【池ノ沢池】広河内岳〜池ノ沢池〜大籠岳西尾根(仮)〜笹山
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 14:13
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 2,735m
- 下り
- 2,763m
コースタイム
- 山行
- 6:52
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 7:12
天候 | ◎1日目→曇りのち雨 ◎2日目→晴れのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◎大籠岳西尾根(仮) 池ノ沢池から100mほど登った地点から取り付きました。 明瞭な踏み跡は無く、所々ある獣路を利用しながら登りました。 2550mほどと早い地点からハイマツが出てきますが、南側斜面の樹林帯をトラバースしながら進み2650m付近で稜線上に大岩が見えた地点からハイマツ帯に突入しましたが、ここからは腰〜膝丈程度のハイマツ漕ぎで特に苦労する事なく大籠岳まで登れました。 |
その他周辺情報 | ◎湯島の湯 |
写真
感想
2週間前にyamabito689と計画していたものの雨で計画が流れ、今回こそは!と楽しみにしていた悪沢岳の藪尾根山行。
週間予報では悪くなかったけど、前日辺りから悪くなって前日のヤマテン予報では雨、、、
幕営地の条件、到着時間などを考えるとただの修行山行になってしまうので計画変更。
恐らく午後から停滞させられる。この条件でも楽しめそうな「池ノ沢池」に転進する事に。。。
5時に大門沢ゲート前をスタート。
林道から見る南嶺方向の空はまだ青空が出ていて「ミラクルあるか?」と期待しましたが、急登をヒーヒー言いながら登った大門沢下降点で爆風のお出迎え。
強風(+の合わせ技)が1番怖いと思っている自分にとって、雨よりもこんな爆風では稜線歩きしたくない。
ウィンドシェルを着て広河内岳へと向かう途中も風で身体が蹌踉きながら広河内岳山頂を見ると2人の人影が見える。
こんな天気でも南嶺に来る物好きもいるんだな〜なんて思いながら山頂に到着し風を避けて休憩している方にご挨拶すると、、、なんと!KFさんでした。
光岳小屋でお会いして以来ですから何年振りでしょう。
私の師匠であるone−hunterさんが他界して約1年。KFさんも親交があり影響を受けた1人だと思うので師匠が再び会えるよう導いてくれたのかもしれません。
ひさしぶりの再会が嬉しく握手をして近況などを話し楽しいひと時でした。
この環境下でこれ以上稜線ハイクは御免なので、最短ルートで池ノ沢へ下降。
谷に入ると次第に風は遮られ、秘境池ノ沢池は波を立てず鏡のようにひっそりと佇んでいました。
ここは初めてのyamabito689さんも美しい池に喜んでくれたようでした。
到着してゆっくりコーヒーでも飲みたい所ですが天候が怪しいので急いでタープ&ツェルトを設営。
設営完了と同時に雨が降り出すナイスタイミング! あの風で稜線は流石に食らいたくない。
タープとツェルトのサイズ感が最高で丁度良い前室があり、調理も問題無く出来ました。
池ノ沢池到着が正午。
ここからは夜まで飲んで食っての宴会!
不思議な事に雨で水面の浮遊物が無くなって水は更に澄んでいくではありませんか。
今回で3度目ですが、ここまで美しい池ノ沢池は初めて。
降り続く雨と池ノ沢池、、、濡れない屋根のある環境で美味しい酒とyamabito689さんが持ってきてくれた美味しい食材。
雨でも池ノ沢池ならば、、、と計画しましたが、昼からの停滞をこれほど充実して過ごせるとは思ってもいませんでした。
結局雨は夜中まで降り続き、0時頃1度止んで星が出たのを確認しましたが早朝に再び土砂降り。。。
◎2日目
今日は天気が良ければ南嶺を笹山まで南下して笹山尾根で下山、悪ければ大門沢下山の計画でしたが、6時くらいから急激に天候が回復して青空が見えはじめました。
朝食とyamabito689さんが淹れてくれた挽きたてコーヒーを飲み、池ノ沢池を後にして稜線まで私の悪趣味にお付き合いしてもらう事に。。。
ルートは池ノ沢池から大籠岳へと伸びる尾根。
私の知る限り資料はありませんが、比高も大した事ないしyamabito689さんは仙丈ヶ岳の鬼ハイマツも経験しているし基本的に体力お化けなので大丈夫でしょう!
やはり人の痕跡は皆無で獣達の踏み跡を探しながら登り定石通りハイマツ回避。
見上げた稜線は空が青く気持ち良さそうだ。
尾根上に白い岩場が見えたので深さを探りに登ると腰丈程度まで低くなっていたので、ここからはハイマツを漕いで稜線上を進み大籠岳へ。
短い尾根でしたが私にとっては貴重な1ルートとなりました。
ここからは南嶺の穏やかな稜線と東俣を挟んで塩見岳〜蝙蝠岳を見ながらのハイキング。
笹山に近づく頃にはガスが湧き天候は悪くなり次第に雨が降り出しましたが既に安全圏。
悪い予報だったのに、朝の時間だけでも晴天で景色を見れた事に感謝ですね。
足元に注意しながら下山します。
奈良田に着く頃には土砂降りになりましたが、大門沢ゲートまでのランニングには逆に好都合!
シャワーランを楽しんで今回の山行は終了です。
yamabito689さん、悪天候ながらもお付き合いありがとうございました!
私には到底真似できないyamabito689さんの怪記録↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4613428.html
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
それにしてもよくもまぁこれだけの料理が出てくること、洋食店と定食屋(気の効いた単語が浮かびません)の同時開業、そして食材歩荷して大門沢越えてと。
最近は以前にも増して山楽しそうですね。
そして!改めましておめでとうございます🎉 山ばっかり行ってちゃダメですよ。
池ノ沢池はアプローチ悪くないですしロケーションも抜群! 雨の日でも楽しめるレアな場所だと思います。
料理に関しては普段家で料理をしない為、簡単なものしか作れませんがシンプルで美味しいメニューを調べて何とか、、、程度なので友人の作るご馳走に比べてしまうと恥ずかしいレベルなんです。
以前より楽しいですよ!
強くて愉快な仲間が藪尾根を楽しみながら一緒に歩いてくれるのですから。私なんてクソレベルの猛者ばかりなので安全面でも心強いです。
登山が大好きな私にとって本当の意味での宝物です。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する