夕張岳エバナオマントシュベツ川
- GPS
- 12:27
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 1,596m
- 下り
- 1,596m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
下山で使用した金山コースは夕張岳〜小夕張岳の間は背丈以上の薮に覆われていて、ほぼ廃道に近い状態。ピンクテープが比較的良間隔で付けられているので、ルート探しは意外と難しくなかったが、この時期に通過するのは苦行だった。 |
写真
感想
3年前小雨の中登った夕張岳に、沢登りで行ってみた。
薮の濃い林道を歩くことおよそ1時間、ようやく入渓。巨岩がゴロゴロ横たわる隙間を縫って歩く、アスレティックな内容だった。ところが岩が滑る滑るで、ラバーには厳しかったようだ。m1人ならスイスイ行ってしまうところだろうが、まだ沢歩きに慣れていない自分はツルツルした岩に非常に難儀して、ペースが上がらない。遡行は山谷参考タイムより1時間半も遅れてしまった。
ルート上の唯一の注意ポイントはco1020の二股とみられる。同じような水流の沢が左右から合流しているが、ここは左側を選択する。
遡行途中、エゾシカが目の前の斜面をサッと横切るのを目撃した。その直後、mがアッと声を上げる、真っ黒なヒグマが姿を現した。距離30メートルほど。思わず息を呑んだ。写真を撮りつつ、音を出す。頭を左右に振りながら周囲を確認していて、すぐには逃げない。大丈夫かな、と一瞬冷や汗が出かけたが、ヒグマはすぐにシカの跡を追って立ち去っていった。野生の一部を目撃できて、とても嬉しい気持ちになった。
1200mを過ぎると景色は一気に源頭に。ウキウキしながら沢を詰め、若干の藪漕ぎで木道に出た。釣鐘岩にも立ち寄ると、眼下に広がる草地に、再びヒグマの姿を確認。先程より大きい個体が、土をほじくり返していた。
予定より2時間遅れで夕張岳に到着。以前とは打って変わって180度のパノラマを満喫した。夕張山地は山深い。もっといろんなルートを試してみたいと思った。
下山の金山登山道は、廃道に近い状態と聞いていたが、夕張岳〜小夕張岳区間は笹藪が背丈を越えるところもあり、しんどい下りとなった。小夕張岳〜登山口まではだいぶマシだったが、それでも下山に4時間20分を要した。
久々の12時間行動で、体は完全に疲れ果てたが、とても心地よかった。もっと沢登りを頑張ってみたいなと思った。
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