秋田駒ヶ岳 初めての東北の山旅3座目

2022年08月14日(日) [日帰り]

• GPS: 04:06
• 距離: 6.5km
• 登り: 428m
• 下り: 420m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:33
• 休憩: 0:28
• 合計: 4:01

8:16 駒ヶ岳八合目小屋
8:24 8:25 旧日窒硫黄鉱山跡
9:03 9:03 片倉岳
9:35 9:36 阿弥陀池
10:04 10:14 秋田駒ヶ岳
10:30 10:33 阿弥陀池避難小屋
10:39 10:39 阿弥陀池
10:43 10:49 男岳鞍部
10:52 10:53 阿弥陀池
11:02 11:03 阿弥陀池避難小屋
11:15 11:16 横岳分岐
11:20 11:22 横岳
11:35 11:36 焼森
11:38 11:39 焼森分岐
12:17 駒ヶ岳八合目小屋

天候

晴れ＆曇り

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

一日空けて、東北の山旅3座目のこの日、今度は東北南部がかなり天候が悪く、台風も来ており、東北でも北部の方がまだマシと予測しました。
昼過ぎ目処で回り終える様に朝一番のバスを目指し、朝の4時に起きて、宮城県から岩手県経由で、秋田県の秋田駒ヶ岳へとやって来ました。

秋田駒ヶ岳への道路は、マイカー乗り入れ規制があるので、アルパこまくさの無料駐車場に駐車し、バスに乗り換えて八合目からの登山となります。
バス料金は、ペイペイが使えました。

八合目停留所には避難小屋があり、売店やトイレ、目の前に水場もありました。

コース状況／危険箇所等

登山道は良く整備されています。
2座目と同じく、ヤマレコの地図はダウンロードしましたが、直前に決めたため、細かい情報は未確認です。

男岳と横岳の鞍部から高山植物で有名な、駒池周辺の通称ムーミン谷へと真っ直ぐ下る登山道は、とても急傾斜だったので、今回は見送りました。
男岳の方から五百羅漢など回って行けば、そこまで急傾斜では無いそうです。

息子は我々のペースが遅すぎるので、今日は同じ登山口から別行動、倍くらいのペースでムーミン谷とかあちこち回っていました。

その他周辺情報

下山後、有名な乳頭温泉の鶴の湯に入りました。

その後、田沢湖に寄り、田沢湖の表現出来ないほどブルーのきれいな湖の色に魅了されました。

さらに岩手、盛岡経由で帰るため、盛岡冷麺も食べて帰ります。
ぴょんぴょん舎さん　本店で焼肉と、冷麺を頂きましたが、以前に通販で取り寄せて食べた冷麺と違い、麺も透明で独特の喉ごし、牛骨ベースのスープとマッチして、とても美味しかったです。

写真

8/14 7:25

アルパこまくさからバスに乗り換えて八合目を目指します。

8/14 7:27

駐車場からは、田沢湖が望めました。

8/14 8:09

秋田駒ヶ岳の八合目まで来ました。
避難小屋があり、売店と、トイレもあります。
ちなみにバス料金は、ペイペイ使えます。

8/14 8:15

登山口に湧き水が湧いています。
下山後に優しい靴洗い場もあります。

8/14 8:16

いよいよ登ります。

8/14 8:18

この辺りを登り慣れた感じのお兄さんたちが、ダブル熊鈴で、かなり大きな音を立てて追い越して行きました。
本気の熊よけは、このくらいでないとダメだと、今更ながら認識しました。

8/14 8:21

ウメバチソウ（梅鉢草）

8/14 8:24

アカモノの実が鮮やかです。

8/14 8:25

このまま青空をキープして欲しいものです。

8/14 8:28

8/14 8:30

ヤマハハコ（山母子）

8/14 8:34

ノコンギク（野紺菊）

8/14 8:35

ノリウツギ
ヤマアジサイだと思って撮りませんでしたが、青い花がありました。
後で調べたところエゾアジサイだったようで、いつもの様に何でも撮っとけば良かったと後悔です。

8/14 8:35

8/14 8:35

カタツムリの殻の模様を巻く様にクルリと回りながら高度を上げて行く感じです。

8/14 8:36

8/14 8:43

手前のシシウドの様な植物はエゾニュウだそうです。

8/14 8:44

8/14 8:44

8/14 8:45

8/14 8:45

8/14 8:47

8/14 8:48

モミジカラマツ（紅葉唐松）

8/14 8:48

ユキノシタか、ダイモンジソウの仲間でしょうか？
ちょっとピンクで、花びらもなんか可愛いですね。

8/14 8:51

だんだんとガスが出て来ました。

8/14 8:51

ハクサンシャジン（白山沙参）の花と実。

8/14 8:52

珍しいシロバナヨツバシオガマかな？と思いましたが、エゾシオガマ（蝦夷塩釜）の様です。

8/14 8:53

ここまで来てガスガスです。

8/14 8:53

8/14 8:55

8/14 9:01

ミヤマアキノキリンソウ（深山秋の麒麟草）

8/14 9:01

こちらが可愛いくるりんぱの花　ミヤマホツツジ（深山穂躑躅）

8/14 9:03

8/14 9:08

8/14 9:10

うっすらと頂上が見えないこともない感じですね。

8/14 9:11

小動物の仕業かな？と思いましたが、ホシガラスなんだそうです。
散らかっているのは、ハイマツの球果で、中の実（種子）を取った後だそうです。
この実を喉に入れて巣の近くまで戻り、貯食しておくそうです。（子育てに備える技なんだとか）

