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Yamareco

記録ID: 4549124
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ハイキング
八ヶ岳・蓼科

蓼科山 女乃神茶屋から天祥寺原へ

2014年06月15日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:37
距離
9.0km
登り
882m
下り
896m

コースタイム

日帰り
山行
5:21
休憩
1:16
合計
6:37
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
女乃神茶屋の蓼科山登山口に駐車場があります。
コース状況/
危険箇所等
将軍平から天祥寺原に下る道は、細くて歩きづらく感じました。
駐車場の少し下に、女乃神茶屋と登山口があります。早朝からのスタートで、山頂で朝の澄み切った空気を味わいたいという計画です。
2014年06月15日 05:07撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/15 5:07
駐車場の少し下に、女乃神茶屋と登山口があります。早朝からのスタートで、山頂で朝の澄み切った空気を味わいたいという計画です。
最初は林床が笹に覆われた樹林帯を、緩急繰り返しながら登って行きます。
2014年06月15日 05:18撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/15 5:18
最初は林床が笹に覆われた樹林帯を、緩急繰り返しながら登って行きます。
そして、次第に登山道は苔に覆われたゴーロ状の道に変わっていきました。
2014年06月15日 05:45撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/15 5:45
そして、次第に登山道は苔に覆われたゴーロ状の道に変わっていきました。
登って行くと、だんだん明るい道になり、背後には八子ヶ峰の稜線が見えています。その向こうは中央アルプスでしょうか。
2014年06月15日 06:06撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/15 6:06
登って行くと、だんだん明るい道になり、背後には八子ヶ峰の稜線が見えています。その向こうは中央アルプスでしょうか。
2113.7mの四等三角点のある地点に到着。展望が開けます。
2014年06月15日 06:06撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/15 6:06
2113.7mの四等三角点のある地点に到着。展望が開けます。
このあたりから、ダケカンバの森が広がります。新緑と青空が美しいです。
2014年06月15日 06:14撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/15 6:14
このあたりから、ダケカンバの森が広がります。新緑と青空が美しいです。
これは、その三角点ですね。
2014年06月15日 06:15撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/15 6:15
これは、その三角点ですね。
ダケカンバとシラビソの混じる森の中を緩やかに登っていくと、最後の山頂への急登に変わっていきます。
2014年06月15日 06:35撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/15 6:35
ダケカンバとシラビソの混じる森の中を緩やかに登っていくと、最後の山頂への急登に変わっていきます。
縞枯れ現象も現れてきます。青空と白骨化した木の風景です。
2014年06月15日 07:18撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/15 7:18
縞枯れ現象も現れてきます。青空と白骨化した木の風景です。
このあたり特有の風景ですね。
2014年06月15日 07:19撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/15 7:19
このあたり特有の風景ですね。
そして、山頂直下の岩礫帯に出ます。遮るものはない風景となり、最後の登りです。
2014年06月15日 07:28撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/15 7:28
そして、山頂直下の岩礫帯に出ます。遮るものはない風景となり、最後の登りです。
南八ヶ岳が近くに見えています。
2014年06月15日 07:30撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/15 7:30
南八ヶ岳が近くに見えています。
そして、北横岳が南側にあります。向こうはもちろん南アルプスとかも見えています。いい天気です。
2014年06月15日 07:37撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/15 7:37
そして、北横岳が南側にあります。向こうはもちろん南アルプスとかも見えています。いい天気です。
そして、山頂の一等三角点に到着。
2014年06月15日 07:44撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/15 7:44
そして、山頂の一等三角点に到着。
山名標はもちろんあります。
2014年06月15日 07:44撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/15 7:44
山名標はもちろんあります。
何と言っても、蓼科山の山頂はこの風景ですね。この岩の上を横切って反対側まで歩いていきました。
2014年06月15日 07:44撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/15 7:44
何と言っても、蓼科山の山頂はこの風景ですね。この岩の上を横切って反対側まで歩いていきました。
真ん中にある石祠。前には鳥居もありました。
2014年06月15日 07:47撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/15 7:47
真ん中にある石祠。前には鳥居もありました。
富士山以外、あらゆる山が見えるといった感じの大展望です。日本一展望がいい山なのかもしれません。日本の真ん中にあります。
2014年06月15日 07:52撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/15 7:52
富士山以外、あらゆる山が見えるといった感じの大展望です。日本一展望がいい山なのかもしれません。日本の真ん中にあります。
南八ヶ岳と南アルプスもセットで。
2014年06月15日 08:29撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/15 8:29
南八ヶ岳と南アルプスもセットで。
最後に山頂と、その向こうの御嶽や北アルプスを。
2014年06月15日 08:35撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/15 8:35
最後に山頂と、その向こうの御嶽や北アルプスを。
荒船山はどこからでも目立ちます。
2014年06月15日 08:49撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/15 8:49
荒船山はどこからでも目立ちます。
恐竜の背中は両神山。
さて、下山することにしましょう。
2014年06月15日 08:49撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/15 8:49
恐竜の背中は両神山。
さて、下山することにしましょう。
将軍平まで降りました。蓼科山を振り返ります。登山者で大変賑わっています。
2014年06月15日 09:13撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/15 9:13
将軍平まで降りました。蓼科山を振り返ります。登山者で大変賑わっています。
天祥寺原に向けての下りです。沢状のところを出たり入ったりで、足元はあまりよくありません。正面は北横岳と周辺の山々ですね。
2014年06月15日 09:46撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/15 9:46
天祥寺原に向けての下りです。沢状のところを出たり入ったりで、足元はあまりよくありません。正面は北横岳と周辺の山々ですね。
天祥寺原まで下ってきました。北横岳が立派に見えます。
2014年06月15日 10:08撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/15 10:08
天祥寺原まで下ってきました。北横岳が立派に見えます。
そして、天祥寺原から蓼科山を振り返ります。素晴らしい青空と蓼科山です。
2014年06月15日 10:11撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/15 10:11
そして、天祥寺原から蓼科山を振り返ります。素晴らしい青空と蓼科山です。
青空とカラマツと蓼科山。夏の山ですね。
あとは、沢沿いの樹林の中の道を竜源橋に向けて下っていきました。
2014年06月15日 10:14撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/15 10:14
青空とカラマツと蓼科山。夏の山ですね。
あとは、沢沿いの樹林の中の道を竜源橋に向けて下っていきました。
女乃神茶屋に戻ってきました。素晴らしい天気で、蓼科山を堪能できました。
2014年06月15日 11:44撮影 by  E-500 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/15 11:44
女乃神茶屋に戻ってきました。素晴らしい天気で、蓼科山を堪能できました。
撮影機器:

感想

蓼科山は、蓼科の奥にある独立した火山という印象を持っていましたが、八ヶ岳連峰の一員なんですね。山頂に至る道は、七合目登山口や大河原峠など比較的楽なルートがありますが、せっかくなので伝統的な女乃神茶屋からのルートにして、蓼科温泉〜ビーナスライン間は省略です。朝の空気の澄んだ時間に山頂に立ちたいため、早朝登山開始で計画。登山口に午前1時前に着き仮眠、5時頃準備を整えて出発しました。

蓼科山登山口からスタートすると、密生した笹の間の道を緩やかに登ります。このルートは緩−急−緩−急−緩−急と三回繰り返されるようで、最初の緩は比較的短く、やがて急な登りになりました。このあたりは標高も低く、カラマツと笹の組み合わせです。急登は100m程度で、再び緩やかな部分に入り、やがて笹は低くなり、シラビソなどの苔むした黒い森へと変わっていきました。二度目の急斜面に入り、今度はゴロゴロした岩の積み重なった道になります。あたりが明るくなったので、振り返ると、背後が開けて眼下に八子ヶ峰の平らな山頂部、その向こうに中央アルプスが見えました。そして、上に行くほど周りが開けて、南アルプスや南八ヶ岳の峰々が青空の中朝の光の下で輝いている様子が見えるようになりました。

