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Yamareco

記録ID: 4543511
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

長塀尾根〜蝶ヶ岳〜横尾

2022年07月22日(金) ~ 2022年07月23日(土)
 - 拍手
tomosaito その他3人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
18:56
距離
31.3km
登り
1,496m
下り
1,492m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:55
休憩
1:16
合計
8:11
6:10
6:10
10
6:20
6:20
34
6:54
7:10
4
7:14
7:15
43
7:58
8:03
2
8:05
8:29
96
10:05
10:12
132
12:24
12:45
8
12:53
12:53
31
13:24
13:24
40
14:04
14:06
8
14:14
14:14
1
2日目
山行
7:21
休憩
3:20
合計
10:41
6:31
6:33
17
6:50
6:51
8
6:59
7:09
8
7:17
7:17
7
7:24
7:25
130
9:35
9:53
27
10:20
11:11
48
11:59
12:00
20
12:20
13:10
4
13:14
13:14
46
14:00
14:00
4
14:04
14:47
10
14:57
14:59
2
15:01
15:03
5
15:08
15:19
2
15:21
15:29
54
16:23
16:23
12
16:46
天候 1日目:雨のち曇り時々晴れ
2日目:雨のち曇り時々晴れのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
【往路】
<7月21日〜22日>
高速バス(さわやか信州号):バスタ新宿(22:25)→上高地バスターミナル(5:20)
【復路】
河童橋近くのホテルにて宿泊
コース状況/
危険箇所等
■危険なところは無い。さすが北アルプスだけあってよく整備されている。
■長塀尾根は登山道に水たまりが多く、靴が泥だらけになることを覚悟。
その他周辺情報 ■徳沢園では飲料水が確保できる。
予約できる山小屋
蝶ヶ岳ヒュッテ
■上高地バスターミナル
着いたら残念ながら雨。ここで雨具を着る。正面の登山相談所ポストに登山届を投函。
2022年07月22日 05:58撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/22 5:58
■上高地バスターミナル
着いたら残念ながら雨。ここで雨具を着る。正面の登山相談所ポストに登山届を投函。
■河童橋
まだ早いし、こんな天気なので人は疎ら。
2022年07月22日 06:11撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/22 6:11
■河童橋
まだ早いし、こんな天気なので人は疎ら。
■明神館前
あれ?なんだか晴れてきた。ここで雨具を脱ぐ。
2022年07月22日 06:54撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/22 6:54
■明神館前
あれ?なんだか晴れてきた。ここで雨具を脱ぐ。
■徳沢公衆トイレ
有料。ここを過ぎると蝶ヶ岳ヒュッテまでトイレはない。
2022年07月22日 07:58撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/22 7:58
■徳沢公衆トイレ
有料。ここを過ぎると蝶ヶ岳ヒュッテまでトイレはない。
■徳沢キャンプ場の水場
飲料水あり。
2022年07月22日 08:24撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/22 8:24
■徳沢キャンプ場の水場
飲料水あり。
■徳沢園みちくさ食堂
この建物の前から写真の右方向にまっすぐ進むと長塀尾根入口がある。適切に誘導する看板が無くてわかりにくい。
2022年07月22日 08:25撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/22 8:25
■徳沢園みちくさ食堂
この建物の前から写真の右方向にまっすぐ進むと長塀尾根入口がある。適切に誘導する看板が無くてわかりにくい。