8/14 9:14

8/14 9:17

見えそうで見えない。😂

8/14 9:22

オヤマソバ（御山蕎麦）

8/14 9:27

8/14 9:28

ミヤマセンキュウ（深山川芎）

8/14 9:30

エゾオヤマリンドウ（蝦夷御山竜胆）

8/14 9:30

ガスで幻想的な感じになっています。

8/14 9:31

8/14 9:32

8/14 9:32

8/14 9:33

阿弥陀池が見えて来ました。

8/14 9:34

左が最高峰の男女岳（おなめだけ）1637m
右中が横岳1583m　右が男岳（おだけ）1623m

8/14 9:41

8/14 9:50

最近まで咲いていた感じのミヤマダイコンソウ（深山大根草）

8/14 9:51

花は終わっていますが、エゾツツジ（蝦夷躑躅）の回りにチングルマ（稚児車）。

8/14 9:51

ミヤマリンドウ（深山竜胆）

8/14 9:53

ここから秋田駒ヶ岳の最高峰　男女岳へと登ります。
登り初めのところに凄い数のタカネスミレの葉が見られました。
花が咲いていたら凄いだろうなと思いました。

8/14 9:55

ヤマハハコやハクサンシャジンが咲いていました。

8/14 9:55

花が終わったイワカガミ

8/14 9:57

再びハクサンシャジン

8/14 9:57

8/14 9:58

ウゴアザミ（羽後薊）？

8/14 10:04

8/14 10:04

8/14 10:05

8/14 10:10

8/14 10:15

シロバナトウウチソウ（白花唐打草）

8/14 10:16

8/14 10:21

8/14 10:28

阿弥陀池小屋です。

8/14 10:32

となりにトイレもあります。

8/14 10:35

霧に煙る阿弥陀池。

8/14 10:38

8/14 10:39

男岳方面への登山道。

8/14 10:40

登ります。

8/14 10:43

8/14 10:44

あまり遅くなると雨に降られる可能性が高くなるので、見通しも悪いし男岳は諦めます。

8/14 10:45

ムーミン谷へと下る道はかなりな急傾斜、男岳から五百羅漢など経由すればもう少しゆるいそうですが、下山が遅くなるので、やはり今回はもう戻ります。

8/14 10:46

ヨーロッパかイングランドの様な景色です。（行ったこと無いけど😄）

8/14 10:46

左が男岳、見えませんが真ん中が男女岳、右が横岳方面です。

8/14 10:47

8/14 10:52

8/14 10:55

男岳の方に青空が現れました。

8/14 10:58

男女岳です。

8/14 11:03

8/14 11:04

飲めるのか？沸かして使うのか？
ウメバチソウが可愛いですね。

8/14 11:14

ボルヴィックのCMの様な火口のある山が小岳、その右の山頂から薄く湯気（地熱噴気）がたなびいているのが、女岳の様です。

8/14 11:15

やはり火山、カルデラですね。

8/14 11:16

最近あまり見ないボルヴィックのCMですが、この小岳、阿蘇山の米塚の様にも見えますね。

8/14 11:17

この真ん中辺りも湿原　浄土平と言うそうです。
シーズンには高山植物が楽しめそうですね。

8/14 11:20

ダイナミックに雲が変化します。

8/14 11:21

最高峰　男女岳がきれいに見える様になりました。

8/14 11:21

横岳にやって来ました。

8/14 11:22

やはり雲で微妙に見えません。

8/14 11:25

ちょっとプチ藪漕ぎです。

8/14 11:30

チングルマ　まだ綿毛があまり出ていないので、割と最近まで花が咲いていた感じですね。

8/14 11:31

8/14 11:33

阿弥陀池、男女岳、男岳が今になってクリアに見えます。😂

8/14 11:33

この感じ、花は終わっているのが大半でしたがコマクサがあちこちに見られました。

8/14 11:33

ギリ残っていたコマクサの花と、タカネスミレの葉です。

8/14 11:34

イワブクロ（岩袋）花は終わりに近いですが、初めてみました。
北海道から東北地方の高山帯に咲く花ですね。

8/14 11:34

8/14 11:37

焼森　1551mに到着です。

8/14 11:37

小岩井農場方面の様です。

8/14 11:37

雲に隠れていますが、頂きがほんの少し見えている山は、たぶん岩手山だと思います。

8/14 11:38

8/14 11:40

タカネスミレの葉と、オヤマソバなどが見られます。

8/14 11:42

オヤマソバの花がこちらでも見られました。

8/14 11:42

素敵な山々の景色に見とれます。
八幡平の方面のハズなんですけど・・・分かりません。

8/14 11:42

8/14 11:43

