烏帽子岳・野口五郎岳



- GPS
- 13:00
- 距離
- 27.0km
- 登り
- 2,240m
- 下り
- 2,452m
コースタイム
- 山行
- 11:33
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 12:55
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
七倉から高瀬ダムはタクシー |
コース状況/ 危険箇所等 |
問題なし |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
感想
お盆休みは北岳から縦走する予定だったのが小屋予約取れなかったり、台風出てきたり天気予報急変したりで、急遽友達と北アルプスに行くことに。前日夜移動中も天気が変わったりして、本当はテント泊で烏帽子→船窪周回予定だったのが今回の山行になった。
2時過ぎに七倉に到着すると駐車スペースはほぼ埋まっているような状態。少し仮眠して翌朝は高瀬ダムへのタクシーの行列ができていた。高瀬ダム到着するといきなりの雨…登山口に着いたらもう降ることもなさそうだったけど、稜線でどうなるのかは不安だった。
ブナ立尾根は北アルプス三大急登らしく、キツい登りが数時間。友達に荷物持ってもらったり頻繁に休んだりしながらなんとか小屋まで到着。きつかったけど思ったより登りやすい道だった。登ってる途中は船窪や針ノ木方面以外はそんなに眺めがなかったけど、小屋でようやく絶景!曇り空を覚悟してたから予想以上の青空ですっかりテンション上がってしまった。それからはずーっと最高の稜線歩き。烏帽子岳に向かえば、立山からの憧れの五色ヶ原の台地が見えたり、船窪岳への切れ落ちた稜線や針ノ木とか絶景すぎて、友達とまたもやヤバいしか言えなくなってた。ニセ烏帽子岳と、山頂直下のちょっとした鎖場を登って烏帽子岳へ。
三大急登を登って烏帽子岳往復し、小屋に帰ってきた頃にはお疲れ気味に。この後野口五郎岳に行けるかわからなかったし友達に着いていける気もしなかったし、ここで友達に先に行ってもらうことに。僕も野口五郎岳行きたかったから、とりあえず小屋でアルファ米のカレーピラフを食べて、飲み物飲んでひと休み。おかげで三ッ岳に登る頃には三大急登の疲れもなくなって快適に歩けた。
小屋と三ッ岳の標高差は300で、野口五郎岳への道の中では一番キツい。目の前の三ッ岳の存在感もすごかったし。でも途中の道がずっと展望マーク状態だし、歩くほど見える山が変わってきて、東鎌尾根の先に槍が見え始めたり興奮しっぱなしだった。肝心の野口五郎岳は直前までなかなか姿を見せなくて小屋も見えなかった。直前でようやく見えた野口五郎岳はどっしりしていて、最初鷲羽?かと思うような存在感があった。小屋からの登りでやっと友達とすれ違い、僕は山頂へ。山頂はものすごい強風だったけど、眺めもものすごかった。槍方面は大迫力!赤牛岳、鷲羽岳、水晶岳、ワリモに鷲羽岳、三俣蓮華岳と双六岳の向こうに笠ヶ岳、西鎌尾根から槍ヶ岳とかここだけでも泣けるのに、東鎌尾根もはっきり見えるし、反対側は立山に雲で見えなかったけど五竜岳方面とか、まさに最高の眺めだった。
小屋に下りていくとなぜか友達が道の途中で待っていて、どうやら山岳救助の人がすごく心配しているらしい。烏帽子小屋で別れた時、結構疲れてて野口五郎岳も行けるかはっきりしなかった状態しか友達は見てないなと気付いた。そんな感じで山岳救助の人と高瀬ダムから日帰りで烏帽子岳、相方はおつかれでここまで来たとか話したから心配したみたい。ごはんちゃんと食べてすっかり回復してることをまずは友達に話し、急いで山岳救助の人の誤解を解きに行く。足がつった時用のサプリいただいたり少し休んでから、お礼を伝え烏帽子小屋へ引き返す。今までどちらかというと行動食でエネルギーをまかなおうとしてたけど、ちゃんと食べないと動くものも動かないんだなとこの時痛感した。実際ごはん食べた烏帽子小屋以降は快適でそれほど疲れを感じなかったし。それに必要な分しっかり食べないことで一緒に行く人や周りの人にまで心配かけてしまうので、いろいろ勉強になった。
烏帽子小屋への帰り道も相変わらず絶景で、さらにどんどん雲が取れていった。結局五竜方面以外は快晴状態で、最高の山の日に🥹烏帽子小屋で少し休んだらあとはブナ立尾根をひたすら下って下山。この尾根は登りよりも下りの方が急登を実感して、下りづらい道が続いて歩きにくかった。ダムまで下りて砂浜みたいな道にようやく戻ってきて稜線を見上げると、今日一日であの稜線を歩いて野口五郎岳まで行ってたなんて…となんとも不思議な感覚に。泊まりで行ってたのかなと時間感覚もわからなくなったけど、とにかく達成感は半端なかった。7時までいるという通常のタクシーは1人1200円くらいだったので、高瀬ダムから七倉までは歩きで向かう。途中のトンネルは明かりないところもあって、1人だと怖かったかも。長い山の神トンネルを抜けてようやく駐車場到着して終了。
二転三転しまくって、テント泊で準備した上で直前で日帰りに変更、かつてない標高差と距離で歩き通せるかという日だったけど、思った以上の最高の眺めと最高の北アルプス日和、ごはん食べれば意外と歩けることもわかって、しばらく余韻が残りそうな最高の日になった。来年あたり、燕から表銀座通って、東と西の鎌尾根を通り双六へ抜けて裏銀座まで歩きたいなぁ。
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