餓鬼岳・燕岳(白沢登山口〜中房温泉)


- GPS
- 21:36
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 2,724m
- 下り
- 2,253m
コースタイム
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 2:47
- 合計
- 10:09
- 山行
- 9:25
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 10:28
天候 | 11日:曇り後快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー 自家用車
(復路)中房温泉からバスで穂高駅(1500円)、JRで信濃常盤駅8(240円)、タクシーで白沢登山口(2840円・車回収) |
コース状況/ 危険箇所等 |
<白沢登山口⇒最終水場> ・前半の沢歩き(最終水場迄)はワイルドな歩き。 ・沢をへつったトラバースや滑りやすい(実際はそうでもないが、そう見える)細い木橋などが連続しアスレッチック気分が楽しめる。 ・しかし最低限(?)の安全対策(鎖・ロープ、ハシゴ等)は施されているので、慎重に行けば危険を感じる場面は無い。 ・ここを下るのは更に要注意と感じた。 ・最終水場は冷たい沢水が潤沢に流れており、美味い。 <⇒餓鬼岳> ・最終水場からは沢を離れ急登になる。 ・大凪山まで500m特に急登でジグザグの頑張り所と感じた。 ・その先で緩斜面になるが、最後300mの登りをがんばれば小屋に飛び出る。 ・山頂は小屋の裏から10分程。 ・テン場は小屋から燕方面に徒歩1,2分の鞍部。 <⇒東沢乗越> ・「剣ズリ」と呼ばれるトンガリ岩の前後は足場の狭い岩場歩きなので要注意。 ・剣ズリそのものは巻いているが、前後の足場やハシゴに要注意。 ・危険を感じる場面は無いが慎重に。 ・東沢岳までは登山ルートのアップダウン。 ・東沢岳から先も岩場の細かいアップダウンが続くので要注意。 ・標識から約200m降下し東沢乗越。この辺は笹などがルートに出ているので、当日のように雨だとカッパ上下がベターかも。 ・私のように餓鬼岳から南行なら朝の元気な時間帯だが、中房温泉・燕方面からの北行だと後半の疲れた脚にはキツイと来られた方々とも仰っていた。 <⇒燕岳⇒中房温泉> ・東沢乗越の対岸のピンテを進むが方向転換時に短いが一部藪漕ぎがあるのでルートミスに要注意。 ・約400m登って稜線だがそこそこ急登なので頑張り所。 ・北燕岳手前の稜線から少し岩場チックになる。 ・少し下ってお花畑。 ・その先が北燕岳。ルートから往復2,3分なのでお勧め。 ・その先は砂浜のような区間で燕岳。山頂はガスで強風のため写真だけで撤退したが、晴れれば絶景と思われます。 ・燕山荘はお多数の人出。こんな天気でも人気なコースだと改めて認識。 ・中房温泉までも歩く人が多い。今まで歩いた北アルプスで1番ではないか、と思うくらい高尾山の風情がある。あか抜けた格好の山ガールが多いのも特徴と感じた。 ・中房温泉のいいお湯で汗を流してさっぱり。 |
その他周辺情報 | <中房温泉> 下山後、横の中房温泉の源泉掛流しのいいお湯で汗を流した。 JAF割引750円。 https://nakabusa.com/ 日帰りは1つのお湯しか開放していないが、宿泊すれば14の風呂が楽しめるという。いずれ宿泊してみたい。 |
写真
感想
お盆の飛石4連休で餓鬼岳・燕岳〜大天井・西岳・槍を計画しましたが、想定外の台風8号のため燕岳から中房温泉へ下る短縮2日プランで歩いてきました。
餓鬼岳は白沢登山口から登ります。レコ情報を仕入ていたとおりワイルドな歩きが楽しめるコースと感じました。特に最終水場までの白沢沿いが、沢をへつった細いトラバースや滑りやすい木橋などなどアスレチックが楽しめると思いました。危なそうな区間には鎖やロープが完備されているので慎重に行けば危険を感じる場面はありません。ただ先日のペテガリから日が経ってないので私は脚が上がり辛く重かったです。
最終水場からは沢を離れ急登開始。沢の気遣いが無くなった代わりに急登でキツイ区間です。
集中して呼吸を整えて足を出せば、不調な脚も次第に回復して、エンジンがやっとかかりだした感じ。
最後300mのジグザグを登って小屋へ突如到着します。
チェックインし小屋から歩1,2分のテン場へ一番乗り。
ペグの刺さり易い一番東側に張らせてもらいました。他の場所も今宵は6張でほぼ一杯(詰めればもっと行けるがコロナで予約制限中)。
