縦走したいなぁ〜っていっつも思います
雪と所々に見える山肌もイイですね〜 北斜と南斜面の違いがはっきりしてて・・・でもまだ冬装備必要そうですね 蝶&常念のお山たちの状況がよくわかりましたぁ♡ありがとうございました またまた計画書が増えそうです
三股から常念小屋まで テント担いで急坂 おつかれさまです 夏山に向けてのいいトレーニングですね(*^^)v
moroheyさん、こんばんは!
このルートを修行に選びましたか しかも、ウエイトトレーニングしながら
私には、とても真似が出来ない離れ業ですね
しかし、テン泊は残念でしたね...
流石のmoroさんも、泣く子と強風には勝てませんよね
いつの日にか、リベンジして下さい
実は、このルート行こうと思っていました
やられましたね〜 11年に逆ルートで歩いたのですが、凄い景色に
圧倒されましたから
でも、やはり残雪の槍穂、その感動の上を行きますね
いや〜 素晴らしいですよ!撤退しなくて良かったですね
あの暴風の中でのテント泊は、確かに恐ろしいですが
それよりなにより設営が無理です
ザックからテント装備を取り出した途端
色んなものが遥か彼方まで、飛ばされてしまうと思われます
カメラは寒さの為か、バッテリーが不調でした
耐寒仕様のはずなんですけどね
だけど、青空の中に屹立する槍ヶ岳は
しっかりと眼に焼き付いていますよ
やはりアルプスの展望 天候に恵まれると素晴らしいですね
今回は北から南に縦走したので、登りは雪道で下りは夏道となりました
これがもし逆だったら、シリセード祭りだったと思われますが
テントを楽しみにしていたので、少々残念でしたが
あのとんでもない暴風ではしょうがないです
岩をつかんで必死で風に耐えている時も
北アルプスの山々は青空の中で、何事もなく姿を見せてくれていました
大自然の中では、自分がいかに小さい存在か思い知った瞬間でしたよ
トレーニングは嫌いなんですけどね〜
今回ばかりは否応もありませんでした
あの暴風、たぶん幅跳びの世界記録も狙えたと思います
超追い風参考ですけどね
おっと前乗りしちゃいましたか、これは失礼
tailwindさんなら、軽〜く日帰りで歩いちゃうんでしょうね
それにしても、撤退しなくてホントに良かったです
稜線からの絶景は感動モノで、ちょっとだけ涙が出そうでしたよ
周回好きにはほっとけないルートですよね
moroheyさん、こちらでもこんばんは
北アデビューが蝶ヒュッテ泊の秋のこのルートでした
秋色の山も良かったですが、雪をまとった山々はやっぱり格別ですね
笈ではそれ程の風ではなかったのですが、山鳴りとゆうのか時折不気味な轟音が響いてました
風の唸る音を聞いてると、平常心でいられないとゆうか、冷静な判断が出来なくなる気がして怖くなります
何はともあれ無事に完登出来て良かったですね
駐車場までのアクセスも良いですし
北アの中でも比較的周回しやすいルートですね
良く歩かれているイメージがあったので、人の少なさにはビックリ
絶景独り占めは お得感がありました
どっち周りを選択しても、なかなかの急坂が待ち構えていますが
藪スイミングよりはずっとましでしょうね
完登は嬉しいですが、次はテントも達成したいです
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