おびただしいと言って良いくらいのタカネスミレ、黄色のスミレの花が咲き乱れると凄いでしょうね。

8/14 11:50

下ります。

8/14 11:50

笹の中を歩く感じです。

8/14 11:54

ダイモンジソウが咲いていました。

8/14 11:55

熊鈴は鳴らしていますが、笹の中に隠れるように下っていると、いつもの金剛山なんかと違って、熊が怖いなとちょっと思いました。

8/14 11:55

沢まで下り、今度は、ヤマブキショウマ（山吹升麻）の道を登ります。

8/14 11:59

登り切ると緩やかな下りになりました。

8/14 12:00

ゴマナ（胡麻菜）が咲いていました。

8/14 12:00

名残惜しいですが見納めですね。

8/14 12:09

堆積している火山灰の層が見える感じです。

8/14 12:12

もう少しで八合目の登山口です。

8/14 12:16

ここに出る直前の木道に、苦手な爬虫類のヤツ　赤黒いヤマカガシがのんびりひなたぼっこをしていました。😂
おとなしいので、怖さで言えば、熊とは比べものにはなりませんけどね。😄

8/14 12:21

8/14 12:25

水場で靴とストックを洗って避難小屋に入ります。

8/14 12:35

壁に貼ってあるバス時刻表の手書き感が、味があって良いですね。

8/14 12:36

避難小屋の中は20℃、売店で、表の湧き水で淹れてくれる珈琲も頂けます。500円か550円くらいで、ドリップごと持って来てくれていました。
私は記念に秋田駒ヶ岳のバッチを購入しました。

8/14 13:37

バスを降りてから、車でさらに山の中へ・・・乳頭温泉の鶴の湯さんに入りました。

8/14 13:38

時代劇に出て来そうなとても良い雰囲気です。

8/14 13:39

8/14 13:40

缶ビール500cc530円はこんな山の中ではお得では？
秘湯ビールにもそそられます〜♪😄

8/14 13:41

8/14 14:12

中は写せませんが、乳白色の気持ちの良い温泉です。
ただ、思っている様な洗い場はありません。（一応キ〜ンと冷たい水が出るところに固形の石けんはあります。）
蔵王温泉はそれもありませんでしたが、この辺りの温泉は、基本、温泉そのものに浸かることが目的って感じですね。

8/14 14:17

これまた味のある休憩所で、アイスクリームを頂きます。

8/14 14:19

濃厚で美味しい〜♪

8/14 14:58

初めての東北、初めての秋田なので、見えていた田沢湖にも来ました。

8/14 15:01

なんとも言えない美しいブルーの湖ですね。
良く見るとウグイがいっぱいいます。

8/14 15:06

たつこ像のある方は混んでいるそうなので、こちら御座石神社さんの方に来ました。
併せて御朱印も頂きました。
一番基本的なのにしましたが、田沢湖にふさわしい綺麗なブルーの御朱印も頂けます。（コロナなので書き置きに日付を入れてくれます。）

8/14 15:10

8/14 16:35

さらに盛岡経由で宮城に帰るので、盛岡冷麺も頂きます。
ぴょんぴょん舎さん　元々焼肉屋さんなので、焼肉も頂きます。
焼肉は三人で三種類頼みましたが、息子が均等？に分けました。😄

8/14 16:36

息子は西瓜が食べられないので、ここに入っています。
デフォルトは一個です。
辛さは、中辛、特辛、激辛もありますが、初めから入れていない別辛にして、自分で調整します。

帰りには、途中豪雨に遭いました。
パーキングに止まろうかと思うくらいの凄い雨でしたが、なんとか抜けて、無事息子の住まいまで帰りました。

撮影機器：

iPhone XS 64GB SIMフリー Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） 携帯 サングラス タオル ストック カメラ

感想

ＹＡすべエ

この日は気象情報から東北北部を昼過ぎくらいまでに回れば雨には遭いそうに無い感じなので、標高1637mでサクッと回れそうな秋田駒ヶ岳へやって来ました。

日本二百名山、日本花の百名山、秋田百名山で、秋田駒ヶ岳の最高峰である男女岳は、秋田県の最高峰でもあります。

200種ほどもあると言う高山植物の宝庫とも言える山です。
残念ながら、そんな高山植物にはちょっと遅かったのですが、まさに山あり、谷あり、湿原ありで、帰りには横岳の辺りから晴れて、歩いた付近がジオラマの様に見えました。

また、植生はホームグランドの近畿地方とはもちろんですが、北アルプスよりも北なので、今まで見た事のないもの、また、同じ様に見えて、エゾが頭に付く、ちょっと違う植物が見られて嬉しかったです。

途中からガスが出たり、ちょっと抜けたりで、幻想的な雰囲気も味わえ、晴れると広々と雄大な景色も見られて、標高以上に色々楽しめて、とても充実感のある山行となりました。