テント張って餓鬼岳山頂へ。
この頃からガスが取れ360度の大絶景。隣の唐沢岳の奥には右から針ノ木岳、剱岳、立山、三ッ岳、野口五郎、鷲羽、双六、槍(穂先)などなど。快晴の日に登れたことに感謝します。
その先20分程の展望台まで足を伸ばします。
唐沢岳のトンガリが目の前。立山や剱も幾分近くなった気がしました。
砂地にはコマクサも咲いています。
さて、周囲の絶景を堪能したら戻ります。
小屋で登りに出会った方に展望台は360度の絶景だとお話したら、3名で行ってこられ、喜ばれました。
15時から夕食にかかりアルコールタイムの後17時過ぎに就寝。朝3時迄何度か目覚めながらも熟睡できました。
さて翌朝。
4時半からヘッ電歩き。
剣ズリ手前で日出。計算通りです。
剣ズリ前後は細い岩場やルートが連続するので気を抜けません。
とはいえ慎重に行けば危険を感じる場面はありません。
剣ズリ自体は巻いて進みます。
名物の一本木橋の90度を進みますが、写真で見ているより凶悪さは少ないと感じました。
ハシゴが何本か出てきますが、こちらからだと下りなので楽なものです。
その先で一旦林道のアップダウンになりますが、東沢岳まで思った以上に長い。
しかも東沢岳から東沢乗越までまたも岩場のアップダウンが続きます
この辺から少し雨なのでカッパ上下を着こみます。
東沢乗越まで最後200m笹を少し漕ぎながら下りますが、笹の露でカッパはずぶ濡れ。
東沢乗越から先は対岸のピンテを辿りますが、ジグザグに鋭角右に折れる際にルートロスしやすいと感じました。
その先は、短いですが背丈の深い藪漕ぎ。
その先の急登にあえぎながら登ると少し緩斜面になり、砂地ルートをしばらく登ると稜線に到着。
この辺はチングルマなどの花が沢山咲いています。
ここでテン場で同じだった3名も到着。松本からの30台男性2名と、30前後の長野の単独女性1名。女性は西岳まで足を伸ばす予定だったが悪天のため中房温泉へ皆と同じく下ることにしたそうです。
その先で砂地歩きが増えて北燕岳の手前の岩場。一旦下ってお花畑のあと北燕岳。ルートから往復2,3分なので是非寄られることお勧めします。(と言っても当日はガスのため眺望ゼロでしたが)
その先数分で燕岳。手前から時折ガスが切れ山頂が見えてきます。
山頂には多数の人出。
見慣れた山頂標識の石柱が岩に埋められています。
視界はあまりよくありませんが、今回の最高点に立てた喜びを感じる達成感のある瞬間でした。
餓鬼岳からの3名もほぼ同時に到着。
燕山荘まで一旦下って最後少し登り返します。
燕山荘はこんなガスでも多数の人出。
燕岳の雄姿もガスの合間に何度もクッキリ現れます。
少し休憩の後、先ほどの3名と別れて中房温泉まで下山します。
ここはどこ?というくらいの人出です。
山雑誌から抜け出してきたような垢抜けた山ガールが多いのも特徴と感じました。
このうち何割が化粧っけの少ない筋金入り山ガールに成長するのだろう?
カップル登山も多いです。ひっきりなしに登下行の方々が往来。13時過ぎでも登りの方多数。ほんと人気のコースだなと思いました。
中房温泉のいいお湯で汗を流し、バス等にて車を回収し帰還しました。
飛石4連休は残念ながら2日に短縮になりましたが、歩きたかったコースを歩けて満足な山行でした。
今頃になって恐縮ですが、相変わらずワイルドな山行で、思わずコメント入れさせてもらいました😁
燕岳から見た北燕岳だけでもなかなかの感じでしたが、かなりアドベンチャーなコースですね。
楽しそうですが、自分には相当ハードル高いので、誰かに行ってもらいますか!
燕山荘からの合戦尾根の話、まったく同感です!あそこだけなんであんな小綺麗な山ガール風がいっぱいいるんですかねー⁇
誰かが動員かけてるのかなぁー 笑
今更ながらですが、お疲れ様でした😅
白沢から餓鬼岳はワイルドですが危険を感じる場面はなく、またその先、東沢岳までは剣ズリからアップダウンはあるものの、公園のジャングルジムを登って降りれれば問題無く通過できるレベルと思います。機会があれば是非(息子さんと?)チャレンジされてみてください。変化のある面白いコースと思いますヨ
bobechanさんが、先日燕岳やイルカ岩に行かれてたので、私も新鮮に拝見していました。
燕岳へのランドネ風の山ガールはちょっと不思議な感じでしたが、山好きになるプロセス(初めの)なのかな?
と驚きつつもオジサンは山好きが増えるのは大歓迎
と思っていました
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