鷲羽岳 L4 (熊が。。)
- GPS
- 24:34
- 距離
- 40.6km
- 登り
- 2,951m
- 下り
- 2,962m
コースタイム
- 山行
- 9:17
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 10:40
- 山行
- 8:01
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 9:11
天候 | 20220804 土砂降り@新穂高〜三俣山荘 20220805 晴れ@三俣山荘 20220806 晴れのち曇り@三俣山荘〜新穂高 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
土砂降りだと小池新道は小川を歩いている感じ。。 |
その他周辺情報 | 行きも帰りも平湯温泉 |
写真
感想
8月4日①日目
天気予報は午前中雨。小雨の中、車内で準備を始め、朝食を食べ、気持ちがいまいち乗らないかと思ったが、初訪の三俣山荘だからなのか気持ちは前に前に。
新穂高のビジターセンターは24時間いつでも清潔な手洗いを提供してもらえるのでとても助かる。最終確認をしてると雨は本降りになり、この雨じゃ出発しないだろうと、雨足が弱くなるまで30分ぐらい周りのハイカーと雑談し、雨足の様子を見て出発。
こんな雨だといつもやめるレベルだが、日程を短縮し、ルートを変更した北アルプス深部への山行なので、気持ちも足取りも軽い。
わさび平の休憩中もザーザー降り、鏡池までの緩やかな登りを選んだので、スタートの遅れ以外は順調。弓折乗越でも雨、双六小屋が見える辺りでは低い雲が切れ、穂高や進む鷲羽岳も顔を覗かせた。
冷えた身体を温めるため、双六小屋で「あんかけラーメン」を食べ、カッパのズボンを脱いで出発したのだが、視界は良いが、ずーーっと雨、雨、雨、、三俣山荘に着く頃にはカッパもずぶ濡れ。結構疲れた。8時間ほど雨の中って読めたら普段なら一日予定を延ばしたいのが本音。お天気のアンテナもイマイチ良くないのは残念。
三俣山荘はほぼ満員で、その満員の人達みんながずぶ濡れ。ガッカリな気持ちでいっぱいだが、手の込んでるジビエのシカシチューは抜群に美味く、疲れを癒やされた。
天気予報は、翌日午後から『雨』。。
歩き疲れも残る気がしたので、明日の予定は朝決めようと就寝。
8月5日②日目
二段ベットの下だったのもあるが、朝からドタバタ準備する上がうるさく目が覚めた。
時計を見たら、3:00。。隣の女子は小声ではあるが、どーでも良い会話を小声でダラダラ話している。小声でもゆっくり寝たい側からすると耳に付く。
山の行動は朝早く、、それは鉄則だが正義ではないし、消灯中の会話は小声でも控えて欲しい。些細な周りへの気配りは忘れないで欲しい。
と書くが、朝食に起こされる4:45過ぎても布団の中にいた。
外の天気は晴れ。雲はあるが空は青い。三俣山荘に連泊なので、軽装で水晶岳まで行って、高天原で温泉に入る。。ゆっくりぐらいで歩いても夕方までには戻って来られるスケジュールだが、天気予報では午後から崩れる。
下着からカッパまでいまいち乾いてないし、靴は中までずぶ濡れ。。泣
雨が降り出すまでに帰って来られない。どうしょうかと?考えていたら、朝食のお知らせが4:45に来る。みんな一斉に動き出すが、今日の方向を見出せずにゆっくりと布団から出た。
小さな窓から外を見ると予報通り晴れ。。今日の準備はそこそこにして、食堂に行くと一番最後、テーブルには大きなソーセージ。。見た感じとても美味そう〜
説明があり、やはりジビエ。イノシシのソーセージ。
味も野趣溢れる感じがあり美味しい…ただの豚では無く美味しいので、ご飯をおかわりしてしまった。
一番最後に食べ終わり、今日どうするかより先にまずは濡れた一式を片付けとます…と乾燥室で洋服類を確認すると、全て生乾き。
昨日の雨の中をずぶ濡れで歩いた気持ちも上乗せされいまいち気乗りしないので、三俣山荘から晴れていて見える鷲羽岳だけに行き、山小屋でゆるりと一日過ごすことにした。
遅めの7:00に三俣山荘を出発。靴下を2枚履きにしたらズブズブ感が薄れた。シャツも昨日の夜着替えたシャツのままだけど乾いてる。サクッと登って、昼にメスティンでカレーを食べようと楽しいハイキング。
予定していた「ワリモ」「水晶」も晴れていてとても綺麗に見えるが、午後からの天気が読みきれない。出発の時間も遅くしたので高天原でゆっくりお風呂に入れないので気持ちを抑えて鷲羽岳の頂上で足を止め時間を過ごす。
黒部五郎カールまで少し遠いいが、とても綺麗に見える。三俣蓮華も双六も穂高も槍はもちろん。乗鞍も。その先には常念・燕。そして野口五郎も烏帽子も針の木までも。。北アルプスのど真ん中で知ってる山が全部見える。雲が晴れて立山も剱も見えてきた。
『最高』!