■長塀尾根登山道入口
洒落た建物に挟まれるように登山道入口あり。ここで登山届を出すこともできる。
2022年07月22日 08:30撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/22 8:30
■長塀尾根登山道入口
洒落た建物に挟まれるように登山道入口あり。ここで登山届を出すこともできる。
■長塀尾根前半の登り
樹林帯の中を登るが、秩父のような杉林でないが救い。
2022年07月22日 09:01撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/22 9:01
■長塀尾根前半の登り
樹林帯の中を登るが、秩父のような杉林でないが救い。
■チューダイ広場その1
2000mを越えたあたりで道標が地面に落ちている。この辺りがチュウダイ広場らしい。
2022年07月22日 10:08撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/22 10:08
■チューダイ広場その1
2000mを越えたあたりで道標が地面に落ちている。この辺りがチュウダイ広場らしい。
■チューダイ広場その2
登山道の左にちょっと拓けた場所がある。たしかに広場っぽい。ここで少し休憩。
2022年07月22日 10:09撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/22 10:09
■チューダイ広場その2
登山道の左にちょっと拓けた場所がある。たしかに広場っぽい。ここで少し休憩。
■木の階段
階段の踏み板に「n-m」(n,mは自然数)の表記がある。nは階段番号。ここは上から3番目の階段ということらしい。
2022年07月22日 11:41撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/22 11:41
■木の階段
階段の踏み板に「n-m」(n,mは自然数)の表記がある。nは階段番号。ここは上から3番目の階段ということらしい。
■長塀山ピークその1
今日最初の山名表示板。しかし、ここまで来るにもかなり長かった。
2022年07月22日 12:40撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
7/22 12:40
■長塀山ピークその1
今日最初の山名表示板。しかし、ここまで来るにもかなり長かった。
■長塀山ピークその2
ここで大休止。絞れば汗が滴り落ちるタオルを木の枝に干す。ここは三角点もあり。
2022年07月22日 12:41撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
7/22 12:41
■長塀山ピークその2
ここで大休止。絞れば汗が滴り落ちるタオルを木の枝に干す。ここは三角点もあり。
■無名池
長塀山を降り始めてすぐのところから見える池。眺めるだけで通過。この先の尾根筋ではこれくらいの池が散見される。
2022年07月22日 12:50撮影 by  moto g(8) power, motorola
7/22 12:50
■無名池
長塀山を降り始めてすぐのところから見える池。眺めるだけで通過。この先の尾根筋ではこれくらいの池が散見される。
■妖精の池
う〜ん、イメージとなんかちょっと違うなぁ。他のメンバーはここを妖精の池と知らずに通り過ぎるところだった。
2022年07月22日 13:23撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/22 13:23
■妖精の池
う〜ん、イメージとなんかちょっと違うなぁ。他のメンバーはここを妖精の池と知らずに通り過ぎるところだった。
■お花畑
妖精の池を少し進むと、パッと視界が開けた。ついに森林限界を越えたか。お花畑と言うよりはドラクエのバトルフィールドっぽい。
2022年07月22日 13:34撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
2
7/22 13:34
■お花畑
妖精の池を少し進むと、パッと視界が開けた。ついに森林限界を越えたか。お花畑と言うよりはドラクエのバトルフィールドっぽい。
■穂高・槍の峰々
お花畑からさらに高度を上げると穂高・槍の峰々が見えてきた。ちょっと雲がかかっているけど。
2022年07月22日 13:49撮影 by  moto g(8) power, motorola
2
7/22 13:49
