長塀尾根〜蝶ヶ岳〜横尾
- GPS
- 18:56
- 距離
- 31.3km
- 登り
- 1,496m
- 下り
- 1,492m
コースタイム
- 山行
- 6:55
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 8:11
- 山行
- 7:21
- 休憩
- 3:20
- 合計
- 10:41
天候 | 1日目:雨のち曇り時々晴れ 2日目:雨のち曇り時々晴れのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
<7月21日〜22日> 高速バス(さわやか信州号):バスタ新宿(22:25)→上高地バスターミナル(5:20) 【復路】 河童橋近くのホテルにて宿泊 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■危険なところは無い。さすが北アルプスだけあってよく整備されている。 ■長塀尾根は登山道に水たまりが多く、靴が泥だらけになることを覚悟。 |
その他周辺情報 | ■徳沢園では飲料水が確保できる。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
装備
MYアイテム |
tomosaito
重量:0.16kg
|
---|---|
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
サンダル
着替
お帽子
日焼け止め
|
感想
恒例行事となった感のあるシパダン山の会夏山登山。今年は「蝶ヶ岳」だ。昨年は大雪渓経由の白馬岳登山でバテバテになるという失態を演じてしまったが、今年はそれなりのトレーニングを積んでの挑戦だ(「挑戦」と言うとちょっと気恥ずかしいが)。
上高地バスターミナルに到着すると残念ながら雨。予報では一時的な悪天候も十分予想していたのでそれほど落胆もしなかったが、雨具を着ての登山は何年ぶりだろう。しかし、幸い徳沢園に着く頃には天候も回復してきた。長塀尾根は雨具なしで登り始めることができて僥倖であった。
ちなみに、長塀尾根登山道の入口は少しだけわかりにくい。徳沢園周辺の道標はどこもメジャーな場所についてしか案内しておらず、長塀山への案内はわずかにしか見られない。長塀尾根が不人気と言われる所以だろうか。徳沢園みちくさ食堂の立派な建物に向かって右の方向へ進めばすぐに登山口は現われる。まあこれは、国土地理院2万5千分の一地図を見れば容易にわかることではあるが。
長塀尾根は噂通り長い尾根だった。しかし、長いだけあって傾斜はそれほど急ではない。尾根沿いの道なので沢沿いの道と異なり、でかい石の段差などが無く、小幅な歩みで淡々と登ることができる。これは無駄な体力消費を抑えられてありがたかった。
樹林帯の中を黙々と登ってやっとこさ長塀山へ到着。ベンチなどもない地味なピークだ。もちろん展望もなし。ここからちょっと行けば森林限界かなくらいに思っていたのだがまったく甘かった。ピークから下るとすぐに眼下に池が見える。ここから先は池塘というほどではないが、小さな池を擁する幅広の尾根筋を進むことになる。したがって、随所にある水たまりと泥をよけながら進まなければならず、これも爽やかな山行を損なう遠因となっていた。
とは言え、地味で見落としてしまいそうな妖精の池を越えてすぐにパッと視界が開けた。足元には高山植物がポツポツ咲いていて、少し上はハイマツ帯になっている。要するに森林限界を越えたらしい。もう少し登ると、穂高から槍に連なる峰々をパノラマのように見ることができた。峰のてっぺんは雲がかかっていて槍の穂先なども見えなかったが、それでも北アルプスらしさ満点だ。今まで苦労した甲斐があったというものだ。
蝶ヶ岳ピークから蝶ヶ岳ヒュッテまではすぐだった。蝶ヶ岳ヒュッテでは残念ながら生ビールは無し。北側のテラスにて穂高・槍の峰々を眺めながら缶ビールで乾杯だ。夕食、朝食はまあ、ちょっとささやかな印象だが白馬山荘よりはよかった気がする。昨年と違って体調は良好でご飯、味噌汁をバッチリおかわりだ。昼食のお弁当はおにぎり2個を基本にシュウマイ、ウィンナ等々でわりといい感じ。
翌朝は雨模様の天気だったが、東側の下界は晴れているので尾根に雲がかかっている感じなのだろう。天気が良ければルンルンの稜線歩きなのだろうが、時々霧が晴れて稜線と雲とほんの少しの青空が入り交じった景色も捨てがたい。横尾への分岐で荷物をデポして蝶槍へピストンした。道中、大きな虹が出たり雷鳥親子が出たりと写真撮影大会となる。
デポしてた分岐からはあっという間に樹林帯に入ってひたすら下る。沢沿いの道が多く、全体的に傾斜は急で段差も大きい。ここを登路にしていたら確実にバテていたと思う。結局、槍見台でも槍を見ることはできずにそそくさと横尾まで降りた。ここからは徳沢園にて温泉旅行組と合流して河童橋まで観光だ。観光となると急に空は晴れてきた。まあ、登山あるあるだ。
今回の山行は懸念されたバテバテ状態に陥ることもなく、なんとか見苦しくなく目的地まで登り切った。最後に足が攣ったものの、これは大汗かけばお約束のようなもので、芍薬甘草湯一発で解決した。また、雨での登りに備えて、今回初めてハイドレーションなるものを使ってみた(ザックカバーかけると水のボトルを取り出しにくいから)。今まで面倒そうなので敬遠していたのだが、ちょっとでも水が飲みたいときに即座に飲むことができるので意外に便利。思ったよりも一気に飲むこともできる。これからの日帰り山行にも携行しようかと思う。とにかく、そんな感じで今回の山行も無事終了。来年はどうしよう?
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する