前穂高岳
- GPS
- 10:39
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,794m
- 下り
- 1,794m
コースタイム
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 1:59
- 合計
- 10:39
4:30に小梨平のテントを出発。ここ最近、上高地周辺でちょくちょく熊の目撃があるという事で朝霧の中、熊鈴を鳴らしながら登っていきました。岳沢小屋までは準備運動でそこからが本番というつもりでしたが、いまいち調子が上がらず、岳沢小屋に着いた時点ですでに疲れが。。。それでも下から見上げる穂高連峰の雄姿に励まされ、本格的な急登に取り付きました。
しばらくは樹林帯の中の岩場の急登ですが、早速、所々に足場の狭い場所が出てきます。鉄の梯子や鎖も整備されていますが、そういった、いかにも危ない場所以外にも、気を抜いていると足を滑らせそうな所が続き、他の山域とは一味違う穂高に来たなと気持ちが昂りました。
延々と続く岩場を一歩ずつ一歩ずつ登っていきましたが、中盤から足に酸素が回っていないような感じでガクッとペースダウン。数歩ごとに呼吸を整えていき、何人にも抜いてもらいながら、ゆっくりと歩を進めました。
登っていく最中、奥穂〜西穂の稜線は常に目の前にあり、迫力のある岩峰の連なりを楽しむ事が出来るのですが、頑張って山頂まで登りきると、反対側の槍ヶ岳、常念山脈も含めて北アルプス南側の峰々が目の前に!素晴らしい天気にも恵まれて、最高の景色を堪能する事が出来ました。頑張って登って本当に良かった。。絶好の登山日和だった事もあり、紀美子平から山頂までの間は沢山の人でした。
山頂でのんびりしたい所でしたが、まだ下山も長いので少し休んで出発。登りは淡々と登って来たので勾配自体はそれほど気にならなかったですが、いざ下り始めてみると改めてかなりの急勾配。。浮石も多くて不安定な足場のため、岳沢小屋まではしっかり集中を保つ必要あり。しかも登りの疲れで膝が笑っていて、踏み込みが不安定。転倒したり、足をひねったらアウトなので、下りも何人もの方に抜かれながら、一歩一歩慎重に体重を移して下って行きました。
上高地まで下りてくるころにはコースタイムオーバー。これまでのソロ登山で最も多くの人に抜かれた登山かもしれません。それでも、調子の上がらない中、無事に下山でき、バスの時間にも間に合う範囲で済んだので一安心でした。
この日、奥穂〜西穂の天狗のコルにて滑落死亡事故があったようです。ヘリが長い事ホバリングしていたので、事故があったとは思っていましたが、死亡事故だったとは。。やはり穂高は他とは一線を画した厳しさがあるなとつくづく感じました。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
感想
7/24、前穂高岳に登ってきました。前日に上高地入りして、小梨平テント泊からの日帰りピストンです。
4:30に小梨平のテントを出発。ここ最近、上高地周辺でちょくちょく熊の目撃があるという事で朝霧の中、熊鈴を鳴らしながら登っていきました。岳沢小屋までは準備運動でそこからが本番というつもりでしたが、いまいち調子が上がらず、岳沢小屋に着いた時点ですでに疲れが。。。それでも下から見上げる穂高連峰の雄姿に励まされ、本格的な急登に取り付きました。
しばらくは樹林帯の中の岩場の急登ですが、早速、所々に足場の狭い場所が出てきます。鉄の梯子や鎖も整備されていますが、そういった、いかにも危ない場所以外にも、気を抜いていると足を滑らせそうな所が続き、他の山域とは一味違う穂高に来たなと気持ちが昂りました。
延々と続く岩場を一歩ずつ一歩ずつ登っていきましたが、中盤から足に酸素が回っていないような感じでガクッとペースダウン。数歩ごとに呼吸を整えていき、何人にも抜いてもらいながら、ゆっくりと歩を進めました。
登っていく最中、奥穂〜西穂の稜線は常に目の前にあり、迫力のある岩峰の連なりを楽しむ事が出来るのですが、頑張って山頂まで登りきると、反対側の槍ヶ岳、常念山脈も含めて北アルプス南側の峰々が目の前に!素晴らしい天気にも恵まれて、最高の景色を堪能する事が出来ました。頑張って登って本当に良かった。。絶好の登山日和だった事もあり、紀美子平から山頂までの間は沢山の人でした。
山頂でのんびりしたい所でしたが、まだ下山も長いので少し休んで出発。登りは淡々と登って来たので勾配自体はそれほど気にならなかったですが、いざ下り始めてみると改めてかなりの急勾配。。浮石も多くて不安定な足場のため、岳沢小屋まではしっかり集中を保つ必要あり。しかも登りの疲れで膝が笑っていて、踏み込みが不安定。転倒したり、足をひねったらアウトなので、下りも何人もの方に抜かれながら、一歩一歩慎重に体重を移して下って行きました。
上高地まで下りてくるころにはコースタイムオーバー。これまでのソロ登山で最も多くの人に抜かれた登山かもしれません。それでも、調子の上がらない中、無事に下山でき、バスの時間にも間に合う範囲で済んだので一安心でした。
この日、奥穂〜西穂の天狗のコルにて滑落死亡事故があったようです。ヘリが長い事ホバリングしていたので、事故があったとは思っていましたが、死亡事故だったとは。。やはり穂高は他とは一線を画した厳しさがあるなとつくづく感じました。
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