■穂高・槍の峰々
お花畑からさらに高度を上げると穂高・槍の峰々が見えてきた。ちょっと雲がかかっているけど。
■常念岳への峰々
視線を北へ転じると、常念岳への峰々が見えてきた。
2022年07月22日 13:53撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
2
7/22 13:53
■常念岳への峰々
視線を北へ転じると、常念岳への峰々が見えてきた。
■蝶ヶ岳山名表示板
ついに蝶ヶ岳の最高点に到着!いや〜長かった。
2022年07月22日 14:02撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
2
7/22 14:02
■蝶ヶ岳山名表示板
ついに蝶ヶ岳の最高点に到着!いや〜長かった。
■蝶ヶ岳ヒュッテ遠景
蝶ヶ岳ピークからは蝶ヶ岳ヒュッテまであと少し。
2022年07月22日 14:08撮影 by  moto g(8) power, motorola
2
7/22 14:08
■蝶ヶ岳ヒュッテ遠景
蝶ヶ岳ピークからは蝶ヶ岳ヒュッテまであと少し。
■蝶ヶ岳ヒュッテ
出発時刻になっても雨交じりの霧といった天候だ。
2022年07月23日 06:00撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
7/23 6:00
■蝶ヶ岳ヒュッテ
出発時刻になっても雨交じりの霧といった天候だ。
■瞑想ノ丘
展望指示版があるものの、残念ながら山々の景色は見えず。
2022年07月23日 06:06撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
7/23 6:06
■瞑想ノ丘
展望指示版があるものの、残念ながら山々の景色は見えず。
■松本方面の眺め
山々の方向は霧が立ち込めているものの、下界はそこそこ晴れているようだ。稜線の高さに雲がかかっている感じか。
2022年07月23日 06:07撮影 by  moto g(8) power, motorola
7/23 6:07
■松本方面の眺め
山々の方向は霧が立ち込めているものの、下界はそこそこ晴れているようだ。稜線の高さに雲がかかっている感じか。
■蝶ヶ岳・蝶槍間分岐
蝶槍ピストンのため、ここに荷物をデポしていく。
2022年07月23日 06:30撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
7/23 6:30
■蝶ヶ岳・蝶槍間分岐
蝶槍ピストンのため、ここに荷物をデポしていく。
■半円の虹
こんな天気だとブロッケンは見えるかなと思ったが、代わりに大きな虹が長時間現われた。
2022年07月23日 06:38撮影 by  moto g(8) power, motorola
2
7/23 6:38
■半円の虹
こんな天気だとブロッケンは見えるかなと思ったが、代わりに大きな虹が長時間現われた。
■蝶ヶ岳方面へ振り返る
晴れそうで晴れないが、虹は綺麗だ。
2022年07月23日 06:39撮影 by  moto g(8) power, motorola
3
7/23 6:39
■蝶ヶ岳方面へ振り返る
晴れそうで晴れないが、虹は綺麗だ。
■雷鳥
こんな天気なので雷鳥出現。かわゆす。もうちょっと蝶槍方向に行ったところでも雷鳥親子がいた。
2022年07月23日 06:47撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
2
7/23 6:47
■雷鳥
こんな天気なので雷鳥出現。かわゆす。もうちょっと蝶槍方向に行ったところでも雷鳥親子がいた。
■蝶ヶ岳三角点
雷鳥ポイントからすぐのところが蝶ヶ岳三角点。ピークとは全然違う場所だがこういうものなのか。
2022年07月23日 06:50撮影 by  moto g(8) power, motorola
7/23 6:50
■蝶ヶ岳三角点
雷鳥ポイントからすぐのところが蝶ヶ岳三角点。ピークとは全然違う場所だがこういうものなのか。
■蝶槍遠景
霧に見え隠れしながら蝶槍が見えた。あと少しだ。
2022年07月23日 06:54撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
7/23 6:54
■蝶槍遠景
霧に見え隠れしながら蝶槍が見えた。あと少しだ。
■蝶槍ピーク山名表示板
ヒュッテまで1.6Kmとある。風が遮られてゆっくりできる。
2022年07月23日 07:02撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
2
7/23 7:02
■蝶槍ピーク山名表示板
ヒュッテまで1.6Kmとある。風が遮られてゆっくりできる。
■蝶槍から常念岳への眺め
雲に見え隠れして、なかなか常念岳を撮ることができなかった。それにしても、常念岳へはガバ下り&ガバ登りでなかなか大変そう。
2022年07月23日 07:05撮影 by  moto g(8) power, motorola
1
7/23 7:05
■蝶槍から常念岳への眺め
雲に見え隠れして、なかなか常念岳を撮ることができなかった。それにしても、常念岳へはガバ下り&ガバ登りでなかなか大変そう。
■蝶ヶ岳・蝶槍間分岐再び
虹写真等を撮りながら分岐まで戻ってきた。残念ながら雲は穂高・槍の峰々にかかったままだ。ここから横尾へ下る。
2022年07月23日 07:23撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/23 7:23
■蝶ヶ岳・蝶槍間分岐再び
虹写真等を撮りながら分岐まで戻ってきた。残念ながら雲は穂高・槍の峰々にかかったままだ。ここから横尾へ下る。
■下り階段
横尾へ下る登山道は長塀尾根に比べるとかなり急峻。段差も大きくこのような階段も多い。
2022年07月23日 08:48撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
7/23 8:48
■下り階段
横尾へ下る登山道は長塀尾根に比べるとかなり急峻。段差も大きくこのような階段も多い。
■第二ベンチ
槍見台まではまだ距離があるのでここで一休み。ここはベンチの数も多く休憩には適したところだ。
2022年07月23日 08:52撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
7/23 8:52
■第二ベンチ
槍見台まではまだ距離があるのでここで一休み。ここはベンチの数も多く休憩には適したところだ。
■槍見台ベンチ
思ったよりもこじんまりした場所だった。そして、肝心の眺めは。。
2022年07月23日 09:41撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/23 9:41
■槍見台ベンチ
思ったよりもこじんまりした場所だった。そして、肝心の眺めは。。
■槍見台からの眺め
残念ながら雲がかかっていて槍は見えなかった。なので、ここでの休憩は取りやめとなった。
2022年07月23日 09:43撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
7/23 9:43
■槍見台からの眺め
残念ながら雲がかかっていて槍は見えなかった。なので、ここでの休憩は取りやめとなった。
■槍沢からの登山道との合流地点
振り返って、道標を撮影。
2022年07月23日 10:18撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
7/23 10:18
■槍沢からの登山道との合流地点
振り返って、道標を撮影。
■横尾へ向かう
長く続いた下りもこれで終わり。やっと、ビール&弁当が実現できる。
2022年07月23日 10:18撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
7/23 10:18
■横尾へ向かう
長く続いた下りもこれで終わり。やっと、ビール&弁当が実現できる。
■横尾大橋
ここからは観光モードだ。
2022年07月23日 11:04撮影 by  moto g(8) power, motorola
2
7/23 11:04
■横尾大橋
ここからは観光モードだ。
■明神橋
右岸ルートから上流を撮る。
2022年07月23日 15:00撮影 by  moto g(8) power, motorola
2
7/23 15:00
■明神橋
右岸ルートから上流を撮る。
■明神池
ここは初めて参拝に来たかも。
2022年07月23日 15:08撮影 by  moto g(8) power, motorola
2
7/23 15:08
■明神池
ここは初めて参拝に来たかも。
■河童橋付近から穂高
蝶ヶ岳稜線でこれくらい晴れていてくれればなぁ。今日は近くのホテルに泊まる。
2022年07月23日 16:39撮影 by  moto g(8) power, motorola
2
7/23 16:39
■河童橋付近から穂高
蝶ヶ岳稜線でこれくらい晴れていてくれればなぁ。今日は近くのホテルに泊まる。

装備

MYアイテム
tomosaito
重量:0.16kg
個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 防寒着 雨具 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ サンダル 着替 お帽子 日焼け止め

感想

恒例行事となった感のあるシパダン山の会夏山登山。今年は「蝶ヶ岳」だ。昨年は大雪渓経由の白馬岳登山でバテバテになるという失態を演じてしまったが、今年はそれなりのトレーニングを積んでの挑戦だ(「挑戦」と言うとちょっと気恥ずかしいが)。

上高地バスターミナルに到着すると残念ながら雨。予報では一時的な悪天候も十分予想していたのでそれほど落胆もしなかったが、雨具を着ての登山は何年ぶりだろう。しかし、幸い徳沢園に着く頃には天候も回復してきた。長塀尾根は雨具なしで登り始めることができて僥倖であった。

ちなみに、長塀尾根登山道の入口は少しだけわかりにくい。徳沢園周辺の道標はどこもメジャーな場所についてしか案内しておらず、長塀山への案内はわずかにしか見られない。長塀尾根が不人気と言われる所以だろうか。徳沢園みちくさ食堂の立派な建物に向かって右の方向へ進めばすぐに登山口は現われる。まあこれは、国土地理院2万5千分の一地図を見れば容易にわかることではあるが。

長塀尾根は噂通り長い尾根だった。しかし、長いだけあって傾斜はそれほど急ではない。尾根沿いの道なので沢沿いの道と異なり、でかい石の段差などが無く、小幅な歩みで淡々と登ることができる。これは無駄な体力消費を抑えられてありがたかった。

樹林帯の中を黙々と登ってやっとこさ長塀山へ到着。ベンチなどもない地味なピークだ。もちろん展望もなし。ここからちょっと行けば森林限界かなくらいに思っていたのだがまったく甘かった。ピークから下るとすぐに眼下に池が見える。ここから先は池塘というほどではないが、小さな池を擁する幅広の尾根筋を進むことになる。したがって、随所にある水たまりと泥をよけながら進まなければならず、これも爽やかな山行を損なう遠因となっていた。

とは言え、地味で見落としてしまいそうな妖精の池を越えてすぐにパッと視界が開けた。足元には高山植物がポツポツ咲いていて、少し上はハイマツ帯になっている。要するに森林限界を越えたらしい。もう少し登ると、穂高から槍に連なる峰々をパノラマのように見ることができた。峰のてっぺんは雲がかかっていて槍の穂先なども見えなかったが、それでも北アルプスらしさ満点だ。今まで苦労した甲斐があったというものだ。

蝶ヶ岳ピークから蝶ヶ岳ヒュッテまではすぐだった。蝶ヶ岳ヒュッテでは残念ながら生ビールは無し。北側のテラスにて穂高・槍の峰々を眺めながら缶ビールで乾杯だ。夕食、朝食はまあ、ちょっとささやかな印象だが白馬山荘よりはよかった気がする。昨年と違って体調は良好でご飯、味噌汁をバッチリおかわりだ。昼食のお弁当はおにぎり2個を基本にシュウマイ、ウィンナ等々でわりといい感じ。

翌朝は雨模様の天気だったが、東側の下界は晴れているので尾根に雲がかかっている感じなのだろう。天気が良ければルンルンの稜線歩きなのだろうが、時々霧が晴れて稜線と雲とほんの少しの青空が入り交じった景色も捨てがたい。横尾への分岐で荷物をデポして蝶槍へピストンした。道中、大きな虹が出たり雷鳥親子が出たりと写真撮影大会となる。

デポしてた分岐からはあっという間に樹林帯に入ってひたすら下る。沢沿いの道が多く、全体的に傾斜は急で段差も大きい。ここを登路にしていたら確実にバテていたと思う。結局、槍見台でも槍を見ることはできずにそそくさと横尾まで降りた。ここからは徳沢園にて温泉旅行組と合流して河童橋まで観光だ。観光となると急に空は晴れてきた。まあ、登山あるあるだ。

今回の山行は懸念されたバテバテ状態に陥ることもなく、なんとか見苦しくなく目的地まで登り切った。最後に足が攣ったものの、これは大汗かけばお約束のようなもので、芍薬甘草湯一発で解決した。また、雨での登りに備えて、今回初めてハイドレーションなるものを使ってみた(ザックカバーかけると水のボトルを取り出しにくいから)。今まで面倒そうなので敬遠していたのだが、ちょっとでも水が飲みたいときに即座に飲むことができるので意外に便利。思ったよりも一気に飲むこともできる。これからの日帰り山行にも携行しようかと思う。とにかく、そんな感じで今回の山行も無事終了。来年はどうしよう?

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