急斜面を登り詰めたところに四等三角点があり、このあたりからダケカンバが多くなってきて、高い山の雰囲気が出て来ます。最後の緩斜面を進み、木の間から蓼科山の山頂部が時々見えるようになりました。水平な道からだんだん傾斜が出るようになってくると、今度も明確にここから急登という形で斜面が立ち上がります。最後はしっかりと標高差があります。途中から縞枯現象が始まり、白骨化した木々が青空に映え、背後に日本アルプスの山々が眺められるという風景です。縞枯帯を2つ過ぎて、再び暗い林に入り、これを抜けるといよいよ山頂直下の岩礫帯です。岩のガラガラし急斜面は、既に視界を遮るものは無く、北横岳、その背後に南八ヶ岳の山々と南アルプスを見ながら登ります。西側から東側に回りこむと、蓼科山頂ヒュッテの前に出て、これを折り返し、山頂に立ちました。一等三角点がありました。

山頂は、広大な岩礫で埋め尽くされ、中央部が若干窪んだ形になっています。まずは山頂周遊。中央にある祠の前を通り、反対側の方位盤のあるところに行きました。ここは、北アルプスが正面になります。この山頂は中部山岳のすべての山が見えるというくらい展望がいいのでした。蓼科山はその山々の中央にあるということなのです。北アルプス、御嶽、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳、中信高原、妙高火打、浅間から志賀、榛名、妙義、西上州、佐久、奥秩父と続く広大な関東山地。これほど大スターを一望できる山頂は初めてです。富士山が八ヶ岳の影になって見えないというのが、唯一の残念というところでしょう。朝の澄んだ空気の中で、岩の上に落ち着き、山々を眺めるという至福の時間を味わいました。これまで色んな山を登ってきたことが次々と思い起こされて、感激もひとしおです。

下山は将軍平側に下り、天祥寺原経由の道をとります。将軍平への下りは山頂から低木帯を少し下って、樹林帯に入って行きますので、登りの時のような岩礫帯の部分はあまりありません。こちらからファミリーや山ガールたちがどんどん登ってきています。将軍平から天祥寺原へは、樹林帯の中の比較的細い道を下りますが、やがて沢の源頭のような狭いゴーロ上の道を歩くようになります。ちょっと歩きづらい道でした。沢が開け、広いゴーロ状になると、正面に北横岳が大きく見えてきました。脇の樹林帯に入ったり、沢に出たりを繰り返し、最後に笹原の湿地に入ると天祥寺原の一角です。広々とした気持のいい道を歩いて、大河原峠からの道と合流。蓼科山を振り返ると、青空を背景に美しい姿を見せています。あたりのカラマツの新緑と、濃い青空のコントラストが殊のほか美しく、しばらく眺めながら休憩しました。

ビーナスラインまでの下りは、久しぶりに土の歩き易い道。しばらくは笹原の中の水平な道が続き、やがてカラマツの樹林帯に入ります。道が滝ノ湯川から大きく離れると高度を下げ始め、緩急繰り返して下っていきました。林の中ではエゾハルゼミの合唱が聞えていました。最後に未舗装の林道に出て、ほどなくビーナスラインに出ました。少し下に駐車場や登山口の看板があって、行ってみると正しい大河原峠への登山口がありました。どうやら林道に出たあとで、再び山道に入る道があったようでした。最後に女乃神茶屋まで20分ほどの車道歩きで、朝出発した駐車場に到着しました。

天候にも恵まれて、期待以上の素晴らしい山を歩くことができました。そして山頂から眺めた山もまだまだ登っていない所が多く、楽しみも増えた一日でもありました。

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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

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