先に進めばもっとすごいんだろうが、こんなに景色をゆっくり見たのはいつぶりなのかな?。。
雲の動きも出て来たので、気持ちよく三俣山荘まで下山し、ザック、カッパ、半乾きの衣類を外で干しながらご飯を炊き始めると、うちのような早帰りのパーティーや、荷物をデポして次の行程に進むパーティなどが続々と到着してくる。
今、この時間に三俣山荘にいる人達は、昨日はどこかで雨に打たれた人しかいないので、午後の天気と体調のバランスを見ながら今日はゆるゆるに…みたいな感じの空気感が溢れてる。
カレーの出来上がりでビールを飲み始め、カバンの「三岳」を出してお湯割で200ccを飲み干し、五一ワインの赤フルボトル。。
昨日のうちと同じ新穂高から上がってくるパーティも到着。
昨日より宿泊人数が2/3で少ないようだが、乾いた三俣山荘は、昨日と別の山小屋に感じた。連泊すると山小屋の印象って全く変わる。
空を見ながら衣類を干し、あっという間に夕食の時間に。。夕食はアジフライとヒレカツの二日目食。これにも満足。
両日共に快適なのだが、特に今日の空気感は格別。
あれ?…そう言えば今日は、雨が降らなかった。
この天気なら高天原まで行けたかも…と一日もったいなくも感じだが、とても良い時間を過ごせた。
明日の天気は良さそうなので夕食後は期待しながら乾いた道具を乾いたザックに詰め、初日に登らなかった三俣蓮華岳、双六岳を経由して新穂高までの道のりに夢いっぱいで就寝。
8月6日③日目
3時過ぎに目が覚める。まだ誰も起きてないと外に出ると、早出の人達が何人か外に。
朝ご飯の時間まで、コーヒーを入れてと思ったが、昨日飲み切ってしまったのは酒だけではなかった。
いつもならここでリーサル・ウェポンの紅茶が出てくるのだが、バッキングし忘れてるので朝から泣く。。
昨日と同じ朝食を済ませて直ぐに出発。三俣蓮華岳には雲がかかっている。朝を食べずに軽装で登頂したパーティとすれ違うが、結構ガッカリしている。。
昨日、どこも外した天気予報では9:00前から晴れ。それを信じて山頂に到着するがやはり雲の中。。最後にここから見たかった鷲羽岳にも会えずと思ったら、いきなり晴れて来た。
黒部五郎だけは雲の中だったが、昨日の朝のようにどんどん晴れて来た。
帰りの時間を計算しながら、ゆっくり双六に向かう。
70ℓ以上担いだ先輩や山女よりもゆっくりとしたペースで進む。
こんなに気持ちが良いんだからそんな簡単に下りたくない。ゆっくりゆっくり。。
三俣山荘を5:15に出発したのに双六岳で時計を見ると8:00…どんなゆっくりなペースなのかと笑ってるが、当日が同じルートのパーティもそう言えば昨日昼からワインしてたし。そんな話をしたら、下山後の「平湯温泉」も一緒。。まぁゆるりと下りましょうになった。
双六小屋には寄らずに鏡平まで頑張って行動食。そして下山と決め足を進める。
鏡平を過ぎた辺りで「旧大ノマ分岐で熊が出てる…」と注意喚起してくれる登山者が何人か出てきた。
そしてその時がやって来た。
『旧大ノマ分岐』から50mぐらいところまで来ると、「カメラを持った青年」が、15m先から『熊がいます…』という。。
※※※ ここから時系列 ※※※
オレ:
ああ、聞いてるよ〜〜(まだ下る)
カメラを持った青年:
そこです!
オレ:
どこ??(草むら7m先がワサワサしてる。)
カメラを持った青年:
。。。(けっこうビビッてる)
オレ:
ああああぁぁぁ。。。(熊がオレの足を進めたい方向にドンドン向かって来る(5m)
↓
これはやばい。。と、熊の前3mぐらいををサッサッとすり抜ける…
(もう後ずさりなんかじゃなく、、サッサッと。)
青年の位置まで逃げて、取り急ぎ🐻とにらみ合う。。
カメラを持った青年:
凄いっすね。。(マヂ、ビビッてる)
オレ:
あんなに近いなら早く言えよ❗。。。
カメラを持った青年:
まさかこっちに来ると思わなかったんで…www
wwwじゃね〜〜よ!とオレは思ったが、
熊:
...(顔を上げて微笑む😊)その後📷パシャ。。
こんな感じの遭遇で、すり抜けた時、持っていたトレッキングポール(120cm)が届く一歩手前位だっだので、熊まで3mはあった。
熊の大きさは「1m位」で、単独。遭遇の1時間前から近辺をウロウロしていた親離れした熊って感じです。
印象は、人馴れしてる感じにも感じましたからこの熊には『熊鈴の効果なし』じゃないのかな??
この一匹の熊より、2~30人の人間が翻弄。。。って、山の中ですからね皆さん。。
全くビビッていないオレもどうかと思いますが。。
それと熊鈴について書いたのはこのケースについてです。
北海道の山奥で釣りをする時は鈴を付けてますが、それ以外、普段の山行では付けてません。装備についてはここの判断と思ってます。
その後は登る登山者に「注意喚起」しながらわさび平へ。。大好物のトマトを頬張り駐車場まで。。。
来月予定の槍前にもう一度槍に来ないと。。
そう思いながら帰宅しました。
鷲羽岳お疲れ様でした。
私はテン泊予定ですが、天気と相談し14日に三俣山荘を予定しています^^
今朝新穂高温泉を出発する際小雨が降っていましたが、晴れ予報だったのでなんとかモチベーション保って登りました。 雨の日はホント辛いですよね。 お二人だから雨でも楽しい!? 羨ましいです^^
クマ情報もありがとうございます😌
気をつけて行ってきます!
コメントありがとうございます。見落としていました。。すみません。
鷲羽はの天候残念でしたね。
秋に三股を再訪したいと思っていましたが、9月17日に友人と槍ヶ岳・10月9日に五竜岳/唐松岳などのスケジュールが入っているので、もう一度の北アルプスはちょっと無理そうです。来年は、裏銀座にして三股を再訪しようと考